Owners Manual
Table Of Contents
- はじめに
- 計画:ストレージアレイについて
- 計画: RAID コントローラモ ジュール
- プランニング:MD3200 シリーズス トレージアレイの用語および概念
- 設定:概要
- 設定: ストレージアレイについて
- 設定:イベントモニタ
- 設定:ホストについて
- 設定:ディスクグループおよび仮 想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - スナッ プショット仮想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - 仮想 ディスクコピー
- 設定:プレミアム機能 - 高性能 層へのアップグレード
- 設定:Linux の Device Mapper Multipath
- 管理:ファームウェアのダウン ロード
- 管理:アレイコンポーネントの取 り付け
- 管理:ファームウェアインベン トリ
- 管理:システムインタフェース
- トラブルシューティング: スト レージアレイソフトウェア
- トラブルシューティング:お使い のアレイ
- 作業にあたっての注意
- ストレージアレイ 起動エラーのトラブルシュー ティング
- 通信喪失のトラブルシューティング
- 外部接続のトラブルシューティング
- 電源装置 / 冷却ファンモジュールのトラブル シューティング
- アレイ冷却問題のトラブルシューティング
- 拡張エンクロージャ管理モジュールのトラブル シューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- ハードディスクドライブのトラブルシュー ティング
- アレイおよび拡張エンクロージャ 接続のトラブ ルシューティング
- 濡れたストレージアレイのトラブルシューティ ング
- 損傷したアレイのトラブルシューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- 困ったときは
- 索引

設定:Linux の Device Mapper Multipath 171
設定:
Linux
の
Device Mapper
Multipath
概要
MD3200 シリーズストレージアレイは、Device Mapper(DM)と呼ばれる Linux オ
ペレーティングシステムソフトウェアフレームワークを使用して、
Linux ホストサーバー
でのマルチパス機能を実現しています。
DM Multipath 機能は、ドライバとユーティリ
ティを組み合わせることによって提供されます。本章では、これらのユーティリティを使
用して
Linux システム上で MD3200 シリーズストレージアレイを有効にする手順につ
いて説明します。
メモ:
Device Mapper テクノロジは、MPP と呼ばれる以前の専用テクノロジに代
わるものです。
MPP は、以前の MD 世代である MD3000 シリーズストレージアレ
イのマルチパスの有効化に使用されていました。
メモ:
必要な Device Mapper ソフトウェアコンポーネントは、Linux ホストサー
バー上で
MD3200 シリーズリソースメディアインストールプログラムを実行し、
フルまたはホスト
インストールオプションのいずれかを選択することによってサー
バーにインストールされます。インストール手順の詳細については、
dell.com/support/manuals で『Dell PowerVault MD3200 and MD3220
storage arrays Deployment Guide
』(Dell PowerVault MD3200 および MD3220
ストレージアレイ導入ガイド)を参照してください。
DM Multipath を使用する利点は、次のとおりです。
•
パス障害を検出し、
I/O
を他の使用可能なパスに再ルーティングする。
•
パスの復旧後、障害の発生したパスを再確認する。
•
使用可能な複数のパスを活用して、パフォーマンスを最大化する。
•
パスおよびエラーの状態に基づいて、パスの使用方法を再設定する。
•
複数のデバイスノードを単一の論理マルチパスデバイスノードに統合する。
• マルチパス化された新しい LU を識別し、新しいマルチパスノードを自動的に設定
する。
•
/dev/mapper/
において
DM
デバイスのデバイス名に一貫性を提供する。