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ステータス LED を使用するエラー状態の解釈
次の表では、ドライブが動作モードになっていてエラーが発生した場合のステータス LED の解釈について説明します。エラーがない場合の LED 状態の
解釈について詳しくは、『概要』セクションの表 2 動作モードのステータス LED の解釈 (エラーなし) を参照してください。
表 3. 動作モードのステータス LED の解釈 (エラー状態)
す。作動可能 LED ( ) が点灯したら、アンロード・ボタンを押してカートリッジを排出します
。
l テープ・カートリッジが正しく挿入されなかった。カートリッジを正しく挿入するには、『テープ・カ
ートリッジのロード』を参照してください。
l テープ・カートリッジに問題がある。別のテープ・カートリッジを挿入してください。複数のカートリ
ッジで問題が起こる場合は、ドライブに問題があります。障害のあるドライブを新しいドライブと
取り替えてください。
l ドライブに電源が供給されていない。電源をドライブに接続します (『電源を接続して、ドライブ
への電源供給をテストする』を参照)。
ドライブがテープ・カートリッジをアンロードしな
い。
テープ・カートリッジが詰まっているか、壊れています。アンロード・ボタンを押します。カートリッジが
排出されない場合、アンロード・ボタンを 12 秒間押してドライブをリセットします。ドライブはダンプを
RAM に保管し、リブートしてから、カートリッジをテープ開始点まで巻き戻します。カートリッジが最後
まで巻き取られている場合は、最大 10 分間かかります。カートリッジが開始点に戻ったら、再びアン
ロード・アンロードを押してカートリッジを排出します。詳しくは、『手動でのテープ・カートリッジの取り
外し』を参照してください。それでもカートリッジが排出されない場合は、ドライブの電源をオフにして
から、オンに戻します。これにより、リセットと同じ手順が開始されます。リセットと同じプロセスに従っ
てください。それでもテープ・カートリッジを排出できない場合は、カスタマー・サポート要員に連絡して
ください。
サーバー・コンソールでの SCSI ログ・センス・デ
ータ (TapeAlert フラグなど)
『TapeAlert フラグ』を参照してください。
サーバーが SCSI の問題 (選択やコマンドのタイ
ムアウト、またはパリティー・エラーなど) を通知し
た。
『システムによって通知される問題の解決』を参照してください。
ドライブがサーバー・コマンドに応答しない。
ドライブのアンロード・ボタンを 12 秒間押したままにして、強制的にドライブのダンプを取ります。ドラ
イブは、ダンプを保管してからリブートし、ドライブへの通信を可能にします。電源をサイクル (オフに
してまたオンにすること) しないでください。そうすると、ダンプの内容が消去されてしまいます。
LED アイ
コン
クリーニン
グ・カート
リッジがロ
ード済み
で、クリー
ニングは
失敗した
回復不能
のドライブ
障害
2
、ド
ライブにカ
ートリッジ
は入って
いない
回復不能
のドライブ
障害
2
、ド
ライブにカ
ートリッジ
が入って
いる
回復不能
のドライブ
障害
2
、ド
ライブにカ
ートリッジ
は入って
いない、ド
ライブのク
リーニング
が必要
1
回復不能
のドライブ
障害
2
、ド
ライブにカ
ートリッジ
が入って
いる、ドラ
イブのクリ
ーニング
が必要
1
ファームウ
ェア・ダウ
ンロード/
アップグレ
ードの失
敗
ファームウ
ェア・ダウ
ンロード/
アップグレ
ードの失
敗、ドライ
ブのクリー
ニングが
必要
1
操作温度
の上限の
超過
3
操作温度
の上限の
超過
3
、ド
ライブのク
リーニング
が必要
1
メディア障
害
ドライブに
誤ったメデ
ィアが挿入
された
1
こはく色に点灯したままのクリーニング LED は、ドライブのクリーニングが必要であることを示します。大半の場合、ドライブはそのまま機能します
が、可能な限り早くクリーニングを行ってください。
2
障害 LED の明滅は、回復不能エラーを示します。回復不能エラーは、イニシエーター、オペレーター、または保守の介入がない限り、ドライブが機能
できなくなるエラー状態です。回復不能のカートリッジ (メディア) 障害は、多くの場合は障害のあるカートリッジ、メディア、またはカートリッジの状態に原
因があり、明滅する LED をクリアするにはドライブがカートリッジを排出する (可能な場合) 必要があります。回復不能のドライブ障害は、多くの場合は
ハードウェア・エラー状態に原因があります。「障害」LED の明滅をクリアするには、以下のいずれか 1 つの処置を実行する必要があります。
l 緊急時のカートリッジ排出機能を実行します (表 1 を参照)。
l ドライブの電源をサイクルします。
l ファームウェア・ダウンロードを再試行します。