Owners Manual

ホットスペア機能
お使いのシステムではホットスペア機能がサポートされており、電源ユニットの冗長性に関連する電力のオ
ーバーヘッドが著しく軽減されています。
ホットスペア機能を有効に設定すると、冗長電源ユニットがスリープ状態に切り替わります。アクティブな
電源ユニットが負荷の
100% を支えるため、効率良く使用されている状態です。スリープ状態の冗長電源ユニ
ットは、アクティブな電源ユニットの出力電圧を監視します。アクティブな電源ユニットの出力電圧が低下
すると、スリープ状態の冗長電源ユニットがアクティブな出力状態に戻ります。
両方の電源ユニットをアクティブにしておく方がスリープ状態の冗長電源ユニットを用意しておくよりも効
率が良い場合は、アクティブな電源ユニットはスリープ状態の電源ユニットをアクティブにすることもでき
ます。アクティブな電源ユニットの負荷が
50 パーセントを超えている場合には両方の電源ユニットをウェ
イクアップ状態にしておき、負荷が 20 パーセントを下回ると冗長電源ユニットをスリープ状態にすること
が、電源ユニットのデフォルト設定です。
ホットスペア機能の設定は、iDRAC
設定を使用して行います。iDRAC 設定の詳細については、support.dell.com/
manuals SoftwareSystems ManagementDell Remote Access Controllers (ソフトウェア システム管理
Dell Remote Access Controllers)の順にクリックして進み、iDRAC7 の『ユーザーズガイド』を参照してくだ
さい。
電源装置の取り外し
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可
されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によ
ってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていない
修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全に
お使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。
注意: 冗長電源が装備されたシステムでも、電源が入った状態で一度に取り外し、取り付けができる電源
装置は、1 台だけです。
1.
電源から電源ケーブルを外します。
2.
電源ユニットから電源ケーブルを外し、システムケーブルを束ねて固定しているストラップを外します。
メモ: 電源ユニットの取り外しに支障がある場合は、ラッチを外してオプションのケーブルマネージ
メントアームを持ち上げる必要があります。ケーブルマネージメントアームの詳細については、シ
ステムのラックに関するマニュアルを参照してください。
3.
リリースラッチを押し、電源ユニットをまっすぐに引き出して、配電基板から外し、シャーシから取り
出します。
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