Reference Guide
88 ストレージアレイのメンテナンス
コマンドの書式は次のとおりです。
save storageArray performanceStats file="
filename
"
file
は、パフォーマンス統計情報が保存されるファイル名を指定します。
OS
がサ
ポートするファイル名であれば、どんなファイル名でもかまいません。デフォル
トのファイルの種類は
.csv
になります。パフォーマンス情報は、コンマ区切り
ファイルとして保存されます。
save storageArray performanceStats
コマンドを使用する前に、
set
session performanceMonitorInterval
コマンドと
set session
performanceMonitorIterations
コマンドを実行して、統計情報が収集さ
れる頻度を指定する必要があります。
RAID レベルの変更
ディスクグループを作成する際に、そのグループ内の仮想ディスクに対して
RAID
レベルを定義します。パフォーマンスを改善するため、または、より安全
なデータ保護を実現するために、後で
RAID
レベルを変更することができます。
RAID
レベルを変更するには、次のコマンドを実行します。
set diskGroup [
diskGroupNumber
] raidLevel=(0|1|5|6)
diskGroupNumber
は、
RAID
レベルを変更するディスクグループの番号です。
セグメントサイズの変更
新しい仮想ディスクを作成する際に、その仮想ディスクのセグメントサイズを定
義します。パフォーマンスを最適化するために、後からセグメントサイズを変更
することができます。マルチユーザー対応のデータベースまたはファイルシステ
ム環境では、
1
つの
I/O
要求を満たすために必要とされる物理ディスクの数が最
小限になるようにセグメントサイズを設定します。セグメントサイズに対して大
きめの値を設定します。
1
つの要求に対して
1
つの物理ディスクが使用されるよ
うにすれば、同時に他の要求を実行できる物理ディスクが残るということになり
ます。シングルユーザーによって大きな
I/O
が要求される環境下に仮想ディスク
がある場合、
1
つの
I/O
要求が
1
つのデータストライプで満たされるときに最大
のパフォーマンスが得られます。つまり、セグメントサイズには小さめの値を設
定します。セグメントサイズを変更するには、次のコマンドを実行します。
現在の IO 数 / 秒 現在の毎秒 I/O 数(「現在の」というのは、前回のポーリング
間隔が過ぎて、更新が発生してからの
1 秒当たりの I/O 数であ
ることを意味します)
最大
IO 数 / 秒現在の IO 数 / 秒統計ブロックでの最大 I/O 数
表
6-1. ストレージアレイのパフォーマンス情報 (続き)
情報の種類 説明