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ストレージアレイについて 17
ストレージアレイについて
本章では、MD Storage Manager からストレージアレイを管理するた
めの基本的な手順について説明します。この手順には、アレイの追加と
削除、初期設定、アレイに対するパスワードの設定、アラート通知の設
定などが含まれます。ストレージアレイの計画については、
『Installation
Guide』(取り付けガイド)を参照してください。
次に、本章で使用する用語について簡単に説明します。
•
物理ディスク
—
データを格納するための非揮発性ランダムアクセス
可能デバイス。
•
ホスト
—
ストレージアレイにアクセスし、仮想ディスクにマップ
されるシステム。
•
ホストグループ
—
論理的に関連付けられ、同じ仮想ディスクへのア
クセスを共有する複数のホスト。
•
ホストエージェントソフトウェア
—
帯域内管理とトポロジ検出を行
うホスト上のソフトウェア。
•
論理ユニット番号(
LUN
)
—
ストレージアレイ内の各仮想ディスク
を識別するアドレス。
•
イベントモニター
—
有効になっていれば、管理ストレージアレイ
上のアクティビティを監視し、重要な問題が発生するとホストま
たはリモートシステムにこれを通知する機能。
•
SNMP
アラート
—
イベントモニターから
SNMP
対応ホストに送信さ
れるアラート(
SNMP
トラップ)。
アクセス仮想ディスク
MD
ストレージアレイ内の RAID コントローラは、それぞれ 1 つのアク
セス仮想ディスクを保持します。ホストエージェントソフトウェアは、
アクセス仮想ディスクを使用して、
帯域内管理
ストレージアレイ内のス
トレージ管理ステーションと RAID コントローラモジュール間で管理要
求とイベント情報をやり取りします。アクセス仮想ディスクは、データ
の保管には使用できません。アクセス仮想ディスクのデフォルトの LUN
は 31 になります。