Dell™ PowerVault™ MD3000i RAID エンクロージャ ハードウェア オーナーズマニュアル w w w. d e l l . c o m | s u p p o r t . d e l l .
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説 明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、 その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性が あることを示しています。 ____________________ 本書の内容は予告なく変更されることがあります。 © 2007 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられてい ます。 本書に使用されている商標:Dell、DELL ロゴ、PowerEdge、および PowerVault は Dell Inc.
目次 1 システムについて 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . エンクロージャの機能 . . . Modular Disk Storage Manager その他の情報 . . . . . . . . . . . 9 . . . . . . . . . . 10 11 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12 接続コンポーネント . . . . . . . . . . . . . . . . . エンクロージャの接続について ハードウェアの機能 13 . . . . . . . . . . . 13 . . . . . . . . . . . . . . . . . 14 エンクロージャベゼルのインジケータ . . 前面パネルインジケータおよびその機能 背面パネルインジケータおよびその機能 RAID コントローラモジュール . . . . . . .
サポートされている RAID レベル RAID 0 . . . . . . . . . . . . . RAID 1 . . . . . . . . . . . . . RAID 5 . . . . . . . . . . . . . RAID 10 . . . . . . . . . . . . . RAID レベルの使い方 . セグメントサイズ . . ホットスペアとリビルド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36 36 . . . . . . . . . . . . . . . 37 グローバルホットスペア ホットスペアの動作 . . . リビルド . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ハードウェアの冗長性とフェイルオーバー . . . . 冗長性と非冗長性 . . . . . . . . . . . . . マルチパスソフトウェア . . . . . . . . . RAID コントローラモジュールの交換 または取り外しのタイミング . . . . . . RAID コントローラのフェイルオーバー モード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 温度感知シャットダウン 55 56 . . . 57 . . . 58 . . . . . . . . . . . . . . . 59 . . . . . . RAID コントローラモジュールのファー ムウェア . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 物理ディスクのファームウェア . . . . . 拡張エンクロージャのファームウェア . ベストプラクティスと推奨事項 . . . 59 . . . 60 61 61 . . . . . . . . . . . 61 エンクロージャコンポーネント の取り付け . . . . . . . .
電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り 外しと取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . 電源ユニット / 冷却ファンモジュー ルの取り外し . . . . . . . . . . . . . 電源ユニット / 冷却ファンモジュー ルの取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . 73 . . . . . . 73 . . . . . . 75 コントロールパネルの取り外しと取り付け コントロールパネルの取り外し コントロールパネルの取り付け . . . . 75 . . . . . . . . 75 77 . . . . . . . . ミッドプレーンの取り外しと取り付け 4 . . . . . . . エンクロージャのトラブルシュー ティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 81 . . . . . . . . . . . . . . . . 81 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ハードコントローラの障害とロックダウ ンの条件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89 89 90 90 90 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91 無効なエンクロージャ ECC エラー . . . . . . . PCI エラー . . . . . . . . 重大な状態 . . . . . . . 重要度の低い状態 . . . 5 困ったときは . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . テクニカルサポートの利用法 . . . . . . . . . . . . テクニカルサポートとカスタマー サービス . . . . . . . . . . . . . . . . オンラインサービス . . . . . . . . .
目次
システムについて Dell™ PowerVault™ MD3000i は、3 ユニット(3U)ラック取り付け型 の外付け RAID ストレージアレイで、3.
エンクロージャの機能 MD3000i には以下の機能が備わっています。 • Microsoft Windows® または Linux ホストサーバーを 16 台ま でサポート • ラック取り付け用の 3 ユニット(3 U)シャーシ • サポートされている次の 2 種類の構成の RAID コントローラモ ジュール – シングルコントローラ構成 – 高可用性を目的とするデュアルコントローラ構成 • ホットプラグ対応冗長電源ユニット / ファンモジュール 2 台 • 各 RAID コントローラモジュールに 512 MB のミラーキャッシュ • 各 RAID コントローラモジュール内に 72 時間までキャッシュデータ の損失を防ぐバッテリーバックアップユニット • 3.
• オプションの仮想ディスクコピー(プレミアム機能)、各アレイにつ き 255 までの仮想ディスクコピー • 物理ディスクや RAID コントローラモジュールに障害の発生が予測 される場合など、重大な問題の発生を継続的にチェックするバック グラウンドイベント監視 • 障害が発生したり、オフラインになったり、取り外されたりした RAID コントローラモジュールから(または障害の発生した iSCSI 接 続から)代替 RAID コントローラモジュールに I/O 処理を自動的に迂 回させる冗長構成を構築するホストベースのマルチパスフェイル オーバーソフトウェア。この機能により、ホストサーバーとスト レージアレイの間のデータ経路が維持されます。 Modular Disk Storage Manager Modular Disk(MD)Storage Manager ソフトウェアは、複雑なインス トール、設定、管理、および診断のタスクを簡単にするために設計された ウィザード形式のツールとタスクベースの管理構造を持つグラフィックイ ンタフェースです。MD Storage Manager は、複数のストレージア
その他の情報 警告:『製品情報ガイド』には、安全および認可機関に関する情報が記 載されています。保証情報については、 『サービス & サポートのご案内』 を参照してください。 • エンクロージャをラックに取り付ける方法については、ラックに付 属の『ラック取り付けガイド』に説明があります。 • 『はじめに』では、エンクロージャの機能、エンクロージャのセット アップ、および技術仕様の概要を説明しています。 • 『Setting Up Your PowerVault MD3000i』(PowerVault MD3000i の セットアップ)では、ストレージアレイのセットアップとケーブル 接続の概要を説明しています。 • 『PowerVault MD3000i Installation Guide』(PowerVault MD3000i 取り付けガイド)では、ソフトウェアとハードウェアの両方に関す るインストールと設置、および設定の手順を説明しています。 • 『PowerVault MD Storage Manager CLI Guide』 (PowerVault MD Storage Manager CLI ガ
接続コンポーネント RAID エンクロージャを接続する前に、以下が利用可能であることを確認 します。 • RAID エンクロージャに付属の次のコンポーネント – 電源ケーブル(2) – 『MD3000i Resource CD』 – 『Setting Up Your PowerVault MD3000i』 (PowerVault MD3000i のセットアップ) – • レールキット 以下をはじめとする関連マニュアル – 『はじめに』 – 『ラック取り付けガイド』または『ラックの取り付け手順』 – 『製品情報ガイド』(安全、認可機関、および保証に関する情報) – • readme ファイル #2 プラスドライバ エンクロージャの接続について RAID エンクロージャは、2 台の RAID コントローラモジュールを経由し てホストに接続します。RAID コントローラモジュールは、RAID コント ローラモジュール 0 および RAID コントローラモジュール 1 として識別さ れます(図 1-4 を参照)。 各 RAID コントローラモジュールには 2 個の iSCSI 入力ポートコネクタが
ハードウェアの機能 本項の以下の部分では、RAID エンクロージャで利用できる次のハード ウェア機能について説明します。 • エンクロージャベゼルのインジケータ • 前面パネルと背面パネルのインジケータと機能 • 冗長電源ユニット / 冷却ファンモジュール エンクロージャベゼルのインジケータ 不正な開閉を抑止するために、エンクロージャの前面にオプションのロッ クベゼルを取り付けることができます。ベゼルのインジケータおよびコン ポーネントを 図 1-1 に示します。表 1-1 には、ベゼルのライトが示す状 態を説明します。ベゼルの取り付けと取り外しの詳細については、 64 ページの「前面ベゼルの取り外しと取り付け」を参照してください。 図 1-1 前面ベゼルの LED 1 2 3 14 システムについて
表 1-1 前面ベゼルインジケータ 項目 LED インジケータ 1 スプリットモード (緑色) 2 電源(緑色) 3 エンクロージ ャステータス (青色 / 黄色) LED ア イコン 状態 このモードはこのシステムでは使用され ないため、 常に消灯しています。 メモ:エンクロージャの電源を入れる前 にエンクロージャの前面パネルにあるエ ンクロージャモードスイッチがスプリッ トモードの位置になっていると、この LED が点灯します。 点灯している場合は、 少なくとも 1 台の 電源ユニットがエンクロージャに電力を 供給しています。 黄色の点灯:電源がオンで、エンクロー ジャはリセット状態です。 青色の点灯:電源がオンで、エンクロー ジャは正常な状態です。 青色の点滅:MD Storage Manager に よってエンクロージャ LED が点滅して います。 黄色の点滅:エンクロージャに障害が発 生しています。 システムについて 15
前面パネルインジケータおよびその機能 エンクロージャの前面パネル上の LED インジケータおよびコンポー ネントを 図 1-2 に示します(オプションのロックベゼルは図外)。 表 1-2 には、それぞれが意味する状態と機能を一覧表示します。 図 1-2 前面パネルの機能 1 2 3 4 5 16 1 エンクロージャス テータス LED 2 電源 LED 4 エンクロージャ モードスイッチ 5 物理ディスク(15) システムについて 3 スプリットモード LED (使用されません)
表 1-2 前面パネルのコンポーネント コンポーネント エンクロージャステー タス LED (青 / 黄色) アイコン 状態 黄色の点灯:電源がオンで、 エンクロージャ はリセット状態です。 青色の点灯:電源がオンで、 エンクロージャ は正常な状態です。 青色の点滅:MD Storage Manager によっ てエンクロージャ LED が点滅しています。 黄色の点滅:エンクロージャに障害が発生 しています。 電源 LED (緑色) 点灯している場合は、 少なくとも 1 台の電 源ユニットがエンクロージャに電力を供給 しています。 スプリットモード LED(緑色) このモードはこのシステムでは使用されな いため、常に消灯しています。 メモ:エンクロージャの電源を入れる前に エンクロージャの前面パネルにあるエンク ロージャモードスイッチがスプリットモード の位置になっていると、この LED が点灯し ます。 エンクロージャ モードスイッチ このスイッチの機能は MD3000i には該当 しません。ただし、 システムに MD1000 拡張 エンクロージャがデイジーチェーン接続で 追加されている場合は
物理ディスクキャリア LED インジケータ エンクロージャ内の各物理ディスクキャリアには、アクティビティ LED (緑色)と 2 色(緑色 / 黄色)のステータス LED という 2 種類の LED があ ります(図 1-3 を参照)。アクティビティ LED は物理ディスクへのアクセ ス中に点滅します。ステータス LED の点滅パターンの一覧を 表 1-3 に示 します。 図 1-3 物理ディスクキャリア LED インジケータ 1 1 2 アクティビティ LED 2 ステータス LED 表 1-3 物理ディスクキャリアステータス LED ステータス LED 説明 消灯 ホストサーバーがまだ物理ディスクを認識して いない、または取り付けられているディスクは サポートされていない 緑色の点灯 物理ディスクがオンライン 緑色の点滅(250 ミリ秒 [ms]) 物理ディスクを識別中 緑色の点滅 400 ms オン 100 ms オフ 物理ディスクのリビルド中 黄色の点滅(125 ms) 物理ディスクに障害が発生 18 システムについて
表 1-3 物理ディスクキャリアステータス LED (続き) ステータス LED 説明 緑色、黄色に点滅し、消灯 物理ディスクの障害を予測(SMART) 3 秒間緑色、3 秒間黄色、 3 秒間消灯 物理ディスクのリビルドが中断 背面パネルインジケータおよびその機能 エンクロージャの背面パネルの機能を 図 1-4 に示します。図は、デュア ル RAID コントローラと 2 台の電源ユニット / 冷却ファンモジュールを備 えたフル搭載のエンクロージャです。ただし、シングル RAID コントロー ラモジュールがサポートされており、電源ユニット / 冷却ファンモジュー ルが 1 台だけでもエンクロージャは一時的には稼動できます。詳細につ いては、27 ページの「電源ユニットと冷却ファンの機能」を参照してく ださい。 図 1-4 背面パネルのコンポーネント 1 2 3 1 RAID コントロー ラモジュール 0 2 RAID コントロー ラモジュール 1 3 電源ユニット / 冷却フ ァンモジュール(2) システムについて 19
RAID コントローラモジュール RAID コントローラモジュールにより、高パフォーマンス、高度な仮想 ディスク構成、フォールトトレラントなディスクサブシステムの管理が実 現します。各 RAID コントローラモジュールには 512 MB のキャッシュが あります。このキャッシュは他方のコントローラのキャッシュでミラーさ れて可用性が高められ、72 時間までバッテリーで保護されます。 各 RAID コントローラモジュールにより、お使いのエンクロージャに以下 のデータパスおよびエンクロージャ管理機能が提供されます。 • エンクロージャの環境要素の監視と制御(温度、ファン、電源ユ ニット、およびエンクロージャの LED) • 物理ディスクへのアクセス制御 • エンクロージャの属性と状態をホストサーバーに通信 各 RAID コントローラモジュールには、ホストアクセス用のデュアル iSCSI 入力ポートが備わっています。2 個の iSCSI ポートによりホストへの 接続が冗長化され、高可用性ストレージ環境が実現しています。シングル コントローラとデュアルコントローラどちらのモードでも、必要とされる 冗長性に
RAID コントローラモジュールのコネクタと機能 図 1-5 は、RAID コントローラモジュール 1 台の構成をエンクロージャの 背面から見た図です。図中の RAID コントローラモジュールのコネクタと コンポーネントは、以下のとおりです。 • iSCSI 入力ポートコネクタ 2 個 • 管理ポートイーサネットコネクタ メモ:RAID コントローラモジュールのネットワーク構成は、DHCP サーバーを使用して割り当てることができます(デフォルト設定)。 DHCP サーバーが使用できない場合(タイムアウトは 10 秒)、RAID コ ントローラモジュールは、コントローラ 0 には 192.168.128.101、 コントローラ 1 には 192.168.128.
表 1-4 RAID コントローラモジュールのコンポーネントの機能 項目 コンポーネント 1 アイコン iSCSI 入力ポート 0 リンクスピード / アクティビティス テータス LED 機能 緑色:リンクは 1000 Mbps で動作して います。 黄色:リンクは 100 Mbps で動作してい ます。 消灯:iSCSI 接続がアクティブになってい ません。 2 iSCSI 入力ポート 0 In-0 ホストとコントローラの間の iSCSI 接続 を提供します。LED が点滅していない場 合は、リンクにアクティビティがありま せん。LED が点滅している場合は、リン クにアクティビティがあります。 3 iSCSI 入力ポート 0 リンク二重モード 緑色:全二重モード。 iSCSI 入力ポート 1 リンクスピード / アクティビティス テータス LED 緑色:リンクは 1000 Mbps で動作して います。 4 消灯:半二重モード。 メモ:半二重モードは、リンクスピード が 100Mbps の場合にのみサポートされ ます。 黄色:リンクは 100 Mbps で動作してい ます。 消
表 1-4 RAID コントローラモジュールのコンポーネントの機能 (続き) 項目 コンポーネント アイコン 機能 7 iSCSI 入力ポート 1 In-1 ホストとコントローラの間の iSCSI 接続 を提供します。 LED が点滅していない場 合は、リンクにアクティビティがありま せん。LED が点滅している場合は、 リン クにアクティビティがあります。 8 iSCSI 入力ポート 1 リンク二重モード 緑色:全二重モード。 9 コントローラ障害 LED(黄色) 消灯:半二重モード。 メモ:半二重モードは、リンクスピード が 100Mbps の場合にのみサポートされ ます。 黄色:コントローラ障害が検出され ました。 消灯:コントローラは正常に動作してい ます。 10 コントローラ電源 LED(緑色) 緑色:コントローラに電源が入ってい ます。 消灯:コントローラに電源が入っていま せん。 11 イーサネットリン ク LED (緑色) 緑色:イーサネット接続がアクティブ です。 消灯:イーサネット接続がアクティブに なっていません。 12 管理ポートイーサ ネットコネ
表 1-4 RAID コントローラモジュールのコンポーネントの機能 (続き) 項目 コンポーネント 15 アイコン SAS リンク障害 LED 機能 黄色:1 ~ 3 個のリンクが接続されてい ます。 緑色:4 個のリンクすべてが接続されて います。 消灯:すべてのリンクがダウンしてい ます。 16 SAS 出力ポート Out ダウンチェーン拡張エンクロージャへ のケーブル接続を可能にする SAS 接続 を提供。 RAID コントローラモジュールは、内部(背面)パネル上の 2 個のミッド プレーンコネクタでエンクロージャミッドプレーンに接続します。 RAID コントローラモジュールは、図 1-6 に示されています。 図 1-6 RAID コントローラモジュール 1 2 1 24 バッテリーカバー システムについて 2 ミッドプレーンコネクタ(2)
バッテリーバックアップユニット 各 RAID コントローラには、停電が発生した場合にコントローラのキャッ シュメモリに最長 72 時間まで電力を供給し、キャッシュの内容を保持す る 3 セルのリチウムイオンバッテリーバックアップユニット(BBU)が装 備されています。バッテリーが指定範囲内で動作していない場合、または バッテリーがない場合、起動時に RAID コントローラファームウェアが BBU のテストを行い、バッテリー障害 LED が点灯します。テストの結果 必要と判断されると、バッテリーの充電が自動的に始まります。バッテ リー障害 LED の説明については、表 1-4 を参照してください。BBU の取 り外しと取り付けの詳細については、71 ページの「RAID コントローラモ ジュールのバックアップバッテリーユニットの取り外しと取り付け」を参 照してください。 メモ:仮想ディスクの場合、RAID コントローラファームウェアは、バッ テリーの状態に応じてデータキャッシュの設定を変更します。バッテリー がないか、または充電容量が不足している場合、コントローラはキュッ シュをフラッシュし、すべての仮想ディス
温度限界値は、シャットダウンを行う温度の決定に使われます。これらの 限界値はデフォルト設定で、変更できません。バックプレーンの温度セン サーが公称エラー限界値(Nominal Failure Threshold)を超える温度を 検出すると、重大イベントがセットされます。最大エラー限界値 (Maximum Failure Threshold)に達すると、3 分以内にエンクロージャ の電源ユニットがシャットダウンします。3 番目の限界値であるシャット ダウン限界値(Shutdown Threshold)に達すると、5 秒以内にエンク ロージャの電源ユニットがシャットダウンします。 キャッシュの機能と特徴 キャッシュミラーリング キャッシュミラーリング機能により、受け入れられたホスト書き込みデー タがプライマリコントローラからパートナーコントローラにコピーされ ます。この操作により、正常に完了したというステータスがホストに返さ れる前に、ホスト書き込みデータがパートナーコントローラに安全にミ ラーされることが保証されます。コントローラに障害が発生すると、 正常なコントローラがすべてのミラーデータを安全に保持しま
電源ユニットと冷却ファンの機能 お使いの RAID エンクロージャは、2 台の内蔵、ホットプラグ対応電源ユ ニット / 冷却ファンモジュールをサポートします。冷却を確実に行う には、両方のモジュールを取り付ける必要があります。各モジュール には、2 台の別々の冷却ファンが搭載されています。エンクロージャの過 熱を防ぐには、冷却ファンの少なくとも 3 台が動作している必要があり ます。 警告:電源ユニット / 冷却ファンモジュールは、電源が入っているエンク ロージャから 5 分間以内なら取り外すことができます。5 分を超えると、 エンクロージャは本体やコンポーネントの損傷を防ぐために自動的に シャットダウンする場合があります。 電源ユニット / 冷却ファンモジュールは、エンクロージャの電源を切ら ずに交換できます。モジュールの取り外しと取り付けの詳細については、 73 ページの「電源ユニット / 冷却ファンモジュールの取り外しと取り付け」 を参照してください。 電源ユニット / 冷却ファンモジュールの機能と LED インジケータを 図 1-7 に示します。表 1-5 には、LED インジケータの説明の一覧を示
図 1-7 電源ユニットおよび冷却ファンモジュールの LED の機能およびインジケータ 1 2 3 4 5 6 1 DC 電源 LED 2 電源ユニット / 冷却フ ァン障害 LED 3 AC 電源 LED 4 冷却ファン(2) 5 On/Off スイッチ 6 AC 電源コネクタ 表 1-5 電源ユニット / 冷却ファンモジュールの LED インジケータ タイプ 色 DC 電源 緑色 アイコン 機能 点灯:DC 出力電圧は仕様の範囲内です。 消灯:電力も電圧も仕様の範囲を外れてい ません。 電源ユニッ ト / 冷却ファ ンの障害 黄色 点灯:DC 出力電圧が仕様の範囲を外れて いるか、またはファンの 1 台もしくは両方 に障害が発生しています。 消灯:障害はありません。 AC 電源 緑色 点灯:AC 入力電圧は仕様の範囲内です。 消灯:電力も電圧も仕様の範囲を外れてい ません。 28 システムについて
RAID エンクロージャの使い方 本項で説明する内容は以下のとおりです。 • 物理ディスク、仮想ディスク、およびディスクグループを含む RAID ソリューションの基本的な概念 • MD Storage Manager によってサポートされている RAID のレベル • ホットスペアの動作とリビルド • メディアのエラーと読み取り不能セクター • RAID の操作と機能 • RAID の拡張機能 • ハードウェアの冗長性とフェイルオーバー(ケーブル接続を含む) • エンクロージャファームウェアのアップデート • 推奨されるベストプラクティス 物理ディスク、仮想ディスク、 およびディスクグループ お使いの RAID アレイ内の物理ディスクは、データを格納する物理的なス トレージ容量を提供します。ストレージアレイへのデータの書き込みを開 始する前に、物理的なストレージ容量を設定して、「ディスクグループ」 および「仮想ディスク」と呼ばれる論理コンポーネントを作成する必要が あります。 ディスクグループとは物理ディスクのセットのことで、これに基づいて複 数の仮想ディスクが作成されます
データの分類計画に従ってセットアップします。たとえば、1 つの仮想 ディスクを在庫管理に、2 つ目を財務・税務情報に、3 つ目を顧客情報に というような分類です。 ディスクグループ内のすべての仮想ディスクは、同一の RAID レベルをサ ポートします。RAID エンクロージャは、ホストサーバーに割り当てるこ とのできる仮想ディスクを 256 までサポートします(各仮想ディスクの 最小サイズは 10 MB)。各仮想ディスクには LUN(論理ユニット番号) が割り当てられており、各 LUN がホストの OS によって認識されます。 物理ディスク ストレージアレイでは、デルがサポートする 3.
表 2-1 RAID コントローラの物理ディスクの状態 (続き) ステータス モード 説明 物理ディスクステータ ス LED の表示 最適 Hot Spare Standby (ホットスペ アスタンバイ) 最適 Hot Spare In Use 表示されているス 緑色の点灯 (ホットスペアが ロット内の物理ディ スクは、 ディスクグ 使用中) ループ内のホットス ペアとして使用され ています。 エラー 交換済み Assigned, Unassigned, Hot Spare In Use, or Hot Spare Standby (割り当 て済み、未割り当 て、使用中のホッ トスペア、または スタンバイの ホットスペア) 表示されているス 緑色の点灯 ロット内の物理ディ スクは、 ホットスペ アとして設定されて います。 回復不能なエラー、 黄色の点滅(125 ms) ドライブのタイプま たはサイズの不適 合、または動作状態 が不良に設定されて いることが原因で、 表示されているス ロット内の物理ディ スクにエラーが生じ ています。 Assigned 表示されているス 緑色の点滅(
表 2-1 RAID コントローラの物理ディスクの状態 (続き) ステータス モード ペンディング Assigned, Unassigned, エラー Hot Spare In Use, or Hot Spare Standby (割り当 て済み、未割り当 て、 使用中のホッ トスペア、 または スタンバイの ホットスペア) (なし) (なし) 説明 物理ディスクステータ ス LED の表示 表示されているス 緑色、黄色に点滅し、 ロット内の物理ディ 消灯 スクに SMART エラーが検出さ れました。 表示されているス 消灯 ロットは空である か、またはアレイが 物理ディスクを検出 できません。 ソースドライブの障害またはドライブの容量不足が原因でディスクドライ ブのリビルドが失敗した場合、ドライブの LED はリビルドが中断された ことを示しているにもかかわらず、ユーザーインタフェースには物理ディ スクの障害が報告されます(3 秒間緑色、3 秒間黄色、3 秒間消灯)。 SMART SMART は、すべての物理ディスクコンポーネントの内部パフォーマンス を監視し、物理ディスクの障害を招く可
仮想ディスクとディスクグループ ストレージアレイの設定は通常、次の順序で行います。 • 物理ディスクを複数のディスクグループに分類する。 • それらのディスクグループ内に仮想ディスクを作成する。 • どのホストサーバーにどの仮想ディスクへのアクセスを許可するか を決め、仮想ディスクをホストサーバーに関連付けるマッピングを 作成する。 メモ:仮想ディスクをホストサーバーにマッピングする前に、ホスト サーバーアクセスを作成する必要があります。 ディスクグループは常に、ストレージアレイの未設定容量内に作成され ます。仮想ディスクは、ディスクグループの空き容量内に作成されます。 「未設定」の容量は、ストレージアレイにまだ割り当てられていない、 利用可能な物理ディスクのスペースから成ります。「空き」容量とは、 仮想ディスクに割り当てられていないディスクグループ内のスペースです。 仮想ディスクの作成 仮想ディスクの作成は、次のいずれかの方法で行います。 • 未設定の容量から新しいディスクグループを作成する。ディスクグ ループの RAID のレベルと容量(物理ディスクの数)を設定し、 次に、新しいディスクグ
仮想ディスクの状態 RAID コントローラモジュールは、仮想ディスクの以下の状態を認識し ます。 表 2-2 RAID コントローラの仮想ディスクの状態 状態 説明 最適 仮想ディスクには、すべてオンラインの物理ディスクが含まれて います。 劣化 冗長 RAID レベルを備えた仮想ディスクに、アクセス不能の物理 ディスクが含まれています。システムは正常に動作しますが、パ フォーマンスが影響を受ける場合があり、 さらにもう 1 台のディ スクに障害が発生するとデータが失われます。 オフライン 1 台または複数のメンバーディスクを持つ仮想ディスクがアクセ ス不能(障害発生、 取り付けられていない、 またはオフライン)状態 にあります。 仮想ディスク上のデータにはアクセスできなくなっ ています。 サポートされている RAID レベル データがどんな方法で物理ディスクに書き込まれるかは、RAID のレベル によって決まります。RAID のレベルが異なれば、アクセスの容易さ、 冗長性、容量のレベルが異なります。 単一の物理ディスクを使用する代わりに複数の物理ディスクを使用す ると、以下のような利点があ
RAID 0 RAID 0 では特に、データの冗長性を必要としない環境で大きなファイル を扱う際に、ディスクストライピングを使用して高いデータスループット を実現します。RAID 0 では、データが複数のセグメントに分割され、 各セグメントが別々の物理ディスクに書き込まれます。I/O 負荷を多数の 物理ディスクに分散することで、パフォーマンスは大幅に向上します。 RAID 0 ではあらゆる RAID レベルの中で最高のパフォーマンスが得られ ますが、データの冗長性(フォールトトレランス)はありません。1 台の 物理ディスクに障害が発生しただけですべてのデータが失われるため、 このオプションは重要性の高くないデータを扱う場合にのみお使いく ださい。 RAID 1 RAID 1 ではディスクミラーリングを使用し、1 台の物理ディスクに書き 込まれるデータが同時に別の物理ディスクにも書き込まれます。大容量を 必要としない小型のデータベースまたはその他のアプリケーションには、 RAID 1 をお勧めします。RAID 1 では、データの完全な冗長性が実現し ます。つまり、1 台のディスクに障害が発生しても、ミラーディ
RAID レベルの使い方 最高のパフォーマンスを実現するには、システムの物理ディスクを作成す る際に最適な RAID レベルを選択する必要があります。お使いのディスク アレイに最適な RAID レベルを選択するには、以下に挙げるような多数の 要因を考慮する必要があります。 • ディスクアレイ内の物理ディスクの数 • ディスクアレイ内の物理ディスクの容量 • データへの冗長アクセス(フォールトトレランス)の必要性 • ディスクパフォーマンスの要求度 RAID 0 は、ビデオ編集、画像編集、製版アプリケーションなど、 高帯域幅を必要とする用途に最適です。 RAID 1 はパフォーマンスに優れ、データの可用性は最高ですが、ディス クのオーバーヘッドも最高となります。経理、給与管理、または金融関係 の用途に最適です。 RAID 5 は、ファイル、アプリケーション、データベース、ウェブ、 E- メール、ニュース、およびイントラネットのサーバーに最適です。 RAID 10 は、中型のデータベース、または高いパフォーマンスとフォール トトレランス、および中規模の容量を必要とするあらゆる環境に適してい ます。
ホットスペアとリビルド データを保護する有効な戦略として、利用可能な物理ディスクをストレー ジアレイ内に「ホットスペア」として割り当てるという方法があります。 ホットスペアを利用することで、ストレージアレイのフォールトトレラン スのレベルが向上します。 ホットスペアとは、アイドル状態で電源がオンのスタンバイ物理ディスク であり、使用中のディスクに障害が発生すると直ちに代用できます。エン クロージャ内の冗長仮想ディスクに物理ディスクの障害が発生した場合、 そのエンクロージャにホットスペアが設定されていると、RAID コント ローラモジュールにより、劣化した仮想ディスクのリビルドが直ちに開始 されます。ホットスペアが設定されていない場合は、交換用の物理ディス クをストレージアレイに挿入した時点で、RAID コントローラモジュール によるリビルドプロセスが開始します。 グローバルホットスペア MD3000i では、グローバルホットスペアがサポートされています。 グローバルホットスペアは、冗長 RAID レベルが使用されているどの仮想 ディスクにおいても、障害の発生した物理ディスクに取って代わることが できます。た
リビルド フォールトトレラントなディスクグループ(RAID 1、RAID 5、および RAID 10)内でいずれかのディスクに障害が発生した時に、ホットスペア が利用できる場合、RAID ソフトウェアは冗長性を回復するために自動的 にデータのリビルドを試みます。ホットスペアが利用できない場合は、 新しい物理ディスクが取り付けられた時にリビルドが自動的に開始し ます。MD Storage Manager を使用して、リビルドを行う物理ディスク を指定してください。 交換用の物理ディスクの要件は、ホットスペアの場合と同じです。 メタデータのサイズを含め、切り替え対象の物理ディスク上に設定 されている容量と同等またはそれ以上の容量が必要です。 メモ:ミラーのストライプセット(RAID 10)の場合、複数のディスクに 障害が発生しても仮想ディスクが守られる場合があります。 メディアのエラーと読み取り不能セクター RAID コントローラが、冗長 RAID レベル(RAID 1、RAID 5、または RAID 10)に設定されたディスクグループのメンバーである物理ディスク からデータにアクセスする際にメディアエラーを検
RAID の操作と機能 本項では、お使いのエンクロージャまたは RAID コントローラでサポート されている RAID の操作と機能について説明します。内容は次のとおり です。 • 仮想ディスクの操作 • ディスクグループの操作 • RAID のバックグラウンド操作の優先度 • 仮想ディスクの移行とローミング 仮想ディスクの操作 仮想ディスクの初期化 すべての仮想ディスクを初期化する必要があります。同一の RAID コント ローラモジュールに対して同時に実行できる初期化の数は 4 までです。 バックグラウンド初期化 RAID コントローラモジュールは、パリティ確立のために仮想ディスクを 作成する際に、ホストサーバーから仮想ディスクへのフルアクセスを許可 した状態で、バックグラウンド初期化を実行します。バックグラウンド初 期化は、RAID 0 の仮想ディスク上では実行されません。 バックグラウンド初期化の速度は、MD Storage Manager によって制御 されます。速度を変更する前に、進行中のバックグラウンド初期化を中止 する必要があります。中止せずに変更しても、変更は有効になりませ
コンシステンシーチェック コンシステンシーチェックにより、冗長アレイ内のデータが正確かどうか が確認されます(RAID レベル 1、5、および 10)。たとえば、パリティが 使用されているシステムでは、コンシステンシーチェックとは、1 台の物 理ディスク上のデータを計算し、その結果をパリティ物理ディスクの内容 と比較することを意味します。 コンシステンシーチェックは、バックグラウンド初期化に似ています。 両者の違いは、バックグラウンド初期化の方は手動で開始や停止ができな いのに対し、コンシステンシーチェックではそれが可能な点です。 メモ:デルでは、少なくとも月に一度は冗長アレイにデータのコンシス テンシーチェックをかけることをお勧めします。それにより、読み取り不 能セクターの検出と自動交換が可能になります。障害の発生した物理ディ スクのリビルド中に読み取り不能セクターが検出されると、システムには データの復元を行う冗長性がないため、深刻な問題となります。 メディアの検証 RAID コントローラモジュールに対して行われるもう 1 つのバックグラウ ンドタスクは、ディスクグループ内で設定済みのすべての物理ディ
RAID コントローラモジュールは、コントローラ上の他のディスクグルー プとは無関係に各ディスクグループのサイクルを記録し、チェックポイン トを作成します。ディスクグループ上のメディアの検証操作が、ディスク グループ上の別の操作の割り込みを受けるか、ディスクグループ上の別の 操作によってブロックされた場合、ファームウェアは現在のサイクルが終 了した後に再開します。RAID コントローラモジュールの再起動が原因で ディスクグループ上のメディアの検証処理が中断された場合、ファーム ウェアは最後のチェックポイントから処理を再開します。 仮想ディスクの操作の制限 各コントローラにつき、アクティブで同時に行われる仮想ディスク処理 は、4 件までです。この制限は、次の仮想ディスク処理に適用されます。 すなわち、バックグラウンド初期化、フォアクララウンド初期化、 コンシステンシーチェック、リビルド、およびコピーバックです。 既存の仮想ディスク処理によって冗長コントローラに障害が発生すると、 障害の発生したコントローラで行われていた処理は、ピアコントローラに 転送されます。そのピアコントローラにアクティブな処理が 4 件あ
セグメントサイズの移行 セグメントサイズとは、RAID コントローラモジュールが仮想ディスク内 の次の物理ディスクにデータを書き込む前に、単一の物理ディスク上に書 き込むデータの量(キロバイト単位)を指します。セグメントサイズの有 効な値は、8、16、32、64、128、256、および 512 KB です。 セグメントサイズの動的な移行により、特定の仮想ディスクのセグメント サイズを変更できます。デフォルトのセグメントサイズは、仮想ディスク の作成時に、RAID のレベルや予想される用途などの要因に基づいて設定 されています。実際の用途がニーズに合わない場合は、デフォルト値を変 更してください。 セグメントサイズを変更する際には、サイズの制限に対応する次の 2 つ のアプローチを検討してください。 • I/O 動作がセグメントサイズを上回る場合は、セグメントサイズを増 やして、単一の I/O 動作に必要なディスクの数を減らします。複数 のユーザーがデータベースまたはストレージ環境にアクセスしてい る場合は特に、単一の要求に対して単一の物理ディスクを使用する ことで、他のディスクは解放されて他の要求に対応で
ディスクグループの拡張 ストレージアレイはホットプラグ対応の物理ディスクをサポートしている ため、ストレージアレイをオンラインにしたままの状態で、各ディスクグ ループに一度に 2 台の物理ディスクを追加できます。変更の操作を行っ ている間中いつでも、仮想ディスクグループ、仮想ディスク、および物理 ディスク上のデータにアクセスできます。データおよび増えた未使用の空 き容量は、ディスクグループ全体にまたがって動的に再配分されます。 RAID の特性も、ディスクグループ全体に適用しなおされます。 ディスクグループのデフラグ デフラグを実行すると、ディスクグループ内の空き容量が 1 つの連続し た領域にまとめられます。デフラグは、仮想ディスク上のデータの保存方 法には影響しません。 ディスクグループの操作の制限 各コントローラにつき、アクティブで同時に行われるディスクグループ処 理は、1 件までです。この制限は、次のディスクグループ処理に適用され ます。すなわち、仮想ディスクの RAID レベルの移行、セグメントサイズ の移行、仮想ディスク容量の拡張、ディスクグループの拡張、およびディ スクグループのデフラグで
RAID のバックグラウンド操作の優先度 コントローラは、次の RAID 操作について、共通な優先度の設定機能をサ ポートしています。すなわち、バックグラウンド初期化、リビルド、 コピーバック、仮想ディスク容量の拡張、RAID レベルの移行、セグメン トサイズの移行、ディスクグループの拡張、およびディスクグループのデ フラグです。 これらの各操作の優先度は、操作が実行される環境のパフォーマンスの要 求度に応じて変更できます。 メモ:優先度を高く設定すると、ストレージアレイのパフォーマンスに 影響が及びます。優先度を最高に設定することはお勧めできません。優先 度は、ホストサーバーのアクセス、および操作の完了にかかる時間に対す る影響も考えて判断する必要があります。たとえば、劣化した仮想ディス クのリビルドにかかる時間が長いほど、セカンダリディスクに障害が発生 するリスクが大きくなります。 仮想ディスクの移行とディスクのローミング 「仮想ディスクの移行」とは、物理ディスクを取り外して新しいアレイに 取り付けなおすことにより、仮想ディスクまたはホットスペアをあるアレ イから別のアレイに移動することです。「ディスク
物理ディスクまたはディスクグループを 1 つの MD3000i アレイから別の MD3000i アレイに移行する時、移行先の MD3000i アレイは、移行元の MD3000i アレイに設定されていたデータ構造やメタデータを認識します。 ただし、その他の RAID コントローラから移行する場合、MD3000i アレ イは移行されるメタデータを認識せず、そのデータは失われます。 この場合、RAID コントローラは物理ディスクを初期化し、 未設定の容量としてマークします。 メモ:メンバー物理ディスクがすべて揃っているディスクグループ、お よび関連する仮想ディスクのみが、1 つのストレージアレイから別のスト レージアレイへと移行できます。デルでは、関連するメンバー仮想ディス クすべてが最適な状態にあるディスクグループのみを移行することをお勧 めします。 メモ:MD3000i アレイから MD3000 アレイへのディスクグループの移行は サポートされていません。 メモ:ストレージアレイがサポートする物理ディスクと仮想ディスクの 数によって、移行の範囲が限定されます。 ディスクグループと仮想ディスクの移動には、次の方法
• 複数のストレージアレイからの仮想ディスクを単一のストレージア レイに移行する場合の注意 ― 複数の異なるストレージアレイからの 仮想ディスクを単一のストレージアレイに移行する場合は、同一の ストレージアレイからの物理ディスクすべてを一組として、新しい 移行先ストレージアレイに移動してください。1 つのストレージア レイからの物理ディスクがすべて移行先のストレージアレイに移行 されていることを確認してから、次のストレージアレイからの移行 を開始してください。 メモ:ドライブモジュールが一組として移行先のストレージアレイに移 動されなかった場合、新しく配置されたディスクグループがアクセス不能 となるおそれがあります。 • 物理ディスクを持たないストレージアレイに仮想ディスクを移行す る場合の注意 ― 1 つのストレージアレイから物理ディスクの完全な 一組またはディスクグループを、物理ディスクが 1 台も接続されて いない別のストレージアレイに移行する場合は、移行先のストレー ジアレイの電源をオフにしてください。移行先のストレージアレイ の電源を入れ、新しく移行した物理ディスクが正常に認識されたら、 移行
ディスクのローミング アレイ内で物理ディスクを移動することを「ディスクのローミング」と呼 びます。RAID コントローラモジュールは、位置が変更された物理ディス クを自動的に認識し、ディスクグループの一部である適切な仮想ディスク 内に論理的に配置します。RAID コントローラモジュールがオンライン状 態か電源がオフになっているかに関係なく、ディスクのローミングは行え ます。 メモ:物理ディスクを移動する場合は、ディスクグループをオフライン にする必要があります。 拡張機能 RAID エンクロージャは、いくつかの拡張機能をサポートしています。 • ストレージパーティション(ホストサーバー対仮想ディスクのマッ ピングを含む) • 仮想ディスクのスナップショット • 仮想ディスクのコピー メモ:仮想ディスクのスナップショットと仮想ディスクコピーは、ライ センス認証が個別に必要なプレミアム機能です。これらの機能を購入する と、ライセンス認証カードが送信されます。カードには、これらの機能を 有効にするための説明が書かれています。 ストレージパーティション ストレージパーティショニングにより、ホストサーバ
ストレージパーティションにより、複数のホストサーバーまたはホストグ ループは、同じホストサーバーから仮想ディスクへのマッピングにアクセ スできます。このマッピングにより、どのホストサーバーまたはホストグ ループがストレージアレイ内の仮想ディスクにアクセスできるかをユー ザーの側で制御できます。 仮想ディスクを特定のホストサーバーまたはホストグループに初めてマッ ピングする時に、ストレージパーティションが作成されます。そのホスト サーバーやホストグループに 2 回目以降マッピングを行っても、新しい ストレージパーティションは作成されません。 次の条件下では、単一のストレージパーティションのみが必要とされ ます。 • ストレージアレイ内のすべての仮想ディスクにアクセスできるホス トサーバーが 1 台のみ接続されている場合。単一のホストサーバー は 1 つのパーティションにのみ接続できます。 • 接続されているすべてのホストサーバーがストレージアレイ上のす べての仮想ディスクへのアクセスを共有できるように計画している 場合。このタイプの構成を選択した場合、すべてのホストサーバー が同じ OS を備え、仮想ディ
ホストサーバー対仮想ディスクのマッピング ストレージアレイに接続されているホストサーバーは、ホストポートを経 由してストレージアレイのさまざまな仮想ディスクにアクセスします。 個々のホストサーバーに対して、特定の仮想ディスクから LUN へのマッ ピングを定義することができます。また、ホストサーバーは、1 つまたは 複数の仮想ディスクへのアクセスを共有するホストグループの一部とする ことができます。 ホストサーバーから仮想ディスクへのマッピングは手動で設定できます。 ホストサーバーから仮想ディスクへのマッピングを設定する際には、次の ガイドラインを検討してください。 • ストレージアレイ内の各仮想ディスクについて、ホストサーバーか ら仮想ディスクへの 1 つのマッピングを定義できる。 • ホストサーバーから仮想ディスクへのマッピングが、ストレージア レイ内の RAID コントローラモジュール間で共有されている。 • ホストグループまたはホストサーバーが仮想ディスクにアクセスす るのに、一意の LUN を使用する必要がある。 • すべての OS が同数の LUN を利用できるわけではない。 ホ
スナップショット仮想ディスク スナップショットとは、ポイントインタイム(= ある時点の)仮想ディス クのイメージのことです。スナップショットによって、スナップショット 作成時点の仮想ディスクのイメージができます。通常、スナップショット を作成するのは、ソース仮想ディスクがオンラインでユーザーからアクセ スできる状態のままで、アプリケーション(バックアップアプリケーショ ンなど)がスナップショットにアクセスしてデータの読み取りができるよ うにすることが目的です。バックアップが完了したら、スナップショット 仮想ディスクは不要となります。仮想ディスク 1 つに対してスナップ ショットは 4 つまで作成できます。 スナップショットは、前回スナップショットを撮ってから変更されたファ イルの旧バージョンを回復するために使われます。スナップショットはコ ピーオンライトアルゴリズムを使用して実装されており、このアルゴリズ ムにより、エラーが発生した瞬間にデータのバックアップコピーが作成さ れます。仮想ディスクのデータは、変更される前にスナップショットリポ ジトリにコピーされます。 スナップショットは瞬間的なもので、物理的なフ
注意:Windows Clustered の構成でスナップショット仮想ディスクのプレ ミアム機能を使用する前に、ソース仮想ディスクを所有するクラスタノー ドにスナップショット仮想ディスクをマップする必要があります。そうす ることで、クラスタノードがスナップショット仮想ディスクを正しく認識 できます。 スナップショットを有効にする手順が完了する前に、ソース仮想ディスク を所有しないノードにスナップショット仮想ディスクをマップすると、OS がスナップショット仮想ディスクを正しく識別できない場合があります。 それが原因でさらに、データが失われたりスナップショットにアクセスで きなくなったりする場合があります。 スナップショット仮想ディスクをセカンダリノードにマップする手順の詳 細については、support.dell.
ボリュームシャドウコピーサービス Microsoft ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)は、Microsoft Windows Server® 2003 のストレージ管理インタフェースです。VSS に より、ストレージアレイは VSS アプリケーションプログラミングインタ フェースを使用するサードパーティ製アプリケーションと情報をやりとり することができます。Microsoft VSS は Windows Server 2003 に含まれ ています。 メモ:ボリュームは仮想ディスクの別名です。 VSS はサービスに接続され、ストレージアレイ上で行われるスナップ ショット仮想ディスクの作成の調整にサービスを使用します。VSS が開始 したスナップショット仮想ディスクは、リクエスタと呼ばれるバックアッ プツールによって起動することができます。VSS Provider Configuration Tool によって、次の構成オプションが利用できるようになります。 • Snapshot Repository Virtual Disk Properties(スナップショッ トリポジトリ仮想ディスクプロパティ)
Storage Management VSS のハードウェアプロバイダによるヒント • 単一のスナップショットセットを使用して作成できるスナップ ショット仮想ディスクの数は、RAID コントローラモジュールの I/O 負荷によって左右されます。I/O 負荷が皆無かそれに近い場合、 スナップショットセット内の仮想ディスクの数は 8 つに制限され ます。I/O 負荷が大きい場合は、3 つに制限されます。 • ストレージ管理ソフトウェアで作成されるスナップショット仮想 ディスクは、ディファレンシャルスナップショットです。プレック スのスナップショットはサポートされていません。 • VSS スナップショットのソース仮想ディスクとして使用する仮想 ディスクの名前は、16 文字までに限定されます。VSS のハードウェ アプロバイダは、ベース仮想ディスク名をスナップショットとリポ ジトリ仮想ディスクの名前の接頭辞として使用します。ソース仮想 ディスク名が 16 文字を超えると、出来上がるスナップショットとリ ポジトリの名前が制限文字数をオーバーします。 仮想ディスクのコピー 仮想ディスクのコピーは、データのバ
ディスクコピーの処理を開始する際に、コピーの実行速度を定義する必要 があります。コピー処理を最優先すると I/O パフォーマンスにわずかな影 響が生じますが、優先度を最低にすると、コピー処理にかかる時間が長く なります。ディスクコピーの進行中にコピーの優先度を変更することも可 能です。 仮想ディスクのコピー機能の詳細については、MD Storage Manager の『ユーザーズガイド』を参照してください。 仮想ディスクのリカバリ Edit host server-to-virtual disk mappings(ホストサーバーから仮 想ディスクへのマッピングの編集)機能を使用して、バックアップ仮想 ディスクからデータを復元できます。この機能により、元のソース仮想 ディスクをそのホストサーバーからアンマップし、同じホストサーバーに バックアップ仮想ディスクをマッピングできます。 ソース仮想ディスクへのアクセスを提供するために使用した LUN を必ず 記録してください。ターゲット(バックアップ)仮想ディスク用にホスト サーバーから仮想ディスクへのマッピングを定義する際に、この情報が必 要になります。また、仮想
ただし、ソース仮想ディスクとして、または仮想ディスクコピー内のター ゲット仮想ディスクとして、スナップショットリポジトリ仮想ディスクを 使用することはできません。ソース仮想ディスクを仮想ディスクコピーの ターゲット仮想ディスクとして選択する場合は、ソース仮想ディスクに関 連付けられているすべてのスナップショット仮想ディスクを無効にする必 要があります。 ハードウェアの冗長性とフェイルオーバー 本項では、冗長性とフェイルオーバーを実現するために RAID エンクロー ジャ内の RAID コントローラモジュールとホストサーバーを接続する方法 の基本について説明します。 メモ:データアクセスを確実にするためのベストプラクティスは、シン グルポイント障害が発生する構成を避けることです。シングルポイント障 害とは、複製が作成されず(冗長性がない) 、障害が発生するとデータア クセスが失われる可能性のあるコンポーネントやパスについて使われる用 語です。 冗長性と非冗長性 冗長性とは、ストレージアレイに複製があること、すなわち、不可欠な サービスを提供するために別の方法があることを意味します。1 つのコン ポーネントに
ストレージアレイの配線方法は、適切な構成の冗長ストレージアレイを組 むために不可欠な要素です。ホストサーバーを冗長構成にするための配線 方法の例については、 『PowerVault MD3000i Installation Guide』 (PowerVault MD3000i 取り付けガイド)を参照してください。 MD3000i とホストサーバーの間を物理的に接続した後で、ホストサーバー 上で iSCSI ソフトウェアイニシエータを使用して通信を確立し、MD3000i ターゲットにログインします。iSCSI 接続の設定の詳細については、 PowerVault MD Storage Manager の『CLI ガイド』を参照してください。 マルチパスソフトウェア マルチパスソフトウェア(別名「フェイルオーバードライバ」)とは、 ホストサーバーに常駐し、ホストサーバーと RAID エンクロージャの間で 冗長データパスの管理を行うソフトウェアのことです。マルチパスソフト ウェアによって冗長パスが正しく管理されるためには、構成において iSCSI 接続と配線が冗長になっている必要があります。 マルチパスソフトウェア
優先コントローラがディスクまたはホストサーバーへのアクセスに使用す るパスは、「優先パス」と呼ばれ、冗長パスは「代替パス」と呼ばれます。 障害によって優先パスがアクセス不能となると、ストレージアレイは自動 的に代替パスを使用してデータにアクセスします。 RAID コントローラモジュールの交換または取り外しのタイミング 1 台の RAID コントローラモジュールに障害が発生したり、または RAID エンクロージャから取り外された場合、ホストサーバー上のフェイルオー バーソフトウェアは、代替 RAID コントローラモジュールにストレージア レイのコントローラ機能をすべて引き継ぐよう指示します。障害が発生し た、または取り外された RAID コントローラモジュールに所属する仮 想ディスクは、正常な方のコントローラにフェイルオーバーされ、 データは失われません。 メモ:Linux カーネルの場合は、コントローラをオフラインにし、コント ローラを交換するか、または iSCSI 接続を設定した後で、SMagent をいっ たん停止して再起動します。 ホストベースのマルチパスソフトウェアが自動フェイルバックを行うよう に
RAID コントローラのフェイルオーバーモード フェイルオーバーにより、ストレージアレイ上のいずれかの RAID コント ローラモジュールが所有する仮想ディスクへの冗長アクセスが実現し ます。フェイルオーバーは自動的に(かつユーザーに意識させずに)行わ れます。このためホストサーバーは、仮想ディスクを所有する優先コント ローラ経由のアクセスを絶えず維持することができます。 次の 2 種類のフェイルオーバーモードがサポートされています。 • ホストベースでは、Windows 用のマルチパス I/O(MPIO)または Linux 用の MPP • コントローラベースでは、Auto Virtual Disk Transfer(AVT) ホストベースのモードでは、ホストサーバーにインストールされているマ ルチパスドライバを使用してストレージアレイにアクセスします。必要に 応じて、マルチパスドライバは、仮想ディスクを所有する RAID コント ローラモジュールからピア RAID コントローラモジュールにオーナーシッ プを転送する明確なコマンドを発行します。 AVT はシングルポートクラスタソリューションでのみ使
温度感知シャットダウン エンクロージャ管理には、RAID エンクロージャ内の温度が危険水準に達 するとエンクロージャを自動的にシャットダウンする機能があります。 冷却システムが故障した場合には、温度感知シャットダウンによって物理 ディスクのデータが破損から守られます。 シャットダウンが行われる温度は、エンクロージャ温度プローブの公称エ ラー限界値(Nominal Failure Threshold)と最大エラー限界値 (Maximum Failure Threshold)によって決まります。これらの限界値は デフォルト設定で、変更できません。バックプレーンの温度センサーが公 称エラー限界値(Nominal Failure Threshold)を超える温度を検出する と、重大イベントがセットされます。最大エラー限界値(Maximum Failure Threshold)に達すると、3 分以内にエンクロージャの電源ユニッ トがシャットダウンします。3 番目の限界値であるシャットダウン限界値 (Shutdown Threshold)に達すると、5 秒以内にエンクロージャの電源ユ ニットがシャットダウンします。 メモ
RAID コントローラモジュールのファームウェア MD Storage Manager とその機能すべてを正しく使用するには、 RAID コントローラモジュールファームウェアと NVSRAM のファイルが 必要です。 RAID コントローラモジュールのファームウェアまたは NVSRAM のファ イルをダウンロードする前に、マルチパスドライバ(たとえば、Linux の 場合は MPP、Windows の場合は MPIO)がホストサーバー上で実行され ていることを確認します。冗長構成では、マルチパスドライバは、他方の RAID コントローラモジュールのファームウェアがアップグレードされて いる間、1 台の RAID コントローラモジュールを介してデータアクセスを 維持します。また、両方の RAID コントローラモジュールが最適なものと して表示されているかどうかを MD Storage Manager で確認してくださ い。片方または両方のコントローラが最適でない状態でファームウェアを ダウンロードすると、ファームウェアが同期化されない場合があります。 その場合は、RAID コントローラモジュールを最適な状態に回
物理ディスクのファームウェア メモ:物理ディスクファームウェアをダウンロードする際には、アレイ へのすべての I/O を停止することをお勧めします。 最新のファームウェアファイルが含まれた物理ディスクパッケージをダウ ンロードすることもできます。選択するファームウェアファイルに物理 ディスクとの互換性があることを確認してください。 ファームウェアをダウンロードする前に、すべてのデータをバックアップ してください。また、ダウンロード中に、仮想ディスクの作成やホスト サーバーの定義など、ストレージアレイの構成を一切変更しないでくだ さい。変更すると、ファームウェアのダウンロードが失敗し、物理ディス クにアクセスできなくなるおそれがあります。 拡張エンクロージャのファームウェア MD Storage Manager を使用して、お使いの MD1000 拡張エンクロー ジャ用のファームウェアアップデートをダウンロードできます。 ベストプラクティスと推奨事項 MD3000i RAID アレイはさまざまな構成をサポートしています。 MD3000i RAID アレイの iSCSI 機能を最大限に活用し、最適なパフォーマ
• ネットワークのセキュリティを確保するために、iSCSI アクティビ ティ全体に対して独立した専用のネットワークスイッチを使用し ます。iSCSI トラフィックがパブリックイーサネットデータと同じス イッチファブリックを通るか、またはインターネットを経由する場 合は、ホストサーバーとストレージアレイの両方の iSCSI ポート上の すべてのアクセスを認証するために、チャレンジハンドシェイク認 証プロトコル(CHAP)セキュリティを設定します。CHAP の設定の 詳細については、『PowerVault MD3000i Installation Guide』 (PowerVault MD3000i 取り付けガイド)を参照してください。 • ストレージエリアネットワーク(SAN)で iSCSI ホストサーバーをス トレージアレイといっしょに使用するように設定する手順につい ては、『ユーザーズガイド』を参照してください。iSCSI ターゲット パラメータの詳細設定に関する説明が含まれています。 メモ:それらの設定のいずれかを変更すると、iSCSI ポートがリセッ トされます。そのポートにアクセスしているどのホ
エンクロージャコンポーネント の取り付け 本項では、以下のシステム部品を取り付ける方法について説明します。 • 前面ベゼル(オプション) • 物理ディスクとディスクキャリア • RAID コントローラモジュール • バッテリーバックアップユニット • 電源ユニット • コントロールパネル • エンクロージャ内ミッドプレーン 推奨する工具とツール 本項の手順では、次の 1 つまたは複数の工具とツールが必要になります。 • #2 プラスドライバ • Torx T10 ドライバ • 『製品情報ガイド』の安全にお使いいただくための注意で説明されて いる静電気防止用リストバンド D E L L C O N F I D E N T I A L Å | P R E L I M I N A R Y 6 / 2 2 / 0 7 Å | F O R P R O O F O N LY エンクロージャコンポーネントの取り付け 63
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FILE LOCATION: H:\Enterprise\Bulldog\DL1125 - HOM A00\JA UW809 A00\install.fm 物理ディスクの取り外しと取り付け お使いのエンクロージャは、各ディスクを個別のディスクキャリアに格 納した状態で、SAS 3.
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エンクロージャのトラブル シューティング 作業にあたっての注意 本書に記載されている手順の一部では、エンクロージャ内部の作業が必要 となります。エンクロージャ内部の作業中は、本書およびマニュアルで説 明されている以外の作業を行わないでください。 警告:エンクロージャのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業 は、トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。安全上 の注意、エンクロージャ内部の作業、および静電気障害への対処の詳細に ついては、手順を実行する前に『製品情報ガイド』を参照してください。 起動ルーチン エンクロージャの起動ルーチン中に目と耳を使って確認する事項を、 表 4-1 に示します。前面および背面パネルのインジケータについては、 9 ページの「システムについて」を参照してください。 表 4-1 起動ルーチンでの確認事項 目と耳による確認内容 対応処置 アラートメッセージ ストレージ管理のマニュアルを参照してく ださい。 物理ディスクへのアクセス中 に聞こえる聞き慣れない一定 したこするような音 91 ページの「困ったときは」を参照してく ださい。 メモ:エンクロージ
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困ったときは テクニカルサポートの利用法 警告:システムカバーを取り外す必要がある場合は、まずすべてのコン セントから電源ケーブルとモデムケーブルを取り外します。 1 81 ページの「エンクロージャのトラブルシューティング」の手順を 完了します。 2 MD Storage Manager でストレージアレイのステータスを確認し、 表示された情報をすべて書き留めておきます。 3 デルサポートサイト(support.dell.
FILE LOCATION: H:\Enterprise\Bulldog\DL1125 - HOM A00\JA UW809 A00\GetHelp.fm テクニカルサポートとカスタマーサービス デルの製品に関するお問い合わせは、デルのテクニカルサポートをご利用 ください。サポートスタッフはコンピュータによる診断に基づいて、正確 な回答を迅速に提供します。 デルのテクニカルサポートにお問い合わせになる場合は、94 ページの 「お問い合わせになる前に」を参照してお住まいの地域の連絡先を確認す るか、または support.dell.com にアクセスしてください。 オンラインサービス デルの製品とサービスについては、以下のウェブサイトを参照してくだ さい。 www.dell.com/(米国) www.dell.com/ap/(アジア / 太平洋諸国) www.dell.com/jp(日本) www.euro.dell.com.(ヨーロッパ) www.dell.com/la (ラテンアメリカ諸国) www.dell.
FILE LOCATION: H:\Enterprise\Bulldog\DL1125 - HOM A00\JA UW809 A00\GetHelp.fm • デルのマーケティングとセールスの E- メールアドレス apmarketing@dell.com(アジア / 太平洋諸国) sales_canada@dell.com(カナダ) • 匿名 FTP (file transfer protocol) ftp.dell.com/ ログインユーザー名:anonymous。パスワードには E- メールアド レスを入力してください。 24 時間納期情報案内サービス 注文したデル製品の状況を確認するには、support.dell.com にアクセ スするか、24 時間納期情報案内サービスにお問い合わせください。電話 サービスでは、録音された指示に従って、ご注文の製品の納期を確認する ことができます。このサービスの電話番号は「デルの連絡先」を参照して ください。 Dell 企業向けトレーニング デルでは企業向けのトレーニングを実施しています。詳細については、 www.dell.
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FILE LOCATION: H:\Enterprise\Bulldog\DL1125 - HOM A00\JA UW809 A00\GetHelp.fm デルへのお問い合わせ 米国のお客様は、800-WWW.DELL(800.999.3355)までお電話ください。 メモ:お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合 は、購入時の納品書、出荷伝票、請求書、またはデルの製品カタログで連 絡先をご確認ください。 デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプション を複数提供しています。サポートやサービスの提供状況は国や製品ごとに 異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもございます。 デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、 次の手順でお問い合わせいただけます。 1 support.dell.
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FILE LOCATION: H:\Enterprise\Bulldog\DL1125 - HOM A00\JA UW809 A00\Glossary.fm VAC ― Volt alternating current(交流電圧)の略語。 VDC ― Volt direct current(直流電圧)の略語。 VGA ― Video graphics array(ビデオグラフィックスアレイ)の略語。 VGA と SVGA は、従来の規格よりも優れた解像度と色表示機能を持つビデオ アダプタに関するビデオ規格です。 W ― Watt(ワット)の略語。 WH ― Watt-hour(ワット時)の略語。 win.ini ファイル ― Windows OS 用の起動ファイル。Windows を起動すると、 win.ini ファイルが参照されて、Windows の操作環境に関する各種オプショ ンが設定されます。また、win.
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索引 E ECC エラー , 89-90 M エンクロージャの接続 トラブルシューティング , 88 お MD Storage Manager, 11 温度限界値 , 25, 59 R か RAID コントローラモジュール インジケータ , 89 交換 / 取り外し , 57 状態 , 90 取り外しと取り付け , 69 フェイルオーバーモード , 58 あ 安全について , 81 仮想ディスク 移行 , 44 初期化 , 39 説明 , 29 リカバリ , 54 外部接続 トラブルシューティング , 82 こ コンシステンシーチェック , 40 え コントロールパネル 取り外しと取り付け , 75 エンクロージャ 機能 , 10 無効 , 89 さ エンクロージャ管理 モジュール , 20 サポート デルへのお問い合わせ , 95 索引 115
し システムが損傷した場合 トラブルシューティング , 83 システム冷却 トラブルシューティング , 85 冗長性 コンシステンシーチェック , 40 デル 問い合わせ , 95 デルへのお問い合わせ , 95 電源ユニット インジケータ , 28 機能 , 27 トラブルシューティング , 84 取り外しと取り付け , 73 電話番号 , 95 す ストレージ Management Station, 11 と 前面パネルインジケータ LED インジケータ , 17 トラブルシューティング , 81 エンクロージャの接続 , 88 外部接続 , 82 起動ルーチン , 81 システムが損傷した場合 , 83 システムが濡れた場合 , 82 システム冷却 , 85 電源ユニット , 84 物理ディスク , 87 冷却ファン , 86 前面ベゼル インジケータ , 15 取り外しと取り付け , 64 は ストレージ管理ソフトウェア 「MD Storage Manager」 を参照 せ セグメントサイズの移行 , 42 ハードコントローラ 障害 , 89 て ディスクグループ 説明 , 29
ふ め ファームウェア , 59 メディアの検証 , 40 物理ディスク コンシステンシーチェック , 40 説明 , 29 トラブルシューティング , 87 取り付け , 67 取り外し , 65 モード、ステータス , 30 ほ 保証 , 12 れ 冷却ファン 機能 , 27 トラブルシューティング , 86 ろ ロックダウンの条件 , 89 み ミッドプレーン 取り外しと取り付け , 77 索引 117
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