Users Guide
スナップショット仮想ディスク 61
プレミアム機能 — スナップ
ショット仮想ディスク
メモ :
この機能を注文している場合、
Dell PowerVault MD
ストレージアレイと同じ
箱にプレミアム機能アクティブ化カードが
入っています。このカードに記載されて
いる指示に従って、キーファイルを取得し、
この機能を有効にしてください。
メモ : 基本的なスナップショット機能では、最大 4 つのスナップショットが同時に
存在可能です。拡張スナップショットプレミアム機能を注文された場合は、最大
8
つ
のスナップショットが同時に存在可能です。
スナップショット仮想ディスクとは、ストレージアレイ内の仮想ディスクのポ
イントインタイムイメージです。これは、元のデータのコピーを含む実際の仮想
ディスクではなく、特定の時刻に仮想ディスクに含まれていたデータの参照です。
スナップショット仮想ディスクは、物理コピーに相当する論理的なエンティティ
になりますが、
物理コピーより使用するディスク容量が少ないので、はるかに高
速に作成することができます。
スナップショットのベースになる仮想ディスクは「ソース仮想ディスク」と呼ば
れ、ストレージアレイ内の標準仮想ディスクである必要があります。通常、
スッ
プショットを作成するのは、ソース仮想ディスクがオンラインでユーザーが
アクセ
スできる状態のまま、アプリケーション(バックアップアプリケーションなど)
がスナップショットにアクセスしてデータの読み取りができるようにすることが
目的です。
メモ : スナップショット仮想ディスクの作成中は、ソース仮想ディスクへの I/O
要求はすべて禁止されます。
スナップショット仮想ディスクが作成されると、メタデータとコピーオンライト
データが格納されるスナップショットリポジトリ仮想ディスクも作成されます。
スナップショットリポジトリ仮想ディスクに格納されるデータは、スナップョッ
ト仮想ディスクが作成されてから変更されたデータのみです。
スナップショットリポジトリ仮想ディスクが作成された後、ソース仮想ディスクへ
の書き込みが再開されます。ただし、ソース仮想ディスク上のデータブロックが
変更される前に、その変更されるブロックの内容がスナップショットリポジトリ
仮想ディスクにコピーされます。スナップショットリポジトリ仮想ディスクには、
これらのデータブロック内の元のデータがコピーされているので、以降のこれらの
データブロックへの変更は、ソース仮想ディスクにのみ書き込まれます。スナップ
ショットリポジトリ仮想ディスクには、スナップショットが撮られた時点以降に
変更されたデータブロックのみが格納されることから、スナップショットリポジ
トリが使用するディスクスペースは完全物理コピーより少なくなります。