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テープ・カートリッジのリカバリー
問題判別手順で問題の原因としてテープ・ドライブが識別された場合で、排出ボタンを使用してテープ・カートリッジを排出できない場合は、以下のステッ
プを実行し、ドライブをリセットしてカートリッジをリカバリーしてください。
1. 排出ボタンを 10 秒間押したままにして、10 秒たったらリリースします。
¡ 障害 LED が点灯し、ドライブがハードウェア・テスト・プロセスを開始します。
¡ ハードウェア・テストが完了すると、作動可能/アクティビティー LED が点灯します。
¡ カートリッジがドライブ内にある場合、作動可能/アクティビティー LED は、カートリッジが巻き戻されるまで緑色で明滅します。
¡ 巻き戻しが完了し、テープ・ドライブが作動可能になると、作動可能/アクティビティー LED が点灯します。
2. カートリッジを取り出すには、排出ボタンをもう 1 回押します。それでもテープ・カートリッジを排出できない場合は、トレーニングを受けたサービス
担当者に支援を依頼してください。
22
16h
Expired clean (クリーニング
の期限切れ)
有効期限が切れたクリーニング・カ
ートリッジがテープ・ドライブによって
検出されると、セットされます。
クリーニング・カートリッジを取り替えてください。
23
17h
Invalid cleaning tape (無効
クリーニング・テープ)
ドライブはクリーニング・カートリッジ
を要求したが、ロードされたカートリ
ッジがクリーニング・カートリッジでは
なかったときに、セットされます。
有効なクリーニング・カートリッジを使用してください。
30
1Eh
Hardware A (ハードウェア
A)
リカバリーのために、テープ・ドライ
ブをリセットする必要があるハードウ
ェア障害が起こると、セットされま
す。
ドライブをリセットしてもエラーをリカバリーできなければ、1 文字
ディスプレイからのエラー・コード、ライブラリー・ユーザー・インタ
ーフェース、または SCSI ドライブ・センス・データを使用してくださ
い。『説明および修正処置』を参照してください。
31
1Fh
Hardware B (ハードウェア
B)
テープ・ドライブが内部の自己診断
テストに失敗すると、セットされます
。
1 文字ディスプレイ上のエラー・コード、ライブラリー・ユーザー・イ
ンターフェース、または SCSI ドライブ・センス・データを使用してく
ださい。『説明および修正処置』を参照してください。
32
20h
インターフェース
テープ・ドライブで、SCSI または LDI
(RS-422) インターフェースの問題が
検出されると、セットされます。
『説明および修正処置』でエラー・コード 8 または 9 を探してくださ
い。
33
21h
Eject media (メディアの排
出)
ドライブからカートリッジをアンロード
する必要がある障害が起こると、セ
ットされます。
テープ・カートリッジをアンロードして、再ロードしてください。
34
22h
Download fail (ダウンロード
障害)
FMR (フィールド・マイクロコード交
換) イメージが、SAS インターフェー
ス経由でテープ・ドライブに正常にダ
ウンロードできないときに、セットさ
れます。
それが正しいイメージであるか確認します。FMR イメージを再び
ダウンロードしてください。
36
24h
Drive temperature (ドライ
ブの温度)
ドライブの温度センサーによって、ド
ライブの温度が、システムの推奨温
度を超えていることが示されると、セ
ットされます (『仕様』を参照)。
『説明および修正処置』のエラー・コード 1 を参照してください。
37
25h
Drive voltage (ドライブの電
圧)
外部から供給される電圧が指定の
電圧の許容範囲外に近づいている
か電圧の限界を超えていることがド
ライブによって検出されると、セットさ
れます (『仕様』を参照)。
『説明および修正処置』のエラー・コード 2 を参照してください。
39
27h
Diagnostics required (診断
プログラムが必須)
ドライブで、問題を分離するために
診断プログラムが必要な障害が検
出されると、セットされます。
『説明および修正処置』のエラー・コード 6 を参照してください。
51
33h
Tape directory invalid at
unload (アンロードの際のテ
ープ・ディレクトリーの誤り)
アンロードされたテープ・カートリッジ
上のテープ・ディレクトリーが壊れて
いると、セットされます。ファイル検
索効率が低下します。
すべてのデータを読み取ってテープ・ディレクトリーを再作成してく
ださい。
52
34h
Tape system area write
failure (テープ・システム域
の書き込みの失敗)
アンロードされたテープ・カートリッジ
がそのシステム域に正常に書き込
みできなかった場合に、セットされま
す。
データを別のテープ・カートリッジにコピーして、古いカートリッジを
廃棄してください。
53
35h
Tape system area read
failure (テープ・システム域
の読み取りの失敗)
ロード時にテープ・システム域から正
常に読み取られなかった場合に、セ
ットされます。
データを別のテープ・カートリッジにコピーして、古いカートリッジを
廃棄してください。
注: 巻き戻しプロセスが完了するには、少なくとも 10 分かかります。
注意: トレーニングを受けたサービス担当者以外は、修理のためにドライブを開かないでください。そのようにすると、保証が無効になります。