Owners Manual
Table Of Contents
- はじめに
- 計画:ストレージアレイについて
- 計画: RAID コントローラモ ジュール
- プランニング:MD3200 シリーズス トレージアレイの用語および概念
- 設定:概要
- 設定: ストレージアレイについて
- 設定:イベントモニタ
- 設定:ホストについて
- 設定:ディスクグループおよび仮 想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - スナッ プショット仮想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - 仮想 ディスクコピー
- 設定:プレミアム機能 - 高性能 層へのアップグレード
- 設定:Linux の Device Mapper Multipath
- 管理:ファームウェアのダウン ロード
- 管理:アレイコンポーネントの取 り付け
- 管理:ファームウェアインベン トリ
- 管理:システムインタフェース
- トラブルシューティング: スト レージアレイソフトウェア
- トラブルシューティング:お使い のアレイ
- 作業にあたっての注意
- ストレージアレイ 起動エラーのトラブルシュー ティング
- 通信喪失のトラブルシューティング
- 外部接続のトラブルシューティング
- 電源装置 / 冷却ファンモジュールのトラブル シューティング
- アレイ冷却問題のトラブルシューティング
- 拡張エンクロージャ管理モジュールのトラブル シューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- ハードディスクドライブのトラブルシュー ティング
- アレイおよび拡張エンクロージャ 接続のトラブ ルシューティング
- 濡れたストレージアレイのトラブルシューティ ング
- 損傷したアレイのトラブルシューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- 困ったときは
- 索引

プランニング:MD3200 シリーズストレージアレイの用語および概念 35
プランニング:
MD3200
シリーズス
トレージアレイの用語および概念
本章では、
MD3200
シリーズストレージアレイの設定および操作に使用される
用語および概念を説明します。
物理ディスク、仮想ディスク、およびディスク
グループ
お使いのストレージアレイの物理ディスクは、データ用に物理的なストレージ
容量を提供します。ストレージアレイにデータを書き込みはじめる前に、物理
的なストレージ容量を、ディスクグループおよび仮想ディスクと呼ばれる論理
コンポーネントに設定する必要があります。
ディスクグループは物理ディスクのセットで、そこに複数の仮想ディスクが作成
されます。ディスクグループでサポートされる物理ディスクの最大数は、
RAID
0
、
RAID 1
、
RAID10
で
120
ディスク(プレミアム機能がアクティブな場合は
192
ドライブ)、
RAID 5
と
RAID 6
で
30
ドライブです。お使いのストレージア
レイにある未設定容量からディスクグループを作成することができます。
仮想ディスクとはディスクグループのパーティションで、ディスクグループ内に
ある物理ディスクの連続するデータセグメントから成っています。仮想ディスク
はディスクグループの全物理ディスクからのデータセグメントで構成されます。
仮想ディスクとディスクグループは、データをどのように整理しようと計画して
いるかに応じてセットアップされます。例えば、
1
つの仮想ディスクを在庫用、
2
つ目を財務および税務情報用、といったように使用することができます。
ディスクグループ内の全仮想ディスクは、同じ
RAID
レベルをサポートします。
ストレージアレイでは、最大
255
の仮想ディスク(ディスクごとの最小限サイ
ズ
10 MB
)をサポートし、これらの仮想ディスクはホストーサーバーに割り当
てることができます。仮想ディスクにはそれぞれ、ホストオペレーティングシ
ステムによって認識される論理ユニット番号(
LUN
)が割り当てられます。
Physical Disks(物理ディスク)
Dell
対応の
6.0 Gbps SAS
物理ディスクのみがストレージアレイでサポートさ
れます。ストレージアレイでサポートされていない物理ディスクが検出される
と、ディスクは非対応としてマークされ、その物理ディスクはすべての操作に
対して利用不可となります。
メモ:
正しい動作のため、MD3200 シリーズストレージアレイには少なくとも 2
台の物理ディスクを装備する必要があります。これは、物理ディスクが設定情報を
保存するために使用されることから必要となります。