Reference Guide
84
Windows SharePoint Services の管理タスクの実行
ここでは、保護対象の Windows SharePoint Services を実行しているサーバーの管理と初期
DPM 構成後の変更に関するガイドラインについて説明します。
本項の内容
Windows SharePoint Services のアップグレード
Windows SharePoint Services サーバーのドメイン移動
Windows SharePoint Services Server の名前を変更する方法
フロントエンド Web サーバーの変更
Windows SharePoint Services ファームへのデータベースの追加
Windows SharePoint Services ファームに対するサーバーの追加と削除
Windows SharePoint Services のアップグレード
構成データベース、コンテンツデータベース、および Windows SharePoint Services 2.0
(WSS 2.0)対応 Windows SharePoint Services ファームの一部であるその他のデータベース
やファイルなどの Windows SharePoint Services データは、SQL Server データベースとして
DPM によって完全に保護可能です。
WSS 2.0 データを SQL Server データベースとして保護しているときに WSS 3.0 または
Microsoft Office SharePoint Server 2007 へのアップグレードを行う場合には、データ保護を
再構成する必要があります。
Windows SharePoint Services 2.0 を Windows SharePoint Services 3.0 または
Microsoft Office SharePoint Server 2007 にアップグレードするには
1. SQL Server データベースとして保護している WSS 2.0 データの復旧ポイントを作成し
ます。
2. データの保護を停止します。このとき、レプリカを保持する オプションを選択します。
3. Windows SharePoint Services を実行しているコンピュータをアップグレードします。
4. アップグレードした Windows SharePoint Services ファームを、Windows SharePoint
Services データソースとして選択して、保護グループに追加します。
保持したレプリカ内のデータは回復用に使用可能な状態ですが、アップグレードした
Windows SharePoint Services ファームとは関連付けられていません。