Users Guide
仮想ディスクコピー 79
仮想ディスクの読み書き許可
仮想ディスクのコピー操作が完了すると、ターゲット仮想ディスクは自動的に
ホス
トに対して読み取り専用になります。仮想ディスクのコピー操作のステータス
が保
留中または実行中である間、またはコピーが完了する前に操作に失敗した場合、
ターゲット仮想ディスクは読み書き要求を拒否します。次の理由により、ター
ゲット仮想ディスク上のデータを保持したい場合には、ターゲット仮想ディスク
は
読み取り専用
のままにしておきます。
•
バックアップ目的でターゲット仮想ディスクを使用する場合
•
スナップショット仮想ディスクが無効になった、または障害が発生した場合
に、ターゲット仮想ディスク上のデータをソース仮想ディスクにコピーバッ
クできるようにしたい場合
仮想ディスクのコピーが完了した後、ターゲット仮想ディスク上のデータを保持
する必要がない場合には、ターゲット仮想ディスクの書き込み保護設定を
読み取
り
/
書き込み
に変更してください。
ターゲット仮想ディスクの読み書き許可を設定するには、次の手順を実行します。
1
変更
タブをクリックし、次に
仮想ディスクのコピーの管理
をクリックし
ます。
2
一覧から
1
つまたは複数のコピーペアを選択し、一覧の右側の
許可
をク
リックします。
ターゲット仮想ディスクの許可の設定
ダイアログボックス
が表示されます。
3
ターゲット仮想ディスクの許可の設定
ダイアログボックスで
読み取り専用
か
読み取り
/
書き込み
を選択します。
4
ダイアログボックスの
O
K
をクリックします。
読み取り専用
を選択すると、ターゲット仮想ディスクへの書き
込み要求は拒否さ
れます。
読み取り
/
書き込み
を選択すると、仮想ディスク
コピーが完了した後、ホ
ストはターゲット仮想ディスクに読み書きできるようになります。
仮想ディスクのコピーに関する制限事項
仮想ディスクのコピーを実行する前に、本項で説明する制限事項について理解し、
準拠するようにしてください。これらの制限事項は、ソース仮想ディスク、ター
ゲット仮想ディスク、およびストレージアレイに関係するものです。
•
仮想ディスクコピーのステータスが
実行中、保留中、または失敗の場合、
ソース仮想ディスクは読み取り
I/O
処理にのみ対応できます。仮想ディスク
のコピーが完了した後、ソース仮想ディスクは読み書き
I/O
処理に対応でき
るようになります。
•1
つの仮想ディスクをターゲット仮想ディスクとして選択できるのは、一度
に
1
つの仮想ディスクコピーに対してのみです。