Reference Guide
ストレージアレイの設定 51
ストレージアレイのパスワードの設定
set storageArray
コマンドにより、ストレージアレイのパスワードを定義で
きます。このコマンドのシンタックスを次に示します。
set storageArray password="
password
"
password
パラメータが、ストレージアレイのパスワードを定義します。パス
ワードを設定することにより、破壊的なコマンドが実行されるリスクを軽減する
ことができます。
メモ : CLI コマンドには、破壊的なコマンドについての対話型警告がありません。
注意 : 破壊的なコマンドが実行されると、データの損失など、深刻な被害を受ける
可能性があります。
ストレージアレイにパスワードを設定しない限り、すべてのユーザーがどんなス
クリプトコマンドでも実行できることになります。パスワードによって、
RAID
コントローラモジュールが破壊的であると認識するコマンドがストレージアレイ
に対して実行されるのを防ぐことができます。破壊的なコマンドとは、ストレー
ジアレイの状態を変更するすべてのコマンドを指します。たとえば、仮想ディス
クの作成、変更、リセット、削除、名前の変更などが含まれます。ストレージ構
成内に複数のストレージアレイが存在する場合には、アレイごとにパスワードを
設定します。パスワードの最大長は
30
文字です。パスワードの前後に引用符
(
" "
)を挿入する必要があります。次に、パスワードを定義する
set
storageArray
コマンドの使用例を示します。
client>smcli 123.45.67.89 -c "set storageArray
password=¥"1a2b3c4d5e"¥;"
SMTP アラートと SNMP アラートの設定
ストレージアレイは、特定のイベントが発生したときに、指定の電子メールアド
レスに電子メールアラートメッセージが自動的に送信されるようにセットアップ
することができます。次のコマンドを使用して、現在のアラート設定を確認し
ます。
SMcli -d -i -s -w -v -S
デフォルトでは、アラート設定はすべて
None
になっています。
次に、
SMTP
アラート用にメールサーバー
IP
と送信者アドレスを設定する例を示
します。
SMcli -m
123.45.67.89
-F
MyStorageArrayEvent@MyCompany.com
または
SMcli -m
MyCompany.com
-F
MyStorageArrayEvent@MyCompany.com