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ストレージアレイについて 13
ストレージアレイについて
本章では、
MD Storage Manager
からストレージアレイを管理するための
基本
的な手順について説明します。この手順には、アレイの追加と削除、初期設定、
ア
レイに対するパスワードの設定、警告通知の設定などが含まれます。
ストレージアレイの計画については、『
インストールガイド
』を
参照してください。
次に、本章で使用する用語について簡単に説明します。
•
物理ディスク
—
データを格納するための非揮発性ランダムアクセス可能デ
バイス。
•
ホスト
—
ストレージアレイにアクセスし、仮想ディスクにマップされる
システム。
•
ホストグループ
—
論理的に関連付けられ、同じ仮想ディスクへのアクセスを
共有する複数のホスト。
•
ホストエージェントソフトウェア
—
帯域内管理とトポロジ検出を行うホスト
上のソフトウェア。
•
論理ユニット番号(
LUN
)
—
ストレージアレイ内の各仮想ディスクを識別
するアドレス。
•
イベントモニタ
—
有効になっていれば、管理ストレージアレイ上のアク
ティビティを監視し、重要な問題が発生するとホストまたはリモートシス
テムにこれを通知する機能。
•SNMP
警告
—
イベントモニタから
SNMP
対応ホストに送信される警告
SNMP
トラップ)。
アクセス仮想ディスク
MD
ストレージアレイ内の
RAID
コントローラは、それぞれ
1
つのアクセス仮想
ディスクを保持します。ホストエージェントソフトウェアは、アクセス仮想ディ
スクを使用して、帯域内管理ストレージアレイ内のストレージ管理ステーション
と
RAID
コントローラモジュール間で管理要求とイベント情報をやり取りします。
アクセス仮想ディスクは、データの保管には使用できません。デフォルトの
LUN
は
31
です。
注意 :
アクセス仮想ディスクを削除したり変更したりすると、その結果、管理アクセス
ができなくなることがあります。帯域内管理ストレージアレイからアクセス仮想
ディスクマッピングを削除すると、
MD Storage Manager
はそのストレージアレイ
にアクセスできなくなります。アクセス仮想ディスクは、OS または MD Storage
Manager
のどちらからも変更しないでください。