Dell™ PowerVault™ MD3000 RAID エンクロージャ オーナーズマニュアル w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
title.fm Page 2 Tuesday, April 24, 2007 3:22 PM メモ、注意、警告 メモ：コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意：ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するた めの方法を説明しています。 注意：物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2007 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。 本書に使用されている商標：Dell、DELL ロゴ、PowerEdge、および PowerVault は Dell Inc.
目次 1 システムについて . 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 エンクロージャの機能 . . . Modular Disk Storage Manager その他の情報 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 8 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 ハードウェアの機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . エンクロージャベゼルのインジケータ . . 前面パネルインジケータおよびその機能. 背面パネルインジケータおよびその機能. RAID コントローラモジュール . . . . . .
サポートされている RAID レベル RAID 0 . . . . . . . . . . . . RAID 1 . . . . . . . . . . . . RAID 5 . . . . . . . . . . . . RAID 10 . . . . . . . . . . . . RAID レベルの使い方 セグメントサイズ . . ホットスペアとリビルド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 40 . . . . . . . . . . . .
エンクロージャファームウェアのアップデート . . . . . . . . . . . . RAID コントローラモジュールのファームウェア. 物理ディスクのファームウェア . . . . . . . . . 拡張エンクロージャのファームウェア . . . . . . 4 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . エンクロージャコンポーネントの取り付け 推奨ツール . 59 60 60 . . . . . . . 61 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61 前面ベゼルの取り外しと取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 物理ディスクの取り外しと取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . エンクロージャから物理ディスクを取り外す方法 . . .
エンクロージャ冷却問題のトラブルシューティング . ファンのトラブルシューティング . . . . . . . . . 80 . . . . . . . . . . . . . . . . . 81 SAS 物理ディスクのトラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . エンクロージャの接続に関するトラブルシューティング . . . . . . . 82 . . . . . . . . . . . 83 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 83 83 83 84 84 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85 ハードコントローラの障害とロックダウンの条件 無効なエンクロージャ ECC エラー . . . . . . . PCI エラー . . . . . . . 重大な状態 . . . . . . 重要度の低い状態 . . .
システムについて Dell™ PowerVault™ MD3000 は、3 ユニット（3U）ラック取り付け型の外付け RAID エンク ロージャで、3.
• 各 RAID コントローラモジュール内に 72 時間までキャッシュデータの損失を防ぐバッテリー バックアップユニット • 3.
その他の情報 警告：『製品情報ガイド』には、安全および認可機関に関する情報が記載されています。 保証情報については、『サービス＆サポートのご案内』を参照してください。 • エンクロージャをラックに取り付ける方法については、ラックに付属の『ラック取り付けガイ ド』に説明があります。 • 『はじめに』では、エンクロージャの機能、エンクロージャのセットアップ、および技術仕様 の概要を説明しています。 • 『Setting Up Your PowerVault MD3000』（PowerVault MD3000 のセットアップ）では、 ストレージアレイのセットアップとケーブル接続の概要を説明しています。 • 『PowerVault MD3000 取り付けガイド』では、ソフトウェアとハードウェアの両方に関するイ ンストールと設置、および設定の手順を説明しています。 • 『PowerVault MD Storage Manager CLI Guide』（PowerVault MD Storage Manager CLI ガイド）では、コマンドラインインタフェース（CLI）の使い方を説明しています。 • Dell P
ハードウェアの機能 本項の以下の部分では、RAID エンクロージャで利用できる次のハードウェア機能について説明し ます。 • エンクロージャベゼルのインジケータ • 前面パネルと背面パネルのインジケータと機能 • 電源ユニット / 冷却ファンモジュール エンクロージャベゼルのインジケータ 不正な開閉を抑止するために、エンクロージャの前面にオプションのロックベゼルを取り付けるこ とができます。ベゼルのインジケータおよびコンポーネントを 図 1-1 に示します。表 1-1 には、 ベゼルのライトが示す状態を説明します。ベゼルの取り付けと取り外しの詳細については、61 ペー ジの「前面ベゼルの取り外しと取り付け」を参照してください。 図 1-1. 前面ベゼルの LED 1 2 3 表 1-1.
表 1-1. 前面ベゼルのインジケータ （続き） 項目 LED インジケータ 3 LED アイコン 状態 エンクロージャステ ータス（青色 / 黄色） 黄色の点灯：電源がオンで、エンクロージャはリセッ ト状態です。 青色の点灯：電源がオンで、エンクロージャは正常な 状態です。 青色の点滅：MD Storage Manager によってエンク ロージャ LED が点滅しています。 黄色の点滅：エンクロージャに障害が発生し ています。 前面パネルインジケータおよびその機能 エンクロージャの前面パネル上の LED インジケータおよびコンポーネントを 図 1-2 に示します （オプションのロックベゼルは図外）。表 1-2 には、それぞれが意味する状態と機能を一覧表示します。 図 1-2.
表 1-2.
図 1-3. 物理ディスクキャリア LED インジケータ 1 1 2 アクティビティ LED 2 ステータス LED 表 1-3.
図 1-4.
RAID コントローラモジュールには、選択するモデルに応じて、ホストへのアクセス用としてシン グルポートまたはデュアルポートが装備されています。必要とされる冗長性に応じて、ストレージ エンクロージャをホストに接続する構成はさまざまです。たとえば、次のとおりです。 • • シングルポートコントローラ ― 両方の RAID コントローラモジュールにシングル SAS ホスト ポートが装備された構成。シングルポートモデルの場合は、次の構成が可能です。 – 各 RAID コントローラモジュールへの複数の冗長データパスを備えた単一ホスト – 1 台の RAID コントローラモジュールへの単一の非冗長データパスを備えた 2 台のホスト デュアルポートコントローラ ― 両方の RAID コントローラモジュールに 2 個の SAS ホスト ポートが装備された構成。デュアルポートモデルの場合は、次の構成が可能です。 – 各 RAID コントローラモジュールへの複数の冗長データパスを備えた 1 台または 2 台のホ スト – 各ホストと 1 台の RAID コントローラモジュールの間に単一の非冗長データパスを備え
図 1-5. RAID コントローラモジュールの外部パネル（正面図） 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 表 1-4.
表 1-4. RAID コントローラモジュールのコンポーネントの機能 （続き） 項目 コンポーネント アイコン 機能 イーサネットリン ク LED（緑色） 緑色：イーサネット接続がアクティブです。 9 イーサネットコネ クタ エンクロージャの帯域外管理に使う 10/100 Mbps イーサネット接続を提供します。 10 イーサネット速度 LED（緑色） 緑色：イーサネット接続は 100BASE-T で動作 しています。 8 消灯：イーサネット接続がアクティブになって いません。 消灯：イーサネット接続は 10BASE-T で動作し ているか、またはアクティブになってい ません。 11 デバッグポート 12 SAS 出力ポート デルサポート専用。 Out 次のダウンチェーン拡張エンクロージャへの ケーブル接続を可能にする SAS 接続を提供。 RAID コントローラモジュールは、内部（背面）パネル上の 2 個のミッドプレーンコネクタでエン クロージャミッドプレーンに接続します。RAID コントローラモジュールは、図 1-6 に示されてい ます。 図 1-6.
バッテリーバックアップユニット 各 RAID コントローラには、停電が発生した場合にコントローラのキャッシュメモリに最長 72 時間 まで電力を供給し、キャッシュの内容を保持する 3 セルのリチウムイオンバッテリーバックアップ ユニット（BBU）が装備されています。バッテリーが指定範囲内で動作していない場合、または バッテリーがない場合、起動時に RAID コントローラファームウェアが BBU のテストを行い、バッ テリー障害 LED が点灯します。バッテリー障害 LED の説明については、表 1-5 を参照してくだ さい。BBU の取り外しと取り付けの詳細については、67 ページの「RAID コントローラモジュール のバックアップバッテリーユニットの取り外しと取り付け」を参照してください。 メモ：仮想ディスクの場合、RAID コントローラファームウェアは、バッテリーの状態に応じてデー タキャッシュの設定を変更します。バッテリーがないか、または充電容量が不足している場合、コン トローラはキュッシュをフラッシュし、すべての仮想ディスクについて、書き込みキャッシュ属性を ライトスルーに設定します。バッテリーを交
ライトバックキャッシュ ライトバックキャッシュは、キャッシュが書き込みデータを受信すると直ちに、書き込み操作で完 了信号がホストの OS に送信されるという結果になるキャッシュ方法です。ターゲット物理ディス クは、コントローラのパフォーマンスを高めるために、適切なタイミングでデータを受信します。 ライトバックキャッシュが有効になっているデュアルアクティブコントローラ構成では、完了ス テータスがホストイニシエータに発行される前に、書き込みデータは常にセカンドコントローラの キャッシュにコピーされます。ライトバックはデフォルトで有効です。 ライトスルーキャッシュ ライトスルーキャッシュは、完了ステータスがホストの OS に返される前にデータが物理ディスク に書き込まれるというキャッシュ方法です。電源障害によるデータ損失の可能性が低くなるため、 ライトスルーキャッシュはライトバックキャッシュよりも安全だと考えられています。キャッシュ ミラーリングが無効に設定されたり、バッテリーがなかったり、またはバッテリーに障害が発生す ると、RAID コントローラは自動的にライトスルーに切り替わります。ライトスルーキャッシュ
図 1-7. 電源ユニットおよび冷却ファンモジュールの LED の機能およびインジケータ 1 2 3 4 5 6 1 DC 電源 LED 2 電源ユニット / 冷却ファン障害 LED 3 AC 電源 LED 4 冷却ファン（2） 5 On/Off スイッチ 6 AC 電源コネクタ 表 1-5.
RAID エンクロージャのケーブル接続 本項では、以下について説明します。 • RAID エンクロージャをホストシステムに接続する手順 • 冗長構成、非冗長構成、およびクラスタ構成の説明（それぞれのケーブル接続図を含む） 作業を開始する前に RAID エンクロージャを接続する前に、以下が利用可能であることを確認します。 • • • RAID エンクロージャに付属の次のコンポーネント – 電源ケーブル（2） – SAS 相互接続ケーブル – 『MD3000 Resource CD』 – レールキット 以下をはじめとする関連マニュアル – 『はじめに』 – 『ラック取り付けガイド』または『ラックの取り付け手順』 – 『製品情報ガイド』（安全、認可機関、および保証に関する情報） – readme ファイル #2 プラスドライバ エンクロージャの接続について RAID アレイエンクロージャは、2 台のホットプラグ対応 RAID コントローラモジュールを経由 してホストに接続します。RAID コントローラモジュールは、RAID コントローラモジュー ル 0 および RAI
エンクロージャのケーブル接続 エンクロージャは、4 台までのホストと 2 台までの拡張エンクロージャにケーブル接続できます。 ユーザーが選択する構成は、お持ちのホストの台数、スタンドアロンホストまたはクラスタノード のどちらに接続しようとしているか、および必要なデータ冗長性のレベルによって異なります。 以下の図は、MD3000 で使用できる SAS 入力ポートコネクタの数に従って分類されています。 シングル SAS 入力ポート構成とデュアル SAS 入力ポート構成は、それぞれ冗長および非冗長ケ ーブル接続をサポートしています。 冗長と非冗長 「非冗長構成」（ホストから RAID エンクロージャへのデータパスが単一の構成）は、重要性の高く ないデータストレージにのみお使いください。ケーブルの障害もしくは取り外し、ホストバスアダ プタの障害、または RAID コントローラモジュールの障害もしくは取り外しによってパスの障害が 発生すると、ホストが RAID エンクロージャのストレージにアクセスできなくなります。 「冗長性」は、ホストとストレージアレイとの間に別々のデータパスを設けることで確立します。 この場合、各
図 2-1. 非冗長データパスによるホスト 1 台のケーブル接続 シングル HBA ホストサーバー RAID コントローラモジュール 0 RAID コントローラモジュール 1 MD3000 RAID エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ 図 2-2.
図 2-3. 2 ノードのクラスタのケーブル接続（単一の HBA、各ノードからのデータパスは非冗長） シングル HBA ホストサーバー シングル HBA ホストサーバー RAID コントローラモジュール 0 RAID コントローラモジュール 1 MD3000 RAID エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ 1 台および 2 台のホストを使用した場合の冗長で可用性の高いケーブル構成を、図 2-4 および 図 2-5 に示します。どちらか一方のパスに障害が発生しても、少なくとも 1 個の HBA が 1 個の RAID コントローラに接続されています。 図 2-4.
図 2-5.
図 2-6.
図 2-7. 冗長データパスを使用した単一ホスト（デュアル HBA にケーブル 4 本）のケーブル接続 デュアル HBA ホストサーバー RAID コントローラモジュール 0 RAID コントローラモジュール 1 MD3000 RAID エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ 図 2-8.
図 2-9. 冗長データパスを使用したホスト 2 台（デュアル HBA を装備）のケーブル接続 デュアル HBA ホストサーバー デュアル HBA ホストサーバー RAID コントローラモジュール 0 RAID コントローラモジュール 1 MD3000 RAID エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ 図 2-10.
単一の RAID エンクロージャ（後からさらに 2 台のストレージエンクロージャに拡張）を使用した 2 ノードクラスタの冗長構成を 図 2-11 ～ 図 2-12 に示します。 図 2-11. 2 ノードのクラスタのケーブル接続（シングル HBA、各ノードからのデータパスは冗長） シングル HBA ホストサーバー シングル HBA ホストサーバー RAID コントローラモジュール 0 RAID コントローラモジュール 1 MD3000 RAID エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ MD1000 拡張エンクロージャ 図 2-12.
MD1000 拡張エンクロージャの接続 MD3000 の特徴の 1 つは、MD1000 拡張エンクロージャを 2 台まで追加して容量を増やす ことができる点です。この拡張により、最大物理ディスクプールが 3.5 インチ SAS 物理ディス ク 45 台にまで増えます。 以下に説明するように、新しい MD1000 を使って拡張するか、または PERC 5/E システムを使用し た直接接続ソリューションで以前に構成した MD1000 を使って拡張することができます。 注意：MD3000 に接続するすべての MD1000 拡張エンクロージャは、support.dell.
3 MD1000 エンクロージャを追加する前に、MD3000 ソフトウェアがインストールされ、 最新の状態にアップデートされていることを確認します。詳細については、 support.dell.com で入手可能な『Dell PowerVault Compatibility Matrix』 （Dell PowerVault 互換性マトリクス）を参照してください。 a SAS ドライバとファームウェアをインストールまたはアップデートします。Windows システムの場合はアップデートパッケージを使用します。Linux システムの場合は DKMS パッケージを使用します。 b 各ホストサーバーに MD Storage Manager をインストールするか、または （support.dell.com で入手できる最新バージョンに）アップデートします。詳細について は、『PowerVault MD3000 取り付けガイド』を参照してください。 c 各ホストサーバーにマルチパスドライバをインストールするか、または （support.dell.
6 次の手順で、接続されている装置の電源を入れます。 a MD1000 拡張エンクロージャの電源を入れます。拡張ステータス LED が青色に点灯するま で待ちます。 b MD3000 の電源を入れ、ステータス LED が装置の準備ができたことを示すまで待ちます。 c • ステータス LED が黄色に点灯している場合、MD3000 はまだオンライン状態になって いません。 • ステータス LED が黄色に点滅している場合は、エラーが発生しています。エラーは MDStorage Manager を使用して確認できます。 • ステータス LED が青色に点灯したら、MD3000 は準備ができた状態です。 MD3000 がオンラインで準備ができた状態になったら、接続されているすべてのホストシ ステムの電源を入れます。 7 MD1000 が MD3000 に対する拡張エンクロージャとして構成されたら、手順 1 でバックアッ プを取ったデータを復元します。 MD1000 エンクロージャがオンライン状態になったら、MD3000 システム内で使用できます。 新しい MD1000 エンクロージャによる
d MD Storage Manager を使用して、MD3000 RAID コントローラファームウェアをアップ デートします（Support（サポート）→ Download Firmware（ファームウェアのダウ ンロード）→ Download RAID Controller Module Firmware（RAID コントローラモ ジュールファームウェアのダウンロード））。NVSRAM についても同様にアップデート します（Support（サポート）Download Firmware（ファームウェアのダウンロード） Download RAID Controller Module NVSRAM（RAID コントローラモジュール NVSRAM のダウンロード））。 2 次の手順で、すべてのシステムの I/O 処理を停止し、電源を切ります。 a アレイに対するすべての I/O 処理を停止し、MD3000 に接続されていて影響を受けるホス トシステムの電源を切ります。 b MD3000 の電源を切ります。 c 影響を受けるシステム内のすべての MD1000 エンクロージャの電源を切ります。 3 お
RAID エンクロージャのケーブル接続
RAID エンクロージャの使い方 本項で説明する内容は以下のとおりです。 • 物理ディスク、仮想ディスク、およびディスクグループを含む RAID ソリューションの基 本的な概念 • MD Storage Manager によってサポートされている RAID のレベル • ホットスペアの動作とリビルド • メディアのエラーと読み取り不能セクター • RAID の操作と機能 • RAID のアドバンス機能 • ハードウェアの冗長性とフェイルオーバー（ケーブル接続を含む） • エンクロージャファームウェアのアップデート 物理ディスク、仮想ディスク、およびディスクグループ お使いの RAID アレイ内の物理ディスクは、データを格納する物理的なストレージ容量を提供 します。ストレージアレイへのデータの書き込みを開始する前に、物理的なストレージ容量を 設定して、「ディスクグループ」および「仮想ディスク」と呼ばれる論理コンポーネントを作成 する必要があります。 ディスクグループとは物理ディスクのセットのことで、これに基づいて複数の仮想ディスクが 作成されます。ディスクグループ内でサポートされ
物理ディスク ストレージアレイでは、デルがサポートする 3.0 Gbps SAS 物理ディスクのみがサポートされて います。RAID コントローラモジュールがサポートされていない物理ディスクを検出すると、その ディスクはサポートされていないディスクとしてマークされ、そのドライブはどの操作でも使用で きなくなります。 メモ：MD3000 エンクロージャが正常に動作するには、2 台以上のディスクドライブが必要です。 ディスクは構成情報を格納するために使用されるからです。 物理ディスクの状態 RAID コントローラモジュールは、表 3-1 で説明されている物理ディスクの状態（MD Storage Manager 内で報告される「モード」と「ステータス」）を認識します。 表 3-1.
表 3-1.
仮想ディスクの作成 仮想ディスクの作成は、次のいずれかの方法で行います。 • 未設定の容量から新しいディスクグループを作成する。ディスクグループの RAID のレベルと 容量（物理ディスクの数）を設定し、次に、新しいディスクグループ内の最初の仮想ディスク のパラメータを設定します。 • 既存のディスクグループの空き容量に新しい仮想ディスクを作成する。新しい仮想ディスクの パラメータを設定するだけで作成できます。 仮想ディスクの状態 RAID コントローラモジュールは、仮想ディスクの以下の状態を認識します。 表 3-2.
RAID 0 RAID 0 では特に、データの冗長性を必要としない環境で大きなファイルを扱う際に、ディスクスト ライピングを使用して高いデータスループットを実現します。RAID 0 では、データが複数のセグメ ントに分割され、各セグメントが別々の物理ディスクに書き込まれます。I/O 負荷を多数の物理 ディスクに分散することで、パフォーマンスは大幅に向上します。RAID 0 ではあらゆる RAID レベ ルの中で最高のパフォーマンスが得られますが、データの冗長性（フォールトトレランス）はあり ません。1 台の物理ディスクに障害が発生しただけですべてのデータが失われるため、このオプ ションは重要性の高くないデータを扱う場合にのみお使いください。 RAID 1 RAID 1 ではディスクミラーリングを使用し、1 台の物理ディスクに書き込まれるデータが同時に別 の物理ディスクにも書き込まれます。大容量を必要としない小型のデータベースまたはその他のア プリケーションには、RAID 1 をお勧めします。RAID 1 では、データの完全な冗長性が実現します。 つまり、1 台のディスクに障害が発生しても、ミラーディスクが自
RAID 0 は、ビデオ編集、画像編集、製版アプリケーションなど、高帯域幅を必要とする用途に最適 です。 RAID 1 はパフォーマンスに優れ、データの可用性は最高ですが、ディスクのオーバーヘッドも最高 となります。経理、給与管理、または金融関係の用途に最適です。 RAID 5 は、ファイル、アプリケーション、データベース、ウェブ、E- メール、ニュース、 およびイントラネットのサーバーに最適です。 RAID 10 は、中型のデータベース、または高いパフォーマンスとフォールトトレランス、 および中規模の容量を必要とするあらゆる環境に適しています。 セグメントサイズ ディスクストライピングにより、データを複数の物理ディスクにまたがって書き込むことができま す。ディスクストライピングでは、複数のストライプディスクに同時にアクセスするため、 パフォーマンスが向上します。 セグメントサイズまたはストライプエレメントのサイズによって、単一のディスクに書き込まれる ストライプ内のデータのサイズが指定されます。MD3000 でサポートされているストライプエレメ ントのサイズは、8、16、32、64、128、256、および
グローバルホットスペア MD3000 では、グローバルホットスペアがサポートされています。グローバルホットスペアは、 冗長 RAID レベルが使用されているどの仮想ディスクにおいても、障害の発生した物理ディスクに 取って代わることができます。ただし、ホットスペアの容量が、メタデータのサイズを含め、 切り替え対象の物理ディスク上に設定されている容量と同等またはそれ以上であることが条件です。 ホットスペアの動作 物理ディスクに障害が発生すると、利用可能なホットスペアを使用して仮想ディスクのリビルドが 自動的に行われます。交換用の物理ディスクを取り付けると、ホットスペアからのデータが交換用 の物理ディスクにコピーされます。この機能はコピーバックと呼ばれています。デフォルトでは、 RAID コントローラモジュールが、システム内の物理ディスクの数および容量に基づいて、ホット スペアの数とタイプを自動的に設定します。 ホットスペアには、次の状態があります。 • 「スタンバイホットスペア」とは、ホットスペアに割り当てられ、物理ディスクに障害が発生 すれば代わりに使用できる物理ディスクです。 • 「使用中のホットスペア」と
メディアのエラーと読み取り不能セクター RAID コントローラが、冗長 RAID レベル（RAID 1、RAID 5、または RAID 10）に設定されたディ スクグループのメンバーである物理ディスクからデータにアクセスする際にメディアエラーを検出 すると、コントローラはディスクグループ内のピアディスクからデータのリカバリを試み、回復し たデータを使用してエラーを修正します。コントローラがピアディスクにアクセスする際にエラー を検出すると、データを回復することはできず、障害の発生したセクターは、コントローラに保持 されている読み取り不能セクターのログに加えられます。 セクターが読み取り不能セクターのログに加えられる条件には、そのほかに次のものがあります。 • 非冗長ディスクグループのメンバーである物理ディスクへのアクセス試行中にメディアエラー が検出された（RAID 0 または劣化した RAID 1、RAID 5、または RAID 10）。 • リビルド中にソースディスクでエラーが検出された。 メモ：読み取り不能セクター内にあるデータは、アクセス不能となります。 RAID の操作と機能 本項では、お使
フォアクララウンド初期化 RAID コントローラモジュールのファームウェアは、仮想ディスクのフルフォアクララウンド初期 化をサポートしています。初期化処理中は、仮想ディスクへのアクセスはすべてブロックされます。 初期化中、仮想ディスクのすべてのセクターにゼロ（0x00）が書き込まれます。初期化が完了する と、RAID コントローラモジュールを再起動しなくても仮想ディスクは利用可能な状態となります。 コンシステンシーチェック コンシステンシーチェックにより、冗長アレイ内のデータが正確かどうかが確認されます（RAID レベル 1、5、および 10）。たとえば、パリティが使用されているシステムでは、コンシステンシー チェックとは、1 台の物理ディスク上のデータを計算し、その結果をパリティ物理ディスクの内容 と比較することを意味します。 コンシステンシーチェックは、バックグラウンド初期化に似ています。両者の違いは、バックグラ ウンド初期化の方は手動で開始や停止ができないのに対し、コンシステンシーチェックではそれが 可能な点です。 メモ：デルでは、少なくとも月に一度は冗長アレイにデータのコンシステンシーチェックをか
仮想ディスクの操作の制限 各コントローラにつき、アクティブで同時に行われる仮想ディスク処理の件数は、最大で 4 です。 この制限は、次の仮想ディスク処理に適用されます。すなわち、バックグラウンド初期化、 フォアクララウンド初期化、コンシステンシーチェック、リビルド、およびコピーバックです。 既存の仮想ディスク処理によって冗長コントローラに障害が発生すると、障害の発生したコント ローラで行われていた処理は、ピアコントローラに転送されます。そのピアコントローラにアク ティブな処理が 4 件ある場合、転送された処理はサスペンド状態となります。アクティブな処理の 件数が 3 件以下になると、ピアコントローラ上でサスペンド状態の処理が再開します。 ディスクグループの操作 RAID レベルの移行 時間が経過すると、最初に設定した RAID レベルが仕事に適さなくなったと思われる場合がありま す。たとえば、RAID 0 を RAID 5 に変換すれば、元のストライプセットにフォールトトレランスの 特性を追加できます。変更する仮想ディスクを選択し、移行先の RAID レベルのタイプを選択して ください。適切なレベルを選
仮想ディスク容量の拡張 仮想ディスクを設定する際には、格納する予定のデータ量に基づいて容量を選択します。たとえば、 あるディスクグループに、大きなマルチメディアファイルを格納する仮想ディスクと、小さなテキ ストファイルを格納する別の仮想ディスクを含める場合、マルチメディアファイルの仮想ディスク の方が大きな容量を必要とすることは明らかです。 ただし、最終的にはディスクグループに空き容量を追加して、標準的な仮想ディスクのための仮想 ディスク容量を増す必要が生じる可能性もあります。これにより、新しい仮想ディスクを作成した り既存の仮想ディスクを拡張したりできる未使用の容量が増えます。 ディスクグループの拡張 ストレージアレイはホットプラグ対応の物理ディスクをサポートしているため、ストレージアレイ をオンラインにしたままの状態で、各ディスクグループに一度に 2 台の物理ディスクを追加できま す。変更の操作を行っている間中いつでも、仮想ディスクグループ、仮想ディスク、および物理 ディスク上のデータにアクセスできます。データおよび増えた未使用の空き容量は、ディスクグ ループ全体にまたがって動的に再配分されます。RA
RAID のバックグラウンド操作の優先度 コントローラは、次の RAID 操作について、共通な優先度の設定機能をサポートしています。 すなわち、バックグラウンド初期化、リビルド、コピーバック、仮想ディスク容量の拡張、RAID レベルの移行、セグメントサイズの移行、ディスクグループの拡張、およびディスクグループのデ フラグです。 これらの各操作の優先度は、操作が実行される環境のパフォーマンスの要求度に応じて変更で きます。 メモ：優先度を高く設定すると、ストレージアレイのパフォーマンスに影響が及びます。優先度を最 高に設定することはお勧めできません。優先度は、ホストのアクセス、および操作の完了にかかる時 間に対する影響も考えて判断する必要があります。たとえば、劣化した仮想ディスクのリビルドにか かる時間が長いほど、セカンダリディスクに障害が発生するリスクが大きくなります。 仮想ディスクの移行とディスクのローミング 「仮想ディスクの移行」とは、物理ディスクを取り外して新しいアレイに取り付けなおすことによ り、仮想ディスクまたはホットスペアをあるアレイから別のアレイに移動することです。「ディスク のローミング」と
ディスクグループと仮想ディスクの移動には、次の方法のいずれかを使います。 • 仮想ディスクのホットな移行 ― 移行先のストレージアレイの電源が入った状態でのディスク の移行。 • 仮想ディスクのコールドな移行 ― 移行先のストレージアレイの電源がオフの状態でのディス クの移行。 メモ：移行先のストレージアレイに物理ディスクが存在する場合に、移行するディスクグループと仮 想ディスクが必ず正しく認識されるようにするには、仮想ディスクのホットな移行を行ってください。 仮想ディスクの移行を行う際には、以下の注意事項を守ることをお勧めします。 • 移行先のアレイに物理ディスクを移動する場合の注意 ― 仮想ディスクのホットな移行の実行 中にドライブを移行先のストレージアレイに挿入する場合は、挿入した物理ディスクが MD ス トレージマネージャに表示されるのを待ってから次の物理ディスクを挿入してください。 注意：ドライブを挿入する操作に遅れは生じませんが、ストレージアレイが不安定になり、一時的に 管理不能になる場合があります。 • 複数のストレージアレイからの仮想ディスクを単一のストレージアレイに移行する場合
ディスクのローミング アレイ内で物理ディスクを移動することを「ディスクのローミング」と呼びます。RAID コント ローラモジュールは、位置が変更された物理ディスクを自動的に認識し、ディスクグループの一部 である適切な仮想ディスク内に論理的に配置します。RAID コントローラモジュールがオンライン 状態か電源がオフになっているかに関係なく、ディスクのローミングは行えます。 メモ：物理ディスクを移動する場合は、ディスクグループをオフラインにする必要があります。 アドバンス機能 RAID エンクロージャは、いくつかのアドバンス機能をサポートしています。 • ストレージパーティション（ホスト対仮想ディスクのマッピングを含む） • 仮想ディスクのスナップショット • 仮想ディスクのコピー メモ：仮想ディスクのスナップショットと仮想ディスクコピーは、ライセンス認証が個別に必要なプ レミアム機能です。これらの機能を購入すると、ライセンス認証カードが送信されます。カードに は、これらの機能を有効にするための説明が書かれています。 ストレージパーティション ストレージパーティショニングにより、ホストはストレージ
次のいずれかが該当する場合は、複数のストレージパーティションが必須です。 • 特定のホストがストレージアレイ内の特定の仮想ディスクにアクセスできるようにしたい。 • 同一のストレージアレイにそれぞれ異なる OS を搭載したホストが接続されている。 メモ：ストレージアレイは、ストレージパーティションを 4 つまでサポートできます。 ホスト対仮想ディスクのマッピング ストレージアレイに接続されているホストサーバーは、ホストポートを経由してストレージアレイ のさまざまな仮想ディスクにアクセスします。個々のホストに対して、特定の仮想ディスクから LUN へのマッピングを定義することができます。また、ホストは、1 つまたは複数の仮想ディスク へのアクセスを共有するホストグループの一部とすることができます。 ホストから仮想ディスクへのマッピングは手動で設定できます。ホストから仮想ディスクへのマッ ピングを設定する際には、次のガイドラインを検討してください。 • ストレージアレイ内の各仮想ディスクについて、ホストから仮想ディスクへの 1 つのマッピン グを定義できる。 • ホストから仮想ディスクへのマッピン
スナップショット仮想ディスク スナップショットとは、ポイントインタイム（= ある時点の）仮想ディスクのイメージのことです。 スナップショットによって、スナップショット作成時点の仮想ディスクのイメージができます。 通常、スナップショットを作成するのは、ソース仮想ディスクがオンラインでユーザーがアクセス できる状態のままで、アプリケーション（バックアップアプリケーションなど）がスナップショッ トにアクセスしてデータの読み取りができるようにすることが目的です。バックアップが完了した ら、スナップショット仮想ディスクは不要となります。別の用途としては、最適な構成がどれかを 判断するためにいくつかの異なる構成を試してみるという使い方が考えられます。仮想ディスク 1 つに対してスナップショットは 4 つまで作成できます。 スナップショットは、前回スナップショットを撮ってから変更されたファイルの旧バージョンを回 復するために使われます。スナップショットは、コピーオンライトアルゴリズムを使用して実装さ れています。仮想ディスクのデータは、変更される前にスナップショットリポジトリにコピーされ ます。 スナップショットは瞬間的な
仮想ディスクサービス Microsoft 仮想ディスクサービス（VDS）が RAID ストレージアレイでサポートされています。 Microsoft VDS は、ディスクおよびその他のストレージハードウェアの管理（これらのディスク上 でのボリュームの作成など）を行うための単一のインタフェースを定義するアプリケーションプロ グラミングインタフェース（API）のセットです。 ストレージの準備のための Microsoft VDS インストーラサービスは、MD3000 の『Resource CD』 の \windows\VDS_VSS ディレクトリに用意されています。VDS の詳細については、 www.microsoft.
Storage Management VSS のハードウェアプロバイダによるヒント • 単一のスナップショットセットを使用して作成できるスナップショット仮想ディスクの数は、 RAID コントローラモジュールの I/O 負荷によって左右されます。I/O 負荷が皆無かそれに近い 場合、スナップショットセット内の仮想ディスクの数は 8 つに制限されます。I/O 負荷が大き い場合は、3 つに制限されます。 • ストレージ管理ソフトウェアで作成されたスナップショット仮想ディスクは、ディファレン シャルスナップショットです。プレックスのスナップショットはサポートされていません。 • VSS スナップショットのソース仮想ディスクとして使用する仮想ディスクの名前は、16 文字ま でに限定されます。VSS のハードウェアプロバイダは、ベース仮想ディスク名をスナップ ショットとリポジトリ仮想ディスクの名前の接頭辞として使用します。ソース仮想ディスク名 が 16 文字を超えると、出来上がるスナップショットとリポジトリの名前が制限文字数をオー バーします。 仮想ディスクのコピー 仮想ディスクのコピーは、データのバック
仮想ディスクのリカバリ Edit host-to-virtual disk mappings（ホストから仮想ディスクへのマッピングの編集）機能を 使用して、バックアップ仮想ディスクからデータを復元できます。この機能により、元のソース仮 想ディスクをそのホストからアンマップし、同じホストにバックアップ仮想ディスクをマッピング できます。 ソース仮想ディスクへのアクセスを提供するために使用した LUN を必ず記録してください。ター ゲット（バックアップ）仮想ディスク用にホストから仮想ディスクへのマッピングを定義する際に、 この情報が必要になります。また、仮想ディスクのリカバリ手順を開始する前に、ソース仮想ディ スクに対するすべての I/O 動作を必ず停止してください。 スナップショットとディスクコピーの併用 プレミアム機能のスナップショット仮想ディスクと仮想ディスクコピーを併用して、同一ストレー ジアレイ上のデータをバックアップしたり、スナップショット仮想ディスク上のデータを元のソー ス仮想ディスクに復元したりできます。 仮想ディスクからのデータのコピーには、次の 2 つの方法が使えます。 • データのポイ
冗長性と非冗長性 冗長性とは、ストレージアレイに複製があること、すなわち、不可欠なサービスを提供するために 別の方法があることを意味します。1 つのコンポーネントに障害が発生した場合でも、冗長性に よって仮想ディスクへのアクセスが確保されます。 標準的な RAID 構成では、ほとんどのコンポーネントが冗長です。ただし、構成そのものは完全に 冗長ではない場合があります。たとえば、障害の発生がそのコンポーネントに限定されていても仮 想ディスクにアクセスできなくなるようなコンポーネントが存在する可能性があります。完全に冗 長なストレージアレイでは、すべてのコンポーネントが二重になっている必要があります。また、 ストレージアレイは、障害発生時に複製コンポーネントに確実にアクセスできるように構成されて いる必要があります。ストレージアレイの配線方法は、適切な構成の冗長ストレージアレイを組む ために不可欠な要素の 1 つです。 マルチパスソフトウェア マルチパスソフトウェア（別名「フェイルオーバードライバ」）とは、ホストサーバーに常駐し、 サーバーと RAID エンクロージャの間で冗長データパスの管理を行うソフトウェア
ホストバスアダプタ ホストから RAID コントローラモジュールへのケーブル接続はいずれも、HBA 経由で行います。 HBA はホストに取り付けられており、ホストの内部バスに対するインタフェースを提供します。 最高の冗長構成にするには、単一ホスト内に複数の HBA を使用する必要があります。1 個の HBA に障害が発生してもサーバーのデータへのアクセスが確実に行われるように、各 HBA を RAID コン トローラモジュール（優先または代替）に接続します。 冗長性を考慮したホストバスアダプタの選択 メモ：冗長性を最大にするには、ホストトポロジの定義や、ホストマッピングの設定を手動で行 う際に、アレイに接続されているすべての HBA ホストポートを選択する必要があります。 各ホストについて、複数の SAS HBA ホストポートとアレイを接続することができます。ホストマッ ピングをセットアップする際には、MD Storage Manager 内の Known HBA host ports（既知の HBA ホストポート）の一覧から HBA ホストポートを選択する必要があります。LUN マッピングを 定義するホス
このケーブリングトポロジは、代替パスソフトウェアと併用すると、ホストサーバーから仮想ディ スクへの冗長パスが確実になります。RAID コントローラの In-0 からホストポートへの接続が使用 できなくなると、代替パスソフトウェアは RAID コントローラモジュール 0 の I/O 処理を RAID コ ントローラモジュール 1 に切り替えます。RAID コントローラモジュール 0 が使用できない間、 ホストは RAID コントローラモジュール 1 を経由してすべての仮想ディスクにアクセスできます。 ホスト 1 台と 4 本のケーブル接続 1 台のホストと 2 個の HBA の構成を 図 3-2 に示します。どちらの HBA にも 2 個のポートがありま す。各 HBA ポートは、RAID エンクロージャ内の RAID コントローラモジュールの 1 台に接続され ています。各 RAID コントローラモジュールには、2 個のポートがあります。 図 3-2.
図 3-3.
自動フェイルバックは、以下の条件下で行われます。 • ホストへのデュアル冗長パスによってデータが保護されている。 • ホストにマルチパスフェイルオーバーソフトウェアがインストールされており、自動フェイル バックが行われるように設定されている。 • RAID コントローラモジュールのロックダウン、交換、またはパスフェイルオーバーが原因で フェイルオーバーが発生した。 メモ：クラスタリングには、（複数の）クラスタノードから共有ストレージへの同時アクセスが必要 です。ホストにクラスタリングソフトウェアがインストールされている場合は、シングルパス障害に よる「ピンポン」を防ぐために、自動フェイルバックを無効にしてください。クラスタリングの詳細 については、MD3000 の『Resource CD』の Product Documentation（製品マニュアル）の下に収録されて いるクラスタ関係のマニュアルへのリンクを参照してください。 フェイルオーバーの詳細は、22 ページの「エンクロージャのケーブル接続」を参照してください。 RAID コントローラのフェイルオーバーモード フェイルオーバーにより、スト
RAID エンクロージャの温度感知シャットダウン エンクロージャ管理には、RAID エンクロージャ内の温度が危険水準に達するとエンクロージャを 自動的にシャットダウンする機能があります。冷却システムが故障した場合には、温度感知シャッ トダウンによって物理ディスクのデータが破損から守られます。 シャットダウンが行われる温度は、エンクロージャ温度プローブの公称エラー限界値（Nominal Failure Threshold）と最大エラー限界値（Maximum Failure Threshold）によって決まります。こ れらの限界値はデフォルト設定で、変更できません。バックプレーンまたは RAID コントローラモ ジュールの温度センサーが公称エラー限界値（Nominal Failure Threshold）を超える温度を検出す ると、重大イベントが設定されます。最大エラー限界値（Maximum Failure Threshold）に達 すると、5 秒以内にエンクロージャの電源ユニットがシャットダウンします。 メモ：MD1000 拡張エンクロージャの内部が危険温度に達すると、エンクロージャは EMM ファイア ウォー
NVSRAM のアップデート NVSRAM パッケージにより、ストレージアレイの RAID コントローラモジュール用の内部設定が指 定されます。これらの内部設定は、NVSRAM をアップデートしないと変更できません。RAID コン トローラモジュールファームウェアと NVSRAM のパッケージは、MD Storage Manager を使用して、別々または一緒にダウンロードできます。 物理ディスクのファームウェア メモ：物理ディスクファームウェアをダウンロードする際には、アレイへのすべての I/O を停止する ことをお勧めします。 最新のファームウェアファイルが含まれた物理ディスクパッケージをダウンロードすることもでき ます。選択するファームウェアファイルに物理ディスクとの互換性があることを確認してください。 ファームウェアをダウンロードする前に、すべてのデータをバックアップしてください。また、ダ ウンロード中に、仮想ディスクの作成やホストの定義など、ストレージアレイの構成を一切変更し ないでください。変更すると、ファームウェアのダウンロードが失敗し、物理ディスクにアクセス できなくなるおそれがあります。
エンクロージャコンポーネントの取り付け 本項では、以下のシステム部品を取り付ける方法について説明します。 • 前面ベゼル（オプション） • 物理ディスクとディスクキャリア • RAID コントローラモジュール • バッテリーバックアップユニット • 電源ユニット • コントロールパネル • エンクロージャ内ミッドプレーン 推奨ツール 本項の手順では、次の 1 つまたは複数の工具とツールが必要になります。 • #2 プラスドライバ • Torx T10 ドライバ • 『製品情報ガイド』の安全にお使いいただくための注意で説明されている静電気防止用リ ストバンド 前面ベゼルの取り外しと取り付け エンクロージャ内の物理ディスクにアクセスするには、オプションの前面エンクロージャベゼ ルを取り外す必要があります。お使いのエンクロージャにこのベゼルがない場合は、 本項を省略してください。 ベゼルを取り外すには、次の手順を実行します。 1 ベゼルがロックされている場合は、ベゼルロックにベゼルロックキーを挿入します。 ベゼルのロックが解除されている場合は、手順 3 に進みます。 2 キーを
図 4-1. 前面ベゼルの取り付けと取り外し 1 3 2 1 ベゼルロック 2 リリースタブ / 両面切り込み 3 U 字形ハンドル 4 ベゼルを取り付けるには、両面切り欠きを前面エンクロージャパネル側面の U 字形ハンドル に挿入します。 5 ベゼルの左側をエンクロージャ左側の U 字形ハンドルの所定の位置にカチッとはめ込みます。 6 ベゼルをロックするには、キーを挿入して右に回します。 物理ディスクの取り外しと取り付け お使いのエンクロージャは、各ディスクを個別のディスクキャリアに格納した状態で、SAS 3.
エンクロージャから物理ディスクを取り外す方法 注意：損傷を防ぐために、物理ディスクキャリアをエンクロージャから取り外す途中の状態で放置し ないでください。完全に装着されていないディスクキャリアの隣のキャリアハンドルを動かすと、 ディスクキャリアが重大な損傷を受けます。 注意：物理ディスクの取り外し時にデータの損失を防ぐために、デルでは、取り外すディスクが適切 であることを MD Storage Manager を使用して確認することをお勧めします。割り当て済みの物理ディ スクを取り外すと、データが失われるおそれがあります。 警告：静電気に敏感な部品が使われている装置を取り扱う際には、静電気防止用リストバンドを必ず 使用してください。 1 物理ディスクキャリアの LED インジケータの点滅が止まるまで待ちます。 2 物理ディスクキャリア正面のリリース機構を両端から挟むように押します（図 4-2 を参照）。 図 4-2.
SAS 物理ディスクをエンクロージャに取り付ける方法 注意：エンクロージャの冷却のために十分な通気を確保するには、各スロットにアクティブな物理 ディスクまたはディスクのダミーのいずれかを取り付ける必要があります。 警告：静電気に敏感な部品が使われている装置を取り扱う際には、静電気防止用リストバンドを必ず 使用してください。 1 以下の手順に従い、新しい物理ディスクをキャリアに取り付けます。 メモ：PERC 5 SAS コントローラ上で作成された仮想ディスクからのデータは、MD3000 そのものに も、MD3000 に接続されている MD1000 拡張エンクロージャにも移行することができません。 64 a 取り外した物理ディスクをキャリアに取り付ける場合は、ディスクをキャリアに固定して いる 4 本のネジを取り外し、ディスクを取り外します（図 4-3 を参照）。 b ディスクのコントローラボードをキャリアの背面に向けて、交換用の物理ディスクをディ スクキャリアに入れます。 c キャリアの後部から、物理ディスクがキャリア前面のストップタブに接触するまでキャリ ア内に押し込みます。 d 前に取り外
図 4-3.
RAID コントローラモジュールの取り外しと取り付け エンクロージャには 2 台の RAID コントローラモジュールが取り付けられています。どちらもホッ トプラグ対応ですので、エンクロージャをシャットダウンせずに個々に着脱できます。 注意：そのモジュールが関係するデータトラフィックが発生している時には、モジュールを取り外さ ないでください。RAID コントローラモジュールはホットプラグ対応ですが、データトラフィックが発 生しているモジュールを取り外すと、データが失われるおそれがあります。 警告：静電気に敏感な部品が使われている装置を取り扱う際には、静電気防止用リストバンドを必ず 使用してください。安全情報については、『製品情報ガイド』を参照してください。 RAID コントローラモジュールの取り外し 1 モジュールの左側にあるリリースタブを押し上げます（図 4-4 を参照）。 2 同時に、リリースレバーを引き出します。レバーを引き出すと、コントローラモジュールがエ ンクロージャから少し引き出された状態になります。 3 モジュールをエンクロージャから取り外し、水平で安定した平面に置きます。 注意：コントローラモ
RAID コントローラモジュールの取り付け 1 RAID コントローラモジュールを空のモジュールスロットに慎重に挿入します。 2 モジュールをスロットの奥に押し込み、バックプレーンコネクタにしっかりとはめ込みます （図 4-4 を参照）。 3 モジュールがスロットにしっかりと収まるまで、リリースレバーをエンクロージャの方向に押 し込みます。 コントローラの接続と配線の詳細については、21 ページの「RAID エンクロージャのケーブル接続」 を参照してください。 RAID コントローラモジュールのバックアップバッテリーユ ニットの取り外しと取り付け 各 RAID コントローラモジュールには、データキャッシュメモリ用のバックアップ電源を提供する バッテリーユニットがあります。バッテリーユニットは RAID コントローラモジュール内にマウン トし、コントローラの回路基板に接続します。本項では、バッテリーユニットの取り外しと取り付 けの方法について説明します。 警告：エンクロージャのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けた サービス技術者のみが行ってください。安全上の注意、エンクロージャ
図 4-5.
電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り外しと取り付け お使いのエンクロージャは、（各モジュールで）1 台の内蔵電源ユニットと 2 台の冷却ファンを格納 する 2 台の独立したモジュールをサポートします。正常に機能している電源ユニットが 1 台だけで もエンクロージャは一時的には動作しますが、正常な冷却を行うには両方の冷却モジュール（それ ぞれがファンを 2 台装備）が必要です。エンクロージャの過熱を防ぐには、4 台のファンのう ち 3 台が動作している必要があります。 注意：電源ユニット / 冷却ファンモジュールは、1 台に限り、電源が入っているエンクロージャから 最長で 5 分間取り外すことができます。5 分を超えると、エンクロージャは損傷を防ぐために自動的に シャットダウンする場合があります。 電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り外し 注意：電源ユニット / 冷却ファンモジュールはホットプラグ対応です。1 台の電源ユニット / 冷却ファ ンモジュールが正常に機能していれば、エンクロージャの電源をオンにしたままで、もう 1 台のモ ジュールの取り外しや交換ができます。 メモ：完全に機能してい
図 4-6.
電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り付け 1 新しい電源ユニット / 冷却ファンモジュールを慎重にスライドさせて、空のベイに約 2/3 ほど 挿入します。 2 モジュールをベイの奥に最後までゆっくりと差し込み、バックプレーンコネクタにしっかりと はめ込みます。 電源ユニットの前面プレートが隣接する電源ユニットの前面プレートと揃えば、完全に装着さ れています。 メモ：エンクロージャの電源が入っていると、AC 電源ケーブルを電源ユニットに接続し、On/Off スイッチをオンにするまで、電源ユニットの障害インジケータ（図 1-7 を参照）は点灯したまま です。 3 2 本の拘束ネジを締めて、新しい電源ユニット / 冷却ファンモジュールをベイに固定します。 4 AC 電源ケーブルを新しい電源ユニットと電源コンセントに接続します。 5 新しい電源ユニットの On/Off スイッチをオンにします。 コントロールパネルの取り外しと取り付け コントロールパネルは、システムエンクロージャの前面パネルの LED インジケータに電力を供給し ます。コントロールパネルはバックプレーンに接続されており、システムの電源を切ら
図 4-7.
コントロールパネルの取り付け 1 コントロールパネルの上下のタブをシャーシの端の挿入スロットに合わせます （図 4-7 を参照）。 2 コントロールパネルを完全にスロットに収まるまでスライドさせ、コネクタが対応するバック プレーンコネクタにしっかり挿入されていることを確認します（図 4-7 を参照）。また、コン トロールパネルのガイドタブがバックプレーンの取り付けスロットに完全に挿入されているこ とを確認します。 3 前面フェースプレートを取り付け、16 本のネジで所定の位置に固定します。 4 物理ディスクを取り外した場合は、ここで取り付けます（62 ページの「物理ディスクの取り 外しと取り付け」を参照）。 5 エンクロージャをラック内に完全に押し込み、蝶ネジを締めます。 6 電源ケーブルをエンクロージャに接続し、電源を入れます。 7 ホストサーバーの電源を入れます。 ミッドプレーンの取り外しと取り付け 警告：エンクロージャのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けた サービス技術者のみが行ってください。安全上の注意、エンクロージャ内部の作業、および静電気障 害への対処の詳細につい
図 4-8.
図 4-9.
エンクロージャコンポーネントの取り付け
エンクロージャのトラブルシューティング 作業にあたっての注意 本書に記載されている手順の一部では、エンクロージャ内部の作業が必要となります。エンク ロージャ内部の作業中は、本書およびマニュアルで説明されている以外の作業を行わないでく ださい。 警告：エンクロージャのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受 けたサービス技術者のみが行ってください。安全上の注意、エンクロージャ内部の作業、および 静電気障害への対処の詳細については、手順を実行する前に『製品情報ガイド』を参照してくだ さい。 起動ルーチン エンクロージャの起動ルーチン中に目と耳を使って確認する事項を、表 5-1 に示します。 前面および背面パネルのインジケータについては、7 ページの「システムについて」を参照し てください。 表 5-1.
外部接続のトラブルシューティング 問題のほとんどは、ケーブルの緩み、接続の誤り、および曲がったピンが原因で発生します。 すべての外部ケーブルがシステムの外付けコネクタにしっかり接続されていることと、どのコネク タも損傷していないことを確認してください。エンクロージャの背面パネルのコネクタについ ては、13 ページの「背面パネルインジケータおよびその機能」を参照してください。 エンクロージャが濡れた場合のトラブルシューティング 問題 • エンクロージャに液体をこぼした。 • 湿度が高すぎる。 対応処置 警告：エンクロージャのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けた サービス技術者のみが行ってください。安全上の注意、エンクロージャ内部の作業、および静電気障 害への対処の詳細については、手順を実行する前に『製品情報ガイド』を参照してください。 1 エンクロージャの電源を切り、すべての電源を取り外します。 2 エンクロージャからすべての物理ディスクを取り外します。62 ページの「物理ディスクの取 り外しと取り付け」を参照してください。 3 エンクロージャから RAID コント
エンクロージャが損傷した場合のトラブルシューティング 問題 • エンクロージャを落下させた、または損傷を与えた。 対応処置 警告：エンクロージャのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けた サービス技術者のみが行ってください。安全上の注意、エンクロージャ内部の作業、および静電気障 害への対処の詳細については、手順を実行する前に『製品情報ガイド』を参照してください。 1 以下のコンポーネントが正しく取り付けられていることを確認します。 • すべての物理ディスク（キャリア内のものとエンクロージャ内ミッドプレーンに接続され ているものの両方） • 電源ユニット / 冷却ファンモジュール • RAID コントローラモジュール • エンクロージャ内ミッドプレーン 2 すべてのケーブルが正しく接続されていることと、コネクタに曲がったピンがないことを確認 します。 問題が発生した場合は、85 ページの「困ったときは」を参照してください。 電源ユニットのトラブルシューティング 問題 • エンクロージャステータスインジケータが問題を示している。 • 電源ユニットの障害
3 故障した電源ユニットの位置を確認します。 電源ユニットの障害インジケータが点灯している場合は、19 ページの「電源ユニットと冷却 ファンの機能」を参照します。 注意：電源ユニット / 冷却ファンモジュールはホットプラグ対応です。エンクロージャは正常に機能 している電源ユニットが 1 台だけでも動作します。ただし、温度の上昇を確実に防ぐには、両方のモ ジュールを取り付ける必要があります。電源ユニット / 冷却ファンモジュールは、1 つに限り最長で 5 分間、エンクロージャから取り外すことができます。ただし、もう 1 つのモジュールが正常に機能し ていることが条件です。5 分後にはエンクロージャが過熱し、温度感知シャットダウンが自動的に実 行されることがあります。 4 電源ユニットをいったん取り外してから取り付けなおし、正しく取り付けられていることを確 認します。69 ページの「電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り外しと取り付け」を参照 してください。 メモ：電源ユニットを取り付けたら、エンクロージャが電源を認識するまで数秒待ち、 正常に動作することを確認します。 5 これで問題が解決した場合は、こ
ファンのトラブルシューティング 問題 • エンクロージャステータスインジケータが黄色になっている。 • システム管理ソフトウェアが、ファンに関連するエラーメッセージを発している。 • ファンのステータスインジケータがファンの問題を示している。 対応処置 警告：エンクロージャのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けた サービス技術者のみが行ってください。安全上の注意、エンクロージャ内部の作業、および静電気障 害への対処の詳細については、手順を実行する前に『製品情報ガイド』を参照してください。 警告：冷却ファンはホットプラグ対応です。システムの電源がオンの場合に適切な冷却効果を維持す るため、ファンの交換は 1 台ずつ行ってください。 1 正常に機能していないファンの位置を確認します。 2 障害のある電源ユニット / 冷却ファンモジュールがエンクロージャ内ミッドプレーンに適切に 接続されていることを確認します。 3 問題が解決しない場合は、新しい電源ユニット / 冷却ファンモジュールを取り付けます。 69 ページの「電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り外しと取り
問題 • 物理ディスクのステータス LED が黄色に点滅している。 対応処置 1 MD Storage Manager を参照して、リカバリアクションを探します。 メモ：物理ディスクのリビルドが進行中の場合は、リビルドが完了するまで待ちます。 2 物理ディスクをエンクロージャから取り外します。62 ページの「物理ディスクの取り外しと 取り付け」を参照してください。 3 ディスクとミッドプレーンのコネクタに明らかな損傷がないかどうか点検します。 4 ディスクを元のベイに取り付けなおします。62 ページの「物理ディスクの取り外しと取り付 け」を参照してください。 問題が解決しない場合は、85 ページの「困ったときは」を参照してください。 問題 • 複数の物理ディスクが MD Storage Manager 内で表示されない。 対応処置 1 すべてのケーブルが選択したエンクロージャモードに従って正しく取り付けられていることを 確認します。エンクロージャモードの詳細については、21 ページの「RAID エンクロージャの ケーブル接続」を参照してください。 2 ケーブルに接続されている各ポートについて、
ハードコントローラの障害とロックダウンの条件 RAID コントローラモジュールの故障またはシャットダウンを招く可能性のあるイベントがいくつ かあります。リカバリ不能な ECC メモリもしくは PCI のエラー、または重大な物理的状況は、ロッ クダウンの原因となります。お使いの RAID ストレージアレイが冗長アクセスとキャッシュミラー リングに対応した構成になっている場合は、正常な方のコントローラが正常にリカバリを実行し、 データが失われることもシャットダウンが発生することもありません。 一般的なハードコントローラの障害について、以下の項で説明します。 無効なエンクロージャ RAID コントローラモジュールは、デルがサポートするエンクロージャでのみサポートされていま す。コントローラは、エンクロージャに取り付けるとすぐに一連の検証チェックを行います。RAID コントローラモジュールがこれらの初期テストを実行している間、およびコントローラの正常な動 作が確認された後、エンクロージャのステータス LED は青色に点灯します。RAID コントローラモ ジュールがデルでサポートされていないエンクロージャを検出した場
重大な状態 RAID コントローラモジュールが、エンクロージャに直ちに障害を発生させたり、またはデータの 損失を招くおそれのある重大な状態を検出した場合、ストレージアレイは重大なイベントを生成し ます。以下のいずれかが発生すると、ストレージアレイは重大な状態にあります。 • 複数のファンに障害が発生した。 • バックプレーンの温度センサーが危険範囲に達した。 • バックプレーン / 電源ユニットに障害が発生した。 • 複数の温度センサーが読み取り不能になった。 • デュプレックス構成で、ピアが検出できないか、ピアと通信できない。 メモ：両方の RAID コントローラモジュールに同時に障害が発生すると、エンクロージャはどのエン クロージャコンポーネントについても重大イベントまたは重要度の低いイベントのアラームを生成す ることができません。 エンクロージャが重大な状態にあると、そのエンクロージャのステータス LED が黄色に点滅 します。 重要度の低い状態 「重要度の低い」状態とは、直ちに障害が発生することはないものの、ストレージアレイを引き続き 信頼できる状態で使用するには解決が必要なイベ
困ったときは テクニカルサポートの利用法 警告：システムカバーを取り外す必要がある場合は、まずすべてのコンセントから電源ケーブル とモデムケーブルを取り外します。 1 77 ページの「エンクロージャのトラブルシューティング」の手順を完了します。 2 MD Storage Manager でストレージアレイのステータスを確認し、表示された情報をすべ て書き留めておきます。 3 デルサポートサイト（support.dell.
オンラインサービス デルのサポートサイトへは、support.dell.com でアクセスすることができます。また、 support.dell.com のサイトで表示された地図上のお住まいの地域をクリックすると、サポートサ イトへようこそ ページが開きます。お使いのシステムの情報を入力し、ヘルプツールおよび情報に アクセスします。 デルの製品とサービスについては、以下のウェブサイトを参照してください。 www.dell.com/（米国） www.dell.com/ap/（アジア / 太平洋諸国） www.dell.com/jp （日本） www.euro.dell.com.（ヨーロッパ） www.dell.com/la （ラテンアメリカ諸国） www.dell.ca （カナダ） デルのサポートへは、以下のウェブサイトと E- メールアドレスからアクセスできます。 • デルサポートサイト support.dell.com support.jp.dell.com（日本） support.euro.dell.com（ヨーロッパ） • デルサポートの E- メールアドレス mobile_support@us.
FAX 情報サービス OS の再インストール情報など、技術的なサポート資料をお手持ちの FAX にお届けするサービスで す。音声応答により、FAXBOX から必要な資料を注文することができます。 プッシュホン式の電話を使って、必要なトピックを選択します。 FAX 情報サービスは、年中無休、毎日 24 時間いつでもご利用いただけます。FAX 情報サービスは、 サポートサービスからもご利用いただけます。このサービスの電話番号は「デルへのお問い合わせ」 を参照してください。 24 時間納期情報案内サービス 注文したデル製品の状況を確認するには、support.dell.
保証期間中の修理または返品について 修理と返品のいずれの場合も、返送するものをすべて用意してください。 1 デルにお電話いただき、担当者がお知らせする返品番号を箱の外側に明記してください。 電話番号については、「デルへのお問い合わせ」を参照してください。 2 請求書のコピーと返品の理由を記したメモを同梱します。 3 実行したテストを示す診断情報、およびシステム診断プログラムによって報告されたエラー メッセージがあれば、そのコピーを同梱してください。 4 修理や交換ではなく費用の支払いを希望される場合は、返品する製品のアクセサリ（電源ケー ブル、CD やディスケットなどのメディア、およびマニュアルなど）も同梱してください。 5 返品する機器を元の（または同等の）梱包材を使って梱包します。 送料はお客様のご負担となります。返品する製品が弊社に到着するまでのリスク、および製品 に掛ける保険も、お客様のご負担となります。代引きでの返品はお受けできません。 上記要件のいずれかを欠く返品は受け付けられず、返送扱いとなります。 お問い合わせになる前に メモ：お電話の際には、エクスプレスサービスコードをご用意ください。エク
デルへお問い合わせになる際には、次の表の E- メールアドレス、電話番号、およびコードをご利用 ください。国際電話のかけ方については、国内または国際電話会社にお問い合わせください。 メモ：以下の連絡先は本書を印刷する時点のものであり、変更されることがあります。 国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 U.S. バージン諸島 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート アイルランド（チェリーウッド） ウェブサイト：support.euro.dell.com 国際電話アクセスコード：00 E- メール：dell_direct_support@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 アルーバ 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル ウェブサイト：www.dell.com.aw E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート フリーダイヤル： 800-1578 アルゼンチン（ブエノスアイレス） ウェブサイト：www.dell.com.ar 国際電話アクセスコード：00 E- メール：la-techsupport@dell.com 国番号：54 E- メール（デスクトップおよびノートブックコ ンピュータ）： la-techsupport@dell.com 市外局番：11 E- メール（サーバーおよび EMC® ストレージ 製品）： la_enterprise@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 イギリス（ブラックネル） ( 続き ) 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル セールス ホーム / スモールビジネスのセールス部門 0870 907 4000 法人 / 公共機関セクターのセールス部門 01344 860 456 カスタマーケア ホーム / スモールビジネスのカスタマーケア 0870 906 0010 法人カスタマーケア 01344 373 185 優先アカウント（従業員 500 ～ 5000 人） 0870 906 0010 グローバルアカウントカスタマーケア 01344 373 186 中央政府機関カスタマーケア 01344 373 193 地方政府機関および教育機関のカスタマーケア 01344 373 199 医療機関のカスタマーケア 01344 373 194 テクニカルサポート テクニカルサポート（XPS コンピュータ専用） 0870 366 4180 テクニカルサポート（法人 / 優先アカウント / PCA [
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 インド 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル ウェブサイト：support.ap.dell.com E- メール：india_support_desktop@dell.com india_support_notebook@dell.com india_support_Server@dell.com テクニカルサポート (XPS コンピュータ） 0802 506 8033 またはフリーダイヤル： 1800 425 2066 テクニカルサポート（ノートブック、 デスクトップ、サーバー、ストレージ） ウルグアイ 1600338045 および 1600448046 セールス（大口法人アカウント） 1600 33 8044 セールス（ホーム / スモールビジネス） 1600 33 8046 ウェブサイト：www.dell.com/uy E- メール：la-techsupport@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス オーストリア（ウィーン） ウェブサイト：support.euro.dell.com 国際電話アクセスコード：900 E- メール： tech_support_central_europe@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル カナダ （オンタリオ州ノースヨーク） ご注文状況：www.dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 グアテマラ 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート グレナダ フリーダイヤル： 1-866-540-3355 E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート コスタリカ 1-800-999-0136 E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート ケイマン諸島 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル 1-877-262-5415 ウェブサイト：www.dell.com/cr E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート コロンビア 0800-012-0231 ウェブサイト：www.dell.com/cl E- メール：la-techsupport@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス スイス（ジュネーブ） ウェブサイト：support.euro.dell.com 国際電話アクセスコード：00 E- メール： Tech_support_central_Europe@dell.com 国番号：41 市外局番：22 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル XPS のテクニカルサポート 0848 33 88 57 テクニカルサポート（ホーム / スモールビジネ ス）（他のすべての Dell 製品） 0844 811 411 テクニカルサポート（法人） 0844 822 844 カスタマーケア（ホーム / スモールビジネス） 0848 802 202 カスタマーケア（法人） 0848 821 721 FAX 022 799 01 90 代表 022 799 01 01 スウェーデン （アップランズヴェスビー） ウェブサイト：support.euro.dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス スロバキア（プラハ） ウェブサイト：support.euro.dell.com 国際電話アクセスコード：00 E- メール：czech_dell@dell.com 国番号：421 テクニカルサポート カスタマーケア セントクリストファーネイビス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル 02 5441 5727 420 22537 2707 FAX 02 5441 8328 テクニカルサポートの FAX 02 5441 8328 代表電話番号（セールス） 02 5441 7585 ウェブサイト：www.dell.com/kn E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート セントビンセントグレナディーン フリーダイヤル： 1-866-540-3355 ウェブサイト：www.dell.com/vc E- メール：la-techsupport@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル タイ ウェブサイト：support.ap.dell.com 国際電話アクセスコード：001 テクニカルサポート （OptiPlex、Latitude、Dell Precision） フリーダイヤル： 1800 0060 07 テクニカルサポート（PowerApp、 PowerEdge、PowerConnect、PowerVault） フリーダイヤル： 1800 0600 09 カスタマーケア フリーダイヤル： 1800 006 007 （オプション 7） 法人セールス フリーダイヤル： 1800 006 009 ダイレクトセールス フリーダイヤル： 1800 006 006 国番号：66 チェコ共和国（プラハ） ウェブサイト：support.euro.dell.com 国際電話アクセスコード：00 E- メール：czech_dell@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 トリニダードトバゴ 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル ウェブサイト：www.dell.com/tt E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート ドイツ（フランクフルト） ウェブサイト：support.euro.dell.com 国際電話アクセスコード：00 E- メール： tech_support_central_europe@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル ノルウェー（リサケー） ウェブサイト：support.euro.dell.com 国際電話アクセスコード：00 XPS のテクニカルサポート 815 35 043 国番号：47 テクニカルサポート（他のすべての Dell 製品） 671 16882 リレーショナルカスタマーケア 671 17575 バーミューダ ホーム / スモールビジネスのカスタマーケア 23162298 代表 671 16800 FAX 代表 671 16865 ウェブサイト：www.dell.com/bm E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート バハマ 1-877-890-0751 ウェブサイト：www.dell.com.bs E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート バルバドス フリーダイヤル： 1-866-874-3038 ウェブサイト：www.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル フランス（パリ）（モンペリエ） ウェブサイト：support.euro.dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル ベルギー（ブリュッセル） ウェブサイト：support.euro.dell.com 国際電話アクセスコード：00 XPS のテクニカルサポート 02 481 92 96 国番号：32 テクニカルサポート （他のすべての Dell コンピュータ） 02 481 92 88 テクニカルサポートの FAX 02 481 92 95 カスタマーケア 02 713 15 65 法人セールス 02 481 91 00 FAX 02 481 92 99 代表 02 481 91 00 市外局番：2 ペルー E- メール：la-techsupport@dell.com 一般サポート ボリビア 0800-50-669 ウェブサイト：www.dell.com/bo E- メール：la-techsupport@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 マカオ 国番号：853 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス テクニカルサポート 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル フリーダイヤル： 0800 105 カスタマーサービス（中国、廈門） 34 160 910 ダイレクトセールス（中国、廈門） 29 693 115 マレーシア（ペナン） ウェブサイト：support.ap.dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 ラテンアメリカ 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル カスタマーテクニカルサポート （米国、テキサス州オースチン） 512 728-4093 カスタマーサービス （米国、テキサス州オースチン） 512 728-3619 FAX（テクニカルサポートおよびカスタマーケア） （米国、テキサス州オースチン） 512 728-3883 セールス（米国、テキサス州オースチン） 512 728-4397 セールス部門 FAX（米国、テキサス州オー スチン） 512 728-4600 ルクセンブルグ ウェブサイト：support.euro.dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 香港 ウェブサイト：support.ap.dell.com 国際電話アクセスコード：001 テクニカルサポートの E- メール： support.dell.com.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 中国（廈門） 国番号：86 市外局番：592 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル テクニカルサポートのウェブサイト： support.dell.com.cn テクニカルサポートの E- メール： support.dell.com.cn/email カスタマーケアの E- メール： customer_cn@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 中国（廈門） ( 続き ) 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル 大口法人アカウント（東部） フリーダイヤル： 800 858 2020 大口法人アカウント （東部政府機関および教育機関） フリーダイヤル： 800 858 2669 大口法人アカウント（キューチーム） フリーダイヤル： 800 858 2572 大口法人アカウント（南部） フリーダイヤル： 800 858 2355 大口法人アカウント（西部） フリーダイヤル： 800 858 2811 大口法人アカウント（交換部品） フリーダイヤル： 800 858 2621 東南アジア / 太平洋沿岸諸国 テクニカルサポート、カスタマーサービス、 セールス（マレーシア、ペナン） 南アフリカ（ヨハネスブルグ） ウェブサイト：support.euro.dell.com 国際電話アクセスコード： E- メール：dell_za_support@dell.
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 日本（川崎） ( 続き ) 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス テクニカルサポート（海外から） （Dimension および Inspiron） フリーダイヤル： 0120-198-433 テクニカルサポート（海外から） （Dell Precision、OptiPlex、Latitude） 81-44-556-3894 テクニカルサポート（海外から） （PowerApp、PowerEdge、 PowerConnect、PowerVault） テクニカルサポート（プロジェクタ、PDA、 プリンタ、ルーター） テクニカルサポート（海外から） （プロジェクタ、PDA、プリンタ、ルーター） 困ったときは 81-44-520-1435 テクニカルサポート （Dell Precision、OptiPlex、Latitude） テクニカルサポート（Dell PowerApp™、 Dell PowerEdge™、Dell PowerConnect™、 Dell PowerVault™） 108 市外局番 市内番号、ま
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 米国（テキサス州オースチン） 国際電話アクセスコード：011 国番号：1 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル 24 時間納期情報案内サービス フリーダイヤル： 1-800-433-9014 FAX 情報（ノートブックおよびデスクトップコ ンピュータ） フリーダイヤル： 1-800-247-9362 ハードウェアと保証に関するサポート （Dell TV、プリンタ、およびプロジェクタ） （リレーショナルカスタマー向け） フリーダイヤル： 1-877-459-7298 コンシューマ XPS のサポート（アメリカ大陸） フリーダイヤル： 1-800-232-8544 コンシューマ ( 家庭およびホームオフィス用） （他のすべての Dell 製品向けのサポート） フリーダイヤル： 1-800-624-9896 カスタマーサービス フリーダイヤル： 1-800-624-9897 Employee Purchase Program（EPP）カスタマ フリーダイヤル
国（市） 国際電話アクセスコード 国番号 市外局番 米国（テキサス州オースチン） ( 続き ) 部署名またはサービス内容、 ウェブサイトおよび E- メールアドレス Dell セールス 市外局番 市内番号、または フリーダイヤル フリーダイヤル： 1-800-289-3355 またはフリーダイヤル： 1-800-879-3355 Dell アウトレットストア （デルの修理済みコンピュータ） フリーダイヤル： 1-888-798-7561 ソフトウェアおよび周辺機器のセールス フリーダイヤル： 1-800-671-3355 交換部品販売 フリーダイヤル： 1-800-357-3355 拡張サービスと保証セールス フリーダイヤル： 1-800-247-4618 FAX フリーダイヤル： 1-800-727-8320 聴覚・言語障害者のためのサービス フリーダイヤル： 1-877-DELLTTY (1-877-335-5889) 澳門 110 困ったときは テクニカルサポート（Dell™ Dimension™、 Dell Inspiron™、Dell OptiPlex™、 De
用語集 本項ではシステムマニュアルで使用される技術 用語、略語の意味を示します。 COMn ― コンピュータのシリアルポートに対するデ バイス名（ n は整数値）。 CPU ― Central processing unit（中央演算処理装置） の略語。「プロセッサ」を参照してください。 A ― Ampere（アンペア）の略語。 DC ― Direct current（直流電流）の略語。 AC ― Alternating current（交流電流）の略語。 DDR ― Double-data rate（ダブルデータ速度）の略 語。出力を 2 倍にできるメモリモジュールの技術です。 ACPI ― Advanced Configuration and Power Interface の略語。OS で設定と電力管理を実行するた めの標準インタフェースです。 ANSI ― American National Standards Institute （米国規格協会）。米国の主要技術標準開発機関です。 ASCII ― American Standard Code for Information Interch
ECC ― Error checking and correction （エラーチェックおよび訂正）の略語。 EEPROM ― Electrically erasable programmable read-only memory（電気的消去可能なプログラマブ ル読み取り専用メモリ）の略語。 EMC ― Electromagnetic compatibility（電磁整合性） の略語。 EMI ― Electromagnetic interference（電磁波障害） の略語。 EMM ― エンクロージャ管理モジュール。 ERA ― Embedded remote access（組み込み型リ モートアクセス）の略語。ERA により、リモートア クセスコントローラを使用してネットワークサーバー をリモート管理（帯域外管理）できます。 ESD ― Electrostatic discharge（静電気放電）の略語。 ESM ― Embedded server management （組み込み型サーバー管理）の略語。 F ― Fahrenheit（ファーレンハイト、華氏）の略語。 FAT ― File alloca
kg ― kilogram（キログラム）の略語。 1 kg = 1000 グラム。 kHz ― Kilohertz（キロヘルツ）の略語。 KMM ― Keyboard/monitor/mouse （キーボード / モニター / マウス）の略語。 KVM ― Keyboard/video/mouse（キーボード / ビデオ / マウス）の略語。KVM は、キーボード、 マウス、ディスプレイを共有する複数のコンピュータ を切り替えて使用するための装置です。 LAN ― Local area network （ローカルエリアネット ワーク）の略語。通常、LAN のシステム構成は同じ 建物内部または隣接した少数の建物に限定され、すべ ての装置が LAN 専用のケーブルで接続されます。 lb ― Pound（ポンド）の略語。 LCD ― Liquid crystal display（液晶ディスプレイ） の略語。 LED ― Light-emitting diode（発光ダイオード） の略語。電流が流れると点灯する電子部品です。 Linux ― 多様なハードウェアシステムで実行可能な UNIX に似た OS。Linux
PCI ― Peripheral Component Interconnect の略語。 標準のローカルバス規格です。 PDU ― Power distribution unit（配電ユニット） の略語。PDU は、複数のコンセントの付いた電源で、 ラック内のサーバーやストレージシステムに電力を供 給します。 PGA ― Pin grid array（ピングリッドアレイ）の略語。 プロセッサチップの取り外しが可能なプロセッサソ ケットです。 POST ― Power-on self-test（電源投入時の自己診断） の略語。コンピュータの電源を入れると、OS がロー ドされる前に、RAM や物理ディスクなどのさまざま なシステムコンポーネントがテストされます。 PS/2 ― Personal System/2 の略語。 PXE ― Preboot eXecution Environment の略語。 物理ディスクや起動用ディスケットを使用せずに、 LAN を介してシステムを起動する方法です。 RAC ― Remote access controller（リモートアクセ スコントローラ）の略語。 RAS ―
SNMP ― Simple Network Management Protocol の 略語。ネットワーク管理者がリモートでワークステー ションの監視および管理を行うための標準インタ フェースです。 SVGA ― Super video graphics array（スーパービデ オグラフィックスアレイ）の略語。VGA と SVGA は、 従来の規格よりも高解像度の色表示機能を持つビデオ アダプタに関するビデオ規格です。 system.ini ファイル ― Windows OS 用の起動ファ イル。Windows を起動すると、system.ini ファイ ルが参照されて、Windows 動作環境の各種オプショ ンが設定されます。system.
ガーディング ― 複数の物理ディスクを一組にして データを格納し、さらにもう 1 台のディスクにパリ ティデータを格納するデータ冗長化の手法です。 「ミラーリング」、「ストライピング」、「RAID」 も参照してください。 キーの組み合わせ ― 複数のキーを同時に押す必要があ るコマンド。たとえば、 のキーの組 み合わせを押すとコンピュータを再起動できます。 キャッシュ ― データを高速検索できるように、デー タまたは命令のコピーを保持するための高速記憶領域。 プログラムが物理ディスクにあるデータを要求すると、 ディスクキャッシュユーティリティによって、物理 ディスクよりも高速な RAM 内のキャッシュ領域にコ ピーされた同じデータが読み取られます。 グラフィックモード ― x 水平画素数、y 垂直画素数お よび z 色数で表されるビデオモードです。 グループ ― DMI 関連では、グループは管理可能なコ ンポーネントについての共通の情報または属性を定義 するデータ構造です。 コプロセッサ ― コンピュータのプロセッサを特定の 処理タスクから解放するためのチップ。たとえば、 数値
セットアップユーティリティ ― コンピュータのハー ドウェア構成やパスワード保護などの機能を設定して、 システムの動作をカスタマイズするための BIOS プロ グラム。セットアップユーティリティは NVRAM に 保存されるため、設定は再度変更しない限り有効に維 持されます。 ターミネータ ― 一部のデバイス（SCSI ケーブルの終 端に接続されるデバイスなど）では、ケーブル内信号 反射や不正信号を防止するための終端処理が必要です。 このようなデバイスを連結する場合は、ジャンパまた はスイッチを変更するか、デバイスの設定ソフトウェ アで設定を変更して、ターミネータを有効または無効 にする必要があります。 ディレクトリ ― ディレクトリを使用すると、関連性 のあるファイルをディスク上で「逆ツリー」の階層構 造に編成することができます。各ディスクには 1 つ の「ルート」ディレクトリがあります。ルートディレ クトリから分岐する下位のディレクトリは「サブディ レクトリ」といいます。サブディレクトリの下には、 さらに別のディレクトリが枝状につながっていること もあります。 デバイスドライバ ― OS やプログラムが周
ピクセル ― ビデオ画面上の単一の点。画像は、ピク セルを縦横に配置することで作成されます。ビデオの 解像度（640 x 480 など）は、上下左右に並ぶピクセ ルの数で表します。 フォーマット ― ファイルを格納できるように、物理 ディスクやディスケットを設定すること。無条件で フォーマットを行うと、ディスクに格納された全デー タが消去されます。 フラッシュメモリ ― コンピュータに取り付けたまま、 ディスケット内のユーティリティを使用して再プログ ラミングできる EEPROM チップ。一般の EEPROM チップは、特別なプログラミング用の装置を使用しな ければ書き換えはできません。 ブレード ― プロセッサ、メモリ、物理ディスクを組 み込んだモジュール。このモジュールは、電源ユニッ トとファンを搭載したシャーシに取り付けます。 プロセッサ ― 演算機能と論理機能の解釈と実行を制 御するコンピュータ内部の主要な演算チップ。通常、 特定のプロセッサ用に書かれたソフトウェアを別のプ ロセッサ上で実行するには、ソフトウェアの改訂が必 要です。「CPU」はプロセッサの同義語です。 プロセッサ内部キャッシュ ― プ
拡張カード ― NIC や SCSI アダプタなどの、システム基 板上の拡張カードコネクタに差し込むアドインカード。 拡張カードは、拡張バスと周辺機器間のインタフェース として、システムに特別な機能を追加します。 拡張カードコネクタ ― 拡張カードを差し込むシステ ム基板またはライザーボード上のコネクタ。 拡張バス ― お使いのシステムには、プロセッサが ネットワークカードなどの周辺機器のコントローラと 通信できるようにするための拡張バスがあります。 起動ルーチン ― システム起動時に、すべてのメモリ のクリア、デバイスの初期化、および OS のロードを 行うプログラム。OS が正常に応答する場合は、 を押して再起動できます。これを 「ウォームブート」といいます。ウォームブートでき ない場合は、リセットボタンを押すか、システムの電 源をいったん切ってから入れ直して再起動します。 起動用ディスケット ― 物理ディスクから起動できな い場合に、OS の起動に使用します。 周囲温度 ― システムが置かれている場所や部屋の 温度。 周辺機器 ― コンピュータに接続される内蔵装置また
用語集
索引 E お さ ECC エラー , 83 温度限界値 , 18, 59 サポート デルへのお問い合わせ , 88 M か MD Storage Manager, 8 外部接続 トラブルシュー ティング , 78 R RAID コントローラモジ ュールインジケータ , 83 状態 , 84 取り付け / 取り外し , 57, 66 フェイルオーバーモー ド , 58 仮想ディスク 移行 , 46 初期化 , 42 説明 , 35 リカバリ , 53 け し システムが損傷した場合 トラブルシューティン グ , 79 システム冷却 トラブルシューテ ィング , 80 冗長性 コンシステンシーチェッ ク , 43 す 安全について , 77 ケーブル接続 エンクロージャ , 22-29 ホスト , 55-56 え こ エンクロージャ 機能 , 7 無効 , 83 コンシステンシーチェッ ク , 43 ストレージ管理ソフトウェア 「MD Storage Manager」 を参照 あ エンクロージャ管理 モジュール , 14 ストレージ管理ステ ーション , 8 コン
索引 せ は め セグメントサイズの移行 , 44 ハードコントローラ エラー , 83 メディアの検証 , 43 前面パネルインジケータ LED インジケータ , 12 前面ベゼル インジケータ , 10 取り外しと取り付け , 61 ひ 必要な工具とツール , 61 て ふ ディスクグループ 説明 , 35 デフラグ , 45 ファームウェア , 59 デル 問い合わせ , 88 デルへのお問い合わせ , 88 電源ユニット インジケータ , 20 機能 , 19 トラブルシューテ ィング , 79 取り付け / 取り外し , 69 電話番号 , 88 物理ディスク コンシステンシーチェッ ク , 43 説明 , 35 トラブルシューティン グ , 81 取り付け , 64 取り外し , 63 モード、ステータス , 36 ほ 保証 , 9 ホストバスアダプタ , 55 と トラブルシューティング , 77 外部接続 , 78 起動ルーチン , 77 システムが損傷 した場合 , 79 システムが濡れた場合 , 78 システム冷却 , 80 電源ユニット , 79
