Users Guide
詳細な点検の実施
l カートリッジの梱包を点検して、乱暴に扱われていないか調べます。
l カートリッジを点検するときには、カートリッジ ドアだけを開きます。カートリッジ ケースの他の部分は開かないでください。ケースの上部と下部は
ねじで留められています。これらを分離するとカートリッジが使えなくなります。
l カートリッジを使用または保管する前にカートリッジに損傷がないか点検します。
l カートリッジの背面 (テープのロード コンパートメントに最初にロードする部分) を点検して、カートリッジ ケースの継ぎ目にギャップがないことを確
認します。継ぎ目にギャップがある場合には、リーダー ピンが外れている可能性があります。
l リーダー ピンが正しく取り付けられているか調べます。
l カートリッジの取り扱いを誤ったと思えるが、使用できるように見える場合は、データをリカバリーできるようにするために、即時にすべてのデータ
を良好なカートリッジにコピーします。取り扱いを誤ったカートリッジは廃棄してください。
l 取り扱いおよび輸送手順を確認します。
カートリッジを慎重に扱う
l カートリッジを落とさないように。カートリッジを落とした場合は、カートリッジのドアを後ろにスライドして、リーダー ピンがピンの保持スプリング クリ
ップに正しく収まっているか確認してください。
l カートリッジの外側に出ているテープには触れないこと。テープに触れると、テープの表面やエッジの部分に損傷を与えるおそれがあります。これ
は、読み取りや書き込みの信頼性を損なうことにつながります。カートリッジの外側に出ているテープを引っ張ると、テープとカートリッジのブレーキ
機構に損傷を与えるおそれがあります。
l 6 個を超えるカートリッジを積み重ねないこと。
l 再利用する予定のカートリッジは消磁しないこと。消磁するとテープが使用できなくなります。
テープ機構のクリーニング
Dell PowerVault LTO5-140HH ドライブは、クリーニングが少なくて済むように開発されています。テープ・ドライブは、ドライブのクリーニングが必要にな
ると 1 文字ディスプレイに C を表示し、障害 LED をこはく色で明滅させます。C が表示されたら、クリーニング カートリッジだけをテープ ドライブに挿入
します。
各テープ ドライブには、LTO Ultrium ユニバーサル クリーニング カートリッジが提供されています。ヘッドのクリーニングに綿棒またはその他のものを
使
わないでください。
クリーニング カートリッジは、特殊なテープを使用してテープ ヘッドをクリーニングします。
ユニバーサル・クリーニング・カートリッジは、一般的に 50 回 (製造元によって回数は異なります) のクリーニング操作が可能です。 50 回を超えてクリー
ニング操作したクリーニング・カートリッジを使用すると、エラー・コード 7 が表示されます。クリーニング カートリッジを排出し、新しいクリーニング カート
リッジに取り替えてください。
LTO Ultrium ユニバーサル クリーニング カートリッジを使用するには、次の手順を行います。
1. クリーニング・カートリッジをテープ・ドライブに挿入します。テープ ドライブは自動的にクリーニングを実行します。クリーニングが終わると、ドライブ
はカートリッジを排出します。
2. ドライブからクリーニング・カートリッジを取り出します。
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相対湿度 (結露なし)
10% - 80%
20% - 80%
20% - 50%
5% - 80%
最大湿球温度
26°C
(79°F)
26°C
(79°F)
26°C
(79°F)
26°C
(79°F)
注:
1. 通常保管は 1 年未満の保管のことです。
2. 長期保管は 1 から 10 年の保管のことです。
注意: 「Universal」(ユニバーサル) というラベルが付いた LTO クリーニング カートリッジだけを使用してください。 Generation 5 テープ・ドライブは、
LTO Ultrium ユニバーサル・クリーニング・カートリッジとのみ互換性があります。他のタイプのクリーニング カートリッジまたは方式を使用すると、ド
ライブの読取/書込ヘッドに損傷を与えるおそれがあります。他のタイプのクリーニング カートリッジをロードすると、テープ ドライブは SCD に 7 を
表示して、排出ボタンを押して手動で排出するまで、そのカートリッジをドライブ内に保持します。