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プレミアム機能 — 仮想ディスクコピー 97
MSCS 共有ディスク用仮想ディスクコピーの
作成
Microsoft Cluster Server(MSCS)共有ディスク用に仮想ディスクコ
ピーを作成するには、まず、仮想ディスクのスナップショットを作成
し、次に、スナップショット仮想ディスクを仮想ディスクコピーのソー
スとして使用します。
メモ: スナップショット仮想ディスクを使用せずに、MSCS 共有デ
ィスク用に仮想ディスクコピーを直接作成しようとすると、
The
operation cannot complete because the selected
virtual disk is not a source virtual disk
candidate
(選択された仮想ディスクはソース仮想ディスク候補で
はないため、操作を完了できません)というエラーメッセージが表示
されます。
メモ: スナップショット仮想ディスクを作成する際、スナップショット
仮想ディスクはクラスタ内の 1 つのノードにのみマップしてください。ス
ナップショット仮想ディスクをホストグループまたはクラスタ内の両方の
ノードにマップした場合、両方のノードがデータに同時にアクセスするこ
とにより、データが破損する可能性があります。
仮想ディスクの読み書き許可
仮想ディスクのコピー操作が完了すると、ターゲット仮想ディスクは自
動的にホストに対して読み取り専用になります。仮想ディスクのコピー
操作のステータスが Pending または In Progress である間、またはコ
ピーが完了する前に操作に失敗した場合、ターゲット仮想ディスクは読
み書き要求を拒否します。次の理由により、ターゲット仮想ディスク上
のデータを保持したい場合には、ターゲット仮想ディスクは読み取り専
用のままにしておきます。
•
バックアップ目的でターゲット仮想ディスクを使用する場合
•
スナップショット仮想ディスクが無効になった、または障害が発生
した場合に、ターゲット仮想ディスク上のデータをソース仮想ディ
スクにコピーバックできるようにしたい場合
仮想ディスクのコピーが完了した後、ターゲット仮想ディスク上のデー
タを保持する必要がない場合には、ターゲット仮想ディスクの書き込み
保護設定を Read/Write(読み書き)に変更してください。