Owners Manual
Table Of Contents
- はじめに
- 計画:ストレージアレイについて
- 計画: RAID コントローラモ ジュール
- プランニング:MD3200 シリーズス トレージアレイの用語および概念
- 設定:概要
- 設定: ストレージアレイについて
- 設定:イベントモニタ
- 設定:ホストについて
- 設定:ディスクグループおよび仮 想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - スナッ プショット仮想ディスク
- 設定:プレミアム機能 - 仮想 ディスクコピー
- 設定:プレミアム機能 - 高性能 層へのアップグレード
- 設定:Linux の Device Mapper Multipath
- 管理:ファームウェアのダウン ロード
- 管理:アレイコンポーネントの取 り付け
- 管理:ファームウェアインベン トリ
- 管理:システムインタフェース
- トラブルシューティング: スト レージアレイソフトウェア
- トラブルシューティング:お使い のアレイ
- 作業にあたっての注意
- ストレージアレイ 起動エラーのトラブルシュー ティング
- 通信喪失のトラブルシューティング
- 外部接続のトラブルシューティング
- 電源装置 / 冷却ファンモジュールのトラブル シューティング
- アレイ冷却問題のトラブルシューティング
- 拡張エンクロージャ管理モジュールのトラブル シューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- ハードディスクドライブのトラブルシュー ティング
- アレイおよび拡張エンクロージャ 接続のトラブ ルシューティング
- 濡れたストレージアレイのトラブルシューティ ング
- 損傷したアレイのトラブルシューティング
- RAID コントローラモジュールのトラブル シューティング
- 困ったときは
- 索引

42 プランニング:MD3200 シリーズストレージアレイの用語および概念
メディア検証
ストレージアレイによって実行されるもうひとつのバックグラウンドタスクは、
ディスクグループ内の設定済み物理ディスクすべてのメディア検証です。スト
レージアレイは読み取り操作を使用して、仮想ディスクに設定された領域とメ
タデータ用に予約された領域の検証を実行します。
サイクルタイム
メディア検証操作は、選択されたディスクグループでのみ実行され、他のディ
スクグループとは関係しません。サイクルタイムとは、ディスクグループのメ
タデータ領域の検証、およびメディア検証が設定されたディスクグループ内の
全仮想ディスクでの検証を完了するためにかかる時間です。ディスクグループ
の次のサイクルは、現在のサイクルが完了した時点で自動的に開始されます。
メディア検証操作のサイクルタイムは、
1
日から
30
日の間で設定可能です。
ストレージコントローラは、サイクルタイムに基づいて、ディスクへのメディ
ア検証
I/O
アクセスを調整します。
ストレージアレイは、コントローラ上の他のディスクグループとは無関係に、
ディスクグループそれぞれのサイクルを監視します。ディスクグループのメ
ディア検証操作がディスクグループの他の操作によって阻止またはブロックさ
れた場合、ストレージアレイは現在のサイクル後に復帰します。
RAID
コント
ローラモジュールの再起動が原因でディスクグループのメディア検証処理が中
断された場合、ストレージアレイは最後のチェックポイントから処理を再開し
ます。
仮想ディスク操作制限
ストレージアレイに取り付けられた
RAID
コントロールモジュールごとで実行
できる、仮想ディスクのアクティブな並行処理の最大数は
4
つです。この制限
は次の仮想ディスク処理に適用されます。
•
バックグラウンド初期化
•
フォアグランド初期化
•
整合性チェック
•
再構築
•
コピーバック
既存の仮想ディスク処理で冗長
RAID
コントロールモジュールに障害が発生し
た場合、そのコントローラの処理はピアコントローラに移行されます。ピアコ
ントローラに
4
つのアクティブな処理がある場合、移行された処理は一時停止
されます。一時停止された処理は、アクティブな処理の数が
4
未満になった場
合にピアコントローラで再開されます。