Reference Guide
仮想ディスクのコピー機能の 使い方 75
仮想ディスクのコピーが開始したら、ソース仮想ディスクは、すべての
I/O
アク
ティビティにおいて読み取り専用になります。ソース仮想ディスクに書き込みを
行っても、コピー操作が終了するまで書き込み操作は失敗します。
仮想ディスクのコピー操作が完了したら、次の手順により、使用
OS
にターゲッ
ト仮想ディスクを登録します。
•
仮想ディスクのコピーペアを削除するか、書き込み許可を明示的に設定する
ことにより、ターゲット仮想ディスクの書き込み許可を有効にします。
– Windows
では、仮想ディスクにドライブ文字を割り当てます。
–Linux
では、仮想ディスクをマウントします。
前項
73
ページの「仮想ディスクコピーを作成するためのホストサーバーの準備」
の手順
1
~
4
を参照してください。次に、
create virtualDiskCopy
コマンド
の例を示します。
client>smcli 123.45.67.89 -c "create virtualDiskcopy
source=¥"Jaba_Hut¥" target=¥"Obi_1¥" copyPriority=
medium targetreadonlyenabled=true"
このコマンドでは、
Jaba_Hut
というソース仮想ディスクから
Obi_1
という
ターゲット仮想ディスクにデータがコピーされます。コピー優先度は
medium
に設定されています。この値は、以下のストレージアレイ操作において中間の妥
協点を示しています。
•
ソース仮想ディスクからターゲット仮想ディスクにデータをコピーするとき
の速度。
•
ストレージアレイ内の他の仮想ディスクへのデータ転送に必要なリソース処
理量。
targetReadOnlyEnabled
パラメータを
TRUE
に設定するということは、ター
ゲット仮想ディスクへの書き込みを許可しないということです。
また、これは、
ターゲット仮想ディスク上のデータを変更しないための設定でもあります。
前項
73
ページの「仮想ディスクコピーを作成するためのホストサーバーの準備」
の手順
1
~
4
を参照してください。次の例は、このコマンドのスクリプトファイ
ルバージョンです。
create virtualDiskcopy source="Jaba_Hut" target="Obi_1"
copyPriority=medium targetreadonlyenabled=true;
仮想ディスクのコピー操作が完了すると、ターゲット仮想ディスクは自動的にホ
ストに対して読み取り専用になります。読み取り専用属性を無効にするまで、
ターゲット仮想ディスクへの書き込み要求はすべて拒否されます。読み取り専用
属性を無効にするには、
set virtualDiskCopy
コマンドを使用します。