Users Guide
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テープ・ドライブのセットアップ: Dell
TM
PowerVault
TM
LTO5-140HH テープ・ドライブ ユーザーズ・
ガイド
事前に取り付け済みの内蔵ドライブ
内蔵ドライブの取り付け
外付けドライブの取り付け
デバイス・ドライバーのロード
ドライブ操作の検証
事前に取り付け済みの内蔵ドライブ
Dell は、システムの一部として出荷される内蔵テープ・ドライブの取り付けおよびセットアップを行っています。ご使用のシステムにテープ・バックアップ・ソ
フトウェアが付属している場合は、そのソフトウェアに組み込まれたインストール手順を参照してください。
サポートされる最新のソフトウェア・バージョンについては、 Dell サポート・ウェブ・サイト support.dell.com を参照するか、バックアップ・ソフトウェア・ベ
ンダーのサポート・サイトを参照してください。
内蔵ドライブの取り付け
内蔵テープ・ドライブが事前に取り付けられていない場合の取り付け手順は、以下のセクションで説明します。
ドライブの取り付け - 前提条件
Dell PowerVault LTO5-140HH テープ・ドライブは、600 MB/秒のバースト転送速度を持つ 6 Gb の SAS デバイスです。このテープ・ドライブには、専用
の SAS ホスト・バス・アダプターを使用することをお勧めします。
ベイの取り 付け
PowerVault LTO5-140HH テープ・ドライブを取り付けるためには、業界標準 5 1/4 インチのハーフハイト・ベイが 1 つ必要です。ドライブは、水平または
垂直に取り付けることができます。
ドライブの取り付けおよび構成は、ご使用のシステムの Dell の資料に記載された手順に従ってください。
ハードウェアの取り 付け
ほとんどのシステムでは、テープ・ドライブの取り付けにトレイまたはレールを使用します。取り付け用のハードウェアを事前に取り付けておけば、取り付
けベイにドライブを簡単に挿入することができます。一部のシステムでは、スライド機構やレールを使用せずに、ねじでドライブを直接固定します。
ドライブの取り付け - ステップバイステップの説明
ステップ 1 - ドライブをアンパックする
テープ・ドライブをアンパックして、配送箱を保管します。保守のために装置を戻すとき、この配送箱が必要になる場合があるためです。
アンパック時のドライブの温度が操作環境の温度 (空気取り入れ口の近くにあるベゼルの前で測定。 図 6 の番号 1 を参照) と異なる場合は、環境に
慣らすために一定の時間が必要です。推奨される時間は、ドライブがアンパックされてから 4 時間、または結露が蒸発してから 1 時間のいずれか長い
方です。ドライブを新しい環境に合わせるには、以下の項目を調べてください。
l ドライブが操作環境よりも冷えていて、空気中の湿度が高い場合には、ドライブに結露が発生して損傷を与える場合があります。ドライブが操作温
度範囲 (10 ℃ より高い温度) まで温まっていて、結露の危険性がない (空気が乾いている) 場合は、ドライブの電源を 30 分間入れておくことによ
って、より速くドライブを温められます。データが入っているテープを挿入する前に、スクラッチ・テープを使用してドライブをテストしてください。
l ドライブが操作環境よりも熱い場合は、テープがドライブ・ヘッドに張り付くことがあります。ドライブが操作環境範囲 (40 ℃ よりも低い温度) まで冷
えているときには、30 分間空気をあてておくことによって、より速くドライブが冷やされます。ドライブの電源をオンにし、スクラッチ・テープを使用し
てドライブをテストしてから、データが入っているテープを挿入してください。
ドライブの温度が推奨される操作範囲内かどうか、湿度が結露を起こす高さかどうかが不明な場合は、4 時間完全にドライブを新しい環境に慣らしてく
ださい。
図 6. 空気取り入れ口