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ディスクグループと仮想ディスク 59
メディアスキャンにより検出されるエラーは次のとおりです。
•
回復されなかったメディアエラー
—
最初の試みで、またはそれ以降の再試
行においても、データを読み込めませんでした。冗長保護を行っている仮想
ディスクの場合には、データは再構築され、物理ディスクに書き込まれ
検証
されます。そして、エラーはイベントログに記録されます。冗長性保護が
設定
されてない仮想ディスク(
RAID 1
、
RAID 5
、および
RAID 6
仮想ディス
ク)については、エラーは修正されませんが、イベントログに報告されます。
•
回復されたメディアエラー
—
最初の試みによって物理ディスクはデータを
読み込めませんでしたが、それ以降の再試行によって読み込むことができ
ました。データは物理ディスクに書き込まれて検証され、エラーはイベント
ログに記録されます。
•
冗長性不一致エラー
—
仮想ディスク上で検出された最初の
10
個の冗長性
不一致がイベントログに記録されます。
•
修正できなかったエラー
—
データを読み取ることができず、パリティまたは
冗長性情報によってデータを再生成することもできませんでした。たとえば、
冗長性情報を使用して、機能が低下した仮想ディスク上にデータを再構築で
きませんでした。エラーはイベントログに記録されます。
メディアスキャンの設定の変更
1
ツール
タブをクリックし、次に
メディアスキャンの設定の変更
をクリック
します。
2
スキャン期間(日数
)ボックスに、メディアスキャンを
完了する日数を指定
します。
メモ : メディアスキャンを頻繁に実行すると、他の操作のパフォーマンスに
影響が出る可能性があります。ストレージアレイ上で求められるパフォー
マンスに基づいて、スキャン日数を調整してください。
3
スキャンする仮想ディスクを選択
ボックスで、メディアスキャンに含める
仮想ディスクをクリックします。
メモ : 複数の仮想ディスクをスキャンする場合には、<Ctrl> を押しながら
仮想ディスクをクリックしていきます。すべての仮想ディスクをスキャンする
場合には、すべて選択 をクリックします。
4
選択した仮想ディスクのスキャン
チェックボックスをオンにしてスキャン
を有効にし、次に
コンシステンシーチェックあり
または
コンシステンシー
チェックなし
のいずれかをオンにします。
コンシステンシーチェックを行うと、メディアスキャン中にパリティデータ
がチェックされます。
5
OK
をクリックして、メディアスキャン設定を更新します。