Reference Guide
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クラスタ SQL サーバーでのリソースグループの変更
1 つのクラスタノードに、リソースグループをいくつでも含めることができます。保護対象デ
ータソースをリソースグループに移動したり、リソースグループ間で移動したり、またはリソ
ースグループから除外した場合、保護ジョブが失敗する原因になります。リソースグループメ
ンバシップを適切に変更するには、次の手順に従ってください。
1. データソースの既存の保護を停止します。データソースは、保護対象コンピュータ上のシ
ングルデータソースとして保護グループに属すこともできますし、リソースグループのメ
ンバであるデータソースとして保護グループに属すこともできます。
2. その新しい状態に従って、つまり、保護対象サーバー上のシングルデータソースとして、
またはリソースグループのメンバであるデータソースとして、データソースの保護を開始
します。これにより、データソースに新しいレプリカが割り当てられます。
リソースグループグループの名前を変更すると、リソースグループ内のすべてのデータソース
の保護に影響します。リソースグループの名前を変更するには、次の手順に従います。
1. リソースグループの保護を停止します。
2. リソースグループの名前を変更します。
3. 新しい名前で、リソースグループの保護を再開します。
SQL サーバーデータの回復
SQL Server データを回復する場合は、次のオプションから選択できます。
• データベースを元の場所に回復する
• データベースを新しい名前で元の場所または SQL Server の別のインスタンスに回復する
• データベースを SQL Server の別のインスタンスに回復する
• データベースをネットワークフォルダにコピーする
• データベースをテープにコピーする
SQL Server 2000 データベースを SQL Server の別のインスタンスに回復する場合、新しいサ
ーバーの回復用パスが、ソースサーバー上で保護されていたときのデータベースのパスと同じ
である必要があります。たとえば、server1 上の D:\sample にある DB1 は、server2 上の
D:\sample にのみ回復できます。完全に新しいパスに回復したい場合は、高速完全バックアッ
プ(通常、1 日 1 コピー)のみ回復できます。
SQL Server 2005 データベースを SQL Server の別のインスタンスに回復する場合は、新しい
サーバーのどのパスにでもデータベースを回復できます。15 分に 1 回バックアップを行い、
ターゲット SQL Server に、過去のどのポイントにでも回復できます。
SQL Server 2000 と SQL Server 2005 の両方において、データベースの名前を変更して、元の
SQL インスタンスに回復できます。
Windows Server 2008 を実行するコンピュータ上の SQL Server のインスタンスから、
Windows Server 2003 を実行するコンピュータ上の SQL Server のインスタンスにデータベー
スを回復することはできません。
システムデータベースを SQL Server の別のインスタンスに回復することはできません。