Owners Manual
Table Of Contents
- はじめに
- 計画:ストレージアレイについて
- 計画: RAID コントローラモ ジュール
- プランニング:MD3200 シリーズス トレージアレイの用語および概念
- 設定:概要
- 設定: ストレージアレイについて
- 設定:イベントモニタ
- 設定:ホストについて
- 設定:ディスクグループおよび仮 想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - スナッ プショット仮想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - 仮想 ディスクコピー
- 設定:プレミアム機能 - 高性能 層へのアップグレード
- 設定:Linux の Device Mapper Multipath
- 管理:ファームウェアのダウン ロード
- 管理:アレイコンポーネントの取 り付け
- 管理:ファームウェアインベン トリ
- 管理:システムインタフェース
- トラブルシューティング: スト レージアレイソフトウェア
- トラブルシューティング:お使い のアレイ
- 作業にあたっての注意
- ストレージアレイ 起動エラーのトラブルシュー ティング
- 通信喪失のトラブルシューティング
- 外部接続のトラブルシューティング
- 電源装置 / 冷却ファンモジュールのトラブル シューティング
- アレイ冷却問題のトラブルシューティング
- 拡張エンクロージャ管理モジュールのトラブル シューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- ハードディスクドライブのトラブルシュー ティング
- アレイおよび拡張エンクロージャ 接続のトラブ ルシューティング
- 濡れたストレージアレイのトラブルシューティ ング
- 損傷したアレイのトラブルシューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- 困ったときは
- 索引

178 設定:Linux の Device Mapper Multipath
制限事項および既知の問題
• no_path_retry 機能または queue_if_no_path 機能が設定されている特定のエ
ラー状態では、アプリケーションがハングすることがあります。これらの状態を解
決するには、影響を受ける各マルチパスデバイスで次のコマンドを入力する必要が
あります。
dmsetup message [device] 0 "fail_if_no_path"
[device]
はマルチパスデバイスの名前です(例として、
mpath2;
はパス
を指定するものではありません)
•
ボリュームがアンマウントされる前に
Device Mapper
デバイスが削除された場合、
I/O
がハングすることがあります。
•
scsi_dh_rdac
モジュールが
initrd
に含まれていない場合、デバイスの検出速度が遅
くなり、
syslog
にバッファ
I/O
エラーメッセージが表示されることがあります。
•
I/O
がアクティブな間にホストサーバーまたはストレージアレイを再起動すると、
I/O
がハングすることがあります。ホストサーバーまたはストレージアレイは、ストレー
ジアレイに対するすべての
I/O
を停止してからシャットダウンまたは再起動する必要
があります。
•
MD3600i
シリーズアレイでは、障害の発生したパスが復旧した後で、フェイルバッ
クが自動的に行われないことがあります。これは、再スキャンを強制実行しなけれ
ば、ドライバがデバイスを自動検出できないからです。
rescan_dm_devs
コマ
ンドを実行して、ホストサーバーの再スキャンを強制実行します。この操作により、
障害の発生したパスでフェイルバックが可能になります。
•
ホストシステムが大量の
I/O
を処理しているときは、フェイルバック速度が遅くなる
ことがあります。この問題は、ホストサーバーの
プロセッサ使用率が非常に高い場合
にも悪化します。
•
ホストシステムが大量の
I/O
を処理しているときは、
Device Mapper Multipath
サービスの速度が遅くなることがあります。この問題は、ホストサーバーの
プロセッ
サ使用率が非常に高い場合にも悪化します。
•
ルートディスクが
multipath.conf
ファイルのブラックリストに載っていない場合、
ルートディスク用にマルチパスノードが作成されることがあります。
multipath
–ll
コマンドを使用すると、この問題の識別に役立つベンダー
/
製品
ID
が一覧表
示されます。