Reference Guide
仮想ディスクのコピー機能の 使い方 73
仮想ディスクのコピー機能の有効化
仮想ディスクのコピーを作成するには、まず、ストレージアレイ上で仮想ディス
クのコピー機能を有効にします。仮想ディスクのコピー機能を有効にするには、
機能キーが必要です。機能キーファイルを有効にするには、次のコマンドを実行
します。
enable storageArray feature file="
filename
"
file
パラメータには、有効な機能キーファイルの完全なファイルパスとファイル
名を指定します。ファイルパスとファイル名は引用符(
" "
)で囲みます。機能
キーファイルの有効なファイル名には、通常
.key
拡張子が付きます。
仮想ディスクのコピー候補の決定
すべての仮想ディスクが、仮想ディスクのコピー用に使用できるとは限りません。
ストレージアレイ上のどの仮想ディスクをソース仮想ディスクとして使用できる
のか判断するには、
show virtualDiskCopy sourceCandidates
コマンド
を使用します。ストレージアレイ上のどの仮想ディスクをターゲット仮想ディス
クとして使用できるのか判断するには、
show virtualDiskCopy
targetCandidates
コマンドを使用します。これらのコマンドにより、ソース
仮想ディスク候補およびターゲット仮想ディスク候補の拡張エンクロージャ、ス
ロット、および容量に関する情報が返されます。
show virtualDiskCopy
sourceCandidates
コマンドと
show virtualDiskCopy
targetCandidates
コマンドは、仮想ディスクのコピー機能を有効にした後で
のみ使用できます。
仮想ディスクのコピーの作成
注意 : 仮想ディスクのコピーを実行すると、ターゲット仮想ディスク上のデータが
上書きされます。ターゲット仮想ディスク上のデータがもう必要ないデータである
か、バックアップを取ってあることを確認してから、コピーを開始してください。
仮想ディスクのコピーを作成する際には、ソース仮想ディスクとターゲット仮想
ディスクとして使用する仮想ディスクを決定する必要があります。ソース仮想
ディスクとターゲット仮想ディスクは名前で指定します。また、コピー優先度を
指定したり、ソース仮想ディスクからデータをコピーした後でターゲット仮想
ディスクを書き込み可能にするか読み込み専用にするか選択したりできます。
仮想ディスクコピーを作成するためのホストサーバーの準備
注意 : ソース仮想ディスクの新しいコピーを作成する前に、ソース仮想ディスク
(および、該当する場合はターゲットディスク)に対するすべてのデータアクセス
(
I/O)処理を停止するか、データ転送を一時停止して、ソース仮想ディスクの正確
なポイントインタイムイメージをキャプチャできるようにします。確実にすべての
I/O
処理を停止するために、Windows Internet Explorer を含めすべてのアプリケー
ションを閉じます。