Dell™ PowerVault™ MD1120 ストレージエンクロージャ ハードウェアオーナーズマニュアル w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
メモ、注意、警告 メモ：メモ：コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明し ています。 注意：注意：ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その 危険を回避するための方法を説明しています。 警告：警告：物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があるこ とを示しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. からの書面による許可なしには、いかなる方法においてもこのマニュアルの 複写、転載することを禁じます。 本書に使用されている商標：Dell、DELL ロゴ、PowerEdge、PowerVault および OpenManage は Dell Inc. の商標です。Microsoft および Windows は米国その他の国に おける Microsoft Corporation の商標または登録商標です。 本書では、必要に応じて上記以外の商標や会社名が使用されている場合がありますが、 それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc.
目次 1 システムについて その他の情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 エンクロージャベゼルのインジケータ . . . . . . . . 前面パネルインジケータおよびその機能 . . . . . 物理ディスクキャリア LED インジケータ 背面パネルインジケータおよびその機能 12 . . . . . 14 . . 15 . . . . 20 20 . . . . . . . . . 21 . . . . . . . . . . . . . . . 23 電源ユニットと冷却ファンの機能 2 ストレージエンクロージャの操作 作業を開始する前に 10 . . エンクロージャ管理モジュール（EMM）. 2 台の EMM を取り付けた場合のエンク ロージャのフェイルオーバー . . . . . . . EMM 温度感知シャットダウン . . . . . . . エンクロージャアラーム 8 . . . . .
3 エンクロージャコンポーネン トの取り付け . . . . . . . . . . . . . 推奨するツール . . . . . . . . . 33 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33 前面ベゼルの取り外しと取り付け . . . . . . . . . 物理ディスクの取り外しと取り付け . . . . . . . . エンクロージャから物理ディスク を取り外す方法 . . . . . . . . . . . 物理ディスクをエンクロージャに 取り付ける方法 . . . . . . . . . . . 35 . . . . . . . 36 . . . . . . . . . . . . . 38 . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 41 . . . . . . . . . . . . . . . . . EMM モジュールカバーの空のベイ への取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
4 エンクロージャのトラブルシ ューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51 . . . . . . . . . . . . . . . . 51 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51 作業にあたっての注意 起動ルーチン . 通信異常のトラブルシューティング . . . . . . . . 52 外部接続のトラブルシューティング . . . . . . . . 54 エンクロージャが濡れた場合のトラブ ルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54 エンクロージャが損傷した場合のトラ ブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . 55 . . . . . 56 エンクロージャ冷却問題のトラブルシ ューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57 ファンのトラブルシューティング . . . . .
目次
システムについて エンクロージャには、2 ユニット（3 U）ラック取り付け型の外付けスト レージシャーシが装備されています。このストレージシャーシには、 3.0 Gbps のシリアル接続 SCSI（SAS）物理ディスク（2.
メモ：アップデートには他の文書の内容を差し替える情報が含まれ ている場合がよくありますので、support.dell.
表 1-1 前面ベゼルのインジケータ 項目 LED インジケータ LED ア イコン 1 スプリットモード （緑色） 状態 点灯している場合は、 エンクロージャがス プリットモードになっていることを示しま す。 点灯していない場合は統合モードです。 両方のモードの詳細については、18 ページ の「統合モードとスプリットモード」を参照 してください。 2 電源（緑色） 点灯している場合は、 少なくとも 1 台の電 源ユニットがエンクロージャに電力を供給 しています。 3 エンクロージャス テータス（青色 / 黄色） 黄色の点灯：電源がオンで、 エンクロージャ はリセット状態です。 青色の点灯：電源がオンで、 エンクロージャ は正常な状態です。 青色の点滅：ホストサーバーがエンクロー ジャを識別中です。 黄色の点滅：エンクロージャに障害が発生 しています。 システムについて 9
前面パネルインジケータおよびその機能 エンクロージャの前面パネル上の LED インジケータおよびコンポーネン トを 図 1-2 に示します（オプションのロックベゼルは図外）。表 1-2 には、 それぞれが意味する状態と機能を一覧表示します。 図 1-2 前面パネルの機能 4 3 5 6 2 1 7 1 10 スプリットモード LED 2 電源 LED 3 エンクロージャステータス LED 4 物理ディスクアクティビティ LED 5 物理ディスクステータス LED 6 物理ディスク（24） 7 エンクロージャモードスイッチ システムについて
表 1-2 前面パネルのコンポーネント コンポーネント エンクロージャス テータス LED （青 / 黄色） アイコン 状態 黄色の点灯：電源がオンで、エンクロージャ はリセット状態です。 青色の点灯：電源がオンで、エンクロージャ は正常な状態です。 青色の点滅：ホストサーバーがエンクロー ジャを識別中です。 黄色の点滅：エンクロージャに障害が発生し ています。 電源 LED （緑色） 点灯している場合は、 少なくとも 1 台の電源 ユニットがエンクロージャに電力を供給し ています。 スプリットモード LED （緑色） 点灯している場合は、エンクロージャがス プリットモード構成になっていることを 示します。点灯していない場合は統合モー ドです。詳細については、18 ページの「統合 モードとスプリットモード」を参照してく ださい。 エンクロージャモー ドスイッチ 電源オンの一番上の位置にセットすると、 エ ンクロージャの構成は統合モードになりま す。電源オンの一番下の位置にセットすると スプリットモードになります。 メモ：このスイッチは電源を入れる前に セットする必要があります。電源を入れた後 で
物理ディスクキャリア LED インジケータ エンクロージャ内の各物理ディスクキャリアには、アクティビティ LED （緑色）と 2 色（緑色 / 黄色）のステータス LED という 2 つの LED があり ます（図 1-3 を参照）。アクティビティ LED は物理ディスクへのアクセス 中に点滅します。ステータス LED の点滅パターンのリストを 表 1-3 に示 します。 図 1-3 物理ディスクキャリア LED インジケータ 2 1 1 12 アクティビティ LED システムについて 2 ステータス LED
表 1-3 物理ディスクキャリアステータス LED LED 説明 消灯 スロットが空、サーバーがまだ物理ディスクを 認識していない、または取り付けられている物 理ディスクはサポートされていない 緑色の点灯 物理ディスクがオンライン 緑色の点滅 （250 ミリ秒 [ms]） 物理ディスクの識別中または取り外し準備中 緑色の点滅 400 ms オン 100 ms オフ 物理ディスクのリビルド中 黄色の点滅 （125 ms） 物理ディスクに障害が発生 緑色 / 黄色の点滅 緑色が 500 ms オン 黄色が 500 ms オン 1000 ms オフ 物理ディスクの障害予測を報告 緑色 / 黄色の点滅 緑色が 3000 ms オン 3000 ms オフ 黄色が 3000 ms オン 3000 ms オフ ユーザーの操作またはその他の障害以外の状況 で、物理ディスクがスピンダウン システムについて 13
背面パネルインジケータおよびその機能 図 1-4 には、EMM（エンクロージャ管理モジュール）と両方の電源ユ ニット / 冷却ファンモジュールの両方を含むフル搭載のエンクロージャ の背面パネルの機能を示します。エンクロージャには少なくとも 1 台の EMM を取り付ける必要があります。EMM を 1 台のみ取り付ける場合は、 プライマリ EMM ベイ（エンクロージャの背面から見て左側）に取り付 け、セカンダリ EMM ベイにはブランクモジュールカバーを取り付けてく ださい（41 ページの「EMM モジュールカバーの空のベイへの取り付け」 を参照）。電源ユニット / 冷却ファンモジュールはどちらも取り付 ける必要があります。ただし、電源ユニット / 冷却ファンモジュールが 一時的に 1 台だけでもエンクロージャは稼動できます。詳細については、 21 ページの「電源ユニットと冷却ファンの機能」を参照してくだ さい。 図 1-4 背面パネルの機能 2 1 3 14 1 プライマリ EMM 3 電源ユニット / 冷却ファンモジュール（2） システムについて 2 セカンダリ EMM
エンクロージャ管理モジュール（EMM） 各 EMM により、お使いのエンクロージャに以下のデータパスおよびエン クロージャ管理機能が提供されます。 • エンクロージャの環境要素の監視と制御（温度、ファン、電源ユ ニット、およびエンクロージャの LED） • 物理ディスクへのアクセス制御 • エンクロージャの属性と状態をホストサーバーに通信 メモ：エンクロージャには少なくとも 1 台の EMM を取り付ける必要 があります。EMM を 1 台のみ取り付ける場合は、プライマリ EMM ベ イ（図 1-4 を参照）に取り付け、セカンダリ EMM ベイ（41 ページの 「EMM モジュールカバーの空のベイへの取り付け」を参照）にブラン クモジュールカバーを取り付けてください。 図 1-5 は、EMM 1 台の構成をエンクロージャの背面から見た図です。 EMM は、エンクロージャ内ミッドプレーンを介してエンクロージャに接 続します（38 ページの「EMM の取り外しと取り付け」を参照）。EMM のコネクタとコンポーネントを 図 1-5 に示します。コネクタとコンポー ネントは次のとおりです。 • デバッ
表 1-4 EMM のコンポーネントの機能 項目 コンポーネント アイコン 機能 1 デバッグポート 工場 / テクニカルサポート専用。 2 SAS ポート（入力） In ホストまたは次のアップチェーン拡張エ ンクロージャへのケーブル接続を可能に する SAS 接続を提供（統合モードのみ） 。 3 4 5 16 入力ポートリンク のステータス LED （緑色 / 黄色） SAS ポート（出力） Out 出力ポートリンク のステータス LED （緑色 / 黄色） システムについて 緑色：ポートへのリンクはすべて接続さ れています。 黄色：ポートへのリンクに接続されてい ないものが少なくとも 1 つあります。 消灯：インタフェースがアクティブに なっていません。 デイジーチェーンで次のダウンチェーン 拡張エンクロージャへのケーブル接続を 可能にする SAS 接続を提供 （統合モード のみ）。 メモ：エンクロージャがスプリットモー ドで実行中の場合、SAS 出力ポートは無 効です。詳細については、25 ページの 「ストレージエンクロージャの操作」を参 照してください。 緑色：ポート
表 1-4 EMM のコンポーネントの機能 （続き） 項目 コンポーネント 6 EMM ステータス LED （緑色 / 黄色） アイコン 機能 緑色の点灯：EMM は正常に機能してい ます。 黄色の点灯：エンクロージャが起動しな かったか、または適切に設定されていま せん。 消灯：EMM が起動しなかったか、適切に 設定されていないか、または EMM と サーバーとの通信が中断しています。 緑色の点滅 （250 ms） ：ファームウェアの ダウンロードが進行中。 黄色の点滅 （250 ms オン、 250 ms オフ [1 回]; 1000 ms オフ） ：SAS エキスパン ダとエンクロージャプロセッサの通信が 確立できませんでした。 黄色の点滅 （250 ms オン、 250 ms オフ [2 回]; 1000 ms オフ） ：エンクロージャ プロセッサがエンクロージャデバイスと 通信できません。 黄色の点滅 （250 ms オン、 250 ms オフ [3 回]; 1000 ms オフ） ：SAS エキスパン ダが正しく設定されていません。 黄色の点滅 （250 ms オン、 250 ms オフ
統合モードとスプリットモード エンクロージャは、次の 2 つのいずれかのモードで使用できます。 • 統合 • スプリット 統合モードでは、SAS ホストは 1 台の EMM を介してエンクロージャ内の 最大 24 台の物理ディスクと、または、デイジーチェーンで接続された 3 台のエンクロージャ内の最大 72 台の物理ディスクと通信できます。スプ リットモードでは、エンクロージャは 2 つの仮想グループに分割され、 最大 12 台の連続する物理ディスク（スロット 12 ～ 23）がプライマリ EMM（左側）によって制御されます。残りの物理ディスク（スロット 0 ～ 11）は、セカンダリ EMM（右側）によって制御されます。電源を入 れる前に、エンクロージャの前面パネルのエンクロージャモードスイッチ を使用していずれかのモードを選択する必要があります（図 1-2 を参照）。 メモ：MD1120 ホストベースの RAID ソリューションでは、クラスタリン グはサポートされていません。 図 1-6 には、スプリットモードと統合モードのそれぞれについて、制御の 割り当てを示します。 18 システムについて
図 1-6 スプリットモードと統合モードのそれぞれにおける物理ディスクスロッ トの割り当て スプリットモードにおける EMM 制御 統合モードにおける EMM 制御 メモ：エンクロージャモードを変更するには、エンクロージャの電源を 入れる前にエンクロージャモードスイッチの位置を変更する必要がありま す。エンクロージャの電源がオンの状態でスイッチの位置を変更しても、 エンクロージャを再起動するまではエンクロージャの動作は影響を受けま せん。 プライマリ EMM とセカンダリ EMM の役割の詳細については、25 ペー ジの「ストレージエンクロージャの操作」を参照してください。 システムについて 19
2 台の EMM を取り付けた場合のエンクロージャのフェイ ルオーバー 2 台の EMM を取り付けた場合、一定のフェイルオーバーが可能になり ます。EMM に障害が発生した場合、エンクロージャの要素の制御と監視 を 1 台の EMM から別の EMM に転送できます。1 台の EMM とそのピア との間で通信が中断すると必ず、フェイルオーバーが発生します。 ピア EMM に障害が発生すると、正常に動作している EMM が障害の発生 した EMM の黄色のステータス LED をオンにし、リセット状態に保ちま す。正常に動作している EMM は、警報音、エンクロージャの LED、電源 ユニット、およびファンの監視と制御を含め、エンクロージャ管理の責任 を引き受けます。 フェイルオーバーには、障害の発生した EMM によって制御されていた物 理ディスクの接続を保つ機能は含まれません。障害の発生した EMM を交 換した場合、別のフェイルオーバーイベントを誘発する別の障害が発生す るか、または電源サイクルが行われない限り、エンクロージャ管理機能は 交換した EMM に自動的には戻りません。 EMM 温度感知シャッ
電源ユニットと冷却ファンの機能 お使いのストレージエンクロージャは、2 台の内蔵、ホットプラグ対応電 源ユニット / 冷却ファンモジュールをサポートします。各モジュールに は、4 台の別々の冷却ファンが搭載されています。温度の上昇を確実に防 ぐには、両方のモジュールを取り付ける必要があります。エンクロージャ の過熱を防ぐには、冷却ファンの少なくとも 7 つが動作している必要が あります。 警告：電源ユニット / 冷却ファンモジュールは、電源が入っているエンク ロージャから取り外すことができます。ただし、過熱時にはエンクロー ジャがシャットダウンします。 電源ユニット / 冷却ファンモジュールは、エンクロージャの電源を切らず に交換できます。モジュールの取り外しと取り付けの詳細については、 43 ページの「電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り外しと取り付 け」を参照してください。 電源ユニット / 冷却ファンモジュールの機能と LED インジケータを 図 1-7 に示します。表 1-5 には、LED インジケータの説明のリストを示し ます。 図 1-7 電源ユニットおよび冷却ファンモジュールの機能およ
表 1-5 電源ユニット / 冷却ファンモジュールの LED インジケータ LED のタイプ LED の色 DC 電源 緑色 LED アイコン 機能 点灯：DC 出力電圧は仕様の範囲 内です。 消灯：電力も電圧も仕様の範囲 を外れていません。 電源ユニット / 黄色 冷却ファンの 障害 点灯：DC 出力電圧が仕様の範囲 を外れているか、 ファンにメン テナンス操作を必要とする障害 が検出されました。 消灯：障害はありません。 AC 電源 緑色 点灯：AC 入力電圧は仕様の範囲 内です。 消灯：電力も電圧も仕様の範囲 を外れていません。 22 システムについて
エンクロージャアラーム 表 1-6 に示す障害状況のいずれかが発生すると、可聴アラームが有効にな ります。重大イベントが発生した場合は、連続アラームが鳴ります。重要 度の低いイベントが発生した場合は、10 秒ごとにアラームが鳴ります。 メモ：可聴アラームはデフォルトで無効に設定されています。アラーム を有効にするには、Server Administrator でデフォルト設定を変更する必要 があります。詳細については、Server Administrator のストレージ管理サー ビスのマニュアルを参照してください。 表 1-6 重大イベントと重要度の低いイベント 重大イベント 重要度の低いイベント 2 つ以上のファン送風装置に障害 が発生したか、または電源ユニッ ト / 冷却ファンモジュールが取り 付けられていません。 電源ユニットの 1 台に障害が発生し ました。 1 つまたは複数の温度センサーが 危険範囲に達しました。 1 台の冷却ファンに障害が発生しまし た。 1 つまたは複数の温度センサーが警告 範囲に達しました。 EMM の 1 つに障害が発生しました。 メモ：両方の EMM に同時に
システムについて
ストレージエンクロージャの 操作 本項では、統合モード向けまたはスプリットモード向けにストレージエン クロージャとホストシステムの接続を行うための手順を説明します。 作業を開始する前に エンクロージャを接続する前に、以下が利用可能であることを確認 します。 • • ストレージエンクロージャに付属のコンポーネント。 – 電源ケーブル – SAS 相互接続ケーブル – マニュアル CD – レールキット 以下をはじめとする関連マニュアル。 – はじめに – 『ラック取り付けガイド』または『ラックの取り付け手順』 – 安全、認可機関、保証に関する情報 – 『Installation and Server Management CD』（バージョン 5.
統合モードまたはスプリットモード向けにエ ンクロージャのケーブル接続を行う方法 エンクロージャをホストコントローラに接続する方法は、統合モードと スプリットモードのどちらの構成を選択するかによって異なります。 • 統合モードは、エンクロージャを 1 台のホスト（たとえば、コント ローラカードを備えたサーバー）に接続する構成です。統合モード では、お使いのエンクロージャが、ホストサーバー内のコントロー ラカード上の単一のポートにデイジーチェーンで接続されている最 大 3 台のエンクロージャのうちの 1 台であるという構成が可能です。 統合モード構成のケーブル接続図は、図 2-1 および 図 2-4 を参照し てください。 • スプリットモードは、お使いのストレージエンクロージャが、2 つ のホストコントローラ、または 1 つのホストコントローラの 2 つの ポートに接続されている構成です。この構成では、物理ディスクは、 1 つのホストコントローラによって制御される 12 台の物理ディスク と、もう 1 つのホストコントローラによって制御される 12 台の物 理ディスクという 2 つのグループに分かれていま
エンクロージャの接続 1 Server Administrator の最新バージョンがインストールされている ことを確認してください。インストール手順とサポートされている OS については、Server Administrator のマニュアルを参照してく ださい。 2 ホストシステムおよび接続されているすべてのデバイスの電源を切 ります。 3 外部 SAS ケーブルをストレージエンクロージャの EMM SAS コネ クタ（図 1-5 および 図 2-1 を参照）とホストシステムの RAID コ ントローラに接続します （RAID コントローラのマニュアルを参照 して、コントローラが正しく取り付けられていることを確認してく ださい）。 • エンクロージャを統合モード（図 2-1 および 図 2-4）で構成する場合は、 ホストコントローラからの外部 SAS ケーブルをデイジーチェーン内の最 初のエンクロージャの EMM モジュールの入力ポートに接続します。デ イジーチェーン内の以降のストレージエンクロージャを最初のアップ チェーンストレージエンクロージャの出力ポートに接続します。チェー ン内の最後のエンクロー
図 2-1 単一のホストサーバー、統合モード（拡張なし） 図 2-2 単一のホストサーバー、スプリットモード（拡張は非対応） 図 2-3 2 台のホストサーバー、スプリットモード（拡張は非対応） 28 ストレージエンクロージャの操作
図 2-4 単一のホストサーバー、統合モード（MD1120 および MD1000 を使用した 最大構成） メモ：MD1120 および MD1000 のエンクロージャを同じ拡張チェーンに接 続すること、または同じホストサーバーコントローラに接続することはで きません。 4 エンクロージャモードスイッチを使用して、統合モードまたはスプ リットモードのいずれかを選択します（スイッチの位置については、 図 1-2 を参照してください）。 5 電源ユニットに電源ケーブルを接続します。 注意：エンクロージャを電源の問題から保護するには、AC 電源ケーブル を UPS、ラインコンディショナ、またはサージプロテクタなどの保護され た電源ユニットに接続します。できれば、2 台の電源ユニットを別々の回 路に接続します。 ストレージエンクロージャの操作 29
6 すべての電源ユニット / 冷却ファンモジュールの On/Off スイッチを オンにします（図 1-7 を参照）。 7 ホストシステムの電源を入れます。 8 ストレージエンクロージャの前面および背面の LED インジケータ を確認します。黄色の障害インジケータが点灯している場合は、 51 ページの「エンクロージャのトラブルシューティング」を参照し てください。 エンクロージャの動作モードの変更 初期構成の後にエンクロージャの動作モードを変更することにした場合 （たとえば、スプリットモードから統合モード、またはその逆）、予防可 能な問題を回避するために、いくつかの基本手順を守ることが重要です。 以前の構成からいずれかのモードに変更するには、次の手順を実行し ます。 1 エンクロージャに格納されているすべてのデータをバックアップし、 バックアップしたデータを安全な場所に保管します。 2 統合モードからスプリットモードに変更する場合は、スロットレ ンジ 0 ～ 11 と 12 ～ 23 にまたがる仮想ディスクの設定があれば、 仮想ディスクの設定を削除します。詳細については、Server Administrato
7 電源ユニット / 冷却ファンモジュールの両方に電源を入れることで、 エンクロージャの電源をオンにします。 8 サーバーの電源をオンにします。 9 必要に応じて、エンクロージャ内で仮想ディスクを作成しなお します。 ストレージエンクロージャの管理 エンクロージャ内のディスクストレージは、PERC 6/E Ctrl-R BIOS ファイ アウォールまたは Dell OpenManage™ ストレージ管理サービス（Dell OpenManage Server Administrator のプラグイン）を使用して構成で きます。 メモ：オンライン設定、エンクロージャのステータス、アクティブイベ ントの通知は、Server Administrator バージョン 5.
ファームウェアのダウンロード support.dell.
エンクロージャコンポーネント の取り付け 本項では、以下のシステム部品を取り付ける方法について説明します。 • 前面ベゼル（オプション） • • 物理ディスクと物理ディスクキャリア EMM • 電源ユニット • コントロールパネル • エンクロージャ内ミッドプレーン 推奨するツール 本項の手順では、次の 1 つまたは複数のツールが必要になります。 • #2 プラスドライバ • #1 プラスドライバ • システムに付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」で 説明されている静電気防止用リストバンド 前面ベゼルの取り外しと取り付け エンクロージャ内の物理ディスクにアクセスするには、オプションの前面 エンクロージャベゼルを取り外す必要があります。お使いのエンクロー ジャにこのベゼルがない場合は、本項を省略してください。 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、 本項の作業を開始してください。 エンクロージャコンポーネント
ベゼルを取り外すには、次の手順を実行します。 1 ベゼルがロックされている場合は、ベゼルロックにベゼルロッ クキーを挿入します。ベゼルのロックが解除されている場合は、 手順 3 に進みます。 2 キーを左に回してベゼルのロックを解除します。 3 ベゼルのリリースタブを内側に押し込み、持ち上げてエンクロー ジャの前面から取り外します（図 3-1 を参照）。 図 3-1 前面ベゼルの取り付けと取り外し 2 1 3 1 ベゼルロック 3 ラッチリテイナ（2） 2 連結切り込み（2） 4 ベゼルを取り付けるには、エンクロージャ前面パネルの右側にある ラッチリテイナに連結切り込みを挿入します。 5 エンクロージャ前面パネルの左側にあるラッチリテイナに連結切り 込みを挿入して、ベゼルの左側を所定の位置にカチッと収めます。 6 ベゼルをロックするには、キーを挿入して右に回します。 34 エンクロージャコンポーネントの取り付け
物理ディスクの取り外しと取り付け お使いのエンクロージャには、各 SAS 物理ディスクを個別の物理ディス クキャリアに格納した状態で 24 台まで取り付けることができます。各物 理ディスクはホットプラグ対応なので、エンクロージャをシャットダウン せずに取り外しと挿入ができます。 本項では、お使いのストレージエンクロージャで物理ディスクを着脱する 方法を説明します。 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、 本項の作業を開始してください。 注意：物理ディスクの取り扱いと保管には特に注意してください。キャ リアである程度保護されていますが、手荒に取り扱うと物理ディスクと キャリアコネクタが損傷します。エンクロージャから物理ディスクを取り 外すとき、ドライブはクッション性のやわらかい面の上に置いてくださ い。絶対に物理ディスクを落とさないでください。 エンクロージャから物理ディスクを取り外す方法 警告：静電気に敏感な部品が使われている装置を取り扱う際には、静
図 3-2 物理ディスクの取り付けと取り外し 1 1 2 キャリアのリリース機構 2 物理ディスクキャリアハンドル 4 物理ディスクキャリアハンドルを下方向に押して開きます。 5 物理ディスクの重量を下から支えながら、物理ディスクキャリアを スロットから慎重に、しかし確実に引き出します。 物理ディスクをエンクロージャに取り付ける方法 注意：エンクロージャの冷却のために十分な通気を確保するには、各ス ロットにアクティブな物理ディスクまたは物理ディスクのダミーのいずれ かを取り付ける必要があります。 注意：静電気に敏感な部品が使われている装置を取り扱う際には、静電 気防止用リストバンドを必ず使用してください。 以下の手順に従い、新しい物理ディスクをキャリアに取り付けます。 1 物理ディスクをキャリアに固定している 4 本のネジを取り外し、 物理ディスクを取り外します（図 3-3 を参照）。 2 ディスクのコントローラボードを下向きにして（図 3-3 を参照）、 交換用の物理ディスクを物理ディスクキャリア内に置きます。 3 物理ディスクの取り付け穴と SAS キャリアの取り付け穴を合わ せます（図
4 前に取り外した 4 本のネジを使って、物理ディスクをキャリアに固 定します。キャリアの損傷を避けるため、ネジを締めすぎないよう にしてください。 図 3-3 物理ディスクをキャリアに取り付ける 3 2 1 1 ネジ（4） 2 3 物理ディスク（上） 物理ディスクキャリア エンクロージャコンポーネントの取り付け 37
5 物理ディスクキャリアのハンドルを開き、物理ディスクのキャリア ガイドレールをシャーシ上の適切なディスクスロットに注意深く合 わせ、物理ディスクを挿入します（図 3-2 を参照）。 6 開いているキャリアハンドルの下がシャーシの面板と接触するまで、 物理ディスクキャリアをスロットに押し込みます。 7 キャリアをスロットに押し込みながら、キャリアハンドルを起こし て閉じ位置にはめ込みます。 物理ディスクが正しく挿入されると、ステータス LED インジケー タ（表 1-3 の説明を参照）は緑色に点灯します。インジケータが点 灯しない場合は、58 ページの「物理ディスクのトラブルシューティ ング」を参照してください。 物理ディスクがリビルドされる間、物理ディスクキャリアの LED が 異なる間隔で毎秒 2 回緑色に点滅します。 メモ：エンクロージャには少なくとも 2 台の物理ディスクを取り付ける 必要があります。 EMM の取り外しと取り付け 冗長エンクロージャ管理を備えたエンクロージャには 2 つの EMM が搭載 されており、統合モードとスプリットモードのどちらの構成も可能です。 非冗長エンクロージャ管理を
注意：EMM は、エンクロージャをシャットダウンせずに着脱できます。 ただし、その EMM が関係するデータトラフィックが発生している時には 取り外さないでください。データが失われるおそれがあります。ホスト に接続されている EMM を交換したり挿入しなおしたりすると、ホストと エンクロージャの通信に異常が発生し、ホストサーバーの再起動が必要に なります。詳細については、52 ページの「通信異常のトラブルシューティ ング」を参照してください。 注意：エンクロージャの損傷を防ぐために、以下の手順を実行する際に は静電気防止用リストバンドを着用してください。システムに付属のマ ニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してください。 EMM の取り外し 注意：ホストサーバーに接続した状態で、スプリットモードで動作して いるエンクロージャから EMM を取り外すと、取り外した EMM に取り付け られていた物理ディスクへの接続が失われます。 1 モジュールの左側にあるリリースタブを押し上げます（図 3-4 を 参照）。 2 同時に、リリースレバーを引き出します。レバーを引き出すと、 EMM がエンクロージャか
図 3-4 EMM の取り外しと取り付け 1 1 40 リリースタブ 2 エンクロージャコンポーネントの取り付け 2 リリースレバー
EMM の取り付け 1 十分に注意しながら、EMM を空のモジュールスロットに挿入し ます。 2 モジュールをスロットの奥に押し込み、バックプレーンコネクタに しっかりとはめ込みます（図 3-4 を参照）。 3 モジュールがスロットにしっかりと収まるまで、リリースレバーを エンクロージャの方向に押し込みます。 4 必要に応じて、EMM のファームウェアをアップデートします。 ファームウェアのアップデートの最新情報については、デルサポー トサイト support.dell.
EMM モジュールカバーの取り付けと取り外し 1 モジュールカバーの端を EMM ベイの端に合わせます（図 3-5 を 参照）。 2 所定の位置にカチッと収まるまで、モジュールカバーをベイに押し 込みます。 3 モジュールカバーを取り外すには、カバーの両端の薄いタブを引き 出し、カバーを EMM ベイから引き出します。 図 3-5 EMM モジュールカバーの取り外しと取り付け 2 1 1 42 タブ（2） 2 モジュールカバー エンクロージャコンポーネントの取り付け
電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り 外しと取り付け 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、 本項の作業を開始してください。 お使いのエンクロージャは、1 台の内蔵電源ユニットと 4 台の冷却ファン を格納する 2 台の独立したモジュールをサポートします。正常に機能し ている電源ユニットが 1 台だけでもエンクロージャは一時的には動作し ますが、正常な冷却を行うには両方の冷却モジュール（それぞれがファン を 4 台装備）が必要です。エンクロージャの過熱を防ぐには、8 台のファ ンのうち 7 台が動作している必要があります。 注意：電源ユニット / 冷却ファンモジュールは、1 台に限り、電源が入っ ているエンクロージャから最長で 5 分間取り外すことができます。5 分を 超えると、エンクロージャは損傷を防ぐために自動的にシャットダウンす る場合があります。 電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り外し 注意：電源ユニット / 冷却ファンモジ
図 3-6 電源ユニットの取り付け 4 3 2 1 1 3 電源ユニット 2 ハンドル リリースタブ 4 On/Off スイッチ 警告：電源ユニット / 冷却ファンモジュールには重量があります。取り外 しは両手で行ってください。 3 リリースタブを内側に押し、電源ユニットのハンドルをつかんで、 モジュールをベイから慎重に引き出します（図 3-6 を参照）。 注意：ベイから引き出す作業を容易にするために、モジュールにはハン ドルが付いています。このハンドルをつかんでモジュールやエンクロー ジャそのものを持ち運ばないでください。 44 エンクロージャコンポーネントの取り付け
電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り付け 1 新しい電源ユニット / 冷却ファンモジュールを慎重にスライドさ せて、空のベイに約 2/3 ほど挿入します。 2 モジュールをベイの奥に最後までゆっくりと差し込み、バックプ レーンコネクタにしっかりとはめ込みます。 メモ：エンクロージャの電源が入っていると、AC 電源ケーブルを電 源ユニットに接続し、On/Off スイッチをオンにするまで、電源ユニッ トの LED（図 1-7 を参照）は消灯したままです。 3 AC 電源ケーブルを新しい電源ユニットと電源コンセントに接続 します。 4 新しい電源ユニットの On/Off スイッチをオンにします。 コントロールパネルの取り外しと取り付け コントロールパネルは、システムの前面パネルの LED インジケータとエ ンクロージャモード選択スイッチに電力を供給します。コントロールパネ ルはバックプレーンに接続されており、システムの電源を切らないと取り 外しや交換ができません。 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属
図 3-7 コントロールパネルの取り外しと取り付け 1 1 コントロールパネル 2 2 リリースプランジャ 5 リリースプランジャを空のエンクロージャの内側方向に引き、コン トロールパネルをバックプレーンのコネクタからまっすぐに引き出 します（図 3-7 を参照）。 46 エンクロージャコンポーネントの取り付け
コントロールパネルの取り付け 1 コントロールパネルの上下のチャネルをシャーシの端の挿入スロッ トに合わせます（図 3-7 を参照）。 2 リリースプランジャをエンクロージャの内側方向に引き、コント ロールパネルをスロットに挿入します。コントロールパネルがス ロットに半分ほど挿入されたら、引いていたリリースプランジャを 放し、パネルをエンクロージャに完全に挿入します。リリースプラ ンジャは、バックプレーンコネクタにしっかり装着されると、カ チッと固定されます。 3 物理ディスクを取り外した場合は、ここで取り付けます（35 ページ の「物理ディスクの取り外しと取り付け」を参照）。 4 電源ケーブルをエンクロージャに接続し、電源を入れます。 5 ホストサーバーの電源を入れます。 ミッドプレーンの取り外しと取り付け 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、 本項の作業を開始してください。 エンクロージャ内ミッドプレーンには、物理ディスク、EMM、コント ロー
図 3-8 EMM / 電源ユニットケージの取り外しと取り付け 4 3 1 2 1 ネジ（7） 3 位置合わせピン（6） 2 取り外しリング 4 EMM / 電源ユニットケージ 5 エンクロージャ後方の中央下にあるケージ取り外しリングをつかみ ます。位置合わせピンを引き出して持ち上げ、ケージをエンクロー ジャから取り外します。 6 ミッドプレーンを所定の位置に固定している 6 本のプラスネジを外 し、ミッドプレーンをエンクロージャから引き抜きます （図 3-9 を 参照）。 7 ミッドプレーンを取り付けなおすには、上記の手順を逆の順序で行 います。 48 エンクロージャコンポーネントの取り付け
図 3-9 ミッドプレーンの取り外しと取り付け 2 1 1 ネジ（6） 2 ミッドプレーン メモ：既存のエンクロージャのミッドプレーンを交換した場合は、 サービスタグ情報をリセットする必要があります。サービスタグ情 報をリセットする手順については、テクニカルサポートにお問い合 わせください。 また、温度警告の限界値をエンクロージャのデフォルト値とは異な る値に変更した場合は、管理ソフトウェアを使用して望ましい温度 限界値に戻してください。詳細については、管理ソフトウェアのマ ニュアルを参照してください。 エンクロージャコンポーネントの取り付け 49
エンクロージャコンポーネントの取り付け
エンクロージャのトラブル シューティング 作業にあたっての注意 本書に記載されている手順の一部では、エンクロージャ内部の作業が必要 となります。エンクロージャ内部の作業中は、本書およびマニュアルで説 明されている以外の作業を行わないでください。 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、 本項の作業を開始してください。 起動ルーチン エンクロージャの起動ルーチン中に目と耳を使って確認する事項を 表 4-1 に示します。前面および背面パネルのインジケータについては、7 ページ の「システムについて」を参照してください。 表 4-1 起動ルーチンでの確認事項 目と耳による確認内容 対応処置 エンクロージャが鳴らす一連の 23 ページの 「エンクロージャアラーム」を参照 ビープ音 してください。 アラートメッセージ Server Administrator のマニュアルを参照し てください。 物理ディスクへのアクセス中に 61 ページの 「困ったときは
通信異常のトラブルシューティング 以下の作業や操作が原因で通信異常が発生する場合があります。 • サーバーがオンライン中に EMM の取り付けまたは交換を行った。 • エンクロージャのファームウェアをダウンロードした。 • サーバーがオンライン中にエンクロージャまたは EMM のケーブル を外した。 • サーバーがオンライン中にエンクロージャの電源を切った。 メモ：スプリットモード構成では、以上の状況は、影響を受ける EMM に 直接接続されているサーバーに当てはまります。統合モード構成では、以 上の状況は、デイジーチェーン内のいずれかのエンクロージャに対する通 信に異常が発生した場合に当てはまります。 問題 • PERC 6/E Adapter Ctrl-R ユーティリティによって報告される内容 – • 物理ディスクと仮想ディスクが Offline（オフライン）、 Degraded（劣化）、Failed（障害発生）の状態にあるか、 または Foreign（異種）である。 Server Administrator Storage Management によって報告され る内容 –
3 すべてのエンクロージャの電源がオンになっていることを確認 します。 4 サーバーの電源を入れます。 電源投入後は、ユーザーが何も行わずに PERC 6/E Adapter が回復し、 警告 / エラーメッセージも表示されません。 問題 • POST 中の警告メッセージ – Foreign Configuration（異種構成） – Failed Virtual Disks（仮想ディスクの障害） 対応処置 • Foreign Configuration（異種構成） 1 Ctrl-R ユーティリティを起動します。 2 異種構成をインポートします（ドロップダウンメニューでこれを選 択し、「コントローラ」を右クリックします）。 • Failed Virtual Disks（仮想ディスクの障害） メモ：1 つまたは複数の仮想ディスクが 2 台以上のエンクロージャに またがってスパンされているか、スプリットモードのエンクロー ジャが 1 台のサーバーによって共有されている場合、この警告メッ セージが表示されます。 3 POST 中に を押して Ctrl-R ユーティリティを起
7 物理ディスクの元のセット、および 手順 4 で記録したのと同一のパ ラメータを使って、元の仮想ディスクを再度作成します。これで設 定情報が再確立されます。 メモ：新しい仮想ディスクを初期化しないでください。 8 Ctrl-R ユーティリティを終了し、OS を起動します。 Ctrl-R ユーティリティの詳細については、『Dell PERC 6/E Adapter ユー ザーズガイド』を参照してください。 外部接続のトラブルシューティング 問題のほとんどは、ケーブルの緩み、接続の誤り、および曲がったピンが 原因で発生します。すべての外部ケーブルがシステムの外付けコネクタに しっかり接続されていることと、どのコネクタも損傷していないことを確 認してください。エンクロージャの背面パネルのコネクタについては、 14 ページの「背面パネルインジケータおよびその機能」を参照してくだ さい。 エンクロージャが濡れた場合のトラブル シューティング 問題 • エンクロージャに液体をこぼした。 • 湿度が高すぎる。 対応処置 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けた
4 エンクロージャから電源ユニット / 冷却ファンモジュールを取り外 します。43 ページの「電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り 外しと取り付け」を参照してください。 5 エンクロージャ内ミッドプレーンを取り外します。「ミッドプレーン の取り外しと取り付けを参照してください。 6 エンクロージャを完全に乾燥させます（少なくとも 24 時間）。 7 上記の手順で取り外した部品をすべて元のように取り付けます。 8 電源ケーブルをコンセントに接続し、エンクロージャの電源を入 れます。エンクロージャが正常に起動しない場合は、61 ページの 「困ったときは」を参照してください。 エンクロージャが損傷した場合のトラブル シューティング 問題 • エンクロージャを落下させた、または損傷を与えた。 対応処置 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、 本項の作業を開始してください。 1 以下のコンポーネントが正しく取り付けられていることを確認 します。
電源ユニットのトラブルシューティング 問題 • エンクロージャステータスインジケータが問題を示している。 • 電源ユニットの障害インジケータが点灯している。 対応処置 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、 本項の作業を開始してください。 注意：通信異常を防ぐために、サーバーの電源を切ってからエンクロー ジャの電源を切ることをお勧めします。 1 障害のある電源ユニットを見つけ、LED のステータスを確認します。 AC 電源 LED が点灯しない場合は、電源コードと、電源ユニットが 接続されている電源のトラブルシューティングを行います。 • 正常な電源（コンセント）を使用します。 • 正常な電源コードを使用します。 DC 電源 LED が点灯しない場合は、電源スイッチが入っているこ とを確認します。電源スイッチが入っている場合は、手順 3 に進 みます。 電源ユニットの障害インジケータが点灯している場合は、手順 3 に 進みます。 注
メモ：電源ユニットを取り付けたら、エンクロージャが電源を認識 するまで数秒待ち、正常に動作することを確認します。 3 問題が解決しない場合は、61 ページの「困ったときは」を参照して ください。 エンクロージャ冷却問題のトラブルシュー ティング 問題 • システム管理ソフトウェアが、ファンに関連するエラーメッセージ を発している。 対応処置 以下のことを確認してください。 • 室温が高すぎないこと。 • 周辺の空気の流れが遮断されていないこと。 • 電源ユニット / 冷却ファンモジュールに障害が発生していないこと。 57 ページの「ファンのトラブルシューティング」を参照してくだ さい。 ファンのトラブルシューティング 問題 • エンクロージャステータスインジケータが黄色になっている。 • システム管理ソフトウェアが、ファンに関連するエラーメッセージ を発している。 • ファンのステータスインジケータがファンの問題を示している。 エンクロージャのトラブルシューティング 57
対応処置 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、 本項の作業を開始してください。 1 利用可能な場合は、Server Administrator から適切な診断テストを 実行します。 2 正常に機能していないファンを探します。 3 障害のある電源ユニット / 冷却ファンモジュールがエンクロージャ 内ミッドプレーンに適切に接続されていることを確認します。 4 問題が解決しない場合は、61 ページの「困ったときは」を参照して ください。 物理ディスクのトラブルシューティング 警告：システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、 トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、 本項の作業を開始してください。 注意：以下の手順を実行すると、物理ディスクに保存されたデータが損 傷する場合があります。手順を行う前に、ディスク上のすべてのファイル をバックアップして
3 物理ディスクを元のベイに取り付けなおします。35 ページの「物理 ディスクの取り外しと取り付け」を参照してください。 4 ホストサーバーを再起動します。 問題が解決しない場合は、61 ページの「困ったときは」を参照して ください。 問題 • 物理ディスクのステータス LED が黄色に点滅している。 対応処置 1 Server Administrator のアラートログを参照してリカバリアクショ ンを探します。 メモ：物理ディスクのリビルドが進行中の場合は、リビルドが完了して からアラートログを参照してください。 2 物理ディスクをエンクロージャから取り外します。35 ページの 「物理ディスクの取り外しと取り付け」を参照してください。 3 物理ディスクとミッドプレーンのコネクタに明らかな損傷がないか どうか点検します。 4 物理ディスクを元のベイに取り付けなおします。35 ページの「物理 ディスクの取り外しと取り付け」を参照してください。 問題が解決しない場合は、61 ページの「困ったときは」を参照して ください。 問題 • PERC 6/E Ctrl-R BIOS ユーティリティまたは Ser
2 すべてのケーブルが選択したエンクロージャモードに従って正しく 取り付けられていることを確認します。エンクロージャモードの詳 細については、25 ページの「ストレージエンクロージャの操作」を 参照してください。 3 ケーブルを接続しなおした場合は、ホストサーバーを再起動します。 問題が解決しない場合は、52 ページの「通信異常のトラブル シューティング」または 61 ページの「困ったときは」を参照し てください。 エンクロージャの接続に関するトラブル シューティング 問題 • 取り付けたホストコントローラからエンクロージャが認識されない。 対応処置 1 ケーブルに接続されている各ポートについて、EMM ポートリンクの ステータス LED と EMM のステータス LED が緑色に点灯しているこ とを確認してください。緑色に点灯していない場合は、15 ページの 「エンクロージャ管理モジュール（EMM）」を参照してください。 2 すべてのケーブルが選択したエンクロージャモードに従って正しく 取り付けられていることを確認します。エンクロージャモードの詳 細については、25 ページの「ストレージエンクロー
困ったときは デルへのお問い合わせ 米国のお客様は、800-WWW-DELL（800-999-3355）までお電話くだ さい。 メモ：お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合 は、購入時の納品書、出荷伝票、請求書、またはデルの製品カタログで連 絡先をご確認ください。 デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプション を複数提供しています。サポートやサービスの提供状況は国や製品ごとに 異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもございます。 デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、 次の手順でお問い合わせいただけます。 1 support.dell.
困ったときは
用語集 本項ではシステムマニュアルで使用される技術用語、略語の意味を示し ます。 A — Ampere（アンペア）。 AC — Alternating current（交流電流）。 ACPI — Advanced Configuration and Power Interface。OS で設定と電力管理 を実行するための標準インタフェースです。 ANSI — American National Standards Institute（米国規格協会）。米国の主要技 術標準開発機関です。 ASCII — American Standard Code for Information Interchange（情報交換用米 国標準コード）。 Asset Tag — 通常はシステム管理者がセキュリティやトラッキングのためにコ ンピュータごとに割り当てるコード。 BIOS — Basic input/output system（基本入出力システム）。システムの BIOS は、フラッシュメモリチップに格納された複数のプログラムから成ります。 BIOS は、次の事項を制御します。 • プロセッサと周辺機器との間の通信 • シ
CMOS — Complementary metal-oxide semiconductor（相補型金属酸化膜半 導体）。 COMn — コンピュータのシリアルポートに対するデバイス名（n は整数値）。 CPU — Central processing unit（中央演算処理装置）。「プロセッサ」を参照し てください。 DC — Direct current（直流）。 DDR — Double-data rate（ダブルデータ速度）。出力を 2 倍にできるメモリモ ジュールの技術です。 DHCP — Dynamic Host Configuration Protocol（ダイナミックホスト設定プロ トコル）。クライアントシステムに自動的に IP アドレスを割り当てるための方 法です。 Diagnostics（診断）— システム用の総合テストセット。 DIMM — Dual in-line Memory Module（デュアルインラインメモリモジュ ール）。「メモリモジュール」も参照してください。 DIN — Deutsche Industrie Norm（ドイツ工業規格）。 DMA — Direct memo
ECC — Error checking and correction（エラーチェックおよび訂正） 。 EEPROM — Electrically erasable programmable read-only memory（電気的消 去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ） 。 EMC — Electromagnetic compatibility（電磁整合性） 。 EMI — Electromagnetic interference（電磁波障害）。 EMM — エンクロージャ管理モジュール。 ERA — Embedded remote access（組み込み型リモートアクセス） 。ERA によ り、リモートアクセスコントローラを使用してネットワークサーバーをリモー ト管理（帯域外管理）できます。 ESD — Electrostatic discharge（静電気放電） 。 ESM — Embedded server management（組み込み型サーバー管理）。 F — Fahrenheit（ファーレンハイト、華氏）。 FAT — File allocation table（ファイルアロケーションテー
GB — Gigabyte（ギガバイト）。1 GB = 1024 MB = 1,073,741,824 バイト。た だし、物理ディスクの容量を表すときには、1000 MB（10 億バイト）を意味 する場合もあります。 h — （16 進）。16 進法は 16 を基数にした記数法で、コンピュータの RAM ア ドレスやデバイスの I/O メモリアドレスを指定するためによく使用されます。 一般に 16 進数の後には h を付けて表記します。 Hz — Hertz（ヘルツ）。 I/O — Input/output（入出力）。キーボードは入力デバイスで、プリンタは出力 デバイスです。一般に、I/O 処理は計算処理とは区別されます。 ID — Identification（識別）。 IDE — Integrated drive electronics。システム基板とストレージデバイスの間の 標準インタフェースです。 IP — Internet Protocol（インターネットプロトコル）。 IPX — Internet package exchange（インターネットパケット交換）。 IRQ — Interrupt r
KMM — Keyboard/monitor/mouse（キーボード / モニター / マウス）。 KVM — Keyboard/video/mouse（キーボード / ビデオ / マウス）。KVM は、 キーボード、マウス、ディスプレイを共有する複数のコンピュータを切り替え て使用するための装置です。 LAN — Local area network （ローカルエリアネットワーク）。通常、LAN のシ ステム構成は同じ建物内部または隣接した少数の建物に限定され、すべての装 置が LAN 専用のケーブルで接続されます。 lb — Pound（ポンド）。 LCD — Liquid crystal display（液晶ディスプレイ） 。 LED — Light-emitting diode（発光ダイオード） 。電流が流れると点灯する電子 部品です。 Linux — 多様なハードウェアシステムで実行可能な UNIX に似た OS。Linux はソースコードが公開されているソフトウェアで、無償で入手できます。ただ し、Red Hat Software 社などでは、Linux のさまざまなソフトウェアを含む配 布パッケ
Mbps — Megabits per second（メガビット / 秒）。 MBps — Megabytes per second（メガバイト / 秒）。 MBR — Master boot record（マスターブートレコード）。 MHz — Megahertz（メガヘルツ）。 mm — Millimeter（ミリメートル）。 ms — Millisecond（ミリ秒）。 NAS — Network Attached Storage（ネットワーク接続ストレージ）。ネット ワーク上に共有ストレージを実現するのに使用される概念です。NAS システ ムには、ファイルサーバー専用に最適化された OS、内蔵ハードウェア、およ びソフトウェアが搭載されています。 NIC — Network Interface Controller（ネットワークインタフェースコントロ ーラ）。コンピュータに取り付けられたネットワーク接続用のデバイスです。 NMI — Nonmaskable interrupt（マスク不能割り込み）。デバイスは NMI を送信 して、ハードウェアエラーをプロセッサに知らせます。 ns — Nanosec
POST — Power-on self-test（電源投入時の自己診断）。コンピュータの電源を 入れると、OS がロードされる前に、RAM や物理ディスクなどのさまざまなシ ステムコンポーネントがテストされます。 PS/2 — Personal System/2。 PXE — Preboot eXecution Environment。物理ディスクや起動用ディスケット を使用せずに、LAN を介してシステムを起動する方法です。 RAC — Remote access controller（リモートアクセスコントローラ） 。 RAID — Redundant array of independent disks。データの冗長性を提供する方 法です。一般的に実装される RAID には、RAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6、 RAID 10、RAID 50、および RAID 60 があります。 「ガーディング」、 「ミラーリ ング」、 「ストライピング」も参照してください。 RAM — Random-access memory（ランダムアクセスメモリ） 。プログラムの 命令やデータを保存するシス
SAS — Serial-attached SCSI（シリアル接続 SCSI）。物理ディスクとデータコ ントローラの間に直接の 2 ポート接続を提供するインタフェースです。 SATA — Serial Advanced Technology Attachment。システム基板とストレージ デバイスの間の標準インタフェースです。 SCSI — Small computer system interface。通常のポートよりも速いデータ転送 レートを持つ I/O バスインタフェース。 SDRAM — Synchronous dynamic random-access memory（同期ダイナミック ランダムアクセスメモリ） 。 sec — Second（秒）。 SMART — Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology（システムの自 己監視分析および報告テクノロジ）。システム BIOS にエラーや障害があった 場合に、物理ディスクが報告し、画面にエラーメッセージを表示するための技 術です。 SMP — Symmetric multiprocessing（対称
UNIX — Universal Internet Exchange。UNIX は Linux の基になった OS で、 C 言語で書かれています。 UPS — Uninterruptible power supply（無停電電源装置） 。電気的な障害が発生 した場合に、システムの電源が切れないようにするためのバッテリー電源ユ ニットです。 USB — Universal Serial Bus（ユニバーサルシリアルバス） 。USB コネクタは、 マウス、キーボードなど、USB 準拠の複数のデバイスに対応しています。 USB デバイスはシステムの実行中でも取り付け、取り外しが可能です。 UTP — Unshielded twisted pair（シールドなしのツイストペア）。職場や家庭で システムを電話回線に接続するために使用するケーブルです。 V — Volt（ボルト）。 VAC — Volts alternating current（交流電圧）。 VDC — Volt direct current（直流電圧）。 VGA — Video graphics array（ビデオグラフィックスアレイ）。VGA と
Windows Server 2003 — XML Web サービスを利用してソフトウェアの統合を 図る Microsoft のソフトウェアテクノロジ。XML Web サービスは、XML 言語 を使用して別々に開発された再利用可能な小型のアプリケーション群で、これ を使用することで、元来送受信できないソース同士がネットワーク経由でデー タを送受信することができます。 XML — Extensible Markup Language（拡張可能なマーク付け言語）。インター ネット、イントラネット、その他のネットワークで形式とデータの両方を共有 し、共通の情報形式を作成するための仕様です。 ZIF — Zero insertion force。力をかけずにプロセッサの着脱ができるソケット です。 アップリンクポート — 別のハブまたはスイッチに接続する際に使用するネッ トワークハブまたはスイッチ上のポート。クロスオーバーケーブルを必要とし ません。 アプリケーション — ユーザーによる特定のタスクまたは一連のタスクの実行 を助けるためのソフトウェア。アプリケーションは、OS の機能を利用して実 行されます。 拡張エ
起動ルーチン — システム起動時に、すべてのメモリのクリア、デバイスの初 期化、および OS のロードを行うプログラム。OS が正常に応答する場合は、 を押して再起動できます。これを「ウォームブート」といい ます。ウォームブートできない場合は、リセットボタンを押すか、システムの 電源をいったん切ってから入れ直して再起動します。 キーの組み合わせ — 同時に複数のキーを押してコンピュータを操作します （たとえば、） 。 キャッシュ — データを高速検索できるように、データまたは命令のコピーを 保持するための高速記憶領域。プログラムが物理ディスクにあるデータを要求 すると、ディスクキャッシュユーティリティによって、物理ディスクよりも高 速な RAM 内のキャッシュ領域にコピーされた同じデータが読み取られます。 グラフィックモード — x 水平画素数、y 垂直画素数、および z 色数で表される ビデオモードです。 グループ — DMI 関連では、グループは管理可能なコンポーネントについての 共通の情報または属性を定義するデータ構造です。 コプロセッサ
コンポーネント — DMI 関連では、管理可能なコンポーネントには、OS、コン ピュータシステム、拡張カード、および DMI 対応の周辺機器が含まれます。 各コンポーネントは、そのコンポーネントに関連したものとして定義されるグ ループおよび属性で構成されます。 ジャンパ — 回路基板上の小さなブロック。2 本以上のピンが出ています。ピ ンにはワイヤを格納したプラスチック製のプラグが被せてあります。ワイヤは ピン同士を接続して、回路を形成します。ジャンパを使用すれば、基板の回路 構成を簡単に変更できます。 サービスタグ — 弊社カスタマーサポートまたはテクニカルサポートにお問い 合わせになる際に、コンピュータを識別するためのバーコードラベル。 システム基板 — コンピュータの主要な回路ボードであるシステム基板には、 プロセッサ、RAM、周辺機器用コントローラ、各種 ROM チップなど、大部分 の重要なコンポーネントが搭載されています。 システム設定情報 — メモリに保存されたデータで、取り付けられているハー ドウェアの種類およびシステムの動作設定が記録されています。 システムディスケット — 「起動用ディスケッ
ストライピング — 3 台以上のハードディスクドライブを並べて 1 台のディス クドライブ（= アレイ）のように使用して書き込みを行いますが、各ディスク の一部のスペースしか使用しません。ストライピングに使用される各ディスク 内のスペース（ストライプ）は、各ディスクとも同じ容量です。仮想ディスク では、ディスクアレイ内の一組のディスクのセットに対して複数のストライプ を設定することもできます。 「ガーディング」 、「ミラーリング」 、「RAID」も参 照してください。 ストレージアレイ — エンクロージャまたは別の管理システムにインストール されたソフトウェアによって制御される物理ディスクのグループで構成された エンクロージャ。 スパニング — ディスクボリュームをスパニング、つまり連結して、複数の ディスク上の未割り当てスペースを単一の論理ボリュームにまとめる技法。複 数ディスクを装備したシステム上のすべてのディスク容量およびすべての物理 ディスクのドライブ文字をより効率的に使用できます。 セットアップユーティリティ — コンピュータのハードウェア構成やパスワー ド保護などの機能を設定して、システムの動作を
内蔵プロセッサキャッシュ — プロセッサに内蔵された命令キャッシュとデー タキャッシュ。 内蔵ミラーリング — 2 台のドライブを同時に物理的にミラーリングすること ができます。内蔵ミラーリング機能はコンピュータのハードウェアによって実 現されます。「ミラーリング」も参照してください。 バス — コンピュータ内部の各コンポーネント間のデータ伝送経路。たとえば、 拡張バスは、プロセッサがコンピュータに接続された周辺機器用のコントロー ラと通信するための経路です。また、アドレスバスとデータバスは、プロセッ サと RAM 間の通信に使用されます。 バックアップ — プログラムやデータファイルのコピー。安全対策として、コ ンピュータの物理ディスクは定期的にバックアップしてください。また、シス テム設定を変更する場合は、前もって重要な起動ファイルを OS からバック アップしておきます。 バックアップバッテリー — コンピュータに電源が入っていないとき、メモリ の特別なセクションに保存された日付、時刻、システム設定情報を保持するた めに使用されます。 パーティション — fdisk コマンドを使用すると、物理ディスクを
ビデオ解像度 — 800 x 600 などのビデオ解像度は、横のピクセル数 縦のピク セル数の形で示したものです。特定の解像度でプログラムの画面を表示するに は、ディスプレイがその解像度をサポートしていて、適切なビデオドライバが インストールされていなければなりません。 ビデオドライバ — 選択された色数と希望の解像度を、グラフィックモードの アプリケーションプログラムや OS の画面に表示するためのプログラム。取り 付けたビデオアダプタに合わせて、対応するビデオドライバが必要になること もあります。 ビデオメモリ — ほとんどの VGA ビデオアダプタと SVGA ビデオアダプタに は、システムの RAM とは別に、メモリチップが内蔵されています。プログラ ムで同時に表示できるカラーの数はおもに、インストールされたビデオメモリ の容量によって決まります（他の要因としては、ビデオドライバやモニターの 機能があります）。 ビープコード — システムのスピーカーから聞こえるビープ音のパターンによ る診断メッセージ。たとえば、1 回鳴った後にもう 1 回鳴ってから連続して 3 回鳴った場合、ビープコードは 1-1-
プロテクトモード — コンピュータの動作モード。プロテクトモードでは、OS を通じて次のことが実現されます。 • 16 MB ～ 4 GB のメモリアドレススペース • マルチタスク • 仮想メモリ（物理ディスクを使用して、アドレッシング可能なメモリを増加 させる技法） 32 ビットの Windows 2000 と UNIX® OS は、プロテクトモードで実行されま す。MS-DOS はプロテクトモードでは実行できません。 ヘッドレスシステム — キーボード、マウス、モニターを接続しなくても機能 するコンピュータまたはデバイス。通常、ヘッドレスシステムはインターネッ トブラウザを使用してネットワーク経由で管理します。 ホストアダプタ — コンピュータのバスと周辺装置用のコントローラとの間の 通信を実現します （物理ディスクコントローラサブシステムには、集積ホスト アダプタ回路が内蔵されています）。SCSI 拡張バスをシステムに追加するに は、適切なホストアダプタの取り付けまたは接続が必要です。 ホットプラグ対応 — システムの電源を切らずにシステム部品または取り付け たデバイスを取り外すことができます。コンポ
ユーティリティ — メモリ、物理ディスク、プリンタなどのシステム資源を管 理するためのプログラム。 読み取り専用ファイル — 編集や削除が禁止されているファイルのことをいい ます。 ローカルバス — ローカルバス拡張機能を持つコンピュータでは、特定の周辺 デバイス（ビデオアダプタ回路など）を従来の拡張バスを使用する場合よりも かなり高速に動作するように設定できます。「バス」も参照してください。 用語集 79
用語集
索引 あ け アラーム , 23 ケーブル接続 エンクロージャのオプショ ン , 26 スプリットモード , 27 統合モード , 27 安全について , 51 え エンクロージャ 管理 , 31 取り付け , 33 エンクロージャモード ケーブル接続 , 26 スプリット , 26 統合 , 26 変更 , 30 エンクロージャ管理モジュー ル , 15 ベイカバー , 41 取り付け , 41 取り外し , 39 お 温度限界値 , 20 か さ サポート デルへのお問い合わせ , 61 し システムが損傷した場合 トラブルシューティング , 55 システム冷却 トラブルシューティング , 57 正面パネルのインジケータ LED インジケータ , 11 せ 前面ベゼル 取り外しと取り付け , 33 管理 ストレージエンクロージャ , 31 索引 81
て ふ デルへのお問い合わせ , 61 ファームウェア ダウンロード , 32 電源ユニット トラブルシューティング , 56 機能 , 21 電話番号 , 61 と トラブルシューティング , 51 外部接続 , 54 起動ルーチン , 51 システムが損傷した場合 , 55 システムが濡れた場合 , 54 システム冷却 , 57 電源ユニット , 56 ハードドライブ , 58 冷却ファン , 57 保証 , 7 み ミッドプレーン ケージ , 47 取り付けと取り外し , 47 ら ラック取り付け型のシステム 取り付け , 26 れ は ハードドライブ 取り付けと取り外し , 36 取り外しと取り付け , 35 ひ 必要な工具とツール , 33 82 ほ 索引 冷却ファン 機能 , 21 トラブルシューティング , 57
