Dell™ PowerVault™ Modular Disk 3000 システムインストールガイド w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
メモおよび注意 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明してい ます。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を 回避するための方法を説明しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. からの書面による許可なしには、いかなる方法においてもこのマニュアルの複 写、転載することを禁じます。 本書に使用されている商標:Dell、DELL ロゴ、および PowerVault は Dell Inc. の商標で す。Intel および Pentium は Intel Corporation の登録商標です。SUSE は Novell Inc. の登 録商標です。DirectX、Microsoft、Windows および Windows Server は Microsoft Corporation の登録商標です。Red Hat および Red Hat Enterprise Linux は Red Hat, Inc.
目次 1 はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . システム要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 . . . . . . . . . . . . . . 6 . . . . . . . . . . . . . 9 . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 ストレージアレイについて ハードウェアの取り付け ストレージ構成の計画 エンクロージャの接続について . . . . . . . . . . . . エンクロージャのケーブル接続 . . . . . . . . . . . 10 . . . . . . . . . . 21 . . . . . 24 . . . . . . . . . 27 . . . . . . . . . . . . . 27 ソフトウェアのインストール システムの組み立てと起動 9 10 11 15 冗長と非冗長 . . . . . . . . . . . . .
Windows システムのマニュアル . . . . . . . . . . . Linux システムのマニュアル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38 38 40 インストール後のタスク . . . . . . . . . . . . . 41 ストレージアレイ検出の検証 . . . . . . . . . . . . 46 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47 拡張機能 トラブルシューティングツール 5 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ソフトウェアのアンインストール 51 . . . . . . . . . 51 . . . . . . . . . . . 52 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55 Linux からのアンインストール . 索引 . 目次 48 . . . . .
はじめに 本書では、Dell™ PowerVault™ Modular Disk 3000(MD3000)を構成 する手順について説明します。本書では、『PowerVault MD3000 Resource CD』から MD Storage Manager ソフトウェア、SAS 5/E アダ プタドライバ、およびマニュアルをインストールする方法も説明してい ます。そのほかに、システム要件、ストレージアレイの構成、ソフト ウェアの初回の起動と検証、およびユーティリティとプレミアム機能の 説明などの情報が掲載されています。 管理者は MD Storage Manager を使用して、ストレージアレイを最も 使いやすい状態に設定し、監視することができます。MD Storage Manager は Microsoft® Windows® と Linux のどちらの OS 環境でも動 作し、電子メールまたは Simple Network Management Protocol (SNMP)によってストレージアレイのエラー状態に関する警告を通知 できます。これらの警告は、直ちに通知するモード、または定期的に通 知するモー
管理ステーションのハードウェア要件 管理ステーションは、MD Storage Manager を使用してネットワーク 全体のストレージアレイを設定および管理します。管理ステーションと して指定するシステムはいずれも、次の最小要件を満たす x86 ベース のシステムでなければなりません。 • Intel® Pentium® またはそれと同等の CPU(133 MHz 以上) • 128 MB RAM(256 MB 推奨) • 120 MB のディスク空き容量 • 管理者またはそれと同等の権限 • 800 x 600 ピクセル、256 色以上のディスプレイ設定(1024 x 768 ピ クセル、16 ビットカラー推奨) ストレージアレイについて ストレージアレイには、物理ディスク、RAID コントローラモジュー ル、ファン、電源ユニットなどのさまざまなハードウェアコンポーネン トが含まれており、これらがエンクロージャ内に収められています。 RAID コントローラモジュールを通じてアクセスした物理ディスクを含 むエンクロージャは、RAID エンクロージャと呼ばれています。 アレイに接続されている
MD Storage Manager では、アレイ内の物理ディスクを構成して、 「ディスクグループ」と呼ばれる論理コンポーネントを作成します。そ の後、ディスクグループを仮想ディスクに分割することができます。作 成できるディスクグループと仮想ディスクの数には、ストレージアレイ の構成とハードウェアが許すかぎり、制限がありません。ディスクグ ループはストレージアレイの未構成容量内に作成され、仮想ディスクは ディスクグループの空き容量内に作成されます。 未設定の容量は、ディスクグループにまだ割り当てられていない物理 ディスクで構成されます。未設定の容量を使用して仮想ディスクを作成 すると、ディスクグループが自動的に作成されます。ディスクグループ 内の唯一の仮想ディスクが削除されると、そのディスクグループも削除 されます。空き容量とは、仮想ディスクに割り当てられていないディス クグループ内のスペースです。 データは、RAID テクノロジを使用してストレージアレイ内の物理ディ スクに書き込まれます。データがどんな方法で物理ディスクに書き込ま れるかは、RAID のレベルによって決まります。RAID のレベルが異な れ
はじめに
ハードウェアの取り付け 本章では、Dell™ PowerVault™ MD3000 ストレージアレイの物理構成 を計画する場合と、1 台または複数のホストをアレイに接続する場合の ガイドラインを示します。ハードウェア構成の詳細については、Dell PowerVault MD3000 の『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照 してください。 ストレージ構成の計画 ストレージアレイを設置する前に、以下の点を検討してください。 • データストレージのニーズと管理上の必要条件を評価します。 • 可用性の要求を計算します。 • 完全バックアップを毎週、差分バックアップを毎日行うなど、バッ クアップの頻度とレベルを決めます。 • パスワード保護、およびエラーが発生した場合の電子メールアラー ト通知など、ストレージアレイのオプションを検討します。 • データ構成計画に従って、仮想ディスクとディスクグループの構成 を設計します。たとえば、1 つの仮想ディスクを在庫管理に、2 つ目 を財務・会計情報に、3 つ目を顧客情報に使います。 • 障害の発生した物理ディスクと自動的に置き換わるホットスペアの
各 RAID コントローラモジュールには少なくとも 1 個の SAS 入力ポー トコネクタがあります。このコネクタにより、ホストまたはノードへの 直接接続ができます。オプションのデュアルポート RAID コントローラ では、2 つ目の SAS 入力ポートコネクタが利用できます。SAS 入力ポー トコネクタには In-0 とラベル表示されています。オプションのコント ローラの場合は、In-1 とラベル表示されています(詳細については、 PowerVault MD3000 の『ハードウェアオーナーズマニュアル』を 参照)。 メモ:ホストサーバーと MD3000 SAS 入力ポートコネクタをケーブルで 接続する場合は、サーバーの HBA のどちらの出力ポートコネクタでも使 用できます。 各 MD3000 RAID コントローラモジュールには、SAS 出力ポートコネク タも装備されています。このポートを使用して、RAID エンクロージャ を拡張エンクロージャに接続することも可能です。 エンクロージャのケーブル接続 エンクロージャは、4 台までのホストと 2 台までの拡張エンクロージャ にケーブル接続できます。ユーザ
「冗長性」は、ホストとストレージアレイとの間に別々のデータパスを 設けることで確立します。この場合、各パスの宛先は別々の RAID コン トローラモジュールとします。これにより、パスに障害が発生した場合 でも、ホストがデータにアクセスできないという事態が回避できます。 両方の RAID コントローラがストレージアレイ内のすべてのディスクに アクセスできるからです。 シングル SAS 入力ポート構成 1 個の SAS 入力ポートコネクタを備えた MD3000 RAID コントローラモ ジュールに接続する非冗長および冗長ケーブル構成としてサポートされ ている配線を 図 2-1 ~ 図 2-5 に示します。各図には、取り付け可能な オプションの拡張エンクロージャの最大数を示しています。 図 2-1 ~ 図 2-3 は、ホスト 1 台または 2 台を使用する構成を示したも ので、それぞれが 1 台のみの RAID コントローラモジュールに接続され ており、そこからさらに 2 台のストレージエンクロージャに拡張され ています。ホストはストレージ領域を共有できますが、冗長パスがない ため、1 つのパスに障害が発生すると
図 2-2.
図 2-3.
1 台および 2 台のホストを使用した場合の冗長で可用性の高いケーブル 構成を、図 2-4 および 図 2-5 に示します。どちらか一方のパスに障害 が発生しても、少なくとも 1 個の HBA が 1 個の RAID コントローラに 接続されています。 図 2-4. 冗長データパスを使用した単一ホスト(デュアル HBA にケーブル 2 本) のケーブル接続 デュアル HBA ホストサーバー RAID コントローラモ ジュール 0 RAID コントローラモジュール 1 MD3000 RAID エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ 図 2-5.
デュアル SAS 入力ポート構成 2 個の SAS 入力ポートコネクタを備えた MD3000 RAID コントローラモ ジュールに接続する非冗長および冗長ケーブル構成としてサポートされ ている配線を 図 2-6 ~ 図 2-12 に示します。各図には、取り付け可能な オプションの拡張エンクロージャの最大数を示しています。 図 2-6 は、1 台、2 台、3 台、および 4 台の各ホストを 1 台の RAID コ ントローラモジュールに非冗長構成で接続した図です。RAID コント ローラモジュールは、後からさらに 2 台のストレージエンクロージャ に拡張されます。ホストはストレージ領域を共有できますが、冗長パス がないため、1 つのパスに障害が発生するとそのパスに接続されている サーバーはストレージアレイから切断されます。 図 2-6.
1 台および 2 台のホストを使用した場合の冗長で可用性の高いケーブル 構成を、図 2-7 ~ 図 2-10 に示します。どちらか一方のパスに障害が発 生しても、少なくとも 1 個の HBA が 1 個の RAID コントローラに接続 されています。 図 2-7. 冗長データパスを使用した単一ホスト(デュアル HBA にケーブル 4 本) のケーブル接続 デュアル HBA ホストサーバー RAID コントローラモ ジュール 0 RAID コントローラモジュール 1 MD3000 RAID エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ 図 2-8.
図 2-9.
図 2-10.
単一の RAID エンクロージャ(後からさらに 2 台のストレージエンク ロージャに拡張)を使用した 2 ノードクラスタの冗長構成を 図 2-11 ~ 図 2-12 に示します。 図 2-11.
図 2-12. 2 ノードのクラスタのケーブル接続(デュアル HBA、各ノードからの データパスは冗長) デュアル HBA ホストサーバー デュアル HBA ホストサーバー RAID コントローラモ ジュール 0 RAID コントローラモジュール 1 MD3000 RAID エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ 冗長性と非冗長性、および代替パスソフトウェアの詳しい説明について は、Dell PowerVault MD3000 の『ハードウェアオーナーズマニュア ル』を参照してください。 MD3000 の特徴の 1 つは、MD1000 拡張エンクロージャを 2 台まで追 加して容量を増やすことができる点です。この拡張により、最大物理 ディスクプールが 3.
注意:MD3000 に接続するすべての MD1000 拡張エンクロージャは、 support.dell.
3 MD1000 エンクロージャを追加する前に、MD3000 ソフトウェアが インストールされ、最新の状態にアップデートされていることを確 認します。詳細については、support.dell.com で入手できる Dell PowerVault MD3000 の『Support Matrix』(サポートマトリクス) を参照してください。 a SAS ドライバとファームウェアをインストールまたはアップデー トします。Windows システムの場合はアップデートパッケージ を使用します。Linux システムの場合は DKMS パッケージを使用 します。 b 各ホストサーバーに MD Storage Manager をインストールする か、または(support.dell.com で入手できる最新バージョンに) アップデートします。各ホストサーバーにマルチパスドライバを インストールするか、または(support.dell.
5 お使いのラックに該当する構成(図 2-1 ~ 図 2-12)を参照して、 MD1000 エンクロージャを MD3000 にケーブルで接続します。 6 次の手順で、接続されている装置の電源を入れます。 a MD1000 拡張エンクロージャの電源を入れます。拡張ステータ ス LED が青色に点灯するまで待ちます。 b MD3000 の電源を入れ、ステータス LED が装置の準備ができた ことを示すまで待ちます。 c • ステータス LED が黄色に点灯している場合、MD3000 はまだ オンライン状態になっていません。 • ステータス LED が黄色に点滅している場合は、エラーが発生 しています。エラーは MD Storage Manager を使用して確認 できます。 • ステータス LED が青色に点灯したら、MD3000 は準備ができ た状態です。 MD3000 がオンラインで準備ができた状態になったら、接続さ れているすべてのホストシステムの電源を入れます。 7 MD1000 が MD3000 に対する拡張エンクロージャとして構成された ら、手順 1 でバックアップを取ったデー
新しい MD1000 エンクロージャによる拡張 新しい MD1000 拡張エンクロージャを MD3000 に接続するには、次の 手順を実行してください。 1 MD1000 エンクロージャを追加する前に、MD3000 ソフトウェアがイ ンストールされ、最新の状態にアップデートされていることを確認し ます。詳細については、support.dell.com で入手可能な『Dell PowerVault Compatibility Matrix』(Dell PowerVault 互換性マトリクス) を参照してください。 24 a SAS ドライバとファームウェアをインストールまたはアップデー トします。Windows システムの場合はアップデートパッケージを 使用します。Linux システムの場合は DKMS パッケージを使用し ます。 b 各ホストサーバーに MD Storage Manager をインストールする か、または(support.dell.com で入手できる最新バージョンに) アップデートします。 c 各ホストサーバーにマルチパスドライバをインストールするか、 または(support.
2 次の手順で、すべてのシステムの I/O 処理を停止し、電源を切り ます。 a アレイに対するすべての I/O 処理を停止し、MD3000 に接続され ていて影響を受けるホストシステムの電源を切ります。 b MD3000 の電源を切ります。 c 影響を受けるシステム内のすべての MD1000 エンクロージャの 電源を切ります。 3 お使いのラックに該当する構成(図 2-1 ~ 図 2-12)を参照して、 MD1000 エンクロージャを MD3000 にケーブルで接続します。 4 次の手順で、接続されている装置の電源を入れます。 a MD1000 拡張エンクロージャの電源を入れます。拡張ステータ ス LED が青色に点灯するまで待ちます。 b MD3000 の電源を入れ、ステータス LED が装置の準備ができた ことを示すまで待ちます。 c • ステータス LED が黄色に点灯している場合、MD3000 はまだ オンライン状態になっていません。 • ステータス LED が黄色に点滅している場合は、エラーが発生 しています。エラーは MD Storage Manager を使用して確
ハードウェアの取り付け
ソフトウェアのインストール 『MD3000 Resource CD』には、MD3000 ハードウェアと MD Storage Manager ソフトウェアに関するすべてのマニュアルが収録されていま す。また、Linux OS と Microsoft® Windows® OS の両方のユーザー用 のソフトウェアとドライバも収録されています。ソフトウェアをインス トールしたり、CD 内のいずれかのアイテムをインストールまたは使用 する場合には、この CD をドライブにセットします。 『MD3000 Resource CD』には、Linux OS と Windows OS の両方をカ バーする readme.txt ファイルが収録されています。readme.txt ファイルには、Windows と Linux の両方のユーザーを対象とする、ソ フトウェアの変更、アップデート、修正プログラム、その他の重要な データに関する情報が記載されています。また、readme.
4 MD3000 Storage Array を起動し、アレイが初期化されるまで 2 分ほ ど待ちます。 5 ストレージアレイにケーブル接続されている各ホストを起動します。 ハードウェアの取り付けの詳細については、9 ページの「エンクロー ジャの接続について」を参照してください。 MD Storage Manager のインストール MD Storage Manager ソフトウェアのインストールプログラムを使用 すると、ストレージアレイの構成、管理、および監視に必要なストレー ジアレイのホストソフトウェアとツールを選択し、インストールできま す。MD Storage Manager のインストールを開始するには、システム のドライブに CD をセットします。 メモ:MD3000 と MD Storage Manager ソフトウェアの設置 / インストー ルと設定を行う前に『MD3000 Resource CD』に収録されているマニュア ルを参照してください。設置 / インストールを終えたら、ソフトウェアを 起動して、設置 / インストールが正常に行われていることを確認し、イン ストール後の設定タスクに進
次の手順を実行します。 1 新しいソフトウェアをインストールする場合は必ず、事前に他のプロ グラムをすべて閉じてください。 2 必要な場合は CD をセットし、メインメニューに移動します。 メモ:ホストサーバーで Windows Server 2008 Core バージョンが実 行されている場合は、CD ドライブに移動し、setup.
6 次のいずれかのインストールの種類を選択します。 • Typical(Full installation)(フルインストール)— 管理ステーショ ンとホストソフトウェアの両方がインストールされます。インス トールの内容には、必要なホストベースのストレージエージェン ト、マルチパスドライバ、および MD Storage Manager ソフト ウェアが含まれています。ホストがストレージアレイの構成、管 理、および監視も行う場合には、このオプションを選択します。 • Host(ホスト)— ストレージアレイに物理的に接続されている ホストに必要なストレージエージェントとマルチパスドライバが インストールされます。ストレージアレイに接続されているもの の MD Storage Manager を使用しないすべてのホストでは、この オプションを選択します。 メモ:デルでは、ホストサーバーで Windows Server 2008 Core バー ジョンが実行されている場合は、インストールの種類としてホスト を選択することをお勧めします。 7 Next(次へ)をクリックします。 8 Overwrite Warn
10 Pre-Installation Summary(プレインストールサマリー)画面に、 インストール先、必要な空きディスク容量、および利用可能なディ スク容量が表示されます。インストールパスが正しい場合は、 Install(インストール)をクリックします。 11 インストールが完了したら、Done(完了)をクリックします。 12 システムの再起動を今すぐに行うかどうかを尋ねる画面が表示され ます。No, I will restart my system myself(いいえ。シ ステムの再起動を自分で行います)を選択します。 13 クラスタホストをセットアップする場合は、『MD3000 Resource CD』 の windows\utility ディレクトリにある MD3000 Stand Alone to Cluster.
18 MD3000 の初期化が終了したら、アレイに接続されている各ホスト を再起動します。 管理ステーションのインストール ネットワーク経由でストレージアレイを設定および管理するシステムに MD Storage Manager ソフトウェアをインストールするには、次の手 順を実行します。 1 メインメニューから、Install MD3000 Storage Manager (MD3000 Storage Manager のインストール)を選択します。 インストールウィザードが表示されます。 2 Next(次へ)をクリックします。 3 ライセンス契約に同意し、Next(次へ)をクリックします。 画面にデフォルトのインストールパスが表示されます。 4 Next(次へ)をクリックしてデフォルトのパスを使用するか、また は新しいパスを入力して、Next(次へ)をクリックします。 5 インストールの種類として、Management Station(管理ステー ション)を選択します。このオプションによってインストールされ るのは、MD3000 ストレージアレイの構成、管理、監視に使用され る MD Storage Ma
9 Pre-Installation Summary(プレインストールサマリー)画面に、 インストール先、必要な空きディスク容量、および利用可能なディ スク容量が表示されます。インストールパスが正しい場合は、 Install(インストール)をクリックします。 10 インストールが完了したら、Done(完了)をクリックします。 システムの再起動を今すぐに行うかどうかを尋ねる画面が表示され ます。 11 システムを再起動します。 12 必要に応じて、コマンドラインインタフェース(CLI)のパスを 設定します。詳細については、『MD Storage Manager CLI Guide』 (MD Storage Manager CLI ガイド)を参照してください。 Linux へのインストール MD Storage Manager は、Red Hat® または SUSE® など、RPM Package Manager 形式を活用する Linux ディストリビューション にのみイン ストールして使用できます。インストールパッケージは、デフォルト で /opt/dell/mdstoragemanager ディレクトリに
ホストのインストール ストレージアレイに物理的に接続されているシステムに MD Storage Manager ソフトウェアをインストールするには、以下の手順を実行し ます。 1 必要に応じて、SAS 5/E Adapter Driver をインストールします。 a メインメニューで 2 と入力し、 を押します。 b Installation Status(インストール状況)画面でインストール が完了したことが示されたら、いずれかのキーを押してメインメ ニューに戻ります。 c q を入力して、 を押します。 注意:SAS 5/E ドライバをインストールしたら、RDAC MPP ドライバを手 動でインストールする前に、システムを再起動する必要があります。 d システムを再起動し、CD からインストールスクリプトを再び実 行します。 2 CD のメインメニューで 3 と入力し、 を押します。 インストールウィザードが表示されます。 3 Next(次へ)をクリックします。 4 ライセンス契約に同意し、Next(次へ)をクリックします。 5 インストールの種
7 Overwrite Warning(警告の上書き)ダイアログボックスが表示 されたら、OK をクリックします。現在インストール中のソフトウェ アが、MD Storage Manager の既存のバージョンと自動的に置き換わ ります。 8 Multipath Warning(マルチパス警告)ダイアログボックスが表 示され、このインストールを実行するには RDAC MPP ドライバが必 要であることを通知してくる場合があります。この画面が表示され たら、OK をクリックします。RDAC MPP ドライバのインストール手 順は、手順 12 に示されています。 9 手順 6 でフルインストールを選択した場合は、イベントモニターを 自動的に再開するか、または再起動後に手動で再開するかを尋ねる 画面が表示されます。イベントの監視を自動的に再開するように設 定するシステム(ホストまたは管理ステーション)は、1 台のみと してください。 メモ:イベントモニターは、ストレージアレイの問題の状況を管理 者に通知します。MD Storage Manager は複数のシステムにインス トールできますが、イベントモニターを複数の
管理ステーションのインストール ネットワーク経由でストレージアレイを設定および管理するシステムに MD Storage Manager をインストールするには、次の手順を実行し ます。 1 CD のメインメニューで 3 と入力し、 を押します。インス トールウィザードが表示されます。 2 Next(次へ)をクリックします。 3 ライセンス契約に同意し、Next(次へ)をクリックします。 4 インストールの種類として、Management Station(管理ステー ション)を選択します。このオプションによってインストールされ るのは、MD3000 ストレージアレイの構成、管理、監視に使用され る MD Storage Manager ソフトウェアだけです。 5 Next(次へ)をクリックします。 6 Overwrite Warning(警告の上書き)ダイアログボックスが表示 されたら、OK をクリックします。現在インストール中のソフトウェ アが、MD Storage Manager の既存のバージョンと自動的に置き換わ ります。 7 イベントモニターを自動的に再開するか、または再起動後に手動
9 インストールが完了したら、Done(完了)をクリックします。 システムの再起動を今すぐに行うかどうかを尋ねる画面が表示され ます。 10 システムを再起動します。 11 必要に応じて、コマンドラインインタフェース(CLI)のパスを設定 します。詳細については、『MD Storage Manager CLI Guide』 (MD Storage Manager CLI ガイド)を参照してください。 Windows システムのマニュアル 『Resource CD』の内容の表示 1 CD をセットします。自動実行が無効に設定されている場合は、 CD に移動して setup.exe をダブルクリックします。 メモ:Windows Server 2008 Core バージョンが実行されているサーバー で、CD ドライブに移動し、setup.
マニュアルのインストール 1 必要に応じて、CD をセットし、メインメニューから Install MD3000 Documentation(MD3000 のマニュアルのインストー ル)を選択します。 2 番目の画面が表示されます。 2 Next(次へ)をクリックします。 3 ライセンス契約に同意し、Next(次へ)をクリックします。 4 インストールする場所を選択するか、デフォルトの場所をそのまま 受け入れ、Next(次へ)をクリックします。 5 Install(インストール)をクリックします。 インストールが開始します。 6 インストールが完了したら、Finish(完了)をクリックしてメイン メニューに戻ります。 7 インストールされたマニュアルを表示するには、マイコンピュータ 開き、インストールした場所に移動します。 メモ:Windows Server 2008 Core バージョンでは、MD3000 のマニュア ルをインストールすることはできません。 Linux システムのマニュアル 『Resource CD』の内容の表示 1 CD をセットします。 Linux ディストリビューションの一部では、CD
4 – Install Multi-Pathing Driver(マルチパスドライバのインス トール) 5 – Install MD3000 Documentation(MD3000 のマニュアルのイン ストール) 6 – View MD3000 Documentation(MD3000 のマニュアルの表示) 7 – Dell Support(デルサポート) 8 – View End User License Agreement(エンドユーザーライセンス 契約の表示) 3 readme.
マニュアルのインストール 1 必要に応じて、CD をセットし、メニュー画面で 5 と入力し、 を押します。 2 インストールのデフォルト位置を示す画面が表示されます。表示さ れているパスを受け入れて を押すか、または別のパスを入 力して を押します。 3 インストールが完了したら、いずれかのキーを押してメインメ ニューに戻ります。 4 インストールしたマニュアルを表示するには、ブラウザのウィンド ウを開き、インストールディレクトリに移動します。 40 ソフトウェアのインストール
インストール後のタスク MD3000 ストレージアレイをはじめて使用する場合は、使用前に以下 に示す順序で一連の初期設定タスクを行う必要があります。これらのタ スクは、MD Storage Manager ソフトウェアをインストールしたどの システム(ホストまたは管理ステーション)からでも実行できます。 メモ:MD Storage Manager 用の詳細設定(Advanced(詳細)→ Tools (ツール)→ Change Network Configuration(ネットワーク設定の変 更))は、必ずデルのテクニカルサポートの指示に従って行ってください。 1 帯域外管理には、IP アドレス、サブネットワークマスク(サブネット マスク)、およびゲートウェイを含め、各 RAID コントローラモジュー ルにつきネットワーク構成を設定する必要があります。 メモ:DHCP サーバーを使用してネットワーク構成を設定できます。 2 MD Storage Manager を起動します。 • Microsoft® Windows® OS では、スタート をクリックし、 Windows のバージョンに応じて、すべてのプロ
検出が完了すると、設定画面が表示されます。Close(閉じる)をク リックして、画面を閉じます。 4 検出された最初のストレージアレイの名前が、MD Storage Manager のタイトル領域の下に表示されます。ローカルネットワーク上で検 出されたすべてのストレージアレイの一覧を表示するには、スト レージアレイ名の隣にある下矢印をクリックします。この一覧が正 確でない場合は、46 ページの「ストレージアレイ検出の検証」で詳 細を確認してください。 5 新しく設置された MD3000 Storage Array のデフォルト名は、 "Unnamed"(無題)です。MD Storage Manager 内に別の名前が表示 された場合は、名前の隣の下矢印をクリックし、ドロップダウンリ スト内の Unnamed(無題)をクリックします。 6 選択したアレイの名前の下の領域に、5 つのタブが表示されます。 選択したアレイの情報を表示するには、Summary(サマリー)タ ブをクリックします。 7 Perform Initial Setup Tasks(初期セットアップタスクの実行) リンクをクリックして、アウトライ
表 4-1.
表 4-1.
表 4-1.
8 仮想ディスクとディスクグループをホストに登録して、両者の間で の動作を可能にします。 Linux のホストの場合は、次のとおりです。 • /usr/sbin にある hot_add ユーティリティを使用します。 hot_add ユーティリティを使用すると、ホストを再起動せず に、新しく作成した仮想ディスクを OS に登録できます。 hot_add ユーティリティはホストパッケージといっしょにイン ストールされ、ホストの OS コンソール上で実行されます。 Windows の場合、仮想ディスクは自動的に登録されます。 9 プレミアム機能を購入された場合は、この時点でセットアップでき ます。Initial Setup Tasks(初期セットアップタスク)ダイアログ ボックスで、ツール → View/Enable Premium Features(プレ ミアム機能の表示 / 有効化)、または View and Enable Premium Features(プレミアム機能の表示と有効化)の順にクリックしま す。詳細については、47 ページの「拡張機能」を参照してくだ さい。 ストレージアレイ検出の検証 自
3 各ストレージアレイのステータスが最適であることを確認します。 いずれかのアレイが無反応のステータスを示す場合は、次の手順の 1 つを実行します。 • 管理ドメインからアレイを削除するには、アレイをハイライト表 示し、Remove(削除)リンクをクリックします。 • アレイを追加するには、New(新規)リンクをクリックします。 Linux の場合は、Manual(手動)ボタンをクリックし、OK を クリックします。 4 アレイが依然として無反応のステータスを示す場合は、テクニカル サポートにご連絡ください。 拡張機能 MD Storage Manager によってサポートされている拡張機能は、次の とおりです。 • スナップショット仮想ディスク • 仮想ディスクのコピー これらのプレミアム機能をインストールして有効にするにはまず、各機 能の機能キーファイルを購入し、ファイルを保存するストレージアレイ を指定する必要があります。MD3000 に同梱されていた『Premium Feature Activation Card』には、この手順が説明されています。 これらのプレミアム機能の使い方の詳
トラブルシューティングツール MD Storage Manager は、管理されている各アレイとの通信を確立し、 アレイの現在のステータスを判定します。ストレージアレイ上で問題が 発生すると、MD Storage Manager はその問題を解決するために複数 の方法を示します。 • Recovery Guru(リカバリグールー)— ストレージアレイ上の重大 なイベントを診断し、問題解決のためのステップバイステップのリ カバリ手順を提案します。MD Storage Manager を使用して Recovery Guru にアクセスするには、Support(サポート)→ Recover from Failure(障害からのリカバリ)をクリックします。 Recovery Guru(リカバリグールー)には、Summary(サマリー) ページの Status(ステータス)領域からもアクセスできます。 メモ:1 つのコントローラのホストポートを MD3000 エンクロー ジャ内の他方のコントローラの未使用の拡張ポートに接続すること で、SAS Device Miswire Recovery Guru(SAS デバイス
• – Fixing(修正中)— Needs Attention(要注意)状態が修正さ れ、管理されているアレイは現在、Optimal(最適)な状態に変 わりつつあります。 – Unresponsive(無反応)— ストレージ管理ステーションが、ス トレージアレイ内のアレイ、1 個のコントローラ、または両方の コントローラと通信できません。リカバリ手順を実行した後、ス トレージアレイが Optimal(最適)ステータスに戻るまで、少 なくとも 5 分は待機してください。 – Contacting Device(デバイスに連絡中)— MD Storage Manager がアレイとの連絡を確立しようとしています。 – Needs Upgrade(アップグレードが必要)— ストレージアレイ が実行しているファームウェアのレベルは、もはや MD Storage Manager によってサポートされていません。 Support Information Bundle(サポート情報バンドル)— Support (サポート)タブの Gather Support Information(サポート情報 の収集
インストール後のタスク
ソフトウェアのアンイン ストール 以下の項では、ホストと管理ステーションの両方のシステムから MD Storage Manager ソフトウェアをアンインストールする方法について 説明します。 Windows からのアンインストール Windows Server 2008 以外の Microsoft® Windows® OS にインストー ルされている MD Storage Manager をアンインストールするには、プ ログラムの変更と削除機能を使用します。 1 コントロールパネルから、プログラムの追加と削除 をダブルクリッ クします。 2 プログラムのリストから MD Storage Manager を選択します。 3 変更と削除 をクリックし、画面の指示に従ってアンインストールを 完了します。 アンインストール完了 ウィンドウが表示されます。 4 はい を選択してシステムを再起動し、完了 をクリックします。 次の手順に従って、Windows Server 2008 GUI バージョンから MD Storage Manager をアンインストールします。 1 コントロールパネルから、プログラムと機能
次の手順に従って、Windows Server 2008 Core バージョンから MD Storage Manager をアンインストールします。 1 C:\Program Files\Dell\MD Storage Manager\Uninstall Dell_MD_STORAGE_MANAGER ディレクトリに移動します。 デフォルトでは、MD Storage Manager は C:\Program Files\Dell\MD StorageManager\Uninstall Dell_MD_STORAGE_MANAGER ディレクトリにインストールされ ています。インストール時に別のディレクトリを使用した場合は、 アンインストールの手順を開始する前にそのディレクトリに移動し てください。 2 インストールディレクトリで、次のコマンドを入力します(大文字 と小文字は区別されます)。 Uninstall Dell_MD_Storage_Manager 3 アンインストール ウィンドウで 次へ をクリックし、画面の指示に従 います。 4 はい を選択してシステムを再起動し、完了 をクリックします。 Li
3 アンインストール ウィンドウで 次へ をクリックし、画面の指示に従 います。 ソフトウェアがアンインストールされる間、アンインストール ウィ ンドウが表示されます。アンインストールが完了したら、アンイン ストール完了 ウィンドウが表示されます。 4 完了 をクリックします。 ソフトウェアのアンイン ストール 53
ソフトウェアのアンイン ストール
索引 H あ HBA, 27, 45 アラート , 44 L アンインストール Linux, 52 Windows, 51 Linux, 27, 38, 41, 52 R RAID, 7 RDAC MPP ドライバ , 34-35 readme, 37, 39 い イベントモニター , 31, 35-36 インストール Linux, 33-37 Windows, 28-33 Resource CD, 27-28, 31, 38, 40 インストール後の設定 , 41, 43, 46 S か Storage Array Profile(ストレー ジアレイプロファイル), 48 仮想ディスクのコピー , 9, 47 Recovery Guru, 48 仮想ディスク , 7, 9, 45-46 V く VSS, 31 クラスタノード 再構成 , 31 W Windows, 27, 37, 41, 51 クラスタホスト セットアップ , 31 索引 55
け ふ ケーブル接続 , 9 エンクロージャ , 10-20 プレミアム機能 , 9 ほ し 自動検出 , 41, 46 ホストバスアダプタ 「HBA」を参照 ホットスペア , 7, 9, 45 す ステータス , 42, 47, 49 ステータスアイコン , 42, 48 ストレージアレイ , 7 スナップショット仮想デ ィスク , 9, 47 て ディスクグループ , 7, 46 は パスワード , 44 56 索引 ボリュームシャドウコピー サービス 「VSS」を参照 ま マニュアル , 38, 40