Users Guide
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トラブルシューティング: Dell
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PowerVault
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LTO5-140HH テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド
ドライバーおよびファームウェアのアップグレードの入手
診断または保守機能の選択
一般ガイドライン
エラーおよびメッセージの受け取り方
説明および修正処置
SAS 接続問題の修正
メディアに関連した問題の解決
内蔵 SAS ドライブの取り外し
TapeAlert
テープ・カートリッジのリカバリー
ドライバーおよびファームウェアのアップグレードの入手
ファームウェアの最新バージョンについては、Dell サポート・ウェブ・サイト support.dell.com を参照してください。
診断または保守機能の選択
テープ・ドライブは、診断プログラムを実行し、書き込み/読み取り機能をテストして、問題があると思われるテープ・カートリッジをテストし、他の診断およ
び保守機能を実行することができます。ドライブでこれらの機能を実行するには、保守モードにする必要があります。ドライブを保守モードにして、診断ま
たは保守機能を選択するには、表 3 を参照してください。
表 3. 診断および保守機能コードおよび説明
注意: ファームウェアを更新するときには、更新が完了するまではテープ・ドライブの電源を切らないでください。電源を
切ると、ファームウェアが失われるおそれがあります。
注: このテープ・ドライブのホスト・インターフェースは SAS (Serial Attached SCSI) です。このインターフェースによりテープ・ドライブへの SCSI プ
ロトコルが提示されます。このユーザーズ・ガイドでは、SCSI に言及する場合は SCSI プロトコルを指しており、SCSI プロトコルが伝送されるシ
リアル・インターフェースを指しているわけではありません。
注: 保守機能は、読み取り操作や書き込み操作と並行して実行できません。保守モードのときには、テープ・ドライブはシステムからの SCSI コマ
ンドを受け入れません。保守モードにする前に、すべてのテープ・ドライブ・アプリケーションを終了してください。
機能コード 1 - テープ・ドライブの診断プログラムの実行
テープ・ドライブの自己診断テストを実行します。
重要: このテスト用には、スクラッチ・データ・カートリッジのみを挿入してください。カートリッジのデータは上書きされます。
1. カートリッジがドライブに入っていないことを確認します。
2. 2 秒以内の間隔で、排出ボタンを 3 回押します。障害 LED がこはく色に点灯します。つまり、ドライブが保守モードになっていることを意味しま
す。
3. 1 文字ディスプレイに が表示されるまで、1 秒ごとに 1 回排出ボタンを押します。 が表示されなくなったら、再表示されるまで排出ボタン
を押し続けてください。
4. 機能を選択するには、排出ボタンを 3 秒間押したままにします。機能を選択すると、 が明滅し、ドライブは約 90 秒間診断プログラムを実行
します。その後で が明滅します。 が明滅したら、ドライブにカートリッジを挿入します。
5. 60 秒以内に、書き込み保護されていないスクラッチ・データ・カートリッジを挿入します。
カートリッジを挿入すると、 が明滅し、テストが開始します。
¡ 診断テストの実行には約 5 分かかります。テープ・ドライブはテスト中にカートリッジをアンロードしてロードします。カートリッジが最初にア
ンロードされたとき、取り外さないでください。テストが完了するまで待ちます。
注: カートリッジのロードまでに 60 秒を経過すると、ドライブは保守モードを自動的に終了します。 書き込み保護されているカ
ートリッジを挿入すると、テープ・ドライブは を表示して、手動で排出するまでそのカートリッジを保持します。カートリッジが
排出され取り外されると、テープ・ドライブは保守モードを終了します。