Owners Manual

Table Of Contents
178 設定Linux Device Mapper Multipath
制限事項および既知の問題
no_path_retry 機能または queue_if_no_path 機能が設定されている特定のエ
ラー状態では、アプリケーションがハングすることがあります。これらの状態を
するには、影響をけるマルチパスデバイスで次のコマンドを入力する必要が
あります。
dmsetup message [device] 0 "fail_if_no_path"
[device]
はマルチパスデバイスの前です(として、
mpath2;
はパス
定するものではありませ
ボリュームがアンマウントされる前に
Device Mapper
デバイスが削除された場合、
I/O
がハングすることがあります。
scsi_dh_rdac
モジュールが
initrd
に含まれていない場合、デバイスの検出速度が遅
くなり、
syslog
にバッファ
I/O
エラーメッセージが表示されることがあります。
I/O
がアクティブな間にホストサーバーまたはストレージアレイを再起動すると、
I/O
がハングすることがあります。ホストサーバーまたはストレージアレイは、ストレー
ジアレイに対するすべての
I/O
を停止してからシャットダウンまたは再起動する必要
があります。
MD3600i
シリーズアレイでは、障害の発生したパスが復旧した後で、フェイルバッ
クが自動的に行われないことがあります。これは、再スキャンを強制実行しなけれ
ば、ドライバがデバイスを自動検出できないからです。
rescan_dm_devs
コマ
ンドを実行して、ホストサーバーの再スキャンを強制実行します。この操作により、
障害の発生したパスでフェイルバックが可能になります。
ホストシステムが大量の
I/O
を処理しているときは、フェイルバック速度が遅くなる
ことがあります。この問題は、ホストサーバーの
プロセッサ使用率が非常に高い場合
にも悪化します。
ホストシステムが大量の
I/O
を処理しているときは、
Device Mapper Multipath
サービスの速度が遅くなることがあります。この問題は、ホストサーバーの
プロセッ
サ使用率が非常に高い場合にも悪化します。
ルートディスクが
multipath.conf
ファイルのブラックリストに載っていない場合、
ルートディスク用にマルチパスノードが作成されることがあります。
multipath
–ll
コマンドを使用すると、この問題の識別に役立つベンダー
/
製品
ID
が一覧表
示されます。