Dell™ PowerVault™ MD Storage Manager ユーザーズガイド w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
メモおよび注意 メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明してい ます。 注意:ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回 避するための方法を説明しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられてい ます。 本書に使用されている商標:Dell、DELL ロゴ、PowerEdge および PowerVault は Dell Inc. の商標です。Microsoft、Windows、Windows Server、MS-DOS、および Internet Explorer は米国その他の国における Microsoft Corporation の商標または登 録商標です。Red Hat および Red Hat Enterprise Linux は Red Hat, Inc. の登録商標です。 SUSE は Novell, Inc.
目次 1 本書について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ユーザーインタフェース . . . . . . . . . . . . . . . 2 12 . . . . . . . . . . . 12 12 13 13 13 14 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14 Summary(サマリー)Tab Configure(設定)タブ . . Modify(変更)タブ . . . . Tools(ツール)タブ . . . . iSCSI タブ . . . . . . . . . . Support(サポート)タブ . その他の必要情報 11 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ストレージアレイについて . アクセス仮想ディスク . . . . . . . . . . 17 . . . . . . .
シリアルケーブルの接続 . . . . . . . . . . パスワードリセットのためのシステムセ ットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . パスワードのリセット . . . . . . . . . . . . 拡張エンクロージャの ID 番号の変更 . アラート通知の設定 . 25 . . . . 26 27 . . . . . . . 28 . . . . . . . . . . . . . . . . . 電子メールアラートの設定 SNMP アラートの設定 . . . 3 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . Windows におけるホストエージェント ソフトウェアの起動または再起動 . . . . . . . . . 32 Linux におけるホストエージェントソフ トウェアの起動または再起動 . . . . . . . . . . . . 32 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
4 5 イベントモニター . . . . . . . . . . . . . . . . . . イベントモニターの有効化 . . . . . . . . . . . . . 45 イベントモニターの無効化 . . . . . . . . . . . . . 46 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47 ホストについて . ホストアクセスの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . 自動設定 . . . . . . . . . . . . . 手動設定(SAS HBA を使用). 手動設定(iSCSI を使用) . . . ホストアクセスの削除 . . . . ホストグループ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ホストグループの作成 . . . . . . . . . ホストグループへのホストの追加 . . .
ホスト対仮想ディスクのマッピング . . . . . . . . ホスト対仮想ディスクのマッピン グの作成 . . . . . . . . . . . . . . . ホスト対仮想ディスクのマッピン グの変更と削除 . . . . . . . . . . . 仮想ディスクのコントローラ所有 権の変更 . . . . . . . . . . . . . . . ストレージパーティショニング . . . . . . . 67 . . . . . . . 68 . . . . . . . 69 . . . . . . . . . . . 69 ディスクグループと仮想ディスクの拡張 ディスクグループの拡張 仮想ディスクの拡張 . . . . . . . . 70 . . . . . . . . . . . . 70 71 . . . . . . . . . . . . ストレージアレイのメディアスキャン メディアスキャンの設定の変更 メディアスキャンの一時停止 . Microsoft のサービス . . . . . . . 72 . . . . . . . .
詳細パスを使用したスナップショット 仮想ディスクの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . 82 . . . . . 83 . . . . . 86 . . . . . 89 . . . . . . . . 90 スナップショット仮想ディスク名の指定 スナップショットリポジトリの容量 スナップショット仮想ディスクの再生成 . . . . . スナップショット仮想ディスク の無効化 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . スナップショット仮想ディスクを再生 成するためのホストサーバーの準備 . . . スナップショット仮想ディスクの再生成 8 プレミアム機能 — 仮想デ ィスクコピー . . . . . . . . . . . 92 . . . . 93 94 . . . . . . . . . . . 95 . . . . . . . . 97 . . . . . . . . . . . . 97 仮想ディスクのコピーに関する制限事項 仮想ディスクのコピーの作成 . . . . .
仮想ディスクの再コピー . . . . . . . . . . . . . . . 仮想ディスクの再コピーを行うため のホストサーバーの準備 . . . . . . . 仮想ディスクの再コピー . . . . . . . コピーペアの削除 9 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ファームウェアのダウンロード RAID コントローラと NVSRAM のパッ ケージのダウンロード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . RAID コントローラと NVSRAM ファー ムウェア両方のダウンロード . . . . . NVSRAM ファームウェアのみの ダウンロード . . . . . . . . . . . . . . . 非冗長 MSCS NVSRAM ファーム ウェアのダウンロード . . . . . . . . . . 物理ディスクファームウェアのダ ウンロード . . . . . . . . . . . . . . 10 トラブルシューティング .
A エンクロージャのハードウェア の交換、メンテナンス、および構 成に関する考慮事項 . . . . . . . . . . . 接続されている拡張エンクロージャの EMM(エンクロージャ管理モジュール) の取り外しと取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 拡張エンクロージャからの EMM の取り外し . . . . . . . . . . . . . 拡張エンクロージャへの EMM の挿入 物理ディスクの取り外しと取り付け 索引 . 123 . . . . 123 124 . . . . . . . . 124 MD3000 のメンテナンスに関する考慮事項 . スタンドアロンホストサーバーの MD3000 クラスタ構成に関する ガイドライン . . . . . . . . . . . . . 123 . . . . . . . . 125 . . . . . . . . . 125 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
目次
本書について Dell™ PowerVault™ Modular Disk(MD)Storage Manager ソフト ウェアは、複数のストレージアレイを作成および管理する目的で使用し ます。MD Storage Manager は、ストレージアレイに接続されている どのホスト上でも、また同じサブネットワークに接続されているスト レージ管理ステーション上でも使用できます。 MD Storage Manager ソフトウェアは、複雑なインストール、設定、 管理、および診断のタスクを簡単にするために設計されたウィザード形 式のツールとタスクベースの構造を持つ GUI です。 また、MD Storage Manager ソフトウェアには、ストレージアレイに 重要な問題が発生したときにアラートを送信するオプションのイベント 監視サービスや、MD Storage Manager が実行する機能にアクセスで きるコマンドラインインタフェース(CLI)も含まれています。 このガイドは、ストレージアレイの基本機能に精通しているユーザーを 対象にしています。特定の機能における、サポートされている OS 間での 違いについては
ユーザーインタフェース Storage Manager 画面は、次の 3 つの領域に分かれています。 • 画面の一番上はタイトルバーです。ここに、アプリケーションの名 前と Dell ロゴが表示されます。 • タイトルバーの下にはアレイセレクタがあり、現在選択されている MD ストレージアレイが示されます。アレイ名の隣のアイコンはその アレイの状態を示します。別のアレイを選択するには、アレイ名の隣 の下向き矢印をクリックし、ドロップダウンリストから別のアレイ を選択します。また、アレイ名の右のリンクから、管理アレイの一 覧にアレイを追加したり一覧からアレイを削除したりできます。一 番右側には、オンラインヘルプにアクセスしたり、Storage Manager を閉じるためのリンクがあります。 • アレイセレクタの下はコンテンツ領域になっています。この領域に はいくつかのタブがあり、選択されているアレイ上で実行できるタ スクが分類されています。タブをクリックすると、コンテンツ領域 に、そのタブに関連したタスクにアクセスできるリンクが表示され ます。次の項では、各タブで実行できるタスクの一覧を示します。
• スナップショット仮想ディスクの作成(有効な場合) • 仮想ディスクコピーの作成(有効な場合) • ホスト対仮想ディスクのマッピングの作成 Modify(変更)タブ • ホストトポロジの変更 • 仮想ディスクの名前の変更と削除 • ディスクグループへの空き容量の追加 • 仮想ディスクの所有権と優先パスの変更 • スナップショット仮想ディスクの変更(有効な場合) • 仮想ディスクコピーの管理(有効な場合) • ホスト対仮想ディスクのマッピングの編集 Tools(ツール)タブ • ストレージアレイの名前の変更 • パスワードの設定または変更 • プレミアム機能の表示または有効化 • インジケータの点灯 • エンクロージャ ID 番号の変更 • エンクロージャタグの設定または変更 • 電子メールアラートと SNMP アラートの設定 • コントローラのクロックの同期化、ネットワーク構成の変更、また はバッテリーの使用日数のリセット • システム設定の継承 • メディアスキャンの設定の変更 iSCSI タブ • ターゲットによってサポー
• iSCSI ホストポートのパラメータの設定 • iSCSI セッションの表示または終了 • iSCSI 統計の表示 メモ:iSCSI タブは、コントローラに iSCSI ホストポートが含まれている 場合に MD Storage Manager にのみ表示されます。 Support(サポート)タブ • 障害からの復旧 • サポート情報の取得 • ストレージアレイプロファイルの表示 • RAID コントローラ、NVSRAM、および物理ディスクファームウェア のダウンロード • RAID コントローラの管理 • オンラインヘルプの表示 • イベントログの表示 その他の必要情報 警告:規制および安全に関する完全な情報については『製品情報ガイド』 を参照してください。保証情報に関しては、 『サービス & サポートのご案 内』を参照してください。 • 『Setting Up Your Dell PowerVault MD』(Dell PowerVault MD の セットアップ)では、ストレージアレイのセットアップとケーブル 接続の概要を説明しています。 • 『Dell™ Po
• Dell™ PowerVault™ MD の『Resource CD』には、すべてのマニュ アルと管理ツールが含まれています。 • Dell™ PowerVault™ MD システムの『Support Matrix』(サポート マトリクス)では、MD システム用のサポートされているソフト ウェアとハードウェアについて説明しています。このマニュアルは support.dell.com から入手できます。 • Dell PowerEdge™ Cluster のマニュアルは support.dell.
本書について
ストレージアレイについて 本章では、MD Storage Manager からストレージアレイを管理するた めの基本的な手順について説明します。この手順には、アレイの追加と 削除、初期設定、アレイに対するパスワードの設定、アラート通知の設 定などが含まれます。ストレージアレイの計画については、 『Installation Guide』(取り付けガイド)を参照してください。 次に、本章で使用する用語について簡単に説明します。 • 物理ディスク — データを格納するための非揮発性ランダムアクセス 可能デバイス。 • ホスト — ストレージアレイにアクセスし、仮想ディスクにマップ されるシステム。 • ホストグループ — 論理的に関連付けられ、同じ仮想ディスクへのア クセスを共有する複数のホスト。 • ホストエージェントソフトウェア — 帯域内管理とトポロジ検出を行 うホスト上のソフトウェア。 • 論理ユニット番号(LUN)— ストレージアレイ内の各仮想ディスク を識別するアドレス。 • イベントモニター — 有効になっていれば、管理ストレージアレイ 上のアクティビティを監視し、重要な問題が発
注意:アクセス仮想ディスクを削除したり変更したりすると、その結果、 管理アクセスができなくなることがあります。帯域内管理ストレージアレ イからアクセス仮想ディスクマッピングを削除すると、MD Storage Manager はそのストレージアレイにアクセスできなくなります。アクセス 仮想ディスクは、OS または MD Storage Manager のどちらからも変更しな いでください。 帯域外管理と帯域内管理 ストレージアレイの管理は次の 2 つの方法で行われます。 • 帯域外管理 • 帯域内管理 帯域外管理では、データはコマンドおよびイベントから隔離されます。 データはホストツーコントローラインタフェースでやり取りされ、コマ ンドとイベントは管理ポートのイーサネットケーブルを使用します。 帯域外管理では、各 RAID コントローラモジュールの管理イーサネット ポートに対して、IP アドレス、サブネットワークマスク(サブネットマ スク)、ゲートウェイといったネットワーク構成を設定する必要があり ます。DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバーを使用
ストレージアレイの追加 ストレージアレイを MD Storage Manager に追加するには、アレイセ レクタ領域の New(新規)リンクをクリックします。ウィンドウが開 き、自動的に新規ストレージアレイを追加するか、手動で追加するかを 選択します。 メモ:Automatic(自動)オプションを使用して新しいストレージを 追加する前に、ステーションの IP アドレス、サブネットマスク、および デフォルトゲートウェイを含め、ホストステーションまたは管理ステー ションのネットワーク設定が正しいことを確認します。 メモ:Linux の場合は、ブロードキャストパケットが 255.255.255.
帯域内管理通信を確立する前に、ホストエージェントを再起動する 必要があります。32 ページの「Windows におけるホストエージェ ントソフトウェアの起動または再起動」または 32 ページの「Linux におけるホストエージェントソフトウェアの起動または再起動」を 参照してください。 • 帯域外管理を使用するストレージアレイを追加するには、スト レージアレイ内の各コントローラのホスト名か IP アドレスを指定 します。 メモ:MD Storage Manager が、指定されたストレージアレイに接続する のに数分かかる場合があります。 ストレージアレイの名前指定 ストレージアレイには、それぞれ一意の名前を割り当てる必要がありま す。ストレージアレイ名の最大長は 30 文字です。名前の先頭および末 尾のスペースはすべて削除されます。名前には、文字、数字、およびア ンダースコア(_) 、ダッシュ(-) 、ポンド記号(#)の特殊記号を使用 できます。その他の特殊記号は使用できません。 ストレージアレイの位置を確認するには、次の手順を実行します。 1 Tools(ツール)タブをクリックします。 2 Blink(
3 ストレージアレイ名は、一意で、わかりやすく覚えやすい名前にし てください。 4 OK をクリックします。 メモ:後で忘れてしまうようなわかりにくい名前は使用しないでくだ さい。 ストレージアレイの削除 特定のストレージ管理ステーションから管理する必要がなくなったスト レージアレイを、管理アレイ一覧から削除することができます。スト レージアレイを削除しても、ストレージアレイそのものやストレージア レイ上のデータには影響しません。ストレージアレイの削除とは、単 に、アレイセレクタ内のドロップダウンリストのストレージアレイ一覧 からの削除を意味します。ストレージアレイが誤って削除されてしまっ た場合でも、追加し直すことができます(19 ページの「ストレージア レイの追加」を参照)。 ストレージアレイを削除するには、次の手順を実行します。 1 アレイセレクタのドロップダウンリストの右側にある Remove (削除)をクリックします。 2 Remove(削除)ダイアログボックスの OK をクリックします。 ストレージアレイを削除した後でも、そのストレージアレイが追加され ているその他のストレージ管理ステーション
2 ストレージアレイへの名前の指定 — ストレージアレイを簡単に識別 できる覚えやすい一意の名前を付けます。 3 ストレージアレイのパスワードの設定 — 仮想ディスクの削除など、 ストレージアレイに対する不正な操作を防止するために、一意のパ スワードを設定します。 4 アラート通知の設定 — 注意を要するストレージアレイの状態を管理 者に通知する電子メールアラートと SNMP アラートを有効にします。 詳細については、29 ページの「アラート通知の設定」を参照してく ださい。 a 電子メールの送信者の設定 — 電子メールアラートを送信すると きに MD Storage Manager が使用する SMTP、電子メールアドレ ス、および連絡先情報を指定します。 b 電子メールアドレスの追加と編集 — 電子メールベースのアラー トを受信するアカウントに関する情報を指定します。 c SNMP アラートの設定 — SNMP ベースのアラートを受信するホ ストに関する情報を指定します。 5 iSCSI ホストポートの設定 — RAID コントローラモジュール上の iSCSI ホストポートのネットワークパラメ
8 iSCSI 管理設定 — コントローラに iSCSI ホストポートが含まれている 場合にのみ使用できるオプションです。 a ターゲット認証の変更 — イニシエータからターゲットにアクセ スするための認証の方法と許可(必要な場合)を選択します。 b 相互認証の許可の入力 — イニシエータが相互認証を必要とする 場合、ターゲットがイニシエータにアクセスするための許可を入 力します。 c ターゲット ID の変更 — 識別を容易にするために、ターゲットの エイリアスを定義します。 d ターゲット検出の変更 — ネットワークでのターゲットの検出方 法に関するパラメータを設定します。 9 プレミアム機能の表示と有効化(オプション)— プレミアム機能 (スナップショット仮想ディスクと仮想ディスクコピー)を購入して いる場合には、現在使用できるプレミアム機能を確認し、無効になっ ている場合には、これらの機能を有効にできます。 10 イーサネット管理ポートの設定(オプション)— ストレージアレイ を帯域外イーサネット接続用に管理するためのイーサネット管理 ポートのネットワークパラメータを設定します。 ス
パスワードの設定 ストレージアレイを不正アクセスから保護するために、それぞれのスト レージアレイに対してパスワードを設定できます。ストレージアレイの 作成や削除など、ストレージアレイに対する変更が要求されると、MD Storage Manager はこのパスワードを要求します。ストレージアレイ の表示については、パスワードの入力は必要ありません。 ストレージアレイのパスワードを設定、変更、または削除するには、次 の手順を実行します。 1 Tools(ツール)タブをクリックし、次に Set or Change Password(パスワードの設定または変更)をクリックします。 現在のパスワード、新しいパスワード、および新しいパスワードの 確認用のテキストボックスがそれぞれ表示されます。 2 新しいパスワードを入力するには、次の手順を実行します。 • Current password(現在のパスワード)テキストボックス は空白のままにします。 • New password(新しいパスワード)テキストボックスと Confirm new password(新しいパスワードの確認)テキ ストボックスに、新しいパスワ
パスワードに関する注意事項 パスワードの作成にあたっては、以下の事項に注意してください。 • ストレージアレイには安全なパスワードを設定してください。ユー ザー当人にとっては覚えやすく、他人にとっては想像しにくいパス ワードを使ってください。文字の代わりに数字や特殊文字を使用す るのも一案です。たとえば、文字の「I」の代わりに数字の「1」を 使用したり、文字の「a」の代わりにアットマーク「@」を使用する などします。 • 保護レベルを上げるためには、15 文字以上の長いパスワードを使用 してください。パスワードの最大文字数は 30 文字です。 • パスワードでは大文字と小文字が区別されます。 • セキュリティ上の理由から、誤ったパスワードを 10 回入力すると、 ストレージアレイはロック状態に入ります。ストレージアレイがリ セットされ、再びパスワードを入力できるようになるまで、10 分か かります。 パスワードのリセット パスワードを紛失したり忘れたりして、パスワードのリセットが必要な 場合は、この手順を実行します。 シリアルケーブルの接続 1 パスワードリセットケーブルパッケージからシリア
パスワードリセットのためのシステムセットアップ Microsoft® Windows® OS 1 スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → 通信 → ハイパー ターミナル の順にクリックして、ハイパーターミナルを実行します。 ハイパーターミナルがインストールされていない場合は、コント ロールパネル → アプリケーションの追加と削除 → Windows コン ポーネントの追加と削除 の順にクリックし、ハイパーターミナル を見つけてチェックボックスをクリックし、適用 と OK をクリック します。 メモ:ハイパーターミナルのインストールには、オリジナルの Windows インストールディスクが必要な場合があります。 メモ:ハイパーターミナルは Windows Server® 2008 のコンポーネントで はありません。 2 ハイパーターミナル で名前の入力が求められたら、MD と入力し、 OK をクリックします。 3 COM1 ポートを選択し、OK をクリックします。 4 次の通信設定を行い、適用 をクリックし、OK をクリックします。 ビット / 秒:115200 データビット:8 パリティ:
4 Serial Port Setup(シリアルポートのセットアップ)を選択し、 を押します。 5 を押して Hardware Flow Control(ハードウェアフロー制御) の設定を no(なし)に変更します。 6 を押して Comm Parameters(通信パラメータ)を設定し ます。 7 を押して speed(速度)を 115200 に設定します。 8 を押して data(データ)、parity(パリティ)、および stopbits(ストップビット)を 8-N-1 に設定し、 を押し ます。 9 を押して Comm Parameters(通信パラメータ)画面を終 了します。 10 Exit(終了)を選択し、 を再度押してセットアップ画面を終 了します。 パスワードのリセット 注意:次の手順を実行する前に非フォールトトレラントアレイに対する データの I/O を停止しないと、データが失われるおそれがあります。 1 アレイに対するすべての I/O を停止します。 2 ハイパーターミナル(Windows)または
7 プロンプトで clearSYMbolPassword (大文字と小文字を区別) と入力し、 を押します。 value = 0 = 0x0 が返されたら、パスワードがリセットまたは削 除されたという意味です。 8 ハイパーターミナルまたは MINICOM を閉じます。 9 パスワードリセットケーブルを外します。 10 新しいパスワードを設定するには、MD Storage Manager ソフトウェ アに移動し、Tools(ツール)タブで Set Or Change Password Link(パスワードリンクの設定または変更)をクリックします。 11 Current Password(現在のパスワード)を空欄にし、新しいパスワー ドを 2 回入力して OK をクリックします。 メモ:この手順でサポートが必要な場合は、デルテクニカルサポート にお問い合わせください。デルへのお問い合わせの詳細については、 『ハードウェアオーナーズマニュアル』の「困ったときは」を参照して ください。 拡張エンクロージャの ID 番号の変更 MD3000/MD3000i ストレージアレイに MD1000 拡張エンク
アラート通知の設定 MD Storage Manager は、ストレージアレイコンポーネントの障害や、 不都合な状況の発生など、注意を要するストレージ上の状態に対してア ラートを送信します。アラートは電子メールメッセージまたは SNMP メッセージとして送信されます。 Summary(サマリー)タブの Status(ステータス)領域上の Alert status(アラートステータス)行を確認することにより、アラートが 現在設定されているかどうかを確認できます。 電子メールアラートの設定 電子メールアラートを設定するには、Tools(ツール)タブをクリック し、次に Set up e-mail alerts(電子メールアラートの設定)をク リックします。コンテンツ領域 に、Configure Sender E-mail Settings(電子メールの送信者の設定)と Add or Edit E-mail Addresses(電子メールアドレスの追加または編集)の 2 つのリンク が表示されます。 メモ:これらの設定は、管理ステーションによって現在管理されている すべてのストレージアレイに適用されます。 電子メ
アラートの送信先を指定するには、次の手順を実行します。 1 Tools(ツール)タブをクリックし、次に Set Up Email Alerts (電子メールアラートの設定)をクリックします。 2 Recipient email addresses(受信者の電子メールアドレス)テキ ストボックスに電子メールアドレスを入力し、Add(追加)をク リックして、設定済み電子メールアドレスの一覧に追加します。 3 一覧の各電子メールアドレスに対して次の情報を指定します(別の 設定を選択するには、そのフィールドの右側にある下向き矢印をク リックします)。 Information To Send(送信する情報)— ドロップダウンリストか ら次のオプションの 1 つを選択します。 • Event Only(イベントのみ)— 電子メールアラートに、イ ベント情報のみを含めます。このアラートタイプがデフォル トです。 • Event + Profile(イベントとプロファイル)— 電子メール アラートに、イベント情報とストレージアレイプロファイル を含めます。 • Event + Support(イベントとサポート)—
SNMP アラートの設定 SNMP アラートを受信するアドレス一覧に管理コンソールを追加するに は、次の手順を実行します。 メモ:MD ストレージアレイ対応の MIB が、完全インストールまた は管理ステーションのインストールを選択した場合にクライアント ディスレクトリにコピーされています。SNMP 管理コンソール上に、 コンソールによって提供されるインタフェースを使用して、 DellMDStorageArray.
Windows におけるホストエージェントソフ トウェアの起動または再起動 ホストを再起動すると、SMagent ソフトウェアが自動的に起動します。 ホストサーバーの起動後にストレージアレイを追加した場合、または SMagent の実行中に iSCSI セッションが作成された場合は、以下の手 順に従って SMagent ソフトウェアを手動で起動する必要があります。 1 スタート → 設定 → コントロールパネル → 管理ツール → サービス の 順にクリックします。 または スタート → 管理ツール → サービス の順にクリックします。 2 サービスのダイアログボックスで Modular Disk Storage Manager Agent(Modular Disk Storage Manager エージェント) を選択します。 3 MD Storage Manager エージェントが実行中の場合は、Action (操作)→ Stop(停止)の順にクリックし、約 5 秒待ちます。 4 Action(操作)→ Start(開始)の順にクリックします。 Linux におけるホストエージェントソフト ウェアの起動
起動プロセスが完了すると、次のようなメッセージが表示されます。 Storage Manager Agent, Version 09.1x.00.00 Built Wed Aug 15 16:54:46 CDT 2006 Copyright (C) 2006.All rights reserved.
ストレージアレイについて
iSCSI の使い方 本章では、MD Storage Manager における iSCSI の使い方について説明 します。iSCSI の必要条件と iSCSI のセットアップと設定に関する詳細 な手順については、 『Installation Guide』 (取り付けガイド)を参照し てください。 iSCSI タブの使い方 iSCSI タブは、コントローラに iSCSI ホストポートが含まれている場合 にのみ MD Storage Manager に表示されます。iSCSI タブで、iSCSI ターゲットの設定を定義または変更したり、CHAP 許可を入力したりで きます。主な iSCSI 設定は以下のとおりです。 • Change Target Authentication(ターゲット認証の変更)— ターゲットによってサポートされる認証方法を選択します。 • Enter Mutual Authentication Permissions(相互認証の許可の 入力)— 相互認証を必要とするイニシエータの許可を定義します。 • Change Target Identification(ターゲット ID の
iSCSI ターゲット認証の変更 イニシエータが相互(双方向)認証を必要とする場合は、36 ページの 「相互認証の許可の入力」を参照してください。 1 iSCSI タブをクリックし、Change Target Authentication(ター ゲット認証の変更)をクリックします。 2 ターゲットへのアクセスにどのイニシエータにも認証が必要とされ ない場合は、None(なし)を選択します。 メモ:None(なし)を選択した場合は、どのイニシエータもこの ターゲットにアクセスできます。このオプションは、データのセ キュリティ保護を必要としない場合にのみ使用してください。ただ し、None(なし)と CHAP の両方を同時に選択した場合、ストレー ジアレイは CHAP 認証があってもなくても iSCSI イニシエータにログ オンを許可します。 3 ターゲットへのアクセスを試みるすべてのイニシエータにアクセス を許可する場合は、CHAP を選択します。CHAP を選択したにもか かわらず CHAP シークレットを定義していない場合は、エラーメッ セージが表示されます。 Enter CHAP Secret(CHAP
3 CHAP Secret(CHAP シークレット)を選択し、表示されるダイア ログボックスにイニシエータ CHAP 許可を入力します。 メモ:イニシエータを追加、変更、または削除するには、 Modify (変更)タブをクリックし、 Edit Host Topology(ホストトポロ ジの編集)をクリックします。 CHAP シークレットの作成 認証方法をセットアップする際に、チャレンジハンドシェイク認証プロ トコル(CHAP)のシークレットを作成できます。CHAP シークレット とは、イニシエータとターゲットによって認識されるパスワードです。 MD3000i ストレージアレイの設定に相互認証を使用する場合、iSCSI イ ニシエータで定義したのと同じ CHAP シークレットを入力し、ター ゲット(ストレージアレイ)で CHAP シークレットを定義する必要が あります。この設定は、ターゲットに接続するすべての iSCSI イニシ エータ内で行う必要があります。CHAP の詳細は、『Installation Guide』(取り付けガイド)の「Understanding CHAP Authentication」
表 3-1. CHAP シークレットで使用できる ASCII 文字 スペース ! " # $ % & ’ ( ) * + , - . / 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 : ; < = > ? @ A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z [ \ ] ^ _ a b c d e f g h i j k l M n o p q r s t u v w X y z { | } ~ iSCSI ターゲット ID の変更 iSCSI ターゲット名は変更できませんが、識別を容易にするために、 ターゲットにエイリアスを関連付けることができます。iSCSI ターゲッ ト名はひと目ではわかりにくいため、エイリアスは便利です。iSCSI ターゲットに意味があって覚えやすいエイリアスを関連付けてくだ さい。 1 iSCSI タブをクリックし、Change Target Ide
iSCSI ターゲット検出の変更 1 iSCSI タブをクリックし、Change Target Discovery(ターゲット 検出の変更)をクリックします。 2 Use iSNS server(iSNS サーバーを使用する)チェックボックスに チェックを入れて、iSCSI ターゲットの検出を有効にします。次の いずれか 1 つの方法を使用できます。 a DHCP オプション(IPv4 のみ)を使用してターゲットの検出を自 動的に有効にする。DHCP を更新することも可能です。 b IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを入力してターゲットの検出 を有効にする。IP アドレスを手動で入力すると、Advanced (詳細)をクリックしてカスタム TCP リスニングポートを設定す ることもできます。 3 無名の検出セッションを許可しない設定にするには、Disallow unnamed discovery sessions(無名の検出セッションを許可しな い)を選択します。 無名の検出セッションとは、ターゲット名なしで実行が許可される検出 セッションのことです。無名の検出セッションの場合、iSCSI
MD3000i iSCSI ホストポートの設定 iSCSI ホストポートの設定ダイアログボックスを使用して、ストレージ エリアネットワーク(SAN)内のストレージアレイで使用する MD3000i iSCSI ホストポートをセットアップします。 1 iSCSI タブをクリックし、次に Configure iSCSI Host Ports(iSCSI ホストポートの設定)をクリックします。 2 iSCSI host port(iSCSI ホストポート)フィールド内のコントロ ーラを選択し、次のいずれか 1 つの方法を使用してポートを設定し ます。 a b 次のいずれかの方法で、設定を自動的に取得します。 • IPv4 — DHCP サーバーから設定を取得するか、または DHCP を更新する。 • IPv6 — ルーターから設定を自動的に取得する。 次のいずれかの方法で、設定を手動で指定します。 • IPv4 — ホストポートの IP アドレス、サブネットマスク、お よびゲートウェイを入力する。 • IPv6 — IP アドレス、ルーティング可能な IP アドレス、およ びルーター IP アドレス
iSCSI ホストポートの詳細設定 メモ:iSCSI ホストポートの詳細設定はオプションです。 個々の iSCSI ホストポートに詳細設定を使用して、TCP フレームサイ ズ、仮想 LAN、およびネットワーク優先度を指定します。 表 3-2.
iSCSI セッションの表示または終了 1 iSCSI タブをクリックし、次に View/End iSCSI Sessions(iSCSI セッションの表示 / 終了)をクリックします。 2 表示するセッションを Current sessions(現在のセッション)ボッ クスで選択します。詳細は下の Details(詳細)ボックスに表示さ れます。 3 セッションを終了する場合は、次の手順を実行します。 a 終了するセッションを選択し、End Session(セッションの終 了)をクリックして End Session(セッションの終了)確認 ウィンドウを表示します。 b 確認ウィンドウに YES と入力して、iSCSI セッションを終了する ことを確認します。次に OK をクリックします。 メモ:セッションを終了すると、対応する接続はすべてホストとス トレージアレイの間のリンクを終了し、ストレージアレイ上のデー タは使用できなくなります。 メモ:MD Storage Manager を使用してセッションを手動で終了する と、iSCSI イニシエータソフトウェアは、切断されたストレージアレ イへの接続の
3 Raw statistics(未処理統計)または Baseline statistics(ベース ライン統計)のいずれかを選択します。 未処理統計は、コントローラが起動した後に収集されたすべての統 計です。ベースライン統計は、ベースライン時刻を設定した後に収 集されたポイントインタイム統計です。 統計のタイプと未処理統計またはベースライン統計のどちらかを選 択すると、統計の詳細が統計表に表示されます。 4 統計のベースラインを設定するには、次の手順を実行します。 a Baseline Statistics(ベースライン統計)を選択します。 b Set Baseline(ベースラインの設定)をクリックします。 c 表示されるダイアログボックスで、ベースライン統計を設定する ことを確認します。 ベースライン時刻には、最後にベースラインを設定した時刻が表 示されます。サンプリングインタバルとは、ベースラインを設定 してからダイアログボックスを開くかまたは Refresh(更新) をクリックするまでの経過時間です。 メモ:ベースライン統計を比較する前に、まずベースラインを設定 する必要があります。 ホ
表 3-3.
イベントモニター MD Storage Manager にはイベントモニターが付属しています。有効 になっている場合、イベントモニターはバックグラウンドで連続して実 行され、管理下にあるストレージアレイ上のアクティビティを監視しま す。イベントモニターは重要な問題を検出すると、電子メール、SNMP (Simple Network Management Protocol)トラップメッセージ、また はその両方を使用して、ホストまたはリモートシステムにこれを通知で きます。 連続して、かつ適宜イベントの通知を行うためには、1 日 24 時間実行 する管理ステーション上でイベントモニターを有効にしておく必要があ ります。複数のシステム上でイベントモニターを有効にしたり、イベン トモニターと MD Storage Manager の組み合わせをアクティブにした りすると、イベントが重複してしまう可能性がありますが、これは、ア レイ上に複数の障害が発生していることを示すものではありません。 イベントモニターの有効化 イベントモニターはいつでも有効にできます。 メモ:デフォルトで、1 日 24 時間実行する管理ステーショ
Linux コマンドプロンプトで、SMmonitor start と入力し、 を押 します。プログラムが開始すると、次のメッセージが表示されます。 SMmonitor started.
ホストについて 本章では、ホストグループ、ホストアクセス、ホストトポロジ、および I/O データパス保護の基本的な情報について説明します。 ホストとは、ストレージアレイにアクセスし、1 つまたは複数のホスト 接続で仮想ディスクにマップされるシステムのことです。ホストには次 の属性があります。 • ホスト名 — ホストを一意に識別する名前。 • ホストタイプ — ホストで実行されている OS。 • ホスト接続 — ホストサーバーに対する物理的な接続。ホスト接続 は、MD Storage Manager によって自動的に検出でき、ユーザーに よって割り当てられるエイリアスによって識別されます。 • ホストグループ — 同じ仮想ディスクへのアクセスを共有する複数の ホストが関連付けられたグループ。 ホストアクセスの設定 ホストアクセスを設定することにより、特定のホストに対してストレー ジアレイへのアクセスを許可したり拒否したりすることができます。ホ ストアクセスを許可すると、そのホストはストレージアレイ上の仮想 ディスクにマップできる状態になります。Summary(サマリー)タブ の Hosts &
ホストアクセスを設定するには、Configure(設定)タブをクリック し、Configure Host Access (Automatic)(ホストアクセスの自動設 定)または Configure Host Access (Manual)(ホストアクセスの手 動設定)をクリックします。SAS HBA または iSCSI のどちらを使用して いるかに応じて、手動設定の該当する項を参照してください。 自動設定 ホストからストレージアレイへのアクセスを自動的に設定するには、次 の手順を実行します。 1 Configure(設定)タブをクリックし、次に Configure Host Access (Automatic)(ホストアクセスの自動設定)をクリックし ます。 2 ストレージアレイへのアクセスが既に許可されているホストを確認 するには、View configured hosts(設定済みホストの表示)をク リックします。 3 Available hosts(使用可能なホスト)ウィンドウで、ストレージ アレイへのアクセスを許可するホストを選択します。 4 選択したホストのポートとホストタイプを確認するには、一
ストレージアレイがホストをボリュームマッピングに使用できるように するために、以下の手順で設定します。 1 Configure(設定)タブをクリックし、次に Configure Host Access (Manual)(ホストアクセスの手動設定)をクリックします。 2 Enter host name(ホスト名を入力)テキストボックスに、ユー ザーが選択した名前を入力します。 これは非公式の名前でかまいません。必ずしも、ネットワークに対 してホストの ID を示すために使われる名前ではありません。 3 Select host type(ホストタイプの選択)ボックスでホストの OS を選択し、Next(次へ)をクリックします。 4 既知のホストポートを選択するか、ホストポートを手動で定義する ことにより、HBA ホストポートを指定します。 MD Storage Manager によって既に認識されているホストポート を選択するには、Known HBA host ports(既知の HBA ホスト ポート)一覧内のホストポートをクリックし、Add(追加)をク リックします。 ホストポートを手動で定義するには、New
7 Next(次へ)をクリックします。 8 Finish(完了)をクリックしてホストを設定します。 手動設定(iSCSI を使用) ストレージアレイがホストをボリュームマッピングに使用できるように するために、以下の手順で設定します。 1 Configure(設定)タブをクリックし、次に Configure Host Access (Manual)(ホストアクセスの手動設定)をクリックします。 2 Enter host name(ホスト名を入力)テキストボックスに、ユー ザーが選択した名前を入力します。 これは非公式の名前でかまいません。必ずしも、ネットワークに対 してホストの ID を示すために使われる名前ではありません。 3 Select host type(ホストタイプの選択)ドロップダウンボックス でホストの OS を選択し、Next(次へ)をクリックします。 4 既知のイニシエータを選択するか、またはイニシエータを手動で定 義することにより、iSCSI イニシエータを指定します。 MD Storage Manager によって既に認識されているイニシエータを 選択するには、KnowniSCSI I
ホストグループに所属している場合は、Yes(はい)を選択します。 – 新しいホストグループを作成する場合は、Enter new host group name(新規ホストグループ名の入力)テキストボック スに名前を入力します。 – 既存のホストグループにホストを追加する場合は、Select existing host group(既存のホストグループの選択)ボック スからホストグループを選択します。 7 Next(次へ)をクリックします。 8 Finish(完了)をクリックしてホストを設定します。 ホストアクセスの削除 ホストからストレージアレイへのアクセスを削除するには、次の手順を 実行します。 1 Modify(変更)タブをクリックし、Edit topology(トポロジの編 集)をクリックします。 2 ホストトポロジの一覧で、ホストグループ名の左側のプラス記号 (+)をクリックします。 ホストグループが展開され、グループ内のホストが表示されます。 3 一覧から、アクセスを削除するホストの名前を選択し、一覧の右側 の Remove(削除)をクリックします。Yes(はい)をクリックし、 アクセスを
ホストグループ ホストグループとは、ストレージアレイ上の特定の仮想ディスクへのア クセスを共有する 2 台以上のホストをまとめる論理エンティティのこ とです。ホストグループは MD Storage Manager で作成します。 ホストグループ内のすべてのホストは、同じホストタイプ(OS)を持っ ている必要があります。加えて、ホストグループ内のすべてのホストに、 クラスタリングソフトウェアなど、仮想ディスクの共有とアクセスを管 理するための特殊なソフトウェアがインストールされている必要があり ます。 ホストがクラスタの一部である場合、クラスタ内のすべてのホストがス トレージアレイに接続し、ホストグループに追加されていることが必要 です。 ホストグループの作成、ホストグループへのホストの追加、ホストグ ループからのホストの削除、およびホストグループの削除については、 以下の手順に従ってください。 ホストグループの作成 1 Configure(設定)タブをクリックし、次に Create Host Group (ホストグループの作成)をクリックします。 2 Enter new host group name(新規
ホストグループへのホストの追加 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Edit Host Topology (ホストトポロジの編集)をクリックします。 ホストとホストグループの一覧が表示されます。 2 ホストトポロジの一覧で、ホストグループ名の左側のプラス記号 (+)をクリックします。 ホストグループが展開され、グループ内のホストが表示されます。 3 移動するホストをクリックし、Move(移動)をクリックします。 4 ホストの移動先のホストグループを選択します。 5 OK をクリックします。 ホストがホストグループに移動します。 ホストは、自身に割り当てられた仮想ディスクのマッピングを保持した まま、ホストグループに割り当てられている仮想ディスクマッピングも 継承します。ただし、グループ内の他のホストは、追加されたホストの マッピングを継承しません。 ホストグループからのホストの削除 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Edit Host Topology (ホストトポロジの編集)をクリックします。 ホストとホストグループの一覧が表示されます。 2 ホストトポロジの一覧で、ホストグルー
別のホストグループへのホストの移動 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Edit Host Topology (ホストトポロジの編集)をクリックします。 ホストとホストグループの一覧が表示されます。 2 ホストトポロジの一覧で、ホストグループ名の左側のプラス記号 (+)をクリックします。 ホストグループが展開され、グループ内のホストが表示されます。 3 別のグループに移動するホストの名前をクリックし、Move(移動) をクリックします。 4 ホストの移動先のホストグループを選択します。 5 OK をクリックします。 ホストが、指定したホストグループに移動します。 ホストは、自身に割り当てられた仮想ディスクのマッピングを保持した まま、移動先のホストグループに割り当てられている仮想ディスクマッ ピングも継承します。そして、以前所属していたグループに割り当てら れていた仮想ディスクのマッピングは失います。 ホストグループの削除 本項では、ホストグループ全体を削除する方法について説明します。 ホストグループからホストを削除する方法については、53 ページの 「ホストグループからのホストの削除」を参照し
ホストトポロジ ホストトポロジとは、ストレージアレイに対して設定されているホス ト、ホストグループ、およびホストインタフェースの階層のことです。 Modify(変更)タブからアクセスされる Edit Host Topology(ホス トトポロジの編集)画面に、ホストグループ、各ホストグループに含ま れているホスト、および各ホストのホスト接続の階層が表示されます。 以下のタスクによって、ホストトポロジを変更することができます。 • ホストまたはホスト接続を移動する • ホストグループ、ホスト、またはホスト接続の名前を変更する • ホスト接続を追加する • ホスト接続を交換する • ホストタイプを変更する MD Storage Manager は、ホストエージェントソフトウェアを実行し ているホストに対する変更を自動的に検出します。 ホストコンテキストエージェント ホストコンテキストエージェントは、ホストトポロジを検出します。 ホストコンテキストエージェントは、ホストが起動したときに起動し、 ホストの電源が切られたときに停止します。ホストコンテキストエー ジェントによって検出されたトポロジは
Linux Linux では、コマンドラインからホストコンテキストエージェントを再 起動できます。SMagent start または SMagent stop のシンタック スを使用してください。 次の 2 つのメンテナンスタスクのいずれかを行った後では、SMagent をいったん停止して再起動します。 • コントローラをオフラインにするか、またはコントローラを交換 する。 • ホスト対アレイの接続を Linux ホストサーバーから取り外すか、ま たはホスト対アレイの接続を Linux ホストサーバーに取り付ける。 Windows Windows では、管理ツール の サービス オプションからホストコンテ キストエージェントを再起動できます。ホストコンテキストエージェン トにアクセスするには、次の手順を実行します。 1 スタート → 設定 → コントロールパネル → 管理ツール → サービス の 順に選択します。 または スタート → 管理ツール → サービス の順に選択します。 2 サービスの一覧から、Modular Disk Storage Manager Agent (Modular Dis
RAID コントローラモジュールまたはケーブルなどのコンポーネントに 障害が発生したり、優先 RAID コントローラモジュールへのデータパス 上にエラーが発生したりした場合、仮想ディスクの所有権が、非優先の 代替 RAID コントローラモジュールに移動します。このような障害は 「フェイルオーバー」と呼ばれます。 MPIO や MPP などのマルチパスドライバが、ストレージアレイにアク セスするホストシステム上にインストールされ、I/O パスフェイルオー バーを提供します。マルチパスドライバ(Windows では MPIO、Linux では MPP)はフェイルオーバー用に使用されます。AVT(Automatic Virtual Disk Transfer)は、シングルポートクラスタのフェイルオー バー用に使用されます。ホストタイプによって、AVT 機能モードが自 動的に選択されます。 メモ:シングルポートクラスタ構成など、ストレージシステムに 1 つの パスしかないような構成の場合でも、ホスト上には、必ずマルチパスドラ イバがインストールされている必要があります。 フェイルオーバー中、仮想ディスク転送は重要なイ
ホストについて
ディスクグループと仮想ディ スク 次に、本章で使用する用語について簡単に説明します。 • ディスクグループ — 論理的にグループ化され、同じ RAID レベルが 割り当てられた物理ディスクのセット。各ディスクグループ上に、1 つ以上の仮想ディスクが作成されます。 • 仮想ディスク — ホストがストレージアレイ上のストレージにアクセ スできるように作成される論理コンポーネント。仮想ディスクは、 ディスクグループ上の使用可能な容量を使用して作成され、複数の 物理ディスクが使用されている場合でも 1 つの論理コンポーネント として表示されます。 • ストレージパーティショニング — 単一ホストからアクセスできる、 またはホストグループ内のホスト間で共有される 1 つ以上の仮想 ディスクから成るエンティティにストレージアレイを分割する論理 的手段。 • 未設定の容量 — ディスクグループにまだ割り当てられていない物 理ディスク。 • 空き容量 — 仮想ディスクに割り当てられていないディスクグルー プ内のスペース。 • スタンバイホットスペアドライブ — ホットスペアドライブとして 割り当てられ、
• スナップショットリポジトリ仮想ディスク — 特定のスナップショッ ト仮想ディスクのメタデータとコピーオンライトデータが格納され ている仮想ディスク。スナップショット仮想ディスクが作成される と、自動的にスナップショットリポジトリ仮想ディスクも作成され ます。 • コンシステンシーチェック — 仮想ディスクのパリティをチェックす るバックグラウンド操作。 ディスクグループと仮想ディスクの作成 ディスクグループはストレージアレイの未構成容量内に作成され、仮想 ディスクはディスクグループの空き容量内に作成されます。ディスクグ ループ内でサポートされる物理ディスクは 30 台までです。ストレージ アレイに接続されているホストが、仮想ディスク上のデータを読み込ん だり、仮想ディスクにデータを書き込んだりします。 メモ:仮想ディスクを作成する前に、物理ディスクをディスクグループ として設定し、ホストアクセスを設定する必要があります。その後、ディ スクグループ内に仮想ディスクを作成できます。 メモ:ディスクグループには同一タイプの物理ディスクを使用する必要 があります。SAS ディスクと SATA II ディス
仮想ディスクを作成する際には、その仮想ディスクの用途をよく考慮し て、その用途に合った容量を割り当てるようにしてください。たとえ ば、ディスクグループにマルチメディアファイル(サイズが大きくなり がちなファイル)を格納する仮想ディスクと、テキストファイル(サイ ズが小さくなりがちなファイル)を格納する仮想ディスクを作成する場 合、マルチメディアファイルを格納する仮想ディスクには、テキスト ファイルを格納する仮想ディスクより多くの容量を割り当てるようにし ます。 また、ディスクグループは、関連する作業内容のことも考慮して設定す る必要があります。たとえば、会計部門で使用するディスクグループを 作成する場合、売掛金(AR) 、買掛金(AP) 、または社内請求書作成用 など、会計処理タイプ別に仮想ディスクを作成することができます。こ の場合、通常、AR 用と AP 用の仮想ディスクには、内部請求書作成用 の仮想ディスクより、多くの容量を割り当てることが必要になります。 メモ:Linux では、仮想ディスクを削除した後には、ホストを再起動して /dev エントリをリセットする必要があります。 メモ:仮想ディスクを使用
手動設定 仮想ディスクまたはディスクグループを個別に作成するには、 Configure(設定)タブをクリックし、Create Virtual Disks(仮想 ディスクの作成)をクリックします。1 つのディスクグループと仮想 ディスクが一度に作成されますが、その際、各仮想ディスクとディスク グループの RAID レベルと容量を指定できます。ディスクグループまた は仮想ディスクに対して固有の要件がある場合は、手動設定オプション を選択してください。 未設定容量からのディスクグループと仮想ディスクの作成 ディスクグループを手動で作成するには、次の手順に従います。 1 Configure(設定)タブをクリックし、次に Create Virtual Disks (仮想ディスクの作成)をクリックします。 2 Create Virtual Disks — Select Capacity Type(仮想ディスクの 作成 — 容量タイプの選択)ページの Unconfigured capacity (未設定容量)を選択し、Next(次へ)をクリックします。 3 Create Virtual Disks — Physical
7 選択済み物理ディスク一覧の下の Calculate Capacity(容量の計 算)をクリックすると、作成するディスクグループの容量を確認で きます。 8 ディスクグループの容量を増減する場合には、一覧からディスクを 選択し、Add(追加)ボタンまたは Remove(削除)をクリックし ます。 9 ディスクグループが希望の容量になったら、ページ下の Next (次へ)をクリックします。 10 New virtual disk capacity(新規仮想ディスクの容量)ボックス に、新しいディスクグループ内に作成する最初の仮想ディスクのサ イズを指定します。 11 Name(名前)テキストボックスに、仮想ディスクの名前を入力し ます。 12 仮想ディスクに格納するファイルの種類を指定します。この選択に 基づいて、MD Storage Manager が仮想ディスクを最適化します。 以下の項目を選択できます。 – ファイルシステム(通常) – データベース – マルチメディア 13 仮想ディスクのパラメータを希望どおりに設定できたら、Next (次へ)をクリックします。 14 ここで、新しい仮想デ
空き容量からの仮想ディスクの作成 既存のディスクグループに仮想ディスクを手動で作成する場合は、最初 に、新しい仮想ディスクを作成するディスクグループを指定します。次 に、以下の手順で新しい仮想ディスクを作成します。 1 Configure(設定)タブをクリックし、次に Create Virtual Disks (仮想ディスクの作成)をクリックします。 2 Create Virtual Disks — Select Capacity Type(仮想ディスクの 作成 — 容量タイプの選択)ページの Free capacity(空き容量)を 選択します。 3 ディスクグループの左側のプラス記号(+)をクリックし、そのディ スクグループ内の仮想ディスクと空き容量を表示します。 4 変更するディスクグループの空き容量をクリックし、ページ下の Next(次へ)をクリックします。 5 New virtual disk capacity(新規仮想ディスクの容量)ボックス に、作成する仮想ディスクのサイズを指定します。 6 Name(名前)テキストボックスに、仮想ディスクの名前を入力し ます。 7 仮想ディスクに格納するファ
複数の仮想ディスクを作成する場合は、すべての仮想ディスクを作成し 終えてから登録することをお勧めします。こうすることによって、仮想 ディスクを複数回登録する手間を省くことができます。 Linux メモ:hot_add ユーティリティを実行するには、スーパーユーザー (Linux)権限が必要です。 hot_add ユーティリティは、ホストエージェントパッケージと共にイ ンストールされており、Linux コマンドラインから実行されます。MD Storage Manager から hot_add ユーティリティを実行することはでき ません。 Windows Windows では、仮想ディスクは自動的に登録されます。 メモ:Windows Server 2008 ホストにマップされた仮想ディスクは、デ フォルトでオフラインの表示になっています。仮想ディスクをオンライン にするには、Disk Management MMC(Windows Server 2008 の GUI バー ジョンを使用している場合)または DiskPart ユーティリティ(Windows Server 2008 の Core バージョンを使用
ホットスペアの自動設定 MD Storage Manager により、ホットスペアドライブを自動的に設定 することができます。自動設定機能を使用すると、コントローラが、ス トレージアレイを最適にカバーするホットスペアドライブの数とタイプ を自動的に設定します。ホットスペアドライブの数とタイプは、スト レージアレイ内の物理ディスクの数、タイプ、および容量に基づいて決 定されます。 自動設定機能を使用してホットスペア保護を追加するには、次の手順を 実行します。 1 Configure(設定)タブをクリックし、次に Configure Hot Spares(ホットスペアの設定)をクリックします。 2 ホットスペアドライブを自動的に割り当てるには、Configure Hot Spares (Automatic)(ホットスペアの自動設定)をクリックし ます。 3 Assign(割り当て)をクリックします。 自動設定機能を使用してホットスペア保護を削除するには、次の手順を 実行します。 1 Configure(設定)タブをクリックし、次に Configure Hot Spares(ホットスペアの設定)をクリックします。
3 Drive sets(ドライブセット)一覧で、保護するドライブをクリッ クし、Assign(割り当て)をクリックします。 Assign Hot Spares(ホットスペアの割り当て)ダイアログボック スが表示されます。 4 Assign Hot Spares(ホットスペアの割り当て)ダイアログボック スで、ホットスペア物理ディスクに設定する未割り当てのドライブ をクリックし、OK をクリックします。 メモ:ホットスペア物理ディスクを手動で設定する際には、ディス クグループ内の他の物理ディスクとディスクタイプが同じ物理ディ スクを使用する必要があります。SATA II 物理ディスクの交換用に SAS 物理ディスク(または SAS 物理ディスクの交換用に SATA II 物理 ディスク)を使用することはできません。また、ホットスペア物理 ディスクの容量は、ディスクグループ内の最大物理ディスクの容量 と同じか、それより大きいことが必要です。 ホスト対仮想ディスクのマッピング 仮想ディスクを作成した後、仮想ディスクを、アレイに接続するホスト にマップすることが必要です。ホスト対仮想ディスクのマッピングを設 定
この設定を完了したら、Summary(サマリー)タブの Host-toVirtual Disk Mappings(ホスト対仮想ディスクのマッピング)をク リックして、作成した構成が正しいことを確認します。 ホスト対仮想ディスクのマッピングの変更と削除 マッピングが間違っていたり、ストレージアレイを再構成するなどのさ まざまな理由で、ホスト対仮想ディスクのマッピングを変更したり削除 したりすることが必要になる場合があります。ホスト対仮想ディスクの マッピングの変更または削除は、ホストとホストグループの両方に適用 されます。 注意:ホスト対仮想ディスクのマッピングを変更したり削除したりする 前に、まず、データ損失が起こらないように仮想ディスクへのデータアク セス(I/O)を停止する必要があります。 1 仮想ディスクへのデータアクセス(I/O)を停止します。 2 Modify(変更)タブをクリックし、Edit Host-to-Virtual Disk Mappings(ホスト対仮想ディスクのマッピングの編集)をクリッ クします。 マップされている仮想ディスクとホストの一覧が表示されます。 3 名前をクリックするこ
仮想ディスクのコントローラ所有権の変更 MD ストレージアレイに対するデータパスが単一であるホストの場合 は、ホストが接続されているコントローラが仮想ディスクを所有する必 要があります。このストレージアレイの設定は必ず、仮想ディスクを作 成した後で、I/O 処理を開始する前に行う必要があります。 接続されているコントローラに仮想ディスクのオーナーシップを割り当 てるには、次の手順を実行します。 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Change Virtual Disk Ownership/Preferred Path(仮想ディスクのオーナーシップ / 優 先パスの変更)を選択します。 2 適切な仮想ディスクを選択し、Change(変更)をクリックします。 ストレージパーティショニング ストレージパーティションとは、単一ホストからアクセスできる、また はホストグループの一部であるホストの間で共有されている、1 つまた は複数の仮想ディスクから成る論理エンティティです。仮想ディスクを 特定のホストまたはホストグループに初めてマッピングを行う時に、ス トレージパーティションが作成されます。そのホストや
次の場合、複数のストレージパーティションが必要です。 • 特定のホストがストレージアレイ内の特定の仮想ディスクにアクセ スする場合。 • 同一のストレージアレイにそれぞれ異なる OS を搭載したホストが接 続されている場合。この場合、ホストタイプ別にストレージパー ティションが作成されます。 メモ:Microsoft Windows がホストサーバーである場合は、Microsoft Management Console(MMC)を使用して仮想ディスクのパーティ ション設定とフォーマットを行う必要があります。設定 → コント ロールパネル → 管理ツール、または コントロールパネル → 管理 ツール の順に進み、Disk Management MMC(ディスク管理の MMC)オプションを選択して、ディスクのフォーマットとパーティ ション設定を行います。ホストサーバーで Windows Server 2008 Core バージョンが実行されている場合は、Microsoft DiskPart ユーティリ ティを使用して仮想ディスクのパーティションを作成し、フォー マットします。 ディスクグループと仮想ディス
4 Add capacity to volume group(ボリュームグループへの容量の 追加)ドロップダウンメニューから、ディスクグループに追加する 未設定容量のサイズを指定します。 5 Finish(完了)をクリックし、ディスクグループへの容量の追加処 理を開始します。 また、Windows ホストおよび Linux ホストの両方において、コマンド ラインインタフェース(CLI)を使用して、ディスクグループに空き容 量を追加することもできます。詳細については、 『CLI ガイド』を参照 してください。 容量の拡張が完了したら、追加された空き容量を、新しい仮想ディスク の作成や既存の仮想ディスクの拡張に使用できるようになります。 仮想ディスクの拡張 仮想ディスクの拡張は、標準仮想ディスクの容量を増やす動的な変更動 作です。 メモ:スナップショットリポジトリ仮想ディスクは、CLI または MD Storage Manager から拡張できます。その他すべての仮想ディスクのタイ プは、CLI からのみ拡張できます。 スナップショットリポジトリ仮想ディスクが一杯という警告が表示され た場合、スナップショットリ
ストレージアレイのメディアスキャン メディアスキャンは、仮想ディスク上のデータにアクセスできるかどう かを検証するスキャンで、時間のかかる操作です。スキャンにより、通 常の読み書き動作が中断される前にメディアエラーを検出し、エラーを イベントログに記録することができます。 メディアスキャンにより検出されるエラーは次のとおりです。 • 回復されなかったメディアエラー — 最初の試みで、またはそれ以降 の再試行においても、データを読み込めませんでした。冗長保護を 行っている仮想ディスクの場合には、データは再構築され、物理 ディスクに書き込まれ検証されます。そして、エラーはイベントロ グに記録されます。冗長保護を行っていない仮想ディスク(RAID 0 仮想ディスクまたは機能が低下した RAID 1 または RAID 5 の仮想 ディスク)の場合は、エラーは修復されることなく、イベントログ にのみ記録されます。 • 回復されたメディアエラー — 最初の試みによって物理ディスクは データを読み込めませんでしたが、それ以降の再試行によって読み 込むことができました。データは物理ディスクに書き込まれて検証 され、エラ
3 Select virtual disks to scan(スキャンする仮想ディスクの選択) ボックスで、メディアスキャンに含める仮想ディスクをクリックし ます。 メモ:複数の仮想ディスクをスキャンする場合には、 を押し ながら仮想ディスクをクリックしていきます。すべての仮想ディス クをスキャンする場合には、Select All(すべて選択)をクリックし ます。 4 Scan selected virtual disks(選択した仮想ディスクのスキャン) チェックボックスをオンにしてスキャンを有効にし、次に With consistency check(コンシステンシーチェックを行う)または Without consistency check(コンシステンシーチェックを行わな い)のいずれかをオンにします。 コンシステンシーチェックを行うと、メディアスキャン中にパリ ティデータがチェックされます。 5 OK をクリックして、メディアスキャン設定を更新します。 メディアスキャンの一時停止 ディスクドライブ上で再構築、コピーバック、再構成、ボリュームの初 期化、可用性の即時フォーマットなど、時間
Microsoft のサービス 仮想ディスクサービス Microsoft 仮想ディスクサービス(VDS)が RAID ストレージアレイで サポートされています。Microsoft VDS は、ディスクおよびその他のス トレージハードウェアの管理(これらのディスク上でのボリュームの作 成など)を行うための単一のインタフェースを定義するアプリケーショ ンプログラミングインタフェース(API)のセットです。 ボリュームシャドウコピーサービス Microsoft ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)は、Microsoft Windows のストレージ管理インタフェースです。VSS により、スト レージアレイは VSS アプリケーションプログラミングインタフェース を使用するサードパーティ製アプリケーションと情報をやりとりするこ とができます。 VSS スナップショットのソース仮想ディスクとして使用する仮想ディス クの名前は、16 文字までに限定されます。VSS のハードウェアプロバ イダは、ソース仮想ディスク名をスナップショットとリポジトリ仮想 ディスクの名前の接頭辞として使用します。ソース仮想ディスク名が
プレミアム機能 — スナップ ショット仮想ディスク メモ:この機能を注文している場合、Dell PowerVault MD ストレージアレ イと同じ箱に Premium Feature Activation(プレミアム機能アクティベー ション)カードが入っています。このカードに記載されている指示に従っ て、キーファイルを取得し、この機能を有効にしてください。 スナップショット仮想ディスクとは、ストレージアレイ内の仮想ディス クのポイントインタイムイメージです。スナップショット仮想ディスク は、データが格納されている実際の仮想ディスクではなく、ある時点に 仮想ディスク上に含まれているデータへの参照になります。スナップ ショット仮想ディスクは、物理コピーに相当する論理的なエンティティ になりますが、物理コピーより使用するディスク容量が少ないので、は るかに高速に作成することができます。 スナップショットのベースになる仮想ディスクは「ソース仮想ディス ク」と呼ばれ、ストレージアレイ内の標準仮想ディスクである必要があ ります。通常、スナップショットを作成するのは、ソース仮想ディスク がオンラインでユーザーがアクセスで
スナップショットリポジトリ仮想ディスクが作成された後、ソース仮想 ディスクへの書き込みが再開されます。ただし、ソース仮想ディスク上 のデータブロックが変更される前に、その変更されるブロックの内容が スナップショットリポジトリ仮想ディスクにコピーされます。スナップ ショットリポジトリ仮想ディスクには、これらのデータブロック内の元 のデータがコピーされているので、以降のこれらのデータブロックへの 変更は、ソース仮想ディスクにのみ書き込まれます。スナップショット リポジトリ仮想ディスクには、スナップショットが撮られた時点以降に 変更されたデータブロックのみが格納されるので、スナップショットリ ポジトリの容量は完全物理コピーより少なくて済みます。 スナップショット仮想ディスクを作成する際、スナップショットリポジ トリ仮想ディスクを作成する場所、その容量などのパラメータを指定し ます。バックアップが完了するなど、スナップショット仮想ディスクが 必要なくなったら、スナップ仮想ディスクを無効または削除することが できます。スナップショット仮想ディスクを無効にした場合、次回バッ クアップを実行するときに、スナップショット仮想
シンプルパスを使用したスナップショット仮 想ディスクの作成 ソース仮想ディスクのディスクグループに必要な空き容量がある場合に は、スナップショット仮想ディスクの作成にシンプルパスを選択でき ます。スナップショットリポジトリ仮想ディスクには、8 MB 以上の空 き容量が必要です。スナップショットリポジトリ仮想ディスクの作成 場所は、ディスクグループ内の使用可能な空き容量に基づいて決定され ます。 ソース仮想ディスクのディスクグループに 8 MB の空き容量がない場 合、Create Snapshot Virtual Disks(スナップショット仮想ディス クの作成)機能は、デフォルトで詳細パスになります(82 ページの 「詳細パスを使用したスナップショット仮想ディスクの作成」を参照)。 詳細パスでは、スナップショット仮想ディスクを別のディスクグループ に配置するか、ストレージアレイ上の未設定容量を使用して新しいディ スクグループを作成するか選択することができます。 シンプルパスについて シンプルパスでは、スナップショット仮想ディスクに対して次のパラ メータを指定できます。 • スナップショット仮想ディスク名
• フルパーセント — スナップショットリポジトリ仮想ディスクが、指 定されているリポジトリフルパーセントレベルに達すると、イベン トが Main Event Log(MEL)に記録されます。スナップショットリ ポジトリフルパーセントレベルのデフォルト値は、ソース仮想ディ スクの 50 パーセントです。 • スナップショットリポジトリ仮想ディスクが一杯になったときの 動作 — スナップショットリポジトリ仮想ディスクが一杯になったと きの動作として、ソース仮想ディスクへの書き込みを禁止するか、 スナップショット仮想ディスクの使用を禁止するか選択できます。 シンプルパスを使用してスナップショットを作成するためのホス トサーバーの準備 注意:Microsoft® Windows® のクラスタ構成でスナップショット仮想 ディスクのプレミアム機能を使用する前に、ソース仮想ディスクを所有す るクラスタノードにスナップショット仮想ディスクをマップする必要があ ります。そうすることで、クラスタノードがスナップショット仮想ディス クを正しく認識できます。 スナップショットを有効にする手順が完了する前に、ソース仮想ディス
• スナップショット仮想ディスクの作成において、ホスト OS の要件を 満たしていることが必要です。ホスト OS の要件を満たしていない場 合、ソース仮想ディスクまたは仮想ディスクコピーのターゲット仮 想ディスクの不正確なポイントインタイムイメージが生成される可 能性があります。 注意:ソース仮想ディスクの新しいポイントインタイムイメージを作成 する前に、ソース仮想ディスクに対するすべてのデータアクセス(I/O) 処理を停止するか、データ転送を一時停止して、ソース仮想ディスクの正 確なポイントインタイムイメージをキャプチャできるようにします。確実 にすべての I/O 処理を停止するために、Windows Internet Explorer® を含め すべてのアプリケーションを閉じます。 メモ:関連付ける仮想ディスクのドライブ文字を削除するか (Windows)、仮想ドライブをアンマウントする(Linux)ことによって、 スナップショットとして安定したドライブのコピーを確保できます。 スナップショット仮想ディスクを作成する前に、ホストサーバーを適 切な状態にしておく必要があります。スナップショット仮想ディス
4 その他、使用している OS の要件に従ってください。これらの追加要 件に従っていないと、使用不能なスナップショット仮想ディスクが 生成される可能性があります。 メモ:使用 OS の補足要件については、OS 付属のマニュアルを参照して ください。 ホストサーバーの準備ができたら、80 ページの「シンプルパスを使用 したスナップショットの作成」を参照し、シンプルパスを使用してス ナップショットを作成します。 バックアップ目的など、スナップショットを定期的に撮りたい場合に は、スナップショットの無効化オプションとスナップショットの再生成 機能オプションを使用して、スナップショットを再利用することができ ます。スナップショットを無効にし再生成することによって、スナップ ショット仮想ディスクに対して設定されている仮想ディスクとホスト間 の既存のマッピングを保持することができます。 シンプルパスを使用したスナップショットの作成 メモ:関連付ける仮想ディスクのドライブ文字を削除するか (Windows)、仮想ドライブをアンマウントする(Linux)ことによって、 スナップショットとして安定したドライブのコピーを確保す
5 Create Snapshot Virtual Disks - Select Path(スナップショッ ト仮想ディスクの作成 - パスの選択)画面で、Simple path(シン プルパス)を選択します。 メモ:スナップショットリポジトリ仮想ディスクには、8 MB 以上の 空き容量が必要です。ソース仮想ディスクのディスクグループに必 要な空き容量がない場合、Create Snapshot Virtual Disks(ス ナップショット仮想ディスクの作成)は、デフォルトで詳細パスに なります。 6 Next(次へ)をクリックします。 7 Snapshot virtual disk name(スナップショット仮想ディスク名) テキストボックスに、スナップショットの名前を入力します。 8 Snapshot repository virtual disk name(スナップショットリポ ジトリ仮想ディスク名)テキストボックスに、スナップショットリ ポジトリ仮想ディスクの名前を入力します。 9 Next(次へ)をクリックします。 10 仮想ディスクをホストまたはホストグループに今すぐマップするか、 後でマップする
14 Linux ベースのシステムを使用している場合には、hot_add ユー ティリティを実行して、スナップショット仮想ディスクをホスト OS に登録します。 メモ:hot_add ユーティリティは、Windows では必要ありません。 詳細パスを使用したスナップショット仮想 ディスクの作成 詳細パスについて 詳細パスを使用すると、スナップショット仮想ディスクを、空き容量を 使用して作成するか、未設定容量を使用して作成するか選択でき、ス ナップショットリポジトリ仮想ディスクのパラメータを変更することが できます。スナップショット仮想ディスクに対して空き容量を使用する か、未設定容量を使用するかにかかわらず、詳細パスを選択できます。 詳細パスでは、スナップショット仮想ディスクに対して次のパラメータ を指定できます。 • スナップショット仮想ディスク名 — スナップショット仮想ディス クを、対応するスナップショットリポジトリ仮想ディスクとソース 仮想ディスクに関連付けるのに役立つユーザー指定の名前。 • スナップショットリポジトリ仮想ディスク名 — スナップショッ トリポジトリ仮想ディスクを、対応するス
スナップショットリポジトリ仮想ディスクは、ソース仮想ディスク のディスクグループ内に配置することをお勧めします。こうするこ とにより、ディスクグループと関連付けられているドライブが別の ストレージアレイに移動する場合でも、スナップショット仮想ディ スクと関連付けられているすべての仮想ディスクは同じグループの ままでいられます。 • フルパーセント — スナップショットリポジトリ仮想ディスクが、 ユーザーが指定したリポジトリフルパーセントレベルに達すると、 イベントが Major Event Log(MEL)に記録されます。スナップ ショットリポジトリフルパーセントレベルのデフォルト値は、ソー ス仮想ディスクの 50 パーセントです。 • スナップショットリポジトリ仮想ディスクが一杯になったときの 動作 — スナップショットリポジトリ仮想ディスクが一杯になったと きの動作として、ソース仮想ディスクへの書き込みを禁止するか、ス ナップショット仮想ディスクの使用を禁止するか選択できます。 • ホスト対仮想ディスクのマッピング — スナップショット仮想ディ スクをホストまたはホストグループに今すぐマップする
スナップショットリポジトリ仮想ディスクの作成場所は、ディスクグ ループ内の使用可能な空き容量に基づいて決定されます。スナップ ショットリポジトリ仮想ディスクには、8 MB 以上の空き容量が必要 です。ソース仮想ディスクのディスクグループに必要な空き容量があ る場合には、優先作成パスとして、シンプルパスか詳細パスを選択で きます。 ソース仮想ディスクのディスクグループに 8 MB の空き容量がない場 合、Create Snapshot Virtual Disks(スナップショット仮想ディス クの作成)機能は、デフォルトで詳細パスになります(82 ページの 「詳細パスを使用したスナップショット仮想ディスクの作成」を参照)。 詳細パスでは、スナップショット仮想ディスクを別のディスクグループ に配置するか、ストレージアレイ上の未設定容量を使用して新しいディ スクグループを作成するか選択することができます。 メモ:ソースディスクグループと別のディスクグループの両方に、ソー ス仮想ディスクの同時スナップショットを作成することもできます。 スナップショット仮想ディスクを作成する前に、以下の点に注意してく ださい。 • ス
メモ:関連付ける仮想ディスクのドライブ文字を削除するか (Windows)、仮想ドライブをアンマウントする(Linux)ことによって、 スナップショットとして安定したドライブのコピーを確保できます。 スナップショット仮想ディスクを作成する前に、ホストサーバーを適切 な状態にしておく必要があります。次の手順を実行して、ホストサー バーの準備を行ってください。 1 ソースに対するすべての I/O 処理を停止します。 2 Windows システムを使用して、キャッシュをソースにフラッシュし ます。ホストのプロンプトで、次のように入力します。 SMrepassist -f < ファイル名 - 識別子 > を押します。詳細については、117 ページの「SMrepassist ユーティリティ」を参照してください。 3 ソースのドライブ文字を削除するか(Windows の場合)、仮想ドライ ブをアンマウント(Linux の場合)します。そうすることで、スナッ プショットとして安定したドライブのコピーを確保できます。これ を行わなかった場合、スナップショットの操作が正常に完了したと レポートされますが、スナッ
ます。スナップショットを無効にし再生成することによって、スナップ ショット仮想ディスクに対して設定されている仮想ディスクとホスト間 の既存のマッピングを保持することができます。 詳細パスを使用したスナップショットの作成 メモ:関連付ける仮想ディスクのドライブ文字を削除するか (Windows)、仮想ドライブをアンマウントする(Linux)ことによって、 スナップショットとして安定したドライブのコピーを確保することができ ます。 上記の手順に従ってホストサーバーの準備を行った後で、次の手順に 従い、詳細パスを使用して仮想ディスクのスナップショットを作成し ます。 1 MD Storage Manager で、Configure(設定)タブをクリックし、 次に Create Snapshot Virtual Disks(スナップショット仮想ディ スクの作成)をクリックします。 2 Additional Instructions(補足指示)ダイアログボックスが表示 されますが、Close(閉じる)をクリックして、続行します。 3 ディスクグループの左側のプラス記号(+)をクリックしてディスク グループを展開し、ス
8 Snapshot repository virtual disk name(スナップショットリポ ジトリ仮想ディスク名)テキストボックスに、スナップショットリ ポジトリ仮想ディスクの名前を入力します。 9 Next(次へ)をクリックします。 10 スナップショット仮想ディスクを未設定容量で作成するか、空き容 量で作成するか選択します。 スナップショット仮想ディスクを未設定容量から作成するには、次 の手順を実行します。 a Unconfigured capacity(未設定容量)を選択してから、 Next(次へ)をクリックします。 b Create Snapshot Virtual Disks - Specify Capacity(スナッ プショット仮想ディスクの作成 - 容量の指定)画面で、RAID レ ベルを選択し、Next(次へ)をクリックします。 スナップショット仮想ディスクを空き容量から作成するには、次の 手順を実行します。 a Free capacity(空き容量)を選択します。 b 空き容量ノードを選択し、Next(次へ)をクリックします。 11 Create Snapshot
Fail writes to the source virtual disk(ソース仮想ディスクへの 書き込みを禁止する)を選択すると、スナップショット仮想ディス クは使用できる状態のまま、ソース仮想ディスクへの書き込みが禁 止されます。 14 仮想ディスクをホストまたはホストグループに今すぐマップするか、 後でマップするか選択します。 今すぐマップする場合は、Map now(今すぐマップ)を選択し、 ホストまたはホストグループをクリックして選択し、LUN を割り当 てます。 後でマップする場合は、Map later(後でマップ)を選択します。 15 Finish(完了)をクリックします。これで、スナップショット仮想 ディスクと、関連付けられたスナップショットリポジトリ仮想ディ スクが作成されます。 16 1 つまたは複数のスナップショット仮想ディスクを作成したら、 ソース仮想ディスクのドライブ文字をマウントまたは再割り当てし ます。 17 必要に応じて、スナップショット仮想ディスクと、それにアクセス するホスト OS 間で、ホスト対仮想ディスクのマッピングを割り当て ます。 メモ:ホストのタイプと、使用して
スナップショット仮想ディスク名の指定 スナップショット仮想ディスクとスナップショットリポジトリ仮想ディ スクを、対応するソース仮想ディスクに関連付けるのに役立つ名前を選 択します。仮想ディスクの命名については、次の事項を参考にしてくだ さい。 • Snapshot virtual disk name(スナップショット仮想ディスク名) フィールドには、デフォルトで次の形式のスナップショット名が表 示されます。 < ソース仮想ディスク名 >—< 連続番号 > 連続番号は、ソース仮想ディスクに関連するスナップショットの年 代番号になります。 Snapshot repository virtual disk(スナップショットリポジトリ 仮想ディスク)フィールドに表示されるスナップショットリポジト リ仮想ディスクのデフォルト名は、次のような形式になります。 < ソース仮想ディスク名 >—R< 連続番号 > たとえば、Accounting という名前のソース仮想ディスクの最初の スナップショット仮想ディスクを作成した場合、デフォルトのス ナップショット仮想ディスク名は Accounting-1 で、関連付けられ るスナ
• 次の使用可能な連続番号は、ソース仮想ディスクの既存のスナップ ショットの数によって決まります。スナップショット仮想ディスク を削除すると、その連続番号が再び使用可能になります。 • スナップショット仮想ディスクとスナップショットリポジトリ仮想 ディスクには、一意の名前を選択してください。名前が重複する場 合、エラーメッセージが表示されます。 • 名前の最大長は 30 文字です。Snapshot virtual disk name (スナップショット仮想ディスク名)フィールドまたは Snapshot repository virtual disk name(スナップショットリポジトリ仮想 ディスク名)フィールドには、31 文字以上は入力できません。ソー ス仮想ディスクが既に 30 文字になっている場合、スナップショット 仮想ディスクとそのスナップショットリポジトリ仮想ディスクのデ フォルト名には、連続番号文字列分だけ切り取られたソース仮想 ディスク名が使用されます。たとえば、Host Software Engineering Group GR-1 の場合、デフォルトのスナップショット 名は Hos
• この仮想ディスクの所有権を持つコントローラが、現在、別の仮想 ディスクに容量を追加中である。各コントローラが、1 度に容量を 追加できる仮想ディスクは 1 つだけです。 • ディスクグループに空き容量がない。 • ディスクグループに追加できる未設定容量がない。 MD Storage Manager からスナップショットリポジトリ仮想ディスク を拡張するには、次の手順を実行します。 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Modify snapshot virtual disks(スナップショット仮想ディスクの変更)をクリック します。 2 Expand Snapshot Repository(スナップショットリポジトリの 拡張)をクリックします。 3 拡張するスナップショットリポジトリ仮想ディスクをクリックし ます。 4 必要な場合は、未割り当てドライブを追加することによって、ボ リュームグループに空き容量を追加できます。未割り当てドライブ を追加するには、次の手順を実行します。 a Add Drives(ドライブの追加)をクリックします。 b ドロップダウンメニューから、追加す
スナップショット仮想ディスクの再生成 スナップショット仮想ディスクを再生成する前に、次のガイドラインを 参照してください。 スナップショット仮想ディスクの無効化 次のいずれかの場合は、スナップショット仮想ディスクを無効にしてく ださい。 • 当面、スナップショットを必要としない場合。 • 後でスナップショットを再生成する予定であり、関連付けられてい るスナップショットリポジトリ仮想ディスクを保持して、後で作成 しないようにしたい場合。 • スナップショットリポジトリ仮想ディスクに対するコピーオンライ ト処理を停止して、ストレージアレイのパフォーマンスを改善した い場合。 SMdevices ユーティリティでは、無効になっているスナップショット 仮想ディスクも表示されます。 スナップショット仮想ディスクを無効にするには、次の手順を実行し ます。 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Modify snapshot virtual disks(スナップショット仮想ディスクの変更)をクリック します。 2 Disable Snapshot Virtual Disks(スナップショット仮想ディ
スナップショット仮想ディスクを再生成するためのホストサー バーの準備 注意:ソース仮想ディスクの新しいポイントインタイムイメージを作成 する前に、ソース仮想ディスクおよびスナップショット仮想ディスクに対 するすべてのデータアクセス(I/O)処理を停止するか、データ転送を一 時停止して、ソース仮想ディスクの正確なポイントインタイムイメージ をキャプチャできるようにします。確実にすべての I/O 処理を停止する ために、Windows Internet Explorer を含めすべてのアプリケーションを 閉じます。 メモ:関連付ける仮想ディスクのドライブ文字を削除するか (Windows)、仮想ドライブをアンマウントする(Linux)ことによって、 スナップショットとして安定したドライブのコピーを確保することがで きます。 スナップショット仮想ディスクを再生成する前に、ホストサーバーおよ び再生成を行おうとしている関連する仮想ディスクの両方が適切な状態 になっている必要があります。次の手順を実行して、ホストサーバーと 仮想ディスクの準備を行ってください。 1 ソースおよび(マウントされている場合は)スナップショッ
5 その他、使用している OS の要件に従ってください。これらの追加要 件に従っていないと、使用不能なスナップショット仮想ディスクが 生成される可能性があります。 メモ:使用 OS の補足要件については、OS 付属のマニュアルを参照 してください。 スナップショット仮想ディスクの再生成 上記の手順に従ってホストサーバーの準備を行った後で、次の手順に 従ってスナップショット仮想ディスクを再生成します。 注意:スナップショット仮想ディスクを再生成すると、現在のスナップ ショットは無効になります。 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Modify snapshot virtual disks(スナップショット仮想ディスクの変更)をクリック します。 2 Re-create Snapshot Virtual Disks(スナップショット仮想ディス クの再生成)をクリックします。 3 再生成するスナップショット仮想ディスクを選択し、一覧の下の Re-Create(再生成)をクリックします。 4 Confirm Snapshot Virtual Disk Re-Creation(スナップショッ ト仮想ディス
プレミアム機能 — 仮想ディスク コピー 注意:仮想ディスクのコピーを実行すると、ターゲット仮想ディスク上 のデータが上書きされます。仮想ディスクのコピーを実行する前に、ター ゲット仮想ディスク上のデータが既に必要ないデータであるか、バック アップが取ってあることを確認する必要があります。 メモ:この機能を注文している場合、Dell PowerVault MD ストレージアレ イと同じ箱に Premium Feature Activation(プレミアム機能アクティベー ション)カードが入っています。このカードに記載されている指示に従っ て、キーファイルを取得し、この機能を有効にしてください。 メモ:仮想ディスクのコピーとして推奨される方法は、スナップショッ ト仮想ディスクからのコピーです。この方法を用いると、仮想ディスクの コピーのソースとしてスナップショットが使用されている間、そのスナッ プショットの元の仮想ディスクは読み書き操作ができる状態になります。 仮想ディスクのコピーを作成すると、同じストレージアレイ上にソース 仮想ディスクとターゲット仮想ディスクのコピーペアが作成されます。 「ソース仮想ディスク
仮想ディスクのコピーが完了すると、ソース仮想ディスクはホストア プリケーションからの書き込み要求の受け入れを再開します。エラー メッセージが表示されないようにするには、仮想ディスクのコピー中 に、仮想ディスクコピーのソース仮想ディスクにアクセスしないよう にします。 仮想ディスクのコピーを使用する理由には、次のようなものがあり ます。 • アクセス改善のためにデータをコピーする — 仮想ディスクに対する ストレージ要求が変わることにより、同じストレージアレイ内の、 容量が大きいドライブを使用しているディスクグループの仮想ディ スクにデータをコピーすることが必要になる場合があります。アク セス領域を大きくするためにデータをコピーする場合には、容量が 大きい物理ディスクにデータを移動します(たとえば 61 GB から 146 GB へ)。 • スナップショット仮想ディスクをソース仮想ディスクに復元する — 仮想ディスクのコピー機能を使用して、まずスナップショット仮想 ディスクからデータを復元し、それから、そのデータを元のソース 仮想ディスクにコピーすることができます。 • バックアップコピーを作成する
MSCS 共有ディスク用仮想ディスクコピーの 作成 Microsoft Cluster Server(MSCS)共有ディスク用に仮想ディスクコ ピーを作成するには、まず、仮想ディスクのスナップショットを作成 し、次に、スナップショット仮想ディスクを仮想ディスクコピーのソー スとして使用します。 メモ:スナップショット仮想ディスクを使用せずに、MSCS 共有デ ィスク用に仮想ディスクコピーを直接作成しようとすると、 The operation cannot complete because the selected virtual disk is not a source virtual disk candidate(選択された仮想ディスクはソース仮想ディスク候補で はないため、操作を完了できません)というエラーメッセージが表示 されます。 メモ:スナップショット仮想ディスクを作成する際、スナップショット 仮想ディスクはクラスタ内の 1 つのノードにのみマップしてください。ス ナップショット仮想ディスクをホストグループまたはクラスタ内の両方の ノードにマップした場合、両方のノードがデータに同時にアクセスする
ターゲット仮想ディスクの読み書き許可を設定するには、次の手順を実 行します。 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Manage Virtual Disk Copies(仮想ディスクのコピーの管理)をクリックします。 2 一覧から 1 つまたは複数のコピーペアを選択し、一覧の右側の Permissions(許可)をクリックします。 Set Target Virtual Disk Permissions(ターゲット仮想ディスク の許可の設定)ダイアログボックスが表示されます。 3 Set Target Virtual Disk Permissions(ターゲット仮想ディスクの許 可の設定)ダイアログボックスで Read-Only(読み取り専用)か Read/Write(読み書き)を選択します。 4 ダイアログボックスの OK をクリックします。 Read-Only(読み取り専用)を選択すると、ターゲット仮想ディスク への書き込み要求は拒否されます。Read/Write(読み書き)を選択す ると、仮想ディスクコピーが完了した後、ホストはターゲット仮想ディ スクに読み書きできるようになります。 仮想ディ
• Failed(障害)ステータスの仮想ディスクは、ソース仮想ディスクと してもターゲット仮想ディスクとしても使用することはできません。 • Degraded(劣化)ステータスの仮想ディスクは、ターゲット仮想 ディスクとしては使用できません。 • 変更操作中の仮想ディスクは、ソース仮想ディスクとしてもター ゲット仮想ディスクとしても選択できません。変更操作には、以下 の操作が含まれます。 – 容量の拡張 – RAID レベルの移行 – セグメントサイズ – 仮想ディスクの拡張 – 仮想ディスクのデフラグ メモ:ホストの準備に関する以下の項は、CLI インタフェースを介して仮 想ディスクコピーの機能を使用する場合にも適用されます。 仮想ディスクのコピーの作成 ソース仮想ディスクの完全コピーは、Configure(設定)タブの Create Virtual Disk Copies(仮想ディスクのコピーの作成)機能を 使用して作成します。この操作により、ターゲット仮想ディスク上の既 存のデータがすべて上書きされます。仮想ディスクのコピーが開始した ら、ソース仮想ディスクに対するすべて
仮想ディスクコピーを作成するためのホストサーバーの準備 注意:ソース仮想ディスクの新しいコピーを作成する前に、ソース仮想 ディスク(および、該当する場合はターゲットディスク)に対するすべて のデータアクセス(I/O)処理を停止するか、データ転送を一時停止して、 ソース仮想ディスクの正確なポイントインタイムイメージをキャプチャで きるようにします。確実にすべての I/O 処理を停止するために、Windows Internet Explorer を含めすべてのアプリケーションを閉じます。 メモ:関連付ける仮想ディスクのドライブ文字を削除するか (Windows)、仮想ドライブをアンマウントする(Linux)ことによって、 仮想ディスクのコピーとして安定したドライブのコピーを確保できます。 仮想ディスクのコピーを作成する前に、ホストサーバーおよびコピーを 行おうとしている関連する仮想ディスクの両方が適切な状態になってい る必要があります。次の手順を実行して、ホストサーバーと仮想ディス クの準備を行ってください。 1 ソースおよびターゲット仮想ディスクに対するすべての I/O 処理を停 止します。 2 Windows
5 その他、使用している OS の要件に従ってください。これらの追加要 件に従っていないと、使用不能な仮想ディスクのコピーが生成され る可能性があります。 メモ:使用 OS の補足要件については、OS 付属のマニュアルを参照 してください。 仮想ディスクのコピー 上記の手順に従ってホストサーバーの準備を行った後で、次の手順に 従って仮想ディスクコピーを作成します。 1 Configure(設定)タブをクリックし、次に Create Virtual Disk Copies(仮想ディスクのコピーの作成)をクリックします。 2 Select Source Virtual Disk(ソース仮想ディスクの選択)ページで、 コピーする仮想ディスク(ソース仮想ディスク)を選択し、Next (次へ)をクリックします。 Select Target Virtual Disk(ターゲット仮想ディスクの選択) ページが表示されます。 メモ:選択する仮想ディスクが有効でない場合には、仮想ディスク コピーのソースとして使用できる仮想ディスクのタイプを説明する 情報ダイアログボックスが表示されます。OK をクリックし、このダ イアログ
4 ページ下の Next(次へ)をクリックします。 Create virtual disk copies—Set Copy Priority(仮想ディスクの コピーの作成 — コピー優先度の設定)ダイアログボックスが表示さ れます。 5 仮想ディスクのコピーのコピー優先度を設定し、Next(次へ)をク リックします。 選択したソース仮想ディスク、ターゲット仮想ディスク、およびコ ピー優先度が Create virtual disk copies—Confirm Copy Settings(仮想ディスクのコピーの作成 — コピー設定の確認)ダイ アログボックスに表示されます。高い優先度を設定すると、スト レージアレイのパフォーマンスが犠牲になり、仮想ディスクのコ ピーにリソースが割り当てられます。詳細については、103 ページ の「コピー優先度の設定」を参照してください。 仮想ディスクのコピー中のストレージアレイ のパフォーマンス ストレージアレイのパフォーマンスは次の要因によって決定されます。 • I/O 処理 • 仮想ディスクの RAID レベル • 仮想ディスク構成 — 仮想ディスクグループ内
コピー優先度の設定 コピー優先度 は、I/O 要求を満たすのではなく、仮想ディスクのコピー を完了するために使用されるストレージアレイのリソース数を定義しま す。コピー優先度を変更することにより、仮想ディスクのコピー速度を 設定します。 コピー優先度には、lowest(最低)、low(低) 、medium(中)、high (高) 、および highest(最高)の 5 つの値があります。コピー優先度を lowest(最低)に設定すると、I/O 処理が優先され、仮想ディスクのコ ピーに時間がかかることになります。highest(最高)に設定すると、 仮想ディスクのコピーが優先され、ストレージアレイの I/O 処理が低速 になります。 仮想ディスクのコピーの優先度は、次の場面で変更できます。 • 仮想ディスクのコピーを開始する前 99 ページの「仮想ディスクのコピーの作成」を参照してください。 • 仮想ディスクのコピー中 Modify(変更)タブをクリックし、次に Manage Virtual Disk Copies(仮想ディスクのコピーの管理)をクリックします。アク ティブなコピー操作を選択し、仮想ディス
仮想ディスクのコピーの停止 In Progress(処理中)ステータス、Pending(保留中)ステータス、ま たは Failed(障害)ステータスの仮想ディスクのコピー操作を停止する ことができます。Failed(障害)ステータスの仮想ディスクのコピーを 停止すると、ストレージアレイに対して表示されていた Needs Attention(要注意)ステータスが消えます。 仮想ディスクのコピーを停止すると、マップされているすべてのホスト はソース仮想ディスクに書き込みできるようになります。ソース仮想 ディスクにデータが書き込まれた時点で、ターゲット仮想ディスク上の データは、ソース仮想ディスク上のデータと一致しなくなります。 仮想ディスクのコピーを停止するには、次の手順を実行します。 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Manage virtual disk copies(仮想ディスクのコピーの管理)をクリックします。 2 停止するコピー操作をクリックして選択し、Stop(停止)をクリッ クします。 一度に停止できるコピー操作は 1 つだけです。 3 Yes(はい)をクリックして、仮想ディスクのコピ
メモ:関連付ける仮想ディスクのドライブ文字を削除するか (Windows)、仮想ドライブをアンマウントする(Linux)ことによって、 仮想ディスクのコピーとして安定したドライブのコピーを確保できます。 既存のコピーペアに対して新しい仮想ディスクコピーを作成する前に、 ホストサーバーおよび再コピーを行おうとしている関連する仮想ディス クの両方が適切な状態になっている必要があります。次の手順を実行し て、ホストサーバーと仮想ディスクの準備を行ってください。 1 ソースおよびターゲット仮想ディスクに対するすべての I/O 処理を停 止します。 2 Windows システムを使用して、キャッシュをソースおよび(マウン トされている場合は)ターゲット仮想ディスクの両方にフラッシュし ます。ホストのプロンプトで、次のように入力します。 SMrepassist -f < ファイル名 - 識別子 > を押します。詳細については、117 ページの「SMrepassist ユーティリティ」を参照してください。 3 Summary(サマリー)タブをクリックし、次に Disk Groups & Virtual Di
仮想ディスクの再コピー 上記の手順に従ってホストサーバーの準備を行った後で、次の手順に 従って、既存のコピーペアに対する新しい仮想ディスクコピーを作成し ます。 1 Modify(変更)タブをクリックし、次に Manage virtual disk copies(仮想ディスクのコピーの管理)をクリックします。 一度に再コピーできるコピー操作は 1 つだけです。 2 Manage Virtual Disk Copies(仮想ディスクのコピーの管理)ペー ジに表示される一覧からコピー操作を選択し、一覧の右側の Recopy(再コピー)をクリックします。 3 Recopy(再コピー)ダイアログボックスが表示されます。コピー優 先度を設定します。 4 yes と入力し、OK をクリックします。 5 パラメータを承認する場合は、テキストボックスに yes と入力し、 Finish(完了)をクリックして、コピー設定を確認し、仮想ディス クのコピーを開始します。 Copy Started(コピーの開始)ページが表示され、仮想ディスクの コピーが開始されたことが示されます。このダイアログボックスか ら、Create virt
Manage virtual disk copies(仮想ディスクのコピーの管理)ページ では、仮想ディスクのコピーの進捗状況を確認することもできます。実 行中の各コピー操作について、Status(ステータス)フィールドに目盛 りが表示され、コピー操作の完了率が示されます。 仮想ディスクのコピーが完了したら、次の操作を実行します。 1 Linux で、未設定容量でターゲット仮想ディスクを作成している場合 には、hot_add ユーティリティを実行します。 2 未設定容量からターゲット仮想ディスクを作成している場合には、 仮想ディスクをホストにマップする必要があります。詳細について は、67 ページの「ホスト対仮想ディスクのマッピング」を参照して ください。 3 新しい仮想ディスクを使用するには、使用 OS にターゲット仮想ディ スクを登録する必要があります。次の手順を実行します。 a 仮想ディスクのコピーペアを削除するか(108 ページの「コピー ペアの削除」を参照)、書き込み許可を明示的に設定することに より、ターゲット仮想ディスクの書き込み許可を有効にします。 b Windows では、仮想ディスク
コピーペアの削除 コピーペアを削除すると、Virtual Disk Properties(仮想ディスクの プロパティ)ダイアログボックスと Storage Array Profile(スト レージアレイのプロファイル)ダイアログボックスから、すべての仮想 ディスクのコピー関連情報が永久に削除されます。 仮想ディスクのコピーを削除した後、ターゲット仮想ディスクを、新 しい仮想ディスクコピーのソース仮想ディスクまたはターゲット仮想 ディスクとして選択することができます。仮想ディスクのコピーを削 除すると、ターゲット仮想ディスクの読み取り専用属性も永久に削除 されます。 コピーペアを削除しても、ソース仮想ディスクやターゲット仮想ディス ク上のデータは削除されません。2 つの仮想ディスク間のコピー関係が 削除されるだけです。 ストレージアレイから仮想ディスクのコピーを削除すると、ターゲッ ト仮想ディスクのターゲット書き込み属性も削除されます。仮想ディ スクのコピーが In Progress(処理中)ステータスである場合には、コ ピーペアを削除する前に、仮想ディスクのコピーを停止する必要があ ります。 コピーペアを削除
ファームウェアのダウンロード MD Storage Manager では、次のファームウェアイメージをダウン ロードできます。 • ストレージアレイコントローラを管理する RAID コントローラモ ジュールファームウェア • ストレージアレイコントローラのデフォルト設定を指定する RAID 非揮発性スタティックランダムアクセスメモリ(NVSRAM) イメージ • ストレージアレイ内のディスクの動作を制御する物理ディスク ファームウェア • ドライブと RAID エンクロージャの間のデータ転送を管理する EMM (エンクロージャ管理モジュール) これらのコンポーネントのファームウェアをダウンロードするには、 Support(サポート)タブをクリックし、Download firmware (ファームウェアのダウンロード)をクリックします。ファームウェア のコンポーネントを指定できるリンクが表示されます。 ファームウェアをダウンロードする前に、ストレージアレイが Optimal (最適)ステータスであることを確認してください。新しいファーム ウェアがダウンロードされるとき、ストレージアレイコントロー
RAID コントローラと NVSRAM のパッケージ のダウンロード 以下の項では、RAID コントローラと NVSRAM ファームウェアのダウ ンロード手順について説明します。 メモ:Linux の OS 上の制限により、RAID コントローラモジュールに対す るファームウェアのアップデートは、帯域外管理を使用して行う必要があ ります。これを行わないとホストサーバーが反応しなくなり、再起動が必 要となる場合があります。 RAID コントローラと NVSRAM ファームウェア両方のダウンロー ド メモ:RAID コントローラと NVSRAM ファームウェアのアップグレード 中、アレイへの I/O は中断せず続行できます。 メモ:コントローラのファームウェアをアップデートするには、RAID エ ンクロージャに少なくとも 2 台のディスクドライブが含まれている必要が あります。 RAID コントローラと NVSRAM ファームウェアを一度の操作でダウン ロードするには、次の手順を実行します。 1 Support(サポート)タブをクリックし、次に Download firmware (ファームウェアのダウンロード
メモ:RAID コントローラのファームウェアのみダウンロードする場合 は、手順 10 へ進んでください。 6 Transfer NVSRAM file with RAID controller module firmware (RAID コントローラモジュールファームウェアと共に NVSRAM ファ イルを転送する)の横のチェックボックスをオンにします。 7 Select File(ファイルの選択)をクリックし、ダウンロードする ファイルに移動します。デフォルトでは、現在のストレージアレイ 構成と互換性のあるファームウェアイメージのみが表示されます。 8 File Selection(ファイルの選択)領域でファイルを選択し、OK を クリックします。 9 選択したファイルが無効だったり、現在のストレージアレイ構成と 互換性のないファイルであった場合、エラーメッセージが表示され ます。OK をクリックし、エラーメッセージを閉じて、互換性のある ファイルを選択します。 10 Transfer...
4 File Selection(ファイルの選択)領域でファイルを選択し、OK を クリックします。 5 選択したファイルが無効だったり、現在のストレージアレイ構成と 互換性のないファイルであった場合、エラーメッセージが表示され ます。OK をクリックし、エラーメッセージを閉じて、互換性のある ファイルを選択します。 6 Transfer...
6 Transfer...
7 Confirm Download ダイアログボックスが表示され、物理ディス クファームウェアの現在のバージョンと選択したバージョンが示 されます。ダウンロードを完了するには、Yes(はい)をクリックし ます。 EMM ファームウェアのダウンロード 注意:EMM ファームウェアのダウンロード中にストレージアレイの構成 を一切変更しないでください。ストレージアレイの構成を変更すると、 ファームウェアのダウンロードが失敗し、ストレージアレイが損傷した り、データにアクセスできなくなったりする可能性があります。 メモ:Linux の OS 上の制限により、EMM ファームウェアのアップデート は、帯域外管理を使用して行う必要があります。これを行わないとホスト サーバーが反応しなくなり、再起動が必要となる場合があります。 1 Support(サポート)タブをクリックし、次に Download firmware (ファームウェアのダウンロード)をクリックします。 2 Download firmware(ファームウェアのダウンロード)画面から、 Download Environmental (EMM) Card Fi
トラブルシューティング 以下の項では、MD ストレージアレイに発生する可能性のある問題のト ラブルシューティングに役立つ情報を提供します。 Recovery Guru(リカバリグル) Recovery Guru は、MD Storage Manager のコンポーネントの 1 つで、 ストレージアレイ上の重要なイベントを診断し、問題を解決する回復手 順を提供します。Summary(サマリー)ページの Storage Array Needs Attention(ストレージアレイの要注意)または Support (サポート)ページの Recover from failure(障害からの回復) をクリックすることにより、Recovery Guru にアクセスできます。 次のインジケータを使って問題を検知できます。 • Optimal(最適)以外のステータスのアイコン • 指定の宛先に送信されるアラート通知メッセージ • ハードウェアのインジケータライト 問題が解決すると、ステータスアイコンは Optimal(最適)ステータス に戻ります。 Storage Array Profile(ストレージアレイ
デバイスの状態 ストレージアレイは、管理下にある各デバイスと通信し、現在のデバイ スステータスを判断します。デバイスの設定またはトラブルシューティ ングを行う前に、ストレージアレイ内のエンクロージャが Optimal(最 適)ステータスであることを確認してください。 ストレージアレイは、次の 6 つの状態のいずれかになります。これら の状態は、ステータスアイコンで識別できます。 • Optimal(最適)— 管理されているデバイス内のすべてのコンポー ネントが望ましい稼動状態です。 • Needs Attention(要注意)ステータス — 管理下のデバイスに、介 入の必要がある問題が発生しています。ストレージアレイが Needs Attention(要注意)ステータスになっている場合、テクニカルサ ポートに連絡してください。 • Fixing(修正中)ステータス — Needs Attention(要注意)状態が 修正され、管理下のデバイスが現在 Optimal(最適)ステータスに 変わりつつある状態です。 • Unresponsive(無反応)ステータス — ストレージ管理ステーション が、
SMrepassist ユーティリティ SMrepassist(レプリケーションアシスタンス)は、Windows プラット フォーム対応のホストベースのユーティリティです。このユーティリ ティは MD Storage Manager ソフトウェアと一緒にインストールされま す。Windows OS 上で仮想ディスクのコピーを作成する前と後にこの ユーティリティを使用して、ターゲット仮想ディスク上のファイルシス テムのメモリ常駐データをすべてフラッシュし、ドライバがシグニチャ とファイルシステムパーティションを認識できるようにします。この ユーティリティを使用して、スナップショット仮想ディスクの重複シグ ニチャの問題を解決することもできます。 Windows を実行しているホスト上の MS-DOS® ウィンドウから、 C:\Program Files\Dell\MD Storage Manager\util に移動し、次の コマンドを実行します。 SMrepassist -f < ファイルシステム識別子 > -f は、< ファイルシステム識別子 > で指定されているファイルシステ ムのメモリ常駐データをすべてフ
サポート情報パッケージ MD Storage Manager には、プロファイルやイベントログ情報など、 すべてのストレージアレイデータをファイルに保存できる機能があり ます。このファイルは、必要に応じて、テクニカルサポート担当者に送 信することができます。サポート情報を生成するには、次の手順に従い ます。 1 Support(サポート)タブをクリックし、次に Gather Support Information(サポート情報の収集)をクリックします。 2 Browse(参照)をクリックします。 Collect All Support Data(全サポートデータの収集)ダイアログ ボックスが表示されます。 3 Save in(保存先)ドロップダウンメニューから、サポートデータの 保存先を選択します。File name(ファイル名)テキストボックス に、サポートデータファイルの名前を入力します。 4 Save(上書き保存)をクリックし、Collect All Support Data(全サ ポートデータの収集)ダイアログボックスを閉じます。 5 Start(開始)をクリックします。 サポート情報が指定した場
• 同一のホストを使用し、帯域外管理と帯域内管理の両方を使用して ストレージアレイを管理している場合は、管理ネットワーク接続の 問題が原因で、ストレージアレイとの直接通信が妨げられることが あります。ただしそれでも、帯域内接続を経由してストレージアレ イを管理できる場合があります。これと逆の状況が発生することも あります。 • ストレージアレイが複数のホストを経由して管理されている場合は、 1 台のホストによる接続を経由した通信に対してストレージアレイ が反応しなくなることがあります。ただしそれでも、別のホストに よる接続を経由してストレージアレイを管理できる場合があります。 ストレージアレイが識別できない場合の復旧 方法 ストレージアレイが識別できない場合は、次の手順に従って復旧し ます。 1 ストレージ管理ステーションに対するネットワーク接続が正常に機能 していることを確認します。 2 コントローラが取り付けられ、ストレージアレイの電源がオンに なっていることを確認します。それ以外に問題があれば、すべて解 決した上で続行します。 3 帯域内ストレージアレイがある場合は、以下の手順を実行します。 各
c Unresponsive(無反応)ステータスのホストを MD Storage Manager から削除し、そのホストを再び追加します。 ホストが Optimal(最適)ステータスに戻ったら、この手順は 完了です。 d ホストの電源がオンで、正常に動作していることを確認します。 e 該当する場合は、ホストにホストバスアダプタが取り付けられて いることを確認します。 f 外部ケーブルとスイッチまたはハブをすべて点検し、損傷がない か、しっかり接続されているかを確認します。 g 最近コントローラの交換または追加を行った場合は、新しいコン トローラが検出されるようにホストエージェントソフトウェアを 再起動します。 問題がある場合は、ホストに適切な変更を施します。 4 帯域外ストレージアレイがある場合は、以下の手順を実行します。 各手順を終えるごとに Refresh(更新)をクリックして結果を確認 してください。 a ping コマンドを使用して、ネットワークがコントローラにアク セスできることを確認します。次のシンタックスを使用します。 ping < コントローラの IP アドレス > ネッ
5 コントローラファームウェアが管理ステーション上の MD Storage Manager に対応していることを確認します。コントローラファーム ウェアがアップグレードされると、MD Storage Manager がストレー ジアレイにアクセスできなくなる場合があります。コントローラ ファームウェアを新しいバージョンにした場合は、ストレージアレ イの管理に新しいバージョンの MD Storage Manager が必要になるこ とがあります。 この問題が発生した場合は、デルサポートサイト support.dell.
トラブルシューティング
エンクロージャのハードウェア の交換、メンテナンス、および 構成に関する考慮事項 接続されている拡張エンクロージャの EMM (エンクロージャ管理モジュール)の取り外 しと取り付け MD3000/MD3000i に接続されている拡張エンクロージャから EMM (エンクロージャ管理モジュール)を安全に取り外し、取り付ける手順 を以下に説明します。 注意:以上のガイドラインに従わないと、物理ディスクが取り外し中に 故障したり、冗長データパスを誤って削除してしまったりするおそれがあ ります。 拡張エンクロージャからの EMM の取り外し 1 物理ディスクのパスの冗長性が失われていないことをリカバリグルで 確認します。 • 冗長性が失われていない場合は、チャネルを確認します。チャネ ルが削除する EMM と一致する場合は、今すぐに安全に取り外す ことができます。 • 冗長性が失われている場合は、次のコマンドを実行します。 channel [1] は劣化したチャネルです。 “set physicalDiskChannel channel [1] status = optimal;” 2 チャネルへのパスが復元さ
拡張エンクロージャへの EMM の挿入 1 EMM の挿入は必ず、SAS ケーブルを外した状態で行います。 EMM の挿入後、30 秒以上待ってから SAS ケーブルを接続します。 2 SAS ケーブルの接続後、EMM が最適な状態になるまで 3 分以上待ち ます。 メモ:システムのアップデート時に、複数の EMMs に一時的なエラーが 発生したことが MEL ログに記録される場合があります。 物理ディスクの取り外しと取り付け MD3000/MD3000i RAID ストレージアレイからの物理ディスクの取り 外しと取り付けを安全に行うには、以下のガイドラインに従ってくだ さい。 • ドライブを取り外し、60 秒以上待ってから交換用のドライブを挿入 します。 • ストレージアレイからドライブを取り外して別のスロットに移動す る場合は、60 秒以上待ってからドライブを新しいスロットに挿入し ます。 • ストレージアレイから複数のドライブを取り外す場合は、次のドラ イブの取り外しまでに 60 秒以上の間隔を置いてください。 • ストレージアレイに複数のドライブを挿入する場合は、次のドライ ブの挿入ま
MD3000 のメンテナンスに関する考慮事項 Linux カーネルの場合は、次のメンテナンスタスクのいずれかを行った 後で、SMagent をいったん停止して再起動します。 • コントローラをオフラインにするか、またはコントローラを交換 する。 • Red Hat® Enterprise Linux®(バージョン 4)、SUSE® Linux Enterprise Server 9、または SUSE Linux Enterprise Server 10 を実行 しているホストサーバーから SAS ケーブルを外すか、または取り付 ける。 メモ:SMagent を再起動した後に Summary(サマリー)ページの Status (ステータス)ポートレットに Resolve Topology Conflicts(トポロジの競合 の解消)メッセージが表示されると、このメッセージを消去するためにホ ストサーバーの再起動が必要な場合があります。Topology Conflict(トポ ロジの競合)ウィザードで Resolve(解決)オプションは選択しないでく ださい。MD3000 は I/O 要求へのサービスを続け
2 仮想ディスクがマップされていないホストサーバー名を選択します。 3 Access(アクセス)をクリックして仮想ディスクにアクセスします。 4 論理ユニット番号(LUN)31 を割り当てます。 5 Finish(完了)をクリックします。 126 エンクロージャのハードウェアの交換、メンテナンス、および構成に関する考慮事
索引 C R Configure(設定)タブ , 12 RAID レベル , 60-61, 102 H S HBA ポート , 47 SMrepassist ユーティリ ティ , 117 hot_add ユーティリティ , 65 I iSCSI iSCSI タブ , 13 セッションの表示または終 了 , 42 ターゲット ID の変更 , 38 ターゲット検出の変更 , 39 統計の表示または設定 , 42 ホストトポロジの編集、削除、 または名前の変更 , 43 ホストポートの詳細設定 , 41 ホストポートの設定 , 40 M Modify(変更)タブ , 13 SNMP アラート , 17 Summary(サマリー)タ ブ , 12, 65 support.dell.
い イベントモニター , 17 か 仮想ディスク , 59-60 Linux での削除 , 61 アクセス , 17 再コピー , 104 ソース , 75, 90 登録 , 64 名前 , 89-90 仮想ディスクのコピー , 13, 99, 104 制限事項 , 98 停止 , 104 例 , 96 ストレージパーティショニン グ , 59 ストレージパーティショ ン , 69-70 スナップショットリポジトリ 仮想ディスク , 60, 76 容量 , 90 スナップショット仮想ディス ク , 13, 59, 75, 96 詳細パス , 82 そ ソース仮想ディスク , 75, 90, 95, 99 た ターゲット仮想ディスク , 95, 104 こ コピーの優先度 , 103 コピーペア 削除 , 108 て ディスク 拡張 , 70 す ステータス , 90 ストレージアレイ 管理 , 13 自動検出による追加 , 19 追加 , 19-20 取り外し , 21 名前指定 , 20 128 索引 ディスクグループ , 12, 59-61, 91 電子メールアラート , 30 は パ
バックアップ , 96 ま マニュアル , 15 ふ ファームウェアのダウンロー ド , 14 物理ディスク , 17 ほ 保証 , 14 ホスト , 17 アクセス , 12 グループ , 52 設定 , 47-67 タイプ , 47 名前 , 47 み 未設定の容量 , 59 ゆ ユーティリティ hot_add, 65 ろ 論理ユニット番号 , 17 ホストグループ , 17, 47 ホスト対仮想ディスクのマッピ ング , 13, 68, 77, 83 ホットスペアドライブ , 65, 90 スタンバイ , 59 自動設定 , 66 手動設定 , 66 使用中 , 59 索引 129
索引