Dell PowerVault MD Series ストレージアレイ 管理者ガイド
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい ます。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2012 Dell Inc. 本書に使用されている商標:Dell™、Dell のロゴ、Dell Boomi™、Dell Precision™、OptiPlex™、Latitude™、PowerEdge™、PowerVault™、 PowerConnect™、OpenManage™、EqualLogic™、Compellent™、KACE™、FlexAddress™、Force10™ および Vostro™ は Dell Inc. の商標で す。Intel®、Pentium®、Xeon®、Core® および Celeron® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。 AMD® は Advanced Micro Devices, Inc.
目次 メモ、注意、警告.......................................................................................................................2 章 1: はじめに.............................................................................................................................15 Dell PowerVault Modular Disk Storage Manager .................................................................................................15 ユーザーインタフェース.......................................................................................
仮想ディスク容量の拡張.............................................................................................................................25 ディスクグループの拡張.............................................................................................................................25 ディスクグループのデフラグ.....................................................................................................................25 ディスクグループ操作の制限........................................................................................
エンクロージャの順序の変更.....................................................................................................................43 アラート通知の設定............................................................................................................................................43 E-メールアラートの設定..............................................................................................................................44 SNMP アラートの設定..........................................................................
ホストポート識別子の管理................................................................................................................................64 章 7: ディスクグループ、標準仮想ディスク、およびシン仮想ディスク.............67 ディスクグループと仮想ディスクの作成.......................................................................................................67 ディスクグループの作成.............................................................................................................................67 ディスクグループの場所の特定.........................................
ディスクグループの RAID レベルの変更...................................................................................................93 Linux DMMP を使用したホスト対仮想ディスクのマッピングの削除...................................................93 制限付きマッピング............................................................................................................................................94 ストレージパーティショニング.......................................................................................................................
SSD キャッシュでの物理ディスクの場所の特定.........................................................................................115 SSD キャッシュへの物理ディスクの追加......................................................................................................115 SSD キャッシュからの物理ディスクの削除.................................................................................................116 SSD キャッシュの一時停止または再開..........................................................................................................
スナップショット仮想ディスクの読み取り / 書き込みへの変換..............................................................135 個々のリポジトリ仮想ディスクの関連物理コンポーネントの表示.........................................................136 整合性グループの作成......................................................................................................................................136 整合性グループリポジトリの作成(手動)...........................................................................................137 コンシステンシーグループの名前の変更..............................................
詳細パスについて.......................................................................................................................................163 詳細パスを使用してスナップショットを作成するためのホストサーバーの準備..........................163 詳細パスを使用したスナップショットの作成.......................................................................................165 スナップショット仮想ディスク名の指定.....................................................................................................166 スナップショットリポジトリの容量..................................................
新しく追加された仮想ディスクのスキャン...........................................................................................182 multipath コマンドを使用したマルチパスデバイストポロジの表示..................................................183 マルチパスデバイスノードでの fdisk パーティションの新規作成.....................................................183 Device Mapper への新しいパーティションの追加.................................................................................184 Device Mapper パーティションでのファイルシステムの作成.............................................................
レプリケーションペアの作成...................................................................................................................199 リモートレプリケーショングループからの複製されたペアの削除..................................................200 章 16: プレミアム機能 — リモートレプリケーション(レガシー)....................203 概要......................................................................................................................................................................203 リモートレプリケーションに必要なスイッチ可能ホストアクセス設定(レガシー)........................
非同期の仮想ディスク...............................................................................................................................216 仮想ディスクの自動再同期化...................................................................................................................217 仮想ディスクの手動再同期化...................................................................................................................217 プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の役割の交換..............................................
物理ディスクの場所の特定..............................................................................................................................244 拡張エンクロージャの場所の特定.................................................................................................................244 状態情報の取得..................................................................................................................................................245 SMrepassist ユーティリティ..............................................................
はじめに 1 注意: この文書にある手順を実行する前に、『Safety, Environmental, and Regulatory Information』(安全、環 境および規制情報)マニュアルで、重要な安全情報を参照してください。 本書は Dell PowerVault MD Series ストレージアレイの機能について理解していただくためのものです。本書 はストレージアレイの受け取り後に完了する必要のあるタスクに従って分類されています。 Dell PowerVault Modular Disk Storage Manager Dell PowerVault Modular Disk Storage Manager(MD Storage Manager)は、1 台または複数台の MD Series ストレ ージマネージャの設定と管理を行うためのグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)アプリケーションで す。MD Storage Manager ソフトウェアは、MD Series のリソース DVD に収録されています。 ユーザーインタフェース Storage Manager 画面は、2 つプ
• セットアップ タブ — ストレージアレイの追加手順および警告の設定手順を案内する初期セットアッ プタスクを示します。 デバイス タブでは、検出されたストレージアレイ、識別できないストレージアレイ、および検出されたスト レージアレイのステータスを示すツリービューがウィンドウの左側に表示されます。検出されたストレージ アレイは、MD Storage Manager で管理されます。識別できないストレージアレイは MD Storage Manager で使 用できますが、管理できません。デバイス タブの右側には、選択したストレージアレイの詳細情報を示すテ ーブルビューが表示されます。 EMW では、次の操作を実行できます。 • ローカルサブネットワーク上のホストおよび管理対象のストレージアレイを検出する。 • ホストおよびストレージアレイを手動で追加する、および削除する。 • ストレージアレイを点滅させる、または位置を確認する。 • 検出されたストレージアレイの名前を指定する、または変更する。 • テーブルビューでストレージアレイのコメントを追加する。 • • EMW ビューの設定およ
選択したストレージのコンテキストメニューが表示されます。 2.
その他の情報 警告: システムに付属のマニュアルで安全および認可機関に関する情報を参照してください。保証に関 する情報は、この文書に含まれている場合と、別の文書として付属する場合とがあります。 メモ: 特に指定されない限り、マニュアルはすべて dell.
MD Series ストレージアレイについて 2 この章では、Dell MD Series ストレージアレイの設定と操作に役立つストレージアレイの諸概念について説明 します。 物理ディスク、仮想ディスク、およびディスクグループ お使いのストレージアレイ内の物理ディスクは、データに物理的なストレージ容量を提供します。ストレー ジアレイにデータを書き込む前に、ディスクグループおよび仮想ディスクと呼ばれる論理コンポーネントに 物理ストレージ容量を設定する必要があります。 ディスクグループとは、複数の仮想ディスクが作成される物理ディスクのセットのことです。RAID 0、RAID 1、および RAID 10 では、ディスクグループでサポートされる物理ディスクの最大数は 96 です。RAID 5 およ び RAID 6 では 30 ドライブです。ディスクグループは、ストレージアレイの未設定容量から作成できます。 仮想ディスクは、ディスクグループ内の物理ディスクの連続するデータセグメントで構成される、ディスク グループ内のパーティションです。仮想ディスクは、ディスクグループ内のすべての物理ディスクのデータ セグメント
状態 モード 説明 最適 ホットスペアスタンバイ 示されているスロットの物理ディスクは、ホットス ペアとして設定されています。 最適 ホットスペア使用中 示されているスロットの物理ディスクは、ディスク グループ内のホットスペアとして使用中です。 エラー 割り当て済み、未割り当て、ホ 示されているスロットの物理ディスクには、修復不 ットスペア使用中、またはホッ 可能なエラー、不正なドライブタイプまたはドライ トスペアスタンバイ ブサイズ、あるいは動作状態が障害と設定されてい ることが原因で、障害が発生しています。 交換済み 割り当て済み 未解決の障害 割り当て済み、未割り当て、ホ 示されているスロットの物理ディスクで、Selfットスペア使用中、またはホッ Monitoring Analysis and Reporting Technology トスペアスタンバイ (SMART)エラーが検出されました。 オフライン 適用なし 識別 割り当て済み、未割り当て、ホ 物理ディスクを識別中です。 ットスペア使用中、またはホッ トスペアスタンバイ 示されているスロットの物理ディスクは交
仮想ディスクの状態 以下の表では、ストレージアレイで認識される仮想ディスクのさまざまな状態について説明しています。 表 1.
各 RAID レベルは異なるパフォーマンスおよび保護を提供します。RAID レベルは、アプリケーション、アク セス、フォールトトレランス、および保存しているデータのタイプに基づいて選択する必要があります。 ストレージアレイは RAID レベル 0、1、5、6、および 10 をサポートします。ディスクグループで使用できる 物理ディスクの最大および最小数は、RAID レベルによって異なります。 • RAID レべル 0、1、および 10 で 192 台 • RAID 5 および 6 では 30 台。 RAID レベルの使用方法 最高のパフォーマンスを確保するためには、システムの物理ディスクを作成する際に最適な RAID レベルを選 択する必要があります。ディスクレベルに最適な RAID レベルは、次の要因によって異なります。 • ディスクアレイ内の物理ディスクの数 • ディスクアレイ内の物理ディスクの容量 • データへの冗長アクセスの必要性(フォールトトレランス) • ディスクパフォーマンスの要件 RAID 0 注意: お使いのストレージアレイでプレミアム機能がアクティブな場合であっても、
RAID 6 RAID 6 は RAID 5 と似ていますが、より優れた冗長性のために追加のパリティディスクを提供します。RAID 6 は最も汎用的な RAID レベルで、標準の I/O サイズが小さく、読み取りアクティビティの比率が高い複数ユー ザー環境に適しています。RAID 6 は、大規模なサイズの物理ディスクが使用されている、または多くの物理 ディスクがディスクグループで使用されている場合に推奨します。 RAID 10 注意: プレミアム機能がストレージアレイで有効であっても、120 台の物理ディスクを超える仮想ディス クグループを RAID 10 構成で作成しないでください。120 台の物理ディスク制限を超えると、ストレージ アレイが不安定になることがあります。 RAID 10(RAID 1 と RAID 0 の組み合わせ)は、ミラーリングされたディスクでディスクストライピングを使用 し、高いデータスループットと完全なデータ冗長性を提供します。偶数の数の物理ディスク(4 台以上)を 使用して、RAID レベル 10 のディスクグループまたは仮想ディスクを作成します。RAID レベル 1 および 1
します。バックグラウンド初期化は、RAID 0 仮想ディスクでは実行されません。バックグラウンド初 期化の速度は、MD Storage Manager によって制御されます。バックグラウンド初期化の速度を変更す るには、既存のすべてのバックグラウンド初期化を停止させる必要があります。速度の変更は、バッ クグラウンド初期化が自動的に再開されたときに有効になります。 整合性チェック 整合性チェックは、冗長アレイ(RAID レベル 1、5、6、および 10)のデータの正確性を検証します。たとえ ば、パリティ有りのシステムの整合性チェックには、1 個の物理ディスク上のデータを計算し、その結果を パリティ物理ディスクの内容と比較することが含まれます。 整合性チェックは、バックグラウンド初期化に類似しています。相違点は、バックグラウンド初期化は手動 での開始や停止ができませんが、整合性チェックではできることです。 メモ: 少なくとも月に 1 回は冗長アレイでデータの整合性チェックを実行することをお勧めします。こ れにより、読み取り不能セクターの検出と自動置換が可能になります。障害の発生した物理ディスクの 再構築中に読み
な処理が 4 件ある場合、転送された処理は一時停止状態となります。アクティブな処理の件数が 3 件以下に なると、ピアコントローラ上で一時停止状態の処理が再開します。 ディスクグループ操作 RAID レベルのマイグレーション 要件に応じて、ある RAID レベルから別の RAID レベルにマイグレートできます。たとえば、RAID 5 セットに 変換することにより、フォールトトレラント特性をストライプセット(RAID 0)に追加できます。MD Storage Manager は RAID 属性に関する情報を提供し、適切な RAID レベルの選択を支援します。RAID レベルのマイグ レーションはシステムを稼働したままで再起動せずに実行できるため、データの可用性が維持されます。 セグメントサイズのマイグレーション セグメントサイズとは、ストレージアレイが次の物理ディスクにデータを書き込む前に、仮想ディスク内の 1 つの物理ディスク上に書き込むデータの量(キロバイト単位)です。セグメントサイズの有効な値は、8 KB、16 KB、32 KB、64 KB、128 KB、および 256 KB です。 セグメントサイズ
ディスクグループ操作の制限 取り付けられた RAID コントローラモジュールにつき、アクティブで同時に行われるディスクグループ処理の 件数は、1 件までです。この制限は、次のディスクグループ処理に適用されます。 • • • • • 仮想ディスクの RAID レベルのマイグレーション セグメントサイズのマイグレーション 仮想ディスク容量の拡張 ディスクグループの拡張 ディスクグループのデフラグ 既存のディスクグループ処理によって冗長 RAID コントローラモジュールに障害が発生すると、障害の発生し たコントローラで行われていた処理は、ピアコントローラに転送されます。そのピアコントローラにアクテ ィブなディスクグループ処理がある場合、転送された処理は一時停止状態となります。ピアコントローラ上 のアクティブな処理が完了するか、または中断されると、一時停止状態の処理が再開します。 メモ: アクティブな処理が存在しないコントローラでディスクグループ処理の開始を試みた場合、ディス クグループの最初の仮想ディスクが他のコントローラに所有されており、そのコントローラにアクティ ブな処理がある場合は、開始の試行は失敗します
必要があります。マイグレーション前にディスクグループがオフラインにされなかった場合、そのディスク グループ内の物理および仮想ディスクがあるソースアレイは欠落としてマークされます。ただし、ディスク グループ自体はターゲットアレイにマイグレートされます。 アレイは最適状態である場合にだけ仮想ディスクをインポートできます。ディスクグループのすべてのメン バーがマイグレートされる場合にだけ、ディスクグループの一部である仮想ディスクを移動させることがで きます。ターゲットアレイがディスクグループの全ディスクのインポートを終了すると、仮想ディスクが自 動的に利用可能になります。 物理ディスクまたはディスクグループをマイグレートする場合、次のようになります。 • 同じ種類の MD ストレージアレイ間で(たとえば、1 つの MD3260 ストレージアレイから別の MD3260 ストレージアレイへ)マイグレートする場合、マイグレート先の MD ストレージアレイは、マイグレ ートされる MD ストレージアレイ上のデータ構造やメタデータをすべて認識します。 • マイグレート先の MD ストレージアレイと異なるストレージアレイ
• メモ: 物理ディスクを持たないストレージアレイには、複数のストレージアレイからのディスク グループを同時にマイグレートしないでください。1 つのストレージアレイからディスクグルー プをマイグレートする場合は、仮想ディスクのコールドマイグレーションを使用します。 マイグレート前のプレミアム機能の有効化 — ディスクグループと仮想ディスクをマイグレートする 前に、マイグレート先ストレージアレイで必要なプレミアム機能を有効にします。プレミアム機能が 有効に設定されたストレージアレイからディスクグループをマイグレートする際に、マイグレート先 アレイでプレミアム機能が有効になっていない場合は、非準拠 エラーメッセージが生成されることが あります。 ディスクのローミング アレイ内で物理ディスクを移動させることができます。RAID コントローラモジュールは、位置が変更された 物理ディスクを自動的に認識し、ディスクグループの一部である適切な仮想ディスク内に論理的に配置しま す。ディスクのローミングは、RAID コントローラモジュールがオンラインでも、電源がオフになっている場 合でも許可されます。 メモ: 物理ディスク
• リモートレプリケーション(標準およびレガシーベース)。 詳細については、「プレミアム機能 - リ モートレプリケーション」および「プレミアム機能 - リモートレプリケーション(レガシー)」を参 照してください。 メモ: 上記のプレミアム機能は個別にアクティブ化する必要があります。これらの機能を購入すると、ア クティベーションカードが付属しており、この機能を有効にする手順の説明が含まれています。 サポートされるスナップショット機能のタイプ MD ストレージアレイでは、次のタイプの仮想ディスクスナップショットプレミアム機能がサポートされま す。 • • 複数のポイントインタイム(PiT)グループを使用するスナップショット仮想ディスク — この機能は、 スナップショットグループ、スナップショットイメージ、および整合性グループもサポートします。 各スナップショットに個別のリポジトリを使用するスナップショット仮想ディスク(レガシー) 詳細については、 「プレミアム機能 --- スナップショット仮想ディスク」および「プレミアム機能 — スナップ ショット仮想ディスク(レガシー)」を参照してください。 スナッ
されます。仮想ディスク上のデータは、変更される前にスナップショットリポジトリにコピーされます。ス ナップショットは瞬間的で、完全物理コピープロセスほどオーバーヘッドがかかりません。 スナップショット(レガシー)リポジトリ仮想ディスク スナップショット仮想ディスクを作成すると、スナップショットリポジトリ仮想ディスクが自動的に作成さ れます。スナップショットリポジトリは、スナップショット仮想ディスクのリソースとしてストレージアレ イで作成される仮想ディスクです。スナップショットリポジトリ仮想ディスクには、特定のスナップショッ ト仮想ディスクのスナップショット仮想ディスクメタデータとコピーオンライトデータが含まれます。リポ ジトリは 1 つのスナップショットだけサポートします。 スナップショットリポジトリ仮想ディスクを仮想ディスクコピーのソース仮想ディスクまたはターゲット仮 想ディスクとして選択することはできません。スナップショットソース仮想ディスクを仮想ディスクコピー のターゲット仮想ディスクとして選択した場合は、ソース仮想ディスクに関連するすべてのスナップショッ ト仮想ディスクを無効にする必要があります。 注
仮想ディスクのリカバリ ホストサーバー対仮想ディスクのマッピングの編集機能を使用すると、バックアップ仮想ディスクからデー タをリカバリできます。この機能では、ホストサーバーから元のソース仮想ディスクをアンマップし、バッ クアップ仮想ディスクを同じホストサーバーにマップできます。 ソース仮想ディスクへのアクセスを提供するために使用された LUN を記録する必要があります。この情報 は、ターゲット(バックアップ)仮想ディスクに対してホストサーバー対仮想ディスクのマッピングを定義 する場合に必要です。また、仮想ディスクリカバリ手順を開始する前に、ソース仮想ディスクに対するすべ ての I/O 処理を停止する必要があります。 スナップショットと仮想ディスクコピーの併用 同じストレージアレイにデータをバックアップするため、またはスナップショット仮想ディスクのデータを 元のソース仮想ディスクに復元するため、スナップショット仮想ディスク、またはスナップショット仮想デ ィスク(レガシー)と仮想ディスクコピープレミアム機能を同時に使用することができます。 次の 2 つの方法のいずれかで、仮想ディスクからデータをコピーすることが
• 物理的に取り外された • ファームウェアをアップデートしている • 代替コントローラへのフェイルオーバーの原因となったイベントに関与している ディスクまたはホストサーバーにアクセスするために優先 RAID コントローラモジュールが使用するパスは、 優先パスと呼ばれます。冗長パスは代替パスと呼ばれます。障害によって優先パスがアクセスできなくなっ た場合、ストレージアレイは自動的に代替パスを使用してデータにアクセスし、エンクロージャのステータ ス LED は橙色に点滅します。 仮想ディスク所有権 MD Storage Manager を使用して、仮想ディスクを自動的に構築して表示することができます。MD Storage Manager は、最適な設定を使用してディスクグループのストライプを行います。仮想ディスクは、作成時に 代替 RAID コントローラモジュールに割り当てられます。このデフォルトの割り当てによって、RAID コント ローラモジュールの負荷を負荷分散する簡単な方法が提供されます。 実際の使用方法に応じて、所有権を後で修正して負荷を分散することができます。仮想ディスク所有権が手 動で
システムパフォーマンスの監視 パフォーマンスモニタを使用して、監視する仮想ディスクおよび RAID コントローラモジュールを選択した り、ポーリング間隔を変更したりすることができます。 パフォーマンスモニタの使用する際は、次のガイドラインに留意してください。 • • • パフォーマンスモニタでは、ウィンドウが開いている間に設定が変更されても、表示が動的にアップ デートされません。変更を表示するには、パフォーマンスモニタ ウィンドウを閉じてから、再び開く 必要があります。 パフォーマンスモニタを使ってパフォーマンスデータを取得すると、設定されているポーリング間隔 によっては、ストレージアレイの通常パフォーマンスに影響する場合があります。 監視しているストレージアレイが無反応状態に入ったりマイグレートしたりすると、情報ダイアログ が表示されます。ダイアログでは、パフォーマンスモニタがパフォーマンスデータ用にストレージア レイに対してポーリングできないことを通知します。 選択した仮想ディスクおよび RAID コントローラモジュールのデータは、テーブル形式またはグラフィカル形 式で表示できます。 • • テーブ
7. 停止 をクリックしてストレージアレイの監視を停止します。 8. 現在表示されているパフォーマンス統計を保存するには、次の手順を実行します。 a) パフォーマンスモニタ ウィンドウで 名前を付けて保存 をクリックします。 b) ファイルを保存するディレクトリを選択します。 c) ファイル名 にファイル名を入力します。 d) ファイルタイプ リストからファイルのタイプを選択します。 メモ: .perf 拡張子がデフォルトです。 e) 保存 をクリックして、ファイルを保存します。 グラフィカルビューを使用したパフォーマンスの監視 グラフィカルビューを使用してパフォーマンスを監視するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、監視 → 状態 → パフォーマンスの監視 → グラフィカルビュー の順に選択します。 パフォーマンスモニタのグラフィカルビュー ウィンドウが表示されます。 2.
– キャッシュヒット率 — 実際のディスクの読み取り必要とするのではなく、キャッシュからのデ ータで満たされる合計 I/O の割合。 値は、パフォーマンスモニタデータテーブルで選択したストレージに対して表示されます。テーブルは、 ポーリング間隔 設定で指定された間隔でアップデートされます。 6. デバイス リストで、手順 5 で選択したメトリックについて監視するデバイスを選択します。 次のデバイスでは、リアルタイムメトリックまたは履歴パフォーマンスメトリックを表示できます。 7. 8.
ストレージアレイの検出および管理 3 ストレージアレイの管理には次の 2 つの方法があります。 • • 帯域外管理 帯域内管理 メモ: iSCSI MD ストレージアレイを使用している場合は、管理機能の詳細について、dell.
アクセス仮想ディスク MD シリーズ ストレージアレイ内の各 RAID コントローラモジュールは、アクセス仮想ディスクと呼ばれる特 別な仮想ディスクを保持します。ホストエージェントソフトウェアは、アクセス仮想ディスクを使用して、 ストレージ管理ステーションと帯域内管理対象ストレージアレイの RAID コントローラモジュール間で管理 要求とイベント情報をやり取りします。このソフトウェアを削除するには、仮想ディスク全体、仮想ディス クグループ、または仮想ディスクペアを削除する必要があります。アクセス仮想ディスクはアプリケーショ ンデータストレージに利用できません。アクセス仮想ディスクを削除するには、仮想ディスク全体、仮想デ ィスクグループ、または仮想ディスクペアを削除する必要があります。デフォルトの LUN は 31 です。 ストレージアレイ ストレージアレイを最適に使用できるように設定するには、まず、ストレージアレイを MD Storage Manager に追加します。 メモ: ストレージアレイを追加できるのは、EMW 内のみです。 次の操作が可能です。 • ストレージアレイの自動検出。 • ストレー
1. EMW で、編集 → ストレージアレイの追加 を選択します。 2. 次のうち関連する管理手段を選択します。 – 帯域外管理 — ストレージアレイ内の RAID コントローラ モジュール の DNS/ ネットワーク名、 IPv4 アドレス、または IPv6 アドレスを入力します。 – 帯域内管理 — ストレージアレイがネットワークに接続するときに通過する ホスト の名前か DNS/ ネットワーク名、IPv4 アドレス、または IPv6 アドレスを入力します。 メモ: 帯域内管理と iSCSI を使用してストレージアレイを追加する場合は、最初にホストサー バーのイニシエータとストレージアレイの間にセッションを確立する必要があります。詳 細については、「iSCSI の使い方」を参照してください。 メモ: 帯域内管理通信を確立するには、まず、ホストエージェントを再起動します。 「ホスト コンテキストエージェントソフトウェアの起動または再起動」を参照してください。 3. 追加 をクリックします。 4.
• iSCSI 設定を管理する — iSCSI の設定で認証、識別、および検出を設定できます。 ストレージアレイの場所の特定 点滅 オプションを使用すると、ストレージアレイの場所を物理的に特定し、ストレージアレイを識別できま す。ストレージアレイの場所を特定するには、次の手順を実行します。 1. 該当するストレージアレイを選択し、次のいずれかの手順を実行します。 – EMW で、適切なストレージアレイを右クリックし、ストレージアレイの点滅 を選択します。 – AMW で、セットアップ タブを選択し、ストレージアレイの点滅 をクリックします。 – AMW で、ハードウェア → 点滅 → ストレージアレイ を選択します。 ストレージアレイ内の物理ディスクの LED が点滅します。 2. ストレージアレイの場所を特定したら、OK をクリックします。 LED の点滅が停止します。 3.
ワードが要求されます。表示操作により、ストレージアレイの設定は変更されず、パスワードは必要ありま せん。新規パスワードを作成したり、既存のパスワードを変更したりできます。 新規パスワードを設定したり、既存のパスワードを変更したりするには、次の手順を実行します。 1. EMW で、該当するストレージアレイを選択し、そのストレージアレイの AMW を開きます。 選択したストレージアレイの AMW が表示されます。 2. AMW で、セットアップ タブを選択し、ストレージアレイのパスワードの設定 をクリックします。 パスワードの設定 ダイアログが表示されます。 3. パスワードをリセットする場合は、現在のパスワード を入力します。 メモ: パスワードを初めて設定する場合は、現在のパスワード を空白にします。 4. 新規パスワード を入力します。 メモ: セキュリティを強化するために、15 以上の英数字から構成される長いパスワードを使用する ことをお勧めします。安全なパスワードの詳細については、「Password Guidelines」(パスワードに 関する注意事項)を参照してください。 5.
ストレージアレイの削除 特定のストレージ管理ステーションでの管理から外すストレージアレイについては、管理アレイのリストか らそのストレージアレイを削除します。ストレージアレイを削除しても、そのストレージアレイやその中の データには一切影響しません。ストレージアレイを削除すると、EMW の デバイス タブに表示されるストレ ージアレイのリストからそのストレージアレイが削除されるだけです。 ストレージアレイを削除するには、次の手順を実行します。 1. EMW で デバイス タブを選択し、該当する管理ストレージアレイを選択します。 2. 編集 → 削除 → ストレージアレイ を選択します。 ストレージアレイを右クリックして、削除 → ストレージアレイ を選択することもできます。 選択したストレージアレイを削除するかどうかを確認するメッセージが表示されます。 3.
ストレージアレイのキャッシュ設定の変更 ストレージアレイのキャッシュ設定を変更するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ストレージアレイ → 変更 → キャッシュの設定 を選択します。 キャッシュ設定の変更 ウィンドウが表示されます。 2. 3. 4. フラッシュの開始 で、キャッシュの書き込まれていないデータを選択するかパーセンテージを入力し て、キャッシュフラッシュを開始します。 フラッシュの停止 で、キャッシュの書き込まれていないデータを選択するかパーセンテージを入力し て、進行中のキャッシュフラッシュを停止します。 適切な キャッシュブロックのサイズ を選択します。 ファイルシステムでの使用やデータベースアプリケーションでの使用には、より容量の小さいキャッシ ュが適しています。マルチメディアなど、連続した I/O を生成するアプリケーションには、より容量の大 きいキャッシュが適しています。 5.
プメッセージとして、送信することができます。アラート通知は、すべてのストレージアレイまたは個々の ストレージアレイに設定することができます。 アラート通知を設定するには、次の手順を実行します。 1. すべてのストレージアレイに対して、EMW で次の手順を実行します。 a) b) c) d) セットアップ タブを選択します。 アラートの設定 を選択します。 すべてのストレージアレイ を選択します。 OK をクリックします。 アラートの設定 ダイアログが表示されます。 2. 単一のストレージアレイに対して、次の手順を実行します。 a) デバイス タブを選択します。 b) 該当するストレージアレイを選択し、編集 → アラートの設定 を選択します。 アラートの設定 ダイアログが表示されます。 3. E-メールアラートまたは SNMP アラートを設定します。 詳細については、「E-メールアラートの設定」または「SNMP アラートの設定」を参照してください。 E-メールアラートの設定 1. 次のいずれかの操作で、アラートの設定 ダイアログを開きます。 – 2.
4. E-メール タブを選択して、E-メールの送信先を設定します。 – – E-メールアドレスの追加 — E-メールアドレス で、E-メールアドレスを入力して 追加 をクリック します。 E-メールアドレスの置換 — 設定された E-メールアドレス 領域で、置き換える E-メールアドレス を選択し、E-メールアドレス に新しい E-メールアドレスを入力して、交換 をクリックします。 – E-メールアドレスの削除 — 設定された E-メールアドレス 領域で、E-メールアドレスを選択して 削除 をクリックします。 – E-メールアドレスの検証 — E-メールアドレス に E-メールアドレスを入力するか、設定された Eメールアドレス 領域で E-メールアドレスを選択して、テスト をクリックします。テスト E-メー ルが選択した E-メールアドレスに送信されます。テストの結果とエラーが表示されます。 新しく追加された E-メールアドレスが 設定された E-メールアドレス 領域に表示されます。 5.
– 個々のストレージアレイ — このオプションを選択すると、指定されたストレージアレイで発生 したイベントのみに関するアラート通知が送信されます。 選択内容によって、以下のいずれかの状態になります。 – すべてのストレージアレイ を選択している場合、アラートの設定 ダイアログが表示されます。 – 個々のストレージアレイ を選択している場合、ストレージアレイの選択 ダイアログが表示され ます。アラート通知を受信するストレージアレイを選択し、OK をクリックします。アラートの設 定 ダイアログが表示されます。 メモ: 選択したストレージアレイの位置が不明な場合は、点滅 をクリックしてストレージアレイの LED を点灯します。 3.
学習サイクルは、定期的に、同時に、同じ曜日に自動的に開始するようスケジュールされます。サイクル間 の間隔は週単位で定義されます。 間隔を調整する際は、以下のガイドラインを使用してください。 • デフォルトの間隔を使用できます。 • 学習サイクルは随時実行できます。 • 学習サイクルは、現在のスケジュール時刻よりも早い時刻に設定できます。 • 学習サイクルは、現在のスケジュール時刻より 7 日以上後に開始するよう設定できません。 バッテリ設定の変更 バッテリ設定を変更するには、次の手順を実行します。 1. AMW のメニューバーで、ハードウェア → エンクロージャ → 変更 → バッテリの設定 を選択します。 バッテリの設定 ダイアログが表示されます。 2. バッテリの場所 で、バッテリを選択します。 3.
iSCSI の使用 4 メモ: 次の項は、iSCSI プロトコルを使用する MDxx0i ストレージアレイにのみ適用されます。 iSCSI ターゲット認証の変更 iSCSI ターゲット認証を変更するには、次の手順を実行します。 1. AMW で セットアップ タブを選択します。 2. iSCSI 設定の管理 を選択します。 3. iSCSI 設定の管理 ウィンドウが表示されます。デフォルトでは、ターゲット認証 タブが選択されていま す。 認証設定を変更するには、次のいずれかを選択します。 – – 4.
4. イニシエータの選択 領域でイニシエータを選択します。 5. イニシエータの詳細が表示されます。 CHAP シークレット をクリックし、表示されるダイアログにイニシエータ CHAP 許可を入力します。 6. OK をクリックします。 7.
iSCSI ターゲット識別子の変更 iSCSI ターゲット名は変更できませんが、識別しやすいようにエイリアスをターゲットに関連付けることがで きます。iSCSI ターゲット名は直感的でないため、エイリアスは役に立ちます。意味がある覚えやすい iSCSI ターゲットエイリアスを指定してください。 iSCSI ターゲット識別子を変更するには、次の手順を実行します。 1. AMW で セットアップ タブを選択します。 2. iSCSI 設定の管理 を選択します。 iSCSI 設定の管理 ウィンドウが表示されます。 3. ターゲット設定 タブを選択します。 4. iSCSI エイリアス にエイリアスを入力します。 5.
iSCSI ホストポートの設定 iSCSI ホストポートを設定するデフォルトの方法(IPv4 アドレス設定用)は DHCP です。ネットワークに DHCP サーバーがある限り、常にこの方法を使用してください。静的な DHCP アドレスを iSCSI ポートに割り当てて 接続を継続することをお勧めします。IPv6 アドレス設定の場合は、デフォルトの方法がステートレス自動設 定になります。IPv6 には常にこの方法を使用してください。詳細については、nformation, see at dell.com/ support/manuals で『Troubleshooting your Dell PowerVault MD-Series Storaeg Array: Configuring iSCSI Data Ports』 (Dell PowerVault MD-Series ストレージアレイ: iSCSI データポートの設定)を参照してください。 iSCSI ホストポートを設定するには、次の手順を実行します。 1. AMW で セットアップ タブを選択します。 2.
iSCSI ホストポートの詳細設定 メモ: iSCSI ホストポートの詳細設定はオプションです。 個々の iSCSI ホストポートの詳細設定を使用して、TCP フレームサイズ、仮想 LAN、およびネットワーク優先 度を指定します。 設定 説明 仮想 LAN(VLAN) 物理ネットワーク内で独立した論理ネットワークを作成する方法。1 つのネットワー ク内に複数の VLAN が存在できます。VLAN 1 はデフォルトの VLAN です。 メモ: MD Support Manager を使用して VLAN を作成および設定する方法の詳細につ いては、AMW で、サポート タブをクリックしてから、オンラインヘルプの表示 をクリックしてください。 イーサネット優先 度 ネットワーク優先度は最低から最高まで設定できます。ネットワークマネージャによ ってこれらのマッピングを決定する必要がありますが、IEEE はさまざまな勧告を行な っています。 • 0 — 最低の優先度(デフォルト)。 • 1~4 — 「損失を許容できる」トラフィックから負荷制御アプリケーション(ス トリーミングマルチメディアやビジネスクリ
詳細が 詳細 領域に表示されます。名前を付けて保存 をクリックして、iSCSI セッショントポロジ全体を テキストファイルとして保存します。 3. セッションを終了するには、次の手順を実行します。 a) 終了するセッションを選択してから、セッションの終了 をクリックします。 セッションの終了の確認 ウィンドウが表示されます。 a) はい と入力して、iSCSI セッションを終了することを確認します。 b) OK をクリックします。 メモ: セッションを終了すると、対応する接続はすべてホストとストレージアレイ間のリンクを終了 し、ストレージアレイ上のデータは使用できなくなります。 メモ: MD Storage Manager を使用してセッションを手動で終了すると、iSCSI イニシエータソフトウ ェアにより、ストレージアレイへの終了した接続の再確立が自動的に試行されます。この場合に、 エラーメッセージが発生することがあります。 iSCSI 統計の表示とベースライン統計の設定 iSCSI 統計の表示とベースライン統計の設定を行うには、次の手順を実行します。 1.
表 2. ホストトポロジの操作 実行したい操作 操作の手順 ホストを移動 ホストグループを移動 1. ホストマッピング タブをクリックします。 2. 移動するホストを選択し、ホストマッピング → 移動 を選択します。 3. ホストの移動先のホストグループを選択し、OK をクリックします。 ホストおよびホストグルー プを手動で削除 1. ホストマッピング タブをクリックします。 2. 削除する項目を選択し、ホストマッピング → 削除 を選択します。 ホストまたはホストグルー プの名前を変更 1. ホストマッピング タブをクリックします。 2. 削除する項目を選択し、ホストマッピング → 名前の変更 を選択します。 3.
イベントモニタ 5 イベントモニタは、Dell PowerVault Modular Disk Storage Manager(MD Storage Manager)により提供されます。 イベントモニタはバックグラウンドで継続的に稼働し、管理対象のストレージアレイでのアクティビティを 監視します。イベントモニタが重大な問題を検出した場合、ホストまたはリモートシステムに E-メール、 Simple Network Management Protocol(SNMP)トラップメッセージ、またはその両方を使用して通知できま す。 最もタイムリーかつ継続的にイベントを通知するために、1 日 24 時間稼働している管理ステーション上でイ ベントモニタを有効にします。複数のシステムでイベントモニタを有効にする、またはイベントモニタと MD Storage Manager を組み合わせてアクティブにすると、イベントが重複することがありますが、これはア レイ上の複数の障害を示しているわけではありません。 イベントモニタは、Enterprise Management ウィンドウ(EMW)から独立して実行される、バックグラウン
Linux イベントモニタを有効にするには、コマンドプロンプトで、SMmonitor start と入力し、 を押しま す。プログラムが起動されると、SMmonitor started というメッセージが表示されます。 イベントモニタを無効にするには、ターミナルエミュレーションアプリケーションを起動し(console ox xterm)、コマンドプロンプトで、SMmonitor stop と入力して、 を押します。プログラムのシャッ トダウンが完了すると、Stopping Monitor process というメッセージが表示されます。 58
ホストについて 6 ホストアクセスの設定 Dell PowerVault Modular Disk Storage Manager(MD Storage Manager)は、複数のモジュールで構成されます。 これらのモジュールの 1 つは、MD Storage Manager インストールの一部としてインストールされるホストコ ンテキストエージェントであり、バックグラウンドで継続して実行されます。 ホストコンテキストエージェントがホストで実行されている場合、そのホストと、ストレージアレイに接続 されたホストポートは MD Storage Manager により自動的に検出されます。ホストポートは、Array Management Window(AMW)の ホストマッピング タブに表示されます。ホストは、ホストマッピング タブ の デフォルトのホストグループ に手動で追加する必要があります。 メモ: iSCSI プロトコルを使用する MD3260i および MD3660i ストレージアレイでは、ホストコンテキスト エージェントは動的ではありません。自動的に検出するために iSCSI セッションの確立後にホス
• ホストおよびホストグループを定義します。 • 選択したホストグループにマッピングを追加します。 詳細については、オンラインヘルプのトピックを参照してください。 ホストの定義 AMW でホスト定義ウィザードを使用して、ストレージアレイのホストを定義できます。関連付けられていな い既知のホストポート識別子または新規ホストポート識別子のいずれかを追加できます。 ホストポート識別子を追加する前に、ユーザーラベルを指定する必要があります(ユーザーラベルを入力す るまで 追加 ボタンは無効になります)。 ホストを定義するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ホストマッピング タブを選択します。 2.
– いいえ — 手順 13 に進みます。 12. ホストグループの名前を入力するか、既存のホストグループを選択し、次へ をクリックします。 プレビュー ウィンドウが表示されます。 13. 終了 をクリックします。 正常に作成されました ウィンドウが表示され、新しいホストが作成されたことが確認されます。 14. 別のホストを作成するには、正常に作成されました ウィンドウで はい をクリックします。 ホストアクセスの削除 ホストアクセスを削除するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ホストマッピング タブを選択します。 2. 左側のペインのオブジェクトツリーからホストノードを選択します。 3. 次のいずれかの操作を実行します。 – メニューバーで、ホストマッピング → ホスト → 削除 を選択します。 – ホストノードを右クリックし、ポップアップメニューで 削除 を選択します。 削除の確認 ダイアログが表示されます。 4. yes と入力します。 5.
メモ: ホストを削除するには、グループのホスト 領域でホストを選択し、削除 をクリックします。 7. OK をクリックします。 ホストグループへのホストの追加 ホストの定義ウィザード を使用して、ホストを既存のホストグループまたは新しいホストグループに追加で きます。詳細については、「ホストの定義」を参照してください。 また、ホストを異なるホストグループに移動することもできます。詳細については、 「別のホストグループへ のホストの移動」を参照してください。 ホストグループからのホストの削除 ホストは、AMW の ホストマッピング タブのオブジェクトツリーから削除できます。詳細については、 「ホス トグループの削除」を参照してください。 別のホストグループへのホストの移動 別のホストグループにホストを移動するには、次の手順を実行します。 1. AMW で ホストマッピング タブを選択し、オブジェクトツリーでホストノードを選択します。 2.
ホストトポロジ ホストトポロジは、ストレージアレイに設定されたホスト、ホストグループ、およびホストインタフェース の集まりです。ホストトポロジは、AMW の ホストマッピング タブに表示できます。詳細については、 「ホス トマッピング タブの使い方」を参照してください。 ホストトポロジは、次のタスクによって変更されます。 • ホストまたはホスト接続を移動する • ホストグループ、ホスト、またはホスト接続の名前を変更する • ホスト接続を追加する • ホスト接続を交換する • ホストタイプを変更する MD Storage Manager は、ホストエージェントソフトウェアを実行しているホストに対するこれらの変更を自 動的に検出します。 ホストコンテキストエージェントの起動または停止 ホストコンテキストエージェントはホストトポロジを検出します。ホストコンテキストエージェントはホス トと起動および停止します。ホストコンテキストエージェントによって検出されたトポロジは、MD Storage Manager の 設定 タブで、ホストアクセスの設定(自動) をクリックして表示できます。 次の場合、ホ
I/O データパスの保護 ホストとアレイ間には複数の接続を確立できます。ストレージアレイへのホストアクセスを設定する場合 は、アレイに対するすべての接続を選択する必要があります。 メモ: 配線の設定の詳細については、『Deployment Guide』(導入ガイド)を参照してください。 メモ: ホストの設定の詳細については、「ホストについて」を参照してください。 RAID コントローラモジュールやケーブルなどのコンポーネントで障害が発生した場合、または優先 RAID コ ントローラモジュールへのデータパス上でエラーが発生した場合は、仮想ディスクの所有権が、優先されな い代替 RAID コントローラモジュールに移動して処理を行います。この障害またはエラーはフェイルオーバ ーと呼ばれます。 Microsoft Multi-Path IO(MPIO)や Linux Device Mapper(DM)などのマルチパスフレームワーク用のドライバ は、ストレージアレイにアクセスし、I/O パスを提供するホストシステムにインストールされます。 Linux DM の詳細については、「Linux の Device Mapper
ホストポート識別子の追加 ダイアログが表示されます。 6. 適切なホストインタフェースタイプを選択します。 7. ホストにホストポート識別子を追加する方法を選択します。選択できる方法は次のとおりです。 – 8. 既知の関連のないホストポート識別子を選択して追加 — 既知の関連のないホストポート識別子 の既存のリストで適切なホストポート識別子を選択します。 – 新規ホストポート識別子を作成することによって追加 — 新規ホストポート識別子 に、新規ホス トポート識別子の名前を入力します。 エイリアス には、最大 30 文字の半角英数字の名前を入力します。 9. ホストに関連 で、適切なホストを選択します。 新しく追加されたホストポート識別子が、ホストポート識別子情報 領域に追加されます。 10. ホストポート識別子情報 領域のホストポート識別子のリストで、管理するホストポート識別子を選択し ます。 11.
7 ディスクグループ、標準仮想ディスク、およ びシン仮想ディスク ディスクグループと仮想ディスクの作成 ディスクグループは、ストレージアレイの未設定容量に作成され、仮想ディスクはディスクグループまたは ディスクプールの空き容量に作成されます。ディスクグループでサポートされている物理ディスクの最大数 は 120(プレミアム機能が有効な場合は 192)です。ストレージアレイに接続されているホストはデータを読 み取り、仮想ディスクにデータを書き込みます。 メモ: 仮想ディスクを作成する前に、まず物理ディスクをグループに組織化して、ホストアクセスを設定 する必要があります。その後、ディスクグループ内で仮想ディスクを作成できます。 仮想ディスクの作成は、次のいずれかの方法で行います。 • • 未設定の容量から新しいディスクグループを作成します。まず、ディスクグループの RAID レベルと 空き容量(使用可能なストレージ容量)を定義して、その後新しいディスクグループの最初の仮想デ ィスクのパラメータを定義します。 既存のディスクグループまたはディスクプールの空き容量に新しい仮想ディスクを作成します。必 要なのは、新し
メモ: シンプロビジョニングされた仮想ディスクは、ディスクプールから作成することができます。ディ スクプールを使用していない場合は、標準仮想ディスクのみが作成可能です。詳細については、「シン 仮想ディスク」を参照してください。 自動 設定、または 手動 設定のいずれかを使用してディスクグループを作成することができます。 ディスクグループを作成するには、次の手順を実行します。 1.
ディスクグループの場所の特定 選択したディスクグループを構成するすべての物理ディスクの物理的な場所を特定し、識別できます。ディ スクグループの各物理ディスクの LED が点滅します。 ディスクグループを検索するには、次の手順を実行します。 1. 2. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 ディスクグループを右クリックして、ポップアップメニューから 点滅 を選択します。 選択したディスクグループの LED が点滅します。 3. ディスクグループが見つかったら、OK をクリックします。 LED の点滅が停止します。 4. ディスクグループの LED の点滅が停止しない場合は、AMW から、ハードウェア → 点滅 → すべての表示 の停止 を選択します。 LED の点滅が正常に停止したら、確認のメッセージが表示されます。 5.
6. データサービス(DS)属性 領域で、次を選択することができます。 – 7. 新しい仮想ディスクでのデータ保証(DA)保護の有効化 – SSD キャッシュの使用 仮想ディスクの I/O 特性タイプ リストで、適切な仮想ディスクの I/O 特性タイプを選択します。以下のタ イプを選択できます。 – ファイルシステム(標準) – データベース – マルチメディア – カスタム メモ: カスタム を選択した場合は、適切なセグメントサイズを選択する必要があります。 8. ダイナミックキャッシュ読み込みプリフェッチを有効にする を選択します。 仮想ディスクキャッシュ設定の詳細については、 「仮想ディスクキャッシュ設定の変更」を参照してくだ さい。 メモ: 仮想ディスクがデータベースアプリケーション、またはランダム読み取りの割合が高いアプリ ケーションに使用される場合は、ダイナミックキャッシュ読み込みプリフェッチを有効にする を無 効にする必要があります。 セグメントサイズ リストで、適切なセグメントサイズを選択します。 9. 10.
仮想ディスクの変更優先度の変更を確認することを求めるメッセージが表示されます。 6. はい をクリックします。 7.
メモ: 書き込みキャッシュを有効にするチェックボックスが無効になった後、キャッシュが自動的に フラッシュされます。 5. OK をクリックします。 仮想ディスクの変更優先度の変更を確認するプロンプトメッセージが表示されます。 6. はい をクリックします。 7.
IO タイプの変更 ストレージアレイ設定の一部として定義する仮想ディスクに対して仮想ディスク I/O の特性を指定できます。 仮想ディスクの期待される I/O 特性は、適用可能なデフォルトの仮想ディスクセグメントサイズとダイナミッ クキャッシュ読み込みプリフェッチ設定を示すためにシステムにより使用されます。自動設定ウィザードに ついては、オンラインヘルプのトピックを参照してください。 メモ: ダイナミックキャッシュ読み込みプリフェッチ設定は、メニューバーで ストレージ → 仮想ディス ク → 変更 → キャッシュ設定 を選択して後で変更できます。セグメントサイズは、メニューバーで スト レージ → 仮想ディスク → 変更 → セグメントサイズ を選択して後で変更できます。 下記の I/O 特性タイプは、仮想ディスクの作成処理中にのみ表示されます。 仮想ディスク I/O 特性のいずれかを選択すると、通常は、期待される I/O パターンに最適な、対応するダイナ ミックキャッシュプリフェッチ設定とセグメントサイズが、ダイナミックキャッシュ読み込みプリフェッチ フィールドと セグメントサイズ フィールドに入力されます
シン仮想ディスクによって、データを書き込まれるにつれ、ストレージを各仮想ディスクに動的に割り当て ることができます。シンプロビジョニングを使用すると、標準仮想ディスクの作成時にしばしば発生する大 量の未使用物理容量を解消できるようになります。 ただし、次のような状況などの特定の場合において、標準仮想ディスクがシンプロビジョニングよりも適し た手段となることがあります。 • 仮想ディスク上のストレージ消費量が予測し難いか、不安定であると予想される場合 • 特定の仮想ディスクに依存するアプリケーションが非常にミッションクリティカルである場合 シン仮想ディスクの物理容量と仮想容量 シン仮想ディスクの設定時には、次のタイプの容量を指定できます。 • 物理(または希望) • 仮想 仮想容量は、ホストに対して報告される容量です。一方、物理容量は、データの書き込み操作用に割り当て られた実際の物理ディスク容量です。一般に、物理容量は仮想容量を大きく下回ります。 シンプロビジョニングを行うと、比較的小さい物理容量で、大型の仮想容量を持つ仮想ディスクを作成でき ます。これはアプリケーションニーズの変化に応じてデ
• シン仮想ディスクのセグメントサイズは変更できません。 • シン仮想ディスクの先読み整合性チェックは有効化できません。 • シン仮想ディスクは、仮想ディスクコピー内のターゲット仮想ディスクとして機能できません。 • シン仮想ディスクはスナップショット(レガシー)動作で使用できません。 • シン仮想ディスクはリモートレプリケーション(レガシー)動作で使用できません。 シンボリュームの属性 既存のディスクプールの空き容量からシン仮想ディスクを作成すると、ディスクの属性を手動で設定、また は MD Storage Manager を使用してデフォルトの属性を割り当てることができます。次の手動属性を使用で きます。 • 希望する容量 — 仮想ディスクの初期物理容量(MB、GB、または TB)を設定します。ディスクプー ルの希望する容量は、4 GB 単位で割り当てられます。4 GB の倍数ではない容量を指定すると、MD Storage Manager は 4 GB の倍数を割り当て、残りを未使用容量として割り当てます。4 GB の倍数では ない領域が存在する場合、その容量はシン仮想ディスクのサイ
コピーサービス機能 ディスクグループの標準仮想 ディスク ディスクプールの標準仮 想ディスク シン仮想ディスク スナップショットのロ ールバック 対応 対応 対応 スナップショットイメ ージまたはスナップシ ョット仮想ディスクを 含む仮想ディスクの削 除 対応 対応 対応 整合性グループメンバ ーシップ 対応 対応 対応 リモートレプリケーシ ョン(レガシー) 対応 非対応 非対応 リモートレプリケーシ ョン 対応 対応 非対応 仮想ディスクコピーのソースは、ディスクグループの標準仮想ディスク、ディスクプールの標準仮想ディス ク、またはシン仮想ディスクのいずれかにすることができます。仮想ディスクコピーのターゲットは、ディ スクグループの標準仮想ディスク、またはディスクプールの標準仮想ディスクのみで、シン仮想ディスクに はできません。次の表に、仮想ディスクのコピーで使用できる仮想ディスクのタイプの概要を示します。 仮想ディスクコピーのソー ス 仮想ディスクコピーのターゲッ ト 可用性 標準仮想ディスク 標準仮想ディスク 対応 シン仮想ディスク 標準仮
シン仮想ディスクの初期化を行うと、仮想ディスクからすべてのデータが消去されますが、ホストマッピン グ、仮想容量、リポジトリ拡張ポリシーおよびセキュリティ設定は維持されます。初期化は、ブロックイン デックスもクリアします。これは、未書き込みブロックがゼロで埋められているかのように読み取られる原 因となります。初期化後、シン仮想ディスクは完全に空であるように表示されます。 次のタイプの仮想ディスクは初期化できません。 • スナップショット(レガシー)仮想ディスク • スナップショット仮想ディスクのベース仮想ディスク • リモートレプリケーション関係にあるプライマリ仮想ディスク • リモートレプリケーション関係にあるセカンダリ仮想ディスク • 仮想ディスクコピーのソース仮想ディスク • 仮想ディスクコピーのターゲット仮想ディスク • 既に初期化の処理中であるシン仮想ディスク • 最適 状態ではないシン仮想ディスク 同じ物理容量でのシン仮想ディスクの初期化 注意: シン仮想ディスクの初期化を行うと、仮想ディスクからすべてのデータが消去されます。 • シン仮想ディスクは、ディスクグルー
– はい — ストレージアレイに 2 つ以上のディスクプールがある場合 – いいえ — ストレージアレイにディスクプールが 1 つしかない場合 ディスクプールの選択 ウィンドウが表示されます。 7. 既存のディスクプールを保持する を選択して、次へ をクリックします。 リポジトリの選択 ウィンドウが表示されます。 8.
4. 現在のリポジトリを今後使用するために保持するかどうかに応じて 既存のリポジトリの削除 を選択ま たはクリアし、次へ をクリックします。 ディスクプールの選択 ウィンドウが表示されます。 5. 新しいディスクプールを選択する ラジオボタンを選択します。 6. 表から新しいディスクプールを選択し、次へ をクリックします。 リポジトリの選択 ウィンドウが表示されます。 7. 既存のディスクプールを保持する を選択して、次へ をクリックします。 リポジトリの選択 ウィンドウが表示されます。 8.
適切な物理ディスクタイプの選択 ストレージアレイでディスクグループと仮想ディスクを作成できます。ストレージアレイで利用できる未設 定容量、空き容量、および既存ディスクプールから、仮想ディスクに割り当てる容量を選択する必要があり ます。次に、仮想ディスクの基本的なパラメータ、およびオプションの詳細パラメータを定義します。 新しいさまざまな物理ディスクテクノロジーにより、単一のストレージアレイ内で、メディアタイプおよび インタフェースタイプが異なる物理ディスクを混在させることが可能になりました。 自己暗号化ディスクでの物理ディスクセキュリティ 自己暗号化ディスク(SED)テクノロジーを使用すると、ストレージアレイから物理的に取り外された物理 ディスク上のデータへの不正アクセスを防ぐことができます。ストレージアレイにはセキュリティキーがあ ります。自己暗号化ディスクは、正しいセキュリティキーが設定されたアレイを介してのみデータへのアク セスを提供します。 自己暗号化ディスクまたはセキュリティ対応物理ディスクは、書き込み中にデータを暗号化し、読み取り中 にデータを復号化します。詳細については、オンラインヘルプのトピ
物理ディスクセキュリティ メニューが、ストレージアレイ メニューに表示されます。物理ディスクセキュリ ティ メニューには次のオプションがあります。 • キーの作成 • キーの変更 • キーの保存 • キーの検証 • キーのインポート • ドライブのロック解除 メモ: ストレージアレイにセキュリティキーを作成しなかった場合は、キーの作成 オプションがアクテ ィブになります。ストレージアレイにセキュリティキーを作成した場合は、キーの作成 オプションが非 アクティブになり、左側にチェックマークが表示されます。キーの変更 オプション、キーの保存 オプシ ョン、および キーの検証 オプションがアクティブになります。 セキュアな物理ディスク オプションが、ディスクグループ メニューに表示されます。以下の条件が満たされ ると、セキュアな物理ディスク オプションがアクティブになります。 • • 選択されたストレージアレイはセキュリティが有効でないが、セキュリティ対応物理ディスクのみで 構成されています。 ストレージアレイに、スナップショットベースの仮想ディスク、またはスナップショットリポジトリ 仮
があります。他のメディアのストレージのセキュリティキーの暗号化および解読には、指定したパスフレー ズが使用されます。 また、セキュリティキーを作成する際、セキュリティキー識別子を作成するための情報を指定します。セキ ュリティキーとは異なり、セキュリティキー識別子は読み取りおよび表示できます。また、セキュリティキ ー識別子は物理ディスクまたは持ち運び可能なメディアにも保存されます。セキュリティキー識別子は、ス トレージアレイが使用しているキーの識別に使用されます。 セキュリティキーを作成するには、次の手順を実行してください。 1. AMW のメニューバーで、ストレージアレイ → セキュリティ → 物理ディスクセキュリティ → キーの 作成 を選択します。 2. 次のアクションのうち、いずれかを実行します。 3. 4.
9. パスフレーズの確認 ダイアログボックスに、パスフレーズ ダイアログボックスに入力した文字列と同じ 文字列を再入力します。 入力したパスフレーズおよびパスフレーズに関連付けられたセキュリティを記録します。これらの情報 は後のセキュア操作で必要になります。 10. キーの作成 をクリックします。 11. 無効なテキストエントリ ダイアログが表示された場合は、次のいずれかを選択します。 – はい — 入力された文字列にエラーがあります。無効なテキストエントリ ダイアログが表示され ます。ダイアログのエラーメッセージを読み、OK をクリックします。手順 6 に進みます。 – いいえ — 入力された文字列にエラーはありません。手順 12 に進みます。 12.
– 少なくとも 1 つの大文字を含む。 – 少なくとも 1 つの小文字を含む。 – 少なくとも 1 つの数字を含む。 – < > @ + といった、非英数文字を少なくともひとつ含む。 入力するパスフレーズはマスクされます。 6. パスフレーズの確認で、パスフレーズ に入力した文字列と同じ文字列を再入力します。 入力したパスフレーズおよび関連付けられたセキュリティ識別子を記録します。これらの情報は後のセ キュア操作で必要になります。 7. キーの変更 をクリックします。 8.
ストレージアレイ内の RAID コントローラモジュールが正しいセキュリティキーを提供している場合のみ、セ キュリティ対応の物理ディスクからデータを読み取ることができます。セキュリティ対応の物理ディスクが あるストレージアレイから別のストレージアレイに移動された場合、適切なセキュリティキーも新しいスト レージアレイにインポートする必要があります。そうでない場合、移動されたセキュリティ対応の物理ディ スク上のデータにアクセスできません。 セキュリティキーの検証の詳細については、オンラインヘルプのトピックを参照してください。 セキュアな物理ディスクのロック解除 セキュリティ対応ディスクグループをエクスポートして、関連する物理ディスクを別のストレージアレイに 移動できます。これらの物理ディスクを新しいストレージアレイに取り付けた後に物理ディスクをロック解 除しないと、物理ディスクに対してデータを読み書きすることができません。物理ディスクをロック解除す るには、元のストレージアレイからセキュリティキーを提供する必要があります。新しいストレージアレイ のセキュリティキーは異なるため、物理ディスクをロック解除できません。
• ディスクグループのエンクロージャロスプロテクションの可用性は、ディスクグループを構成する物 理ディスクの場所によって異なります。エンクロージャロスプロテクションが影響を受けないよう にするには、障害の発生した物理ディスクを交換して、コピーバック処理を開始する必要がありま す。「エンクロージャロスプロテクション」を参照してください。 ホットスペア物理ディスクを割り当てる、または割り当て解除するには次の手順を実行します。 1. AMW で、ハードウェア タブを選択します。 2. 1 つ、または複数の未割り当て物理ディスクを選択します。 3. 次のアクションのうち、いずれかを実行します。 – メニューバーから、ハードウェア → ホットスペアの適用範囲 を選択します。 – 物理ディスクを右クリックして、ポップアップメニューから ホットスペアの適用範囲 を選択し ます。 ホットスペア物理ディスクのオプション ウィンドウが表示されます。 4.
グローバルホットスペア MD Series ストレージアレイはグローバルホットスペアをサポートしています。グローバルホットスペアは、 その容量が交換される物理ディスクの設定済み容量のサイズ(メタデータを含む)と同じ、またはそれ以上 である限り、冗長 RAID レベルを持つどの仮想ディスクの故障物理ディスクとも交換することが可能です。 ホットスペア操作 物理ディスクで障害が発生した場合、仮想ディスクは利用可能なホットスペアを使用して自動的に再構築さ れます。交換用物理ディスクが取り付けられると、ホットスペアのデータは交換用物理ディスクにコピーさ れます。この機能はコピーバックと呼ばれます。デフォルトでは、RAID コントローラモジュールにより、お 使いのシステムの物理ディスクの数と容量に基づいてホットスペアの数とタイプが自動的に設定されます。 ホットスペアには次の状態があります。 • • スタンバイホットスペアは、ホットスペアとして割り当てられ、障害が発生したすべての物理ディス クの代わりに使用できる物理ディスクです。 使用中のホットスペアは、ホットスペアとして割り当てられ、障害が発生した物理ディスクに代わ
のアクセス性を保証します。通信の総喪失の例として、拡張エンクロージャへの電源の損失、または両方の RAID コントローラモジュールの障害が考えられます。 注意: ディスクグループ内の物理ディスクですでに障害が発生している場合、エンクロージャロスプロテ クションは保証されません。この場合、拡張エンクロージャへのアクセスを失っており、その結果、デ ィスクグループの別の物理ディスクでダブル物理ディスク障害、およびデータ損失が生じます。 エンクロージャロスプロテクションは、ディスクグループを構成するすべての物理ディスクが異なる拡張エ ンクロージャに存在する場合にディスクグループを作成すると実施できます。この区別は RAID レベルによ って異なります。自動方式を使用してディスクグループを作成することを選んだ場合、ソフトウェアはエン クロージャロスプロテクションを提供する物理ディスクの選択を試みます。手動方式を使用してディスクグ ループを作成することを選んだ場合、以下に示す基準を使用する必要があります。 RAID レベル エンクロージャロスプロテクションの基準 RAID レベル 5 また は RAID レベル 6
ストレージのドロワーロスプロテクションを構成するには、ディスクグループの一部である物理ディスクが、 次の表に示すように、RAID レベルに対して異なるドロワーに存在することを確認します。 表 5.
• マッピングは、AMW の ホストマッピング タブで定義できます。「ホストマッピングタブの使い方」 を参照してください。 ホスト対仮想ディスクのマッピングの作成 マッピングを定義する場合のガイドラインは次のとおりです。 • • • アクセス仮想ディスクマッピングは、帯域外ストレージアレイに必要ありません。ストレージアレイ が帯域外接続を使用して管理される場合、1 つのアクセス仮想ディスクマッピングはデフォルトグル ープに割り当てられ、もう 1 つのアクセス仮想ディスクマッピングはデフォルトグループから作成さ れた各ホストに割り当てられます。 ほとんどのホストでは、1 つのストレージパーティションあたり 256 の LUN がマップされます。LUN 番号の範囲は 0~255 です。オペレーティングシステムにより LUN が 127 に制限され、仮想ディスク を 127 以上の LUN にマップしようとした場合、ホストは仮想ディスクにアクセスできません。 追加マッピングを定義する前に、ホストグループまたはホストの初期マッピングを、ストレージパー ティショニングウィザードを使って作成する必要があります。
ホスト対仮想ディスクのマッピングの変更と削除 間違ったマッピングやストレージアレイの再構成などの複数の理由により、ホスト対仮想ディスクのマッピ ングを変更または削除できます。ホストと仮想ディスクのマッピングの変更と削除は、ホストとホストグル ープ両方に適用されます。 注意: データの損失を防ぐために、ホスト対仮想ディスクのマッピングを変更または削除する前に、仮想 ディスクへのデータアクセス(I/O)をすべて停止します。 ホストと仮想ディスクのマッピングを変更または削除するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ホストマッピング タブを選択します。 2. 定義されたマッピングペインで、次のいずれかの操作を実行します。 3.
は停止した場合、ターゲット仮想ディスクの所有権はその優先 RAID コントローラモジュールに戻ります。仮 想ディスクコピー中にソース仮想ディスクの所有権が変更された場合、ターゲット仮想ディスクの所有権も 変更されます。特定のオペレーティングシステム環境では、I/O パスを使用する前にマルチパスドライバの再 設定が必要な場合があります。 接続されているコントローラへの仮想ディスクの所有権を変更するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択し、仮想ディスクを選択します。 2. メニューバーから、ストレージ → 仮想ディスク → 変更 → 所有権 / 優先パス で適切な RAID コントロー ラモジュールスロットを選択します。 はい をクリックし、選択を確定します。 3. ホスト対仮想ディスクのマッピングの削除 ホスト対仮想ディスクのマッピングを削除するには、次の手順を実行してください。 1. AMW で ホストマッピング タブを選択します。 2. 定義されたマッピング の下の仮想ディスクを選択します。 3.
メモ: ディスクグループは、マルチパスドライバが新しいパスを再設定および再認識するまで新し い I/O パスを使用しないことがあります。通常、この操作には 5 分未満の時間がかかります。 ディスクグループの RAID レベルの変更 ディスクグループの RAID レベルを変更すると、ディスクグループを構成する各仮想ディスクの RAID レベル が変更されます。この操作中は、パフォーマンスが若干影響を受けることがあります。 ディスクグループの RAID レベルを変更する場合のガイドラインは、次のとおりです。 • この操作は開始されるとキャンセルできなくなります。 • この操作を行うには、ディスクグループが最適ステータスである必要があります。 • 操作中でもデータは利用できます。 • 新しい RAID レベルに変換するためにディスクグループに十分な容量がない場合は、エラーメッセー ジが表示され、操作を続行できません。未割り当ての物理ディスクがある場合は、ストレージ → デ ィスクグループ → 物理ディスク(容量)の追加 オプションを使用して、ディスクグループに容量を 追加し、操作を再試行します。
この例では、mpath6 デバイスには次の 2 つのパスがあります。 -- /dev/sdf at Host 1, Channel 0, Target 0, LUN 2 --/dev/sde at Host 0, Channel 0, Target 0, LUN 2 3. 次のコマンドを使用してマルチパスデバイスのマッピングをフラッシュします。 # multipath -f /dev/mapper/mapth_x ここで mapth_x は削除するデバイスです。 4. 次のコマンドを使用して、このデバイスに関連するパスを削除します。 # echo 1 > /sys/block/sd_x/device/delete ここで sd_x は multipath コマンドによって戻された SD ノード(ディスクデバイス)です。このデバ イスに関連するすべてのパスに対してこのコマンドを繰り返します。例: #echo 1 > /sys/block/sdf/device/delete #echo 1 > /sys/block/sde/device/delete 5.
• • 特定のストレージパーティションの一部である制限付きホストタイプのホストがある場合、そのスト レージパーティションのホストすべては、制限付きホストタイプによって許可される最大 LUN 数に制 限されます。 制限付きホストタイプのホストを、制限付きホストタイプで許可された数よりも多い LUN がすでにマ ップされたストレージパーティションに移動することはできません。たとえば、制限付きホストタイ プで最大 31 の LUN が許可された場合、その制限付きホストタイプを、31 を超える LUN がすでにマッ プされたストレージパーティションに移動することはできません。 ホストマッピング タブのデフォルトグループにはデフォルトホストタイプがあります。ホストタイプを変 更するには、ホストを右クリックし、ポップアップメニューから デフォルトホストのオペレーティングシス テムの変更 を選択します。デフォルトホストタイプを、制限されたホストタイプに設定すると、任意のホス トのデフォルトグループで許可された LUN の最大数が、制限付きホストタイプにより設定された制限に限定 されます。制限付きホストタイプではない特定
メモ: ストレージパーティションにはセカンダリ仮想ディスクを含めることができます。ただ し、セカンダリ仮想ディスクにマッピングされているホストは、仮想ディスクがプライマリディ スクに昇格する、またはミラー関係が削除されるまで読み取りアクセスになります。 ストレージパーティショニングトポロジは、AMW の ホストマッピング タブのオブジェクトツリーのノード に表示されるデフォルトグループ、ホストグループ、ホスト、およびホストポートなどの要素の集合です。 詳細については、「ホストマッピング タブの使用」を参照してください。 ストレージパーティショニングトポロジが定義されていない場合、ホストマッピング タブを選択するたびに 情報ダイアログが表示されます。実際のストレージパーティションを定義する前に、ストレージパーティシ ョニングトポロジを定義する必要があります。 ディスクグループと仮想ディスクの拡張 ディスクグループへの空き容量の追加は、アレイの未設定容量をグループに追加することで実施します。全 体の変更操作を通じて、ディスクグループ、仮想ディスクおよび物理ディスク上のデータはアクセス可能で す。その後、追加の空
スナップショットリポジトリ仮想ディスクがいっぱいであることを示す警告を受け取った場合は、MD Storage Manager でスナップショットリポジトリ仮想ディスクを拡張できます。詳細な手順については、「ス ナップショットリポジトリの容量」を参照してください。 空き容量の使用 標準仮想ディスクまたはスナップショットリポジトリ仮想ディスクのディスクグループにある空き容量を使 用して、仮想ディスクの容量を増加させることができます。 ストレージおよびコピーサービス タブに表示される総未設定容量ノードは、定義されたディスクグループの 未割り当て容量の連続した領域です。仮想ディスクの容量を増加する場合は、空き容量の一部またはすべて を使用して最終的に必要な容量を実現できます。仮想ディスク容量の増加処理中は、選択された仮想ディス クのデータにアクセスできます。 未設定容量の使用 ディスクグループに既存の空き容量が存在しない場合、未設定容量を使用して、標準仮想ディスクまたはス ナップショットリポジトリ仮想ディスクの容量を増やすことができます。容量の増加は、未設定容量を未割 り当て物理ディスクの形式で、標準仮想ディスク
• リモートミラーペア • ミラーリポジトリ ディスクグループのエクスポート ソースストレージアレイで以下の手順を実行します。 1. ストレージアレイの設定を保存します。 2. 3. すべての I/O を停止し、ディスクグループ内の仮想ディスク上のファイルシステムをアンマウントまたは 接続切断します。 ディスクグループ内の仮想ディスクのデータをバックアップします。 4. ディスクグループの位置を確認して、物理ディスクにラベルを付けます。 5. ディスクグループをオフラインにします。 6.
メモ: ディスクグループのインポート手順の実行中、一部の設定がインポートできなくなります。 インポートできないコンポーネント ディスクグループのインポート手順の実行中、一部のコンポーネントがインポートできなくなります。これ らのコンポーネントは手順中に削除されます。 • 永続的な予約 • マッピング • 仮想ディスクのコピーペア • スナップショット仮想ディスクとスナップショットリポジトリ仮想ディスク ストレージアレイのメディアスキャン メディアスキャンは、仮想ディスクでデータがアクセス可能であることを確認するバックグラウンド操作で す。このプロセスでは、通常の読み書き処理が中断される前にメディアエラーが検出され、エラーがイベン トログに報告されます。 メモ: ソリッドステートディスク(SSD)で構成されている仮想ディスクでは、バックグラウンドメディ アスキャンを有効にできません。 メディアスキャンにより検出されるエラーは次のとおりです。 • 未回復メディアエラー — データの読み取りを初回試行時またはそれ以降の試行時に行えませんでし た。保護が冗長的な仮想ディスクでは、データが再構築され
8. メモ: 整合性チェックは、RAID レベル 5 仮想ディスクまたは RAID レベル 6 仮想ディスクのデータブ ロックをスキャンし、各ブロックの整合性情報をチェックします。整合性チェックは、RAID レベ ル 1 ミラー物理ディスクのデータブロックを比較します。RAID レベル 0 仮想ディスクでは、データ の整合性がありません。 OK をクリックします。 メディアスキャンの一時停止 再構築、コピーバック、再構成、仮想ディスクの初期化、または即時可用性フォーマットなど、ディスクド ライブ上で別の時間のかかる操作を実行している間は、メディアスキャンを実行できません。別の時間のか かる操作を実行したい場合は、メディアスキャンを一時停止する必要があります。 メモ: バックグラウンドのメディアスキャンの優先度は、時間のかかる操作の中で最低になります。 メディアスキャンを一時停止するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択し、仮想ディスクを選択します。 2.
ディスクプールおよびディスクプール仮想 ディスク 8 ディスクプールを使用すると、各仮想ディスクのデータをランダムに物理ディスクセット全体で分散できま す。ディスクプールにより、RAID 保護が提供され、ストレージアレイで論理的に一緒にグループ化された物 理ディスクセット全体のパフォーマンスが安定します。ディスクプールを構成できる物理ディスクの最大数 には制限がありませんが、各ディスクプールには少なくとも 11 台の物理ディスクが必要です。また、ディス クプールには、各ストレージアレイの最大制限よりも多い物理ディスクを含めることができません。各ディ スクプールの物理ディスクの要件は次のとおりです。 • SAS またはニアライン SAS • 物理ディスク速度(RPM)が同じ メモ: 最大物理ディスク速度は、標準的な SAS では 15,000 rpm、3.
• ディスクプール内のすべての物理ディスクのメディアタイプは同じにする必要があります。ソリッ ドステートディスク(SSD)はサポートされません。 • ディスクプール内の仮想ディスクのセグメントサイズを変更することはできません。 • ストレージアレイからディスクプールをエクスポートしたり、そのディスクプールを別のストレージ アレイにインポートしたりすることはできません。 ディスクプールの RAID レベルを変更することはできません。MD Storage Manager は自動的にディス クプールを RAID レベル 6 として設定します。 • • ディスクプール内のすべての物理ディスクタイプは、同じにする必要があります。 • 自己暗号化ディスク(SED)でディスクプールを保護することができますが、物理ディスクの属性を 一致させる必要があります。たとえば、SED 有効物理ディスクと SED 対応物理ディスクを混在させる ことはできません。SED 対応物理ディスクと非 SED 対応物理ディスクを混在させることはできます が、SED 物理ディスクの暗号化機能は使用できません。 ディスクプールの手動
ディスクプール内の設定済み(割り当て済み)容量が指定した割合に達すると、警告通知が E-メール メッセージと SNMP トラップメッセージの形式で 警告の設定 ダイアログで指定された宛先アドレス に送信されます。宛先アドレスの指定方法の詳細については、「警告通知の設定」を参照してくださ い。 8.
ディスクプールの物理ディスクの場所の特定 点滅 オプションを使用すると、選択したディスクプールを構成するすべての物理ディスクの場所を物理的に 特定し、すべての物理ディスクを識別できます。 ディスクプールを検索するには、次の手順を実行します。 1. ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. ツリービューまたはテーブルビューでディスクプールを選択します。 3. メニューバーから、ストレージ → ディスクプール → 点滅 を選択します。 選択したディスクプールを構成する各物理ディスクの LED が点滅します。 4. ディスクプールの物理ディスクを検索し、OK をクリックします。 LED の点滅が停止します。 メモ: ディスクプールの LED の点滅が停止しない場合は、AMW から、ハードウェア → 点滅 → すべ ての表示の停止 を選択します。 5.
3. メニューバーで、ストレージ → ディスクプール → 変更 → 設定 を選択します。 ディスクプール設定の変更 ダイアログが表示されます。 4. 警告しきい値の変更 領域で、重要な警告通知に対応するチェックボックスを選択します。 また、早期警告通知に対応するチェックボックスを選択することもできます。 メモ: 早期警告通知は、重要な警告通知の選択後にのみ利用できます。 5. 値を選択または入力して使用可能な容量の割合を指定します。 ディスクプール内の未設定(空き)容量が指定した割合に達すると、アラート通知が E-メールメッセー ジと SNMP トラップメッセージの形式で、アラートの設定 ダイアログにおいて指定された宛先アドレス に送信されます。宛先アドレスの指定方法の詳細については、 「アラート通知の設定」を参照してくださ い。 6.
3. メニューバーで、ストレージ → ディスクプール → 変更 → 設定 を選択します。 ディスクプール設定の変更 ダイアログが表示されます。 4. 5.
ディスクプールレベルでの RAID コントローラモジュール所有権の変更によって、そのディスクプール内の各 仮想ディスクがその他の RAID コントローラモジュールに移転され、新しい I/O パスを使用することになりま す。各仮想ディスクに新しいパスを設定しない場合は、ディスクプールレベルではなく、仮想ディスクレベ ルで RAID コントローラモジュール所有権を変更します。 注意: データアクセス損失の可能性 – ディスクプール内の仮想ディスクにアプリケーションがアクセス している間に RAID コントローラモジュール所有権を変更すると、I/O エラーになる可能性があります。 この手順を実行する前に、仮想ディスクにアプリケーションがアクセスしていないこと、ホストにイン ストールされたマルチパスドライバがあることを確認してください。 ディスクプールの RAID コントローラモジュール所有権に対して、以下を実行します。 1. AMW で、ストレージサービスおよびコピーサービス タブを選択します。 2. ディスクプールを選択します。 3.
5.
ストレージアレイ論理コンポーネントおよび関連物理コンポ ーネントの表示 ストレージアレイ内の論理コンポーネント(仮想ディスク、ディスクプール、およびディスクグループ)と、 特定の論理コンポーネントに関連する物理コンポーネント(RAID コントローラモジュール、RAID エンクロー ジャ、物理ディスク、および拡張エンクロージャ)を表示できます。 1. これらのコンポーネントを表示するには、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2.
表 6.
シン仮想ディスクが ディスクプール ノードの下に表示されます。 3. ストレージ → 仮想ディスク → 作成 → 仮想ディスク を選択します。 仮想ディスクの作成 ウィンドウが表示されます。 4. シン仮想ディスクの作成 を選択します。 5. 新しい仮想容量 ボックスを使用して新しい仮想ディスクの仮想容量を示し、単位 で使用する特定の容量 単位(MB、GB、または TB)を示します。 最小仮想容量は 32 MB です。 6. 仮想ディスク名 ボックスに仮想ディスクの名前を入力します。 7. ホストを仮想ディスクにマップするには、後でマップする を選択します。 8.
– 警告しきい値 – リポジトリ容量が次の割合に達したらアラートを送信する フィールドで、割合を 入力します。MD Storage Manager は、物理容量がその割合に達するとアラート通知を送信しま す。 14. 終了 をクリックします。 仮想ディスクが正常に作成されました ウィンドウが表示されます。 15.
SSD キャッシュの使用 9 SSD キャッシュ機能は、ソリッドステートディスク(SSD)物理ディスクを利用して、ストレージアレイ内 の読み取り専用パフォーマンスを向上させます。SSD 物理ディスクは論理的にグループ化されて、RAID コン トローラモジュールメモリ内のプライマリキャッシュと共に使用するためのセカンダリキャッシュを提供し ます。 SSD キャッシュを使用すると、アプリケーションのスループットと応答時間が向上し、さまざまな負荷、特 に高 IOP 負荷において、持続性のあるパフォーマンス向上を実現します。 SSD キャッシュの機能 データは、ホストの読み取り後に DRAM に保存され、ユーザー指定のベース仮想ディスクからコピーされ、 2 つの内蔵 RAID 仮想ディスク(RAID コントローラモジュールに 1 つずつ)に保存されます。これらの仮想デ ィスクは、SSD キャッシュの初期セットアップ時に自動的に作成されます。いずれの仮想ディスクも読み書 き操作ではアクセスできず、MD Storage Manager インタフェースに表示されたり、このインタフェースで管 理したりできません。 SS
• • • さまざまな数の SSD 物理ディスクで構成される、使用可能な候補のリストからの SSD キャッシュの容 量 現在ホストにマップされている、すべての適した仮想ディスク上で SSD キャッシュを有効にするかど うか 既存の仮想ディスクで、または仮想ディスクの新規作成時に SSD キャッシュを使用するかどうか SSD キャッシュの制限事項 SSD キャッシュ機能の使用には、次の制限が適用されます。 • • • • • SSD キャッシュは、スナップショット(レガシー)仮想ディスクまたは PiT ベースのスナップショッ トイメージではサポートされません。 SSD キャッシュが有効または無効化されているベース仮想ディスクをインポートまたはエクスポー トする場合、キャッシュされたデータはインポートもエクスポートもされません。 ストレージアレイ上の最大使用可能 SSD キャッシュ容量は、RAID コントローラモジュールのプライ マリキャッシュ容量に応じて異なります。 最初に SSD キャッシュを削除しなければ、SSD キャッシュ内の最後の物理ディスクを削除できませ ん。 ストレージアレイごとにサポートされ
– – メニューバーから、ストレージ → SSD キャッシュ → 関連する物理コンポーネントの表示 を選択 します。 SSD キャッシュを右クリックし、関連する物理コンポーネントの表示 を選択します。 – SSD キャッシュの表ビューで、関連する物理コンポーネントの表示 をクリックします。 関連する物理コンポーネントの表示 ウィンドウが表示されます。 3. 物理ディスクタイプを表示するには、物理ディスクタイプ からディスクタイプを選択して、表示 をクリ ックします。 表示されたコンポーネントを非表示にするには、表示しない をクリックします。 4. 関連するエンクロージャにインストールされたコンポーネントを表示するには、エンクロージャコンポ ーネントを表示 をクリックします。 SSD キャッシュでの物理ディスクの場所の特定 SSD キャッシュで物理ディスクの場所を特定するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2.
SSD キャッシュからの物理ディスクの削除 SSD キャッシュから物理ディスクを削除するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. ツリービューで、物理ディスクを削除する SSD キャッシュを選択します。 3. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。 – – メニューバーから、ストレージ → SSD キャッシュ → 物理ディスク(容量)の削除 を選択しま す。 SSD キャッシュを右クリックし、物理ディスク(容量)の削除 を選択します。 物理ディスク(容量)の削除 ウィンドウが表示されます。 4. 追加する物理ディスクを選択し、削除 をクリックします。 SSD キャッシュの一時停止または再開 1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2.
– メニューバーから、ストレージ → SSD キャッシュ → 名前の変更 を選択します。 – SSD キャッシュを右クリックし、名前の変更 を選択します。 SSD キャッシュの名前の変更 ウィンドウが表示されます。 4. SSD キャッシュの新しい名前を入力して、OK をクリックします。 SSD キャッシュの削除 SSD キャッシュを削除するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. ツリービューで、SSD キャッシュを選択し、次のいずれかの操作を実行します。 – メニューバーから、ストレージ → SSD キャッシュ → 削除 を選択します。 – SSD キャッシュを右クリックし、削除 を選択します。 SSD キャッシュの削除の確認 ウィンドウが表示されます。 3.
10 プレミアム機能 — スナップショット仮想デ ィスク MD ストレージアレイでは、次のタイプの仮想ディスクスナップショットプレミアム機能がサポートされま す。 • 複数のポイントインタイム(PiT)グループを使用するスナップショット仮想ディスク • 各スナップショットに個別のリポジトリを使用するスナップショット仮想ディスク(レガシー) メモ: 本項では、PiT グループを使用したスナップショット仮想ディスクについて説明します。スナップ ショット仮想ディスク(レガシー)プレミアム機能を使用している場合は、「プレミアム機能 — スナッ プショット仮想ディスク(レガシー」を参照してください。 スナップショットイメージは、復元ポイントとして知られている特定のポイントインタイムで作成された関 連ベース仮想ディスクの内容の論理イメージです。スナップショットイメージはベース仮想ディスクからの データの保存のみに使用されるため、このタイプのイメージは、ホストにとって直接読み取りまたは書き込 みが可能なイメージではありません。スナップショットイメージ内のデータのコピーにホストがアクセスで きるようにするには、ス
スナップショットイメージとグループ スナップショットイメージは手動で作成、またはスナップショットイメージを作成する日付と時刻を定義す るスケジュールを確立することにより自動的に作成できます。スナップショットイメージには、次のオブジ ェクトを含めることができます。 • • • 標準仮想ディスク シンプロビジョニングされた仮想ディスク 整合性グループ スナップショットイメージを作成するには、最初に、スナップショットグループを作成し、仮想ディスク用 のスナップショットリポジトリ領域を予約する必要があります。リポジトリ領域は、現在の仮想ディスクの 予約の割合に基づきます。 スナップショットグループ内の最も古いスナップショットイメージは手動で削除、またはスナップショット グループの自動削除設定を有効にすることによってプロセスを自動化することもできます。スナップショッ トイメージが削除されると、その定義がシステムから削除され、そのスナップショットイメージが占有して いたリポジトリ内の容量が解放され、スナップショットグループ内で再び使用できるようになります。 スナップショット仮想ディスクの読み取り / 書き込みプロパ
スナップショットグループを作成する際は、次のルールが適用されます。 • • • • • スナップショットグループは、スナップショットと共に、またはスナップショットなしで作成でき る。 各スナップショットイメージがメンバーになれるのは、1 つのスナップショットグループに限られる。 スナップショットグループを含めることができる仮想ディスクのタイプは、標準仮想ディスクおよび シン仮想ディスクのみです。スナップショット仮想ディスクなどの標準以外の仮想ディスクは、スナ ップショットグループに使用できません。 ベース仮想ディスクは、ディスクグループまたはディスクプールのいずれかに配置できます。 スナップショット仮想ディスクおよびスナップショットグループは、同じベース仮想ディスク上に存 在することはできません。 スナップショットグループは、リポジトリを使用してグループ内に含まれるスナップショットイメージのす べてのデータを保存します。リポジトリに保存されているデータは最後のスナップショットイメージの後で 変更されたデータのみであるため、スナップショットイメージ操作は、完全な物理コピーよりも使用するデ ィスク容量が少なく
が有効なスナップショット仮想ディスクの作成中のいずれかにおいて、関連付けられたリポジトリが自動的 に作成されます。デフォルトでは、各グループまたはスナップショットに対して 1 つの個別リポジトリ仮想 ディスクが作成されます。デフォルト設定を使用して総合リポジトリを自動的に作成したり、特定の容量設 定を定義してリポジトリを手動で作成することができます。 スナップショット仮想ディスクでは、スナップショットイメージに含まれたデータのコピーにホストがアク セスできます。スナップショットイメージはホストが直接読み取りまたは書き込みできるものではなく、ベ ース仮想ディスクから取得されたデータを保存するためにのみ使用されます。 整合性グループリポジトリ 整合性グループは、複数の仮想ディスクの同時スナップショットで構成されます。整合性グループに属する それぞれの仮想ディスクは、メンバー仮想ディスクとも呼ばれます。仮想ディスクを整合性グループに追加 すると、システムはこのメンバー仮想ディスクに対応する新しいスナップショットグループを自動的に作成 します。グループ内のすべてのスナップショットイメージのデータを保存するためには、
• 標準仮想ディスク • シン仮想ディスク • 整合性グループ スナップショットイメージを作成する前に、次のガイドラインを考慮してください。 • スナップショットイメージをスナップショットグループで作成しようとするときに、そのスナップシ ョットグループがスナップショットイメージの最大数に到達した場合は、次のいずれかの操作を実行 した後に、スナップショットイメージの作成を再試行できます。 – • 作成ウィザードの 詳細オプション セクションでスナップショットイメージの自動削除を有効 にします。 – スナップショットグループから 1 つまたは複数のスナップショットイメージを手動で削除し ます。 スナップショットイメージを作成しようとするときに次のいずれかの状況が存在する場合は、作成の 状態が 保留中 のままになることがあります。 – • このスナップショットイメージを含むベース仮想ディスクは、リモートレプリケーショングル ープのメンバーである。 – ベース仮想ディスクが現在同期中。同期が完了すると、スナップショットイメージの作成が完 了します。 スナップショットイメージは、障害がある仮想ディ
– 手動 を選択し、次へ をクリックして、スナップショットグループリポジトリのプロパティを定 義します。次に、終了 をクリックして、スナップショットイメージの作成プロセスを続行しま す。手順 5 に進みます。 メモ: スナップショットグループリポジトリのカスタマイズ可能な設定をすべて指定する場 合は、このオプションを使用します。手動 による方法は高度な方法です。物理ディスクのコ ンシステンシーと最適な物理ディスク構成について十分に理解してから 手動 を使用する方 法を続行することをお勧めします。 メモ: スナップショットグループリポジトリを作成するストレージアレイに既存のリポジト リ、十分な空き容量のあるノード、または使用可能な未設定容量のいずれかが存在すること を確認してください。いずれも存在しない場合は、リポジトリを作成できず、エラーメッセ ージが表示されます。 終了 をクリックします。 5.
整合性グループからスナップショットイメージを削除すると、システムが次の処理を実行します。 • ストレージアレイからスナップショットイメージを削除する。 • 整合性グループ内で再利用するために、リポジトリの予約領域を解放する。 • 削除したスナップショットイメージに関連付けられているメンバー仮想ディスクのすべてを 停止 状 態にする。 削除したスナップショットイメージに関連付けられているメンバースナップショット仮想ディスク を無効にする。 • スナップショットイメージを削除するには、次の手順を実行します。 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. スナップショットグループまたは整合性グループから削除するスナップショットイメージを選択して、 スナップショットイメージを削除するために次のメニューパスのいずれかを選択します。 – コピーサービス → スナップショットイメージ → 削除。 – コピーサービス → 整合性グループ → 整合性グループスナップショットイメージ → 削除。 削除の確認 ウィンドウが表示されます。 3.
スナップショットイメージ作成動作は、同期化動作が完了するとすぐに完了します。同期化動作が完了する 前に保留中のスナップショットイメージ作成をキャンセルするには、次の手順を実行します。 1. 2. AMW から、保留中のスナップショットイメージを含むスナップショットグループまたは整合性グループ のどちらかを選択します。 次の手順のいずれか 1 つを実行します。 – – コピーサービス → スナップショットグループ → 詳細設定 → 保留中のスナップショットイメー ジのキャンセル。 コピーサービス → 整合性グループ → 詳細設定 → 保留中の整合性グループスナップショットイ メージのキャンセル。 スケジュール設定 ウィンドウが表示されます。 3. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。 – 既存のスケジュールを使用する場合は、既存のスケジュールからの設定をインポート をクリック します。スケジュールのインポート が表示されます。既存のスケジュール 表からインポートす るスケジュールを選択して、インポート をクリックします。 – 4. 5. 6.
– – スケジュールを無効にする場合、スナップショットイメージのスケジュールの有効化 の選択を解 除します。 別の既存のスケジュールを使用する場合は、既存のスケジュールからの設定のインポート をクリ ックします。スケジュール設定のインポート ダイアログが表示されます。既存のスケジュール 表からインポートする新しいスケジュールを選択し、インポート をクリックします。 – スケジュールを編集する場合は、スケジュール設定を変更します。スケジュール設定の詳細につ いては、オンラインヘルプを参照してください。 OK をクリックして、選択したスナップショットグループまたは整合性グループのスケジュールに変更を 適用します。 5.
• ロールバック操作に参加している場合は、リモートレプリケーションで役割を逆にすることはできま せん。 関連付けられたスナップショットリポジトリ仮想ディスクの使用済み容量に読み取り不能なセクタ がある場合は、ロールバック操作が失敗します。 メモ: また、コマンドラインインタフェース(CLI)を使用して、複数のスナップショットイメージから 同時にロールバック操作を開始、ロールバック操作をキャンセル、ロールバック操作を再開、ロールバ ック操作の優先度を変更、およびロールバック操作の進行状況を確認することもできます。 スナップショットロールバックの開始 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2.
Event Log(MEL)にイベントをログします。Recovery Guru の手順に従って問題を修正、またはテ クニカルサポート担当者に連絡することができます。 スナップショットイメージのロールバックのキャンセル ロールバック操作の開始後にロールバック操作をキャンセルするには、ロールバックのキャンセル オプショ ンを使用します。進行中のアクティブなロールバック(アクティブにデータをコピー中)、保留中のロール バック(保留キューでリソースが開始されるのを待っている)、またはエラーによって一時停止されたロー ルバックをキャンセルできます。進行中のロールバック操作をキャンセルすると、ベース仮想ディスクが使 用不可能な状態に戻り、MD Storage Manager で失敗状態として表示されます。したがって、ベース仮想ディ スクの内容を復元する回復オプションが存在する場合のみ、ロールバック操作をキャンセルすることを検討 してください。 ロールバック操作をキャンセルした後に、次のいずれかの操作を実行する必要があります。 • ベース仮想ディスクの内容を再初期化する。 • 新しいロールバック操作を実行してベース
4. 表示の更新間隔を変更するには、ウィンドウの右下角にあるスピンボックスを使用し、アップデート を クリックします。 5. 表示をただちに更新するには、今すぐ更新 をクリックします。 スナップショットロールバックの優先度の変更 ロールバック操作の優先度を設定できます。優先度を高くすると、ロールバック操作に割り当てられるシス テムリソースが多くなり、全体的なシステムパフォーマンスに影響する場合があります。 ロールバックの優先度は次のいずれの時点でも変更できます。 • ロールバックの開始前 • ロールバック操作が進行中ステータスの間 優先度には、最低、低、中、高、および最高の 5 つの値があります。 • • 優先度が最低に設定されている場合、I/O 動作が優先され、ロールバック操作の完了にはより長い時間 がかかります。 優先度が最高に設定されている場合、ロールバック操作が優先されますが、ストレージアレイの I/O 動作に影響する場合があります。 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2.
– – このスナップショットイメージを含むベース仮想ディスクは、非同期リモートレプリケーショ ングループのメンバーである。 ベース仮想ディスクが現在同期操作中である。スナップショットイメージの作成は、同期操作 が完了するとすぐに完了します。 1. AMW から、データをコピーするベース仮想ディスクを選択します。 2. ベース仮想ディスクのスナップショットイメージを選択して、コピーサービス → スナップショットグル ープ → 作成 を選択します。 スナップショットグループ設定 ウィンドウが表示されます。 3.
存するには、整合性グループ内の各メンバー仮想ディスクに対して整合性グループリポジトリを作成する必 要があります。 手動による方法は高度な方法であるとみなされることから、物理ディスクの整合性、プロビジョニング、お よび最適な物理ディスク構成について理解しているユーザー限定です。 整合性グループを命名するときは、次のガイドラインに留意してください。 • 整合性グループリポジトリには、必要最小容量(設定に応じて異なります)があります。 • リポジトリの容量要件を定義する場合は、このディスクグループまたはディスクプール内の他の仮想 ディスクに対する将来の要件を考慮してください。データストレージのニーズを満たすために十分 な容量があることを確認します。ただし、ストレージアレイのすべてのストレージをすぐに使いきっ てしまう可能性があるため、容量を割り当て過ぎないようにしてください。 リポジトリ候補のリストには、新しいリポジトリ仮想ディスクと既存のリポジトリ仮想ディスクの両 方を含めることができます。整合性グループを削除した場合、既存のリポジトリ仮想ディスクはデフ ォルトでストレージアレイに残されたままになります。既
スナップショットグループ設定の変更 スナップショットグループの作成時に設定されたスナップショットグループリポジトリ設定および自動削除 設定を変更するには、スナップショットグループの変更設定 オプションを使用します。 • • 自動削除設定 — グループ内のスナップショットイメージの合計数を、ユーザー定義の最大数以下に とどめるために各スナップショットグループを設定できます。このオプションが有効化されると、シ ステムは新しいスナップショットが作成されるたびに最も古いスナップショットイメージを自動的 に削除し、グループに許可されるスナップショットイメージの最大数に準拠するようにします。 スナップショットグループリポジトリ設定 — スナップショットグループリポジトリの容量が定義し た割合に達したときに、警告をトリガするタイミングを決定するスナップショットグループリポジト リの最大割合を定義できます。さらに、スナップショットグループリポジトリが定義した最大容量に 達した場合に使用するポリシーを指定できます。 – • 最も古いスナップショットイメージを自動的にパージする — スナップショットグループで最 も古いス
スナップショットグループの削除 スナップショットグループを削除するには、スナップショットグループの削除 オプションを使用します。 スナップショットグループが削除されると、システムは次の処理を実行します。 • • • スナップショットグループからすべての既存スナップショットイメージを削除。 スナップショットグループ用に存在している関連リポジトリを削除(選択した場合)。 削除したスナップショットイメージ用に存在しているすべての関連スナップショット仮想ディスク を無効化。 スナップショットグループを削除するには、次の手順を実行します。 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. 削除するスナップショット グループを選択して、コピーサービス → スナップショットグループ → 削 除 を選択します。 削除の確認 ウィンドウが表示されます。 3. スナップショットグループ用に存在している関連リポジトリを削除する場合は、このオブジェクトに関 連付けられているすべてのリポジトリを削除しますか? を選択します。 4.
スナップショット(レガシー)の変換 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. ベース仮想ディスクまたはスナップショット(レガシー)仮想ディスクのいずれかを選択してから、 (選 択内容に応じて)次のメニューパスのいずれか 1 つを選択します。 – – ストレージ → 仮想ディスク → スナップショット(レガシー)のスナップショットグループへの 変換。 コピーサービス → スナップショット(レガシー) → スナップショットグループへの変換。 3. 使用可能なスナップショット(レガシー)仮想ディスク 表で、変換するスナップショット(レガシー) 仮想ディスクを選択してから、追加 をクリックしてこれらを 変換するスナップショット(レガシー)仮 想ディスク 表に追加します。 4.
個々のリポジトリ仮想ディスクの関連物理コンポーネントの 表示 次のストレージオブジェクトの個々のリポジトリ仮想ディスクに関連付けられた物理コンポーネント(RAID コントローラモジュール、RAID エンクロージャ、物理ディスク、および拡張エンクロージャ)を表示するに は、関連する物理コンポーネントの表示 オプションを使用することができます。 • スナップショットグループ • スナップショット仮想ディスク • 整合性グループメンバー仮想ディスク • 整合性グループメンバースナップショット仮想ディスク • 非同期リモート複製されたペア 1. ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2.
この例では、CG(整合性グループ)はプレフィックス、equence-number は整合性グループの作成時間順 の番号で、現在存在する整合性グループの数に基づいて加算されます。 4.
1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. コピーサービス → 整合性グループ → 作成 を選択します。 整合性グループ設定 ウィンドウが表示されます。 3. 手動 を選択し、次へ をクリックして、整合性グループのリポジトリ候補設定をカスタマイズします。 整合性グループリポジトリ設定 - 手動 ウィンドウが表示されます。 4. ベース仮想ディスク容量の割合または希望する容量のいずれかに基づいて、整合性グループ内の各メン バー仮想ディスクに対するリポジトリ候補をフィルタする方法を選択します。 フィルタオプションの詳細については、オンラインヘルプのトピックを参照してください。 選択内容に基づいて、各メンバー仮想ディスクに対して最適なリポジトリ候補が表示されます。 5. メンバー仮想ディスクのリポジトリ候補を編集する場合は、個々のリポジトリ候補の編集 を選択しま す。 6.
1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. 名前を変更するコンシステンシーグループを選択してから、コピーサービス → コンシステンシーグルー プ → 名前の変更 を選択します。 コンシステンシーグループの名前の変更 ウィンドウが表示されます。 3.
1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. 整合性グループカテゴリノードから、変更する整合性グループを選択して、コピーサービス → 整合性グ ループ → 設定の変更 を選択します。 整合性グループ設定の変更 ウィンドウが表示されます。 3. 必要に応じて、整合性グループの設定を変更します。 4.
手動オプションは、リポジトリのカスタマイズ可能な設定をすべて指定する場合に使用します。手動に よる方法は高度な方法であるとみなされることから、物理ディスクの整合性および最適な物理ディスク の冗長性について理解しているユーザー限定です。 整合性グループの新しいメンバー仮想ディスクが、メンバー仮想ディスク 表に表示されます。 コンシステンシーグループからのメンバー仮想ディスクの削除 既存のコンシステンシーグループからメンバー仮想ディスクを削除するには、メンバー仮想ディスクの削除 オプションを使用します。コンシステンシーグループからメンバー仮想ディスクを削除すると、そのメンバ ー仮想ディスクに関連付けられているスナップショットグループが自動的に削除されます。さらに、メンバ ー仮想ディスクに関連付けられているすべてのリポジトリを削除するかどうかを選択できます。 コンシステンシーグループからメンバー仮想ディスクを削除するには、次の手順を実行します。 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。 3.
• スナップショットイメージに含まれるデータのコピーへの書き込みアクセスをホストアプリケーシ ョンに提供するには、読み取り / 書き込みスナップショット仮想ディスクに関連リポジトリが必要で す。 スナップショット仮想ディスクの制限事項 • 障害の発生した仮想ディスクのスナップショット仮想ディスクを作成することはできません。 • スナップショットリポジトリは、完全にサイズ変更可能です。ストレージ容量がある場合、スナップ ショットリポジトリのサイズを拡張して、リポジトリ満杯メッセージが表示されないようにできま す。反対に、スナップショットリポジトリが必要以上に大きい場合は、サイズを縮小して、他の論理 仮想ディスクが必要とする容量を解放できます。 スナップショットイメージのスナップショット仮想ディスクを作成し、スナップショットイメージの 作成操作が保留中状態から変化しない場合、原因として次の状態が挙げられます。 • – – このスナップショットイメージを含むベース仮想ディスクは、非同期リモートレプリケーショ ングループのメンバーである。 ベース仮想ディスクが現在同期操作中である。スナップショットイメ
30 文字の制限があります。この制限に達した後は、テキストボックスにそれ以上入力することができま せん。ベース仮想ディスクが 30 文字の場合、グループのデフォルト名は、サフィックス「SV」およびシ ーケンス文字列を追加するに十分なだけ切り詰められたベース仮想ディスク名を使用します。 5.
スナップショット仮想ディスクリポジトリの作成 読み書きとして指定されるスナップショット仮想ディスクを作成すると、スナップショット仮想ディスクリ ポジトリが作成されて、スナップショットイメージに含まれるデータのコピーへの書き込みアクセスがホス トアプリケーションに提供されます。デフォルト設定を使用してリポジトリを自動的に作成したり、リポジ トリの容量設定を定義して手動でリポジトリを作成したりできます。 次のガイドラインが適用されます。 • スナップショットグループリポジトリには、構成に応じた必要最小容量があります。 • リポジトリの容量要件を定義する際は、このディスクグループまたはディスクプール内の他の仮想デ ィスクに対して設定する可能性のある将来の要件に留意してください。システム内のストレージを 消費する容量を過度に割り当てることなく、データストレージニーズを満たす十分な容量があること を確認してください。 リポジトリ候補のリストには、新しいリポジトリ仮想ディスクと既存のリポジトリ仮想ディスクの両 方を含むことができます。既存のリポジトリがリストの上部に配置されます。既存のリポジトリ仮 想ディスクを再利
スナップショット仮想ディスクまたはコンシステンシーグループスナップショッ ト仮想ディスクの無効化 スナップショットコピーまたはコンシステンシーグループスナップショット仮想ディスクを無効にする場合 は、無効にする オプションを使用します。スナップショット仮想ディスクまたはコンシステンシーグループ スナップショット仮想ディスクが読み書きとして指定されている場合、このオプションでは、関連付けられ ているスナップショットリポジトリ仮想ディスクに対するこれ以上の書き込み処理を停止することもできま す。 次の条件のいずれかに該当する場合、無効にする オプションを使用します。 • • • 当面の間、スナップショット仮想ディスクまたはコンシステンシーグループスナップショット仮想デ ィスクでの操作を終了している場合。 後でスナップショット仮想ディスクまたはコンシステンシーグループスナップショット仮想ディス ク(読み書きとして指定)の再作成を意図しており、再作成する必要のないように関連付けられてい るスナップショットリポジトリ仮想ディスクを保持する場合。 スナップショットリポジトリ仮想ディスクに対する書き込み処理を停止して、ス
ショットリポジトリ仮想ディスクに対する書き込み処理は、スナップショット仮想ディスクまたはコン システンシーグループスナップショット仮想ディスクが再作成されるまで停止します。 スナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮想ディ スクの再作成 以前無効にしたスナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮想ディスクを再作 成する場合には、再作成 オプションを使用します。スナップショット仮想ディスクまたは整合性グループス ナップショット仮想ディスクの再作成は、新規作成ほど時間がかかりません。 不要なスナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮想ディスクがある場合は、 これら(および関連付けられているスナップショットリポジトリ仮想ディスク)を削除するのではなく、再 利用して、同一のベース仮想ディスクの異なるスナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナッ プショット仮想ディスクを作成できます。スナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップシ ョット仮想ディスクは、スナップショットイメージが同一のベース仮想ディスク内にある限り、同一のスナ
スナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮想ディ スクの名前の変更 現在の名前が意味をなさなくなった、または該当しなくなった場合は、スナップショット仮想ディスクの名 前の変更 オプションを使用して、スナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮 想ディスクの名前を変更します。 整合性グループを命名するときは、次のガイドラインに留意してください。 • 名前は 30 文字に制限されます。名前の先頭および末尾のスペースは削除されます。 • 一意で意味がわかりやすく覚えやすい名前にしてください。 • 根拠のない名前、または将来すぐに意味が失われるような名前は避けてください。 メモ: 別の仮想ディスクで既に使用されている名前でスナップショット仮想ディスクまたは整合性グル ープスナップショット仮想ディスクの名前を変更しようとすると、エラーメッセージが表示され、別の 名前を選択するように求められます。 スナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮想ディスクの名前を変更するに は、次の手順を実行します。 1.
1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. 無効にするスナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮想ディスクを選択 し、次のいずれか 1 つを選択します。 – コピーサービス → スナップショット仮想ディスク → 削除。スナップショット仮想ディスクの 削除の確認 ウィンドウが表示されます。 – コピーサービス → 整合性グループスナップショット仮想ディスク → 削除。整合性グループス ナップショット仮想ディスクの削除の確認 ウィンドウが表示されます。 スナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮想ディスクが読み取り / 書き 込みである場合、関連するリポジトリを削除するオプションを選択します。 テキストボックスに yes と入力し、削除 をクリックして、スナップショット仮想ディスクまたは整合性 グループスナップショット仮想ディスクを削除します。 3. 4.
– – 既存のスナップショットイメージ を選択してから、整合性グループスナップショットイメージ表 からスナップショットイメージを選択し、次へ をクリックします。 新しいスナップショットイメージ を選択してから、既存のスナップショットグループ表からスナ ップショットグループを選択し、次へ をクリックします。 整合性グループスナップショット仮想ディスク設定 ウィンドウが表示されます。 4.
9.
4. 5. 6. ベース仮想ディスク容量の割合または優先容量のいずれかに基づいて、コンシステンシーグループの各 メンバー仮想ディスクのリポジトリ候補のフィルタリング方法を選択します。 選択内容に基づいて、各メンバー仮想ディスクの最適なリポジトリ候補が表示されます。 メンバー仮想ディスクのリポジトリ候補を編集する場合、個々のリポジトリ候補の編集 を選択します。 リポジトリ候補 表から、コンシステンシーグループの各メンバー仮想ディスクに使用するリポジトリを 選択します。 指定した容量に最も近いリポジトリ候補を選択します。 – 7. 8. 9.
• すべてのホストマッピングおよびアクセスが保持される(任意の読み書き要求が失敗した場合)。 • スナップショット仮想ディスクまたはコンシステンシーグループスナップショット仮想ディスクと 現在のスナップショットイメージとの関連付けが削除される。 コンシステンシーグループスナップショット仮想ディスクの場合、各メンバーのスナップショット仮 想ディスクが無効になります。 • メモ: スナップショット仮想ディスクまたはコンシステンシーグループスナップショット仮想ディスク での操作を終了し、後でこれらを再作成しない場合、仮想ディスクを無効にするのではなく、削除する 必要があります。 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2.
スクのパラメータは、以前無効にされた仮想ディスクのパラメータと引き続き同一となります。スナ ップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮想ディスクの元の名前は維持 されます。これらの名前は、再作成オプションの完了後に変更できます。 スナップショット仮想ディスクまたは整合性グループスナップショット仮想ディスクを再作成するには、次 の手順を実行します。 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2.
• 複製されたペア 次のガイドラインが適用されます。 • このオプションを使用してメディアスキャン設定を変更すると、選択した総合リポジトリに対する設 定だけが変更されます。 設定は、総合リポジトリ内に含まれる個々のリポジトリ仮想ディスクすべてに適用されます。 • メディアスキャンの設定を変更するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択し、仮想ディスクを選択します。 2. メディアスキャン設定を変更するストレージオブジェクトを選択します。 3. 総合リポジトリ → メディアスキャンの設定の変更 を選択します。 メディアスキャンの設定の変更 ウィンドウが表示されます。 4. メディアスキャンの有効化 を選択します。 5.
メモ: 整合性がない総合リポジトリ仮想ディスクでこのオプションを有効にしても、仮想ディスクは 影響を受けません。ただし、総合リポジトリ仮想ディスクが整合性情報があるものに変更される場 合は、この総合リポジトリ仮想ディスクに対する属性が保持されます。 4.
4. – 1 つ、または複数の既存のリポジトリ仮想ディスクの追加 を選択してから、手順 4 に進みます。 – 新しいリポジトリ仮想ディスクの作成と追加 を選択し、手順 5 に進みます。 1 つ、または複数の既存のリポジトリ仮想ディスクを追加するには、次の手順を実行します。 a) 適したリポジトリ仮想ディスク 表から、1 つ、または複数のリポジトリ仮想ディスを選択します。 DS 設定が関連付けられたベース仮想ディスクと同じである、適したリポジトリ仮想ディスクのみが 表示されます。 メモ: すべて選択 チェックボックスをクリックして、適したリポジトリ仮想ディスク 表に表示さ れるリポジトリ仮想ディスクをすべて追加することができます。 b) DS 設定がベース仮想ディスクとは異なる、追加のリポジトリ仮想ディスクを表示するには、DS 属性 の不一致を許可する を選択します。 5.
• リポジトリメンバー仮想ディスクは、追加したときと逆の順序でのみ削除できます。 • 総合リポジトリには、リポジトリメンバー仮想ディスクが少なくとも 1 つ必要です。 • 読み取り専用のスナップショット仮想ディスクのリポジトリ容量は、関連付けられたリポジトリがな いため、増加または削減できません。リポジトリが必要になるのは、読み書きできるスナップショッ ト仮想ディスクの場合のみです。 スナップショット仮想ディスクまたは整合性グループメンバースナップショット仮想ディスクの容 量を削減するときは、システムが仮想ディスクを自動的に 無効 状態に移行させます。 • 総合リポジトリ容量を削減するには、次の手順を実行します。 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. リポジトリ容量を削減するストレージオブジェクトを選択し、総合リポジトリ → 容量の削減 を選択し ます。 リポジトリ容量の削減 ウィンドウが表示されます。 3.
注意: まだ障害が解決されていない場合に再活性化オプションを使用すると、データの破損また はデータ損失を引き起こす可能性があり、ストレージオブジェクトは失敗状態に戻ります。 1. AMW から、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. 再活性化するストレージオブジェクトを選択して、次のメニューパスのいずれかを選択します(選択し たストレージオブジェクトによって異なります)。 3.
11 プレミアム機能 — スナップショット仮想デ ィスク(レガシー) MD ストレージアレイでは、次のタイプの仮想ディスクスナップショットプレミアム機能がサポートされま す。 • • 複数のポイントインタイム(PiT)グループを使用するスナップショット仮想ディスク 各スナップショットに個別のリポジトリを使用するスナップショット仮想ディスク(レガシー) メモ: 本項では、スナップショット仮想ディスク(レガシー)プレミアム機能を説明します。 メモ: この機能を注文すると、Dell PowerVault MD ストレージアレイにプレミアム機能アクティベーショ ンカードが同梱されています。カードの指示に従って、キーファイルを取得し、機能を有効にしてくだ さい。 メモ: スナップショット機能では、LUN あたり最大 8 個のスナップショットとアレイあたり 128 個のスナ ップショットが同時に存在できます。 スナップショット仮想ディスクは、ストレージアレイの仮想ディスクのポイントインタイムイメージです。 これはオリジナルデータのコピーを含む実際の仮想ディスクではなく、特定の時間に仮想ディスクに含まれ ていたデー
メモ: スナップショットを削除しても、ソース仮想ディスク上のデータには影響ありません。 メモ: ホストの準備に関する以下の項は、CLI インタフェースを介してスナップショット機能を使用する 場合にも適用されます。 スナップショット仮想ディスクのスケジュール スナップショット仮想ディスクを作成する場合は、スナップショットをすぐに作成するか、決定したスケジ ュールに基づいて作成するかを選択できます。このスケジュールは、一度だけのスナップショットの作成、 または定期的なスナップショットの作成のいずれかになります。スケジュールが指定されない場合は、スナ ップショット仮想ディスクの作成がコマンドの実行時に行われます。 スケジュールは、スナップショット仮想ディスクを初めて作成するときに指定できます。または、既存のス ナップショット仮想ディスクにいつでも追加できます。1 つのスナップショット仮想ディスクに対して 1 つ のスケジュールがサポートされます。 スナップショット仮想ディスクをスケジュールする一般的な理由 スナップショット仮想ディスクのスケジュールは、データストレージ環境全体で複数の目的に対応できます。 スナッ
• • スナップショットスケジュールは、ストレージアレイの設定データベースに保管されています。スケ ジュールされたスナップショット操作を実行するのに、Management Station が実行中である必要はあ りません。 スナップショットスケジュールは、スナップショット仮想ディスクが最初に作成された時に作成する か、または既存のスナップショット仮想ディスクに追加することができます。 シンプルパスを使用したスナップショット仮想ディスクの作 成 ソース仮想ディスクのディスクグループに必要な空き容量がある場合は、シンプルパスを選択してスナップ ショット仮想ディスクを作成できます。スナップショットリポジトリ仮想ディスクには、8 MB 以上の空き容 量が必要です。スナップショットリポジトリ仮想ディスクの宛先は、ディスクグループ内で使用できる空き 容量に基づいて決定されます。ソース仮想ディスクのディスクグループで使用できる空き容量が 8 MB に満 たない場合は、スナップショット仮想ディスクの作成機能によってデフォルトで詳細パスが設定されます。 詳細パスオプションでは、スナップショットリポジトリ仮想ディスクを別のデ
• スナップショット仮想ディスクのセカンダリノードへのマッピングの詳細については、dell.
メモ: 場合によっては、ソース仮想ディスクと、それに関連付けられたスナップショット仮想ディス クの両方への同じホストマッピングによりコンフリクトが発生することがあります。このコンフ リクトは、使用しているホストオペレーティングシステムおよび仮想ディスクマネージャによって 異なります。 10. ホストオペレーティングシステムにスナップショット仮想ディスクを登録するには、ホストベースの hot_add ユーティリティを実行します。 11.
• • スナップショット有効化プロセスが完了する前に、スナップショット仮想ディスクをソース仮想ディ スクがないノードにマップすると、オペレーティングシステムがスナップショット仮想ディスクを誤 認する可能性があります。これは、同様にソース仮想ディスク上のデータロスやアクセスできないス ナップショットにつながる可能性があります。 スナップショット仮想ディスクのセカンダリノードへのマッピングの詳細については、dell.
メモ: 使用オペレーティングシステムの補足要件については、オペレーティングシステム付属のマニ ュアルを参照してください。 ホストサーバーを準備した後で、 「詳細パスを使用したスナップショット仮想ディスクの作成」を参照し て、詳細パスを使用したスナップショットを作成します。 バックアップなど、スナップショットを定期的に使用する場合は、スナップショットの無効化 オプショ ンおよび スナップショットの再作成 オプションを使用してスナップショットを再利用します。スナッ プショットを無効にしたり、再作成したりすることで、既存の仮想ディスクからホストへのマッピング がスナップショット仮想ディスクに保持されます。 詳細パスを使用したスナップショットの作成 メモ: 関連付けられた仮想ディスクのドライブ文字を削除するか(Windows)、仮想ドライブをアンマウ ントする(Linux)ことによって、スナップショットとして安定したドライブのコピーを確保できます。 「詳細パスを使用してスナップショットを作成するためのホストサーバーの準備」に説明されているようにホ ストサーバーを準備します。 詳細パスを使用した仮想ディスクスナップシ
12. OK をクリックします。 13. ホストマッピング タブで、スナップショット仮想ディスクとスナップショット仮想ディスクにアクセス するホストとのマッピングを割り当てます。 14. ホストオペレーティングシステムにスナップショット仮想ディスクを登録するには、ホストベースの hot_add ユーティリティを実行します。 15.
• 未設定容量をスナップショットリポジトリ仮想ディスクのディスクグループに追加します。このオ プションは、ディスクグループに空き容量がない場合に使用します。 スナップショットリポジトリ仮想ディスクの状態が次のいずれかの場合は、スナップショットリポジトリ仮 想ディスクのストレージ容量を追加できません。 • 仮想ディスクに、1 つまたは複数の使用中のホットスペアドライブがあります。 • 仮想ディスクのステータスが最適以外です。 • ディスクグループに、変更操作中の仮想ディスクがあります。 • この仮想ディスクの所有権があるコントローラが、現在別の仮想ディスクに容量を追加しています。 各コントローラは、一度に 1 つの仮想ディスクだけに容量を追加できます。 • ディスクグループに空き容量がありません。 • ディスクグループに追加できる未設定容量がありません。 メモ: 最大 2 台の物理ディスクを一度に追加して、スナップショットリポジトリ仮想ディスクの 容量を追加できます。 MD Storage Manager からスナップショットリポジトリ仮想ディスクを拡張するには、次の手順を実行します
8. 物理ディスクの追加 をクリックします。 9. 追加する単一の物理ディスクまたは追加する 2 台の物理ディスクを選択します。 10. 追加 をクリックします。 物理ディスクの追加 ウィンドウが閉じます。 11. 追加する物理ディスク [エンクロージャ、スロット] 領域をチェックして、正しい物理ディスクが追加さ れたことを確認します。 12. 最終的な容量を受け入れるか、容量の追加単位 で適切な容量を入力または選択します。 13.
• • 後でスナップショットを再作成する予定であり、関連付けられているスナップショットリポジトリ仮 想ディスクを保持して、後で作成する場合。 スナップショットリポジトリ仮想ディスクに対するコピーオンライト処理を停止して、ストレージア レイのパフォーマンスを改善したい場合。 メモ: スナップショット仮想ディスクを後で再作成しない場合は、オブジェクトツリーでスナップショッ ト仮想ディスクを選択し、仮想ディスク → 削除 を選択して削除します。関連するスナップショットリ ポジトリ仮想ディスクも削除されます。スナップショット仮想ディスクの削除の詳細については、オン ラインヘルプのトピックを参照してください。 メモ: SMdevices ユーティリティでは、無効になっているスナップショット仮想ディスクも表示されま す。 スナップショット仮想ディスクを無効にするには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択してスナップショット仮想ディスクを選択し、 コピーサービス → スナップショット仮想ディスク → 無効にする を選択します。 2.
スナップショット仮想ディスクの再作成 初めてホストサーバーを準備した後に、スナップショット仮想ディスクを再作成します。詳細については、 「シンプルパスを使用してスナップショットを作成するためのホストサーバーの準備」または「詳細パスを使 用してスナップショットを作成するためのホストサーバーの準備」を参照してください。 メモ: スナップショット仮想ディスクを再生成すると、現在のスナップショットは無効になります。 スナップショット仮想ディスクを再作成するには、次の手順を実行します。 1. 2. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択し、スナップショット仮想ディスクを選択しま す。 コピーサービス → スナップショット仮想ディスク → 再作成 を選択します。 3.
プレミアム機能 — 仮想ディスクコピー 12 メモ: 仮想ディスクコピーは、ターゲット仮想ディスクのデータを上書きします。仮想ディスクコピーを 開始する前に、そのデータが必要なくなったことを確認するか、またはターゲット仮想ディスクのデー タをバックアップします。 メモ: この機能を注文された場合は、Dell PowerVault MD Series ストレージアレイに同梱されたプレミア ム機能アクティベーションカードを受け取ります。カードの指示に従って、キーファイルを取得し、機 能を有効にしてください。 メモ: 仮想ディスクコピーを作成する望ましい方法は、スナップショット仮想ディスクからコピーするこ とです。これにより、スナップショット操作で使用される元の仮想ディスクは、スナップショットが仮 想ディスクコピー操作のソースとして使用される間、読み取り / 書き込み処理に対して完全に利用可能 のままになります。 仮想ディスクのコピーを作成すると、同じストレージアレイ上にソース仮想ディスクとターゲット仮想ディ スクのコピーペアが作成されます。 ソース仮想ディスクは、コピーしたいデータが含まれる仮想ディスクです。
スナップショットまたはスナップショット(レガシー)プレ ミアム機能での仮想ディスクコピーの使用 スナップショット(レガシー)の仮想ディスクコピーの完了後、レガシースナップショットは無効になりま す。スナップショットイメージを使用した仮想ディスクコピーの完了後、スナップショットイメージは削除 され、スナップショット仮想ディスクは無効になります。 古い(レガシー)プレミアム機能バージョンを使用して作成されたスナップショットは、新しいスナップシ ョットプレミアム機能オプションを使用して管理することはできません。また、スナップショットグループ 内の仮想ディスクを仮想ディスクコピーのターゲットにすることはできません。ターゲット仮想ディスクと して、古い(レガシー)スナップショット仮想ディスクのベース仮想ディスクを選択する場合は、最初に、 そのベース仮想ディスクに関連付けられたすべてのスナップショット(レガシー)仮想ディスクを無効にす る必要があります。 仮想ディスクコピーのタイプ オフラインまたはオンラインの仮想ディスクコピーを実行できます。データの整合性を保持するために、い ずれの種類の仮想ディスクコピー操作中でも
それらのデータブロックの元のデータのコピーが保存されるので、それらのデータブロックに対するそれ以 降の変更は、ソース仮想ディスクにのみ書き込まれます。 メモ: コピーソースとして使用されるスナップショット仮想ディスクがアクティブである場合、コピーオ ンライト操作によってソース仮想ディスクのパフォーマンスは低下します。コピーが完了すると、スナ ップショットは無効になり、ソース仮想ディスクのパフォーマンスは復元されます。スナップショット は無効になりますが、リポジトリインフラストラクチャとコピーの関係はそのままとなります。 MSCS 共有ディスク用仮想ディスクコピーの作成 Microsoft Cluster Server(MSCS)共有ディスク用に仮想ディスクコピーを作成するには、まず、仮想ディスク のスナップショットを作成し、次に、スナップショット仮想ディスクを仮想ディスクコピーのソースとして 使用します。 メモ: スナップショット仮想ディスクを使用せずに、MSCS 共有ディスク用に仮想ディスクコピーを直接 作成しようとすると、選択した仮想ディスクはソース仮想ディスク候補ではないため、操作を完了でき ませんと
• 古い(レガシー)プレミアム機能バージョンを使用して作成されたスナップショットは、新しいスナ ップショットプレミアム機能オプションで管理することはできません。スナップショットグループ 内の仮想ディスクを仮想ディスクコピーのターゲットにすることはできません。 メモ: 古い(レガシー)スナップショット仮想ディスクのベース仮想ディスクをターゲット仮想 ディスクとして選択する場合は、まず最初に、このベース仮想ディスクに関連するすべてのスナ ップショット(レガシー)仮想ディスクを無効化する必要があります。 • 変更操作中の仮想ディスクは、ソース仮想ディスクとしてもターゲット仮想ディスクとしても選択で きません。 – 容量の拡張 – RAID レベルのマイグレーション – セグメントサイズ – 仮想ディスクの拡張 – 仮想ディスクのデフラグ メモ: ホストの準備に関する以下の項は、CLI インタフェースを介して仮想ディスクコピー の機能を使用する場合にも適用されます。 仮想ディスクのコピーの作成 注意: データ損失の可能性 — 仮想ディスクコピーに参加しているソース仮想ディスクは、仮想ディスク
作業を開始する前に ターゲット仮想ディスクに関連付けられたスナップショット仮想ディスクが存在する場合、そのスナップシ ョット仮想ディスクに対する仮想ディスクコピーはすべて失敗します。スナップショット仮想ディスクのソ ース仮想ディスクを選択した場合、そのソース仮想ディスクをターゲット仮想ディスクとして選択するには、 まず、そのソース仮想ディスクに関連付けられたスナップショット仮想ディスクをすべて無効にする必要が あります。そうしないと、ソース仮想ディスクをターゲット仮想ディスクとして使用することはできません。 仮想ディスクコピーはターゲット仮想ディスクのデータを上書きし、自動的にホストに対してターゲット仮 想ディスクを読み取り専用にします。 ステータスが進行中の仮想ディスクコピーが 8 個存在する場合、それ以降のすべての仮想ディスクコピーの ステータスは、保留中 になります。この状態は、8 個の仮想ディスクコピーのうちの 1 つが完了するまで続 きます。 仮想ディスクコピーおよび変更操作 変更操作がソース仮想ディスクまたはターゲット仮想ディスク上で実行中であり、仮想ディスクコピーのス テータスが 進行中、保留
ローラモジュールを所有していない場合、ターゲット仮想ディスクの所有権は自動的にソース仮想ディスク の優先 RAID コントローラモジュールに転送されます。仮想ディスクコピーが完了または停止した場合、ター ゲット仮想ディスクの所有権はその優先 RAID コントローラモジュールに戻ります。仮想ディスクコピー中 にソース仮想ディスクの所有権が変更された場合、ターゲット仮想ディスクの所有権も変更されます。 障害の発生した RAID コントローラモジュール 次のすべての状態において仮想ディスクコピーを完了できるようにするには、RAID コントローラモジュール の所有権を代替 RAID コントローラモジュールに手動で変更する必要があります。 • 仮想ディスクコピーのステータスが 実行中 である • ソース仮想ディスクの優先 RAID コントローラモジュールで障害が発生する • フェールオーバー時に所有権の移転が自動的に行われない コピーマネージャ コピーの作成ウィザード を使用して仮想ディスクコピーを作成した後、コピーマネージャ から仮想ディスク コピーを監視できます。コピーマネージャ から、仮想ディスクコ
コピータイプの選択 ウィザードが表示されます。 6. コピータイプを選択し、次へ をクリックします。 メモ: オフライン を選択した場合、コピー操作の進行中はソース仮想ディスクに対する I/O がすべて 無効になります。 ターゲット仮想ディスクの選択 ウィンドウが表示されます。 7. 適切なターゲット仮想ディスクを選択し、次へ をクリックします。 確認 ウィンドウが表示されます。 8. コピー優先度 領域から、関連するコピーの優先度を選択し、はい を入力して確認します。 9.
メモ: 次の 5 つのコピー優先度を使用できます。 – – – – – 最低 低 中 高 最高 コピー優先度を最低に設定すると、I/O 処理が優先され、仮想ディスクコピーに時間がかかることに なります。 仮想ディスクのコピーの停止 ステータスが 進行中、保留中、または 失敗しました になっている仮想ディスクコピー操作を停止すること ができます。失敗しました ステータスになっている仮想ディスクコピーを停止すると、ストレージアレイに 表示されている 要注意 ステータスがクリアされます。 仮想ディスクコピーを停止する際は、次のガイドラインに留意してください。 • • このオプションを使用するには、コピーマネージャ でコピーペアを 1 つだけ選択します。 仮想ディスクコピーが停止すると、すべてのマップされたホストはソース仮想ディスクへの書き込み アクセスが可能です。ソース仮想ディスクにデータが書き込まれた場合、ターゲット仮想ディスク上 のデータは、ソース仮想ディスクのデータと一致しなくなります。 仮想ディスクのコピーを停止するには、次の手順を実行します。 1.
1. ソースおよびターゲット仮想ディスクに対するすべての I/O 処理を停止します。 2. Windows システムを使用する場合は、ソースおよびターゲット仮想ディスク(マウントされている場合) の両方に対するキャッシュをフラッシュします。ホストのプロンプトで、SMrepassist -f と入力し、 を押します。 詳細については、「SMrepassist ユーティリティ」を参照してください。 3. サマリ タブをクリックし、次に ストレージおよびコピーサービス をクリックして、仮想ディスクのス テータスが最適または無効であることを確認します。 4. ソースおよび仮想ディスク(マウントされている場合)のドライブ文字を削除するか(Windows の場 合)、仮想ドライブをアンマウントして(Linux の場合)仮想ディスクのドライブの安定的なコピーを行 います。これが行われないと、コピー操作で、処理が正常に完了したことが報告されますが、コピーさ れたデータは適切に更新されません。 5.
コピーペアの削除 コピーペアの削除 オプションを使用して、1 つ、または複数の仮想ディスクコピーを削除できます。ソース 仮想ディスクとターゲット仮想ディスクの仮想ディスクコピーの関連情報はすべて、仮想ディスクのプロパ ティ ダイアログおよび ストレージアレイのプロファイル ダイアログから削除されます。仮想ディスクコピ ーをストレージアレイから削除する際、ターゲット仮想ディスクに対する読み取り専用属性も削除されます。 仮想ディスクコピーがコピーマネージャから削除された後、ソース仮想ディスクとしてのターゲット仮想デ ィスクか、新しい仮想ディスクコピーに対するターゲット仮想ディスクのどちらかを選択できます。仮想デ ィスクコピーを削除すると、ソース仮想ディスクとターゲット仮想ディスクはコピーマネージャに表示され なくなります。 コピーペアを削除する際は、次のガイドラインに留意してください。 • • コピーペアを削除しても、ソース仮想ディスクやターゲット仮想ディスク上のデータは削除されませ ん。 仮想ディスクコピーが 実行中 ステータスの場合には、コピーペアを削除する前に、仮想ディスクコ ピーを停止する必要があります
Linux の Device Mapper マルチパス 13 概要 MD Series ストレージアレイでは、Device Mapper(DM)として知られる Linux オペレーティングシステムソフ トウェアフレームワークを使用して、Linux ホストサーバーのマルチパス機能を有効にします。DM マルチパ ス機能は、ドライバとユーティリティの組み合わせによって提供されます。この章では、これらのユーティ リティを使用して、Linux システムで MD Series ストレージアレイを有効にするプロセスの実行方法について 説明します。 メモ: 必要な Device Mapper ソフトウェアコンポーネントを Linux ホストサーバーにインストールするに は、サーバーで MD Series ストレージアレイのリソース DVD インストールプログラムを実行し、フルま たはホストインストールオプションを選択します。詳細なインストール手順については、dell.
メモ: Red Hat 5.x のインストールの場合は、実行可能にするため DVD メディアを再マウントする必要 があります。 2. インストールプログラムによるプロンプトが表示されたら、再起動します — インストールが完了する と、再起動を求めるプロンプトがインストールプログラムに表示されます。再起動を行う必要がありま す。 MDCU を使用して設定します — ホストサーバーを再起動した後、MDCU が自動的に起動し、デスクトッ プに表示されます。このユーティリティによって、ネットワーク上に存在する新規や既存の MD Series ストレージアレイの設定をすばやく簡単に行うことができます。このユーティリティはまた、アレイに 対する iSCSI セッションを確立するための GUI ウィザードも提供します。 3. 4.
アレイ仮想ディスク(VD)が後でホストサーバーにマップされた場合、rescan_dm_devices コマンドを再 度実行して、VD をオペレーティングシステムで認識される LUN にする必要があります。 multipath コマンドを使用したマルチパスデバイストポロジの表示 multipath コマンドは、新しくスキャンされてマップされた仮想ディスクを Device Mapper テーブルに追加し て、それらの仮想ディスクに対するエントリをホストサーバーの /dev/mapper ディレクトリに作成します。こ れらのデバイスは、ホストにある他のブロックデバイスと同じです。 すべてのマルチパスデバイスを一覧表示するには、次のコマンドを実行します。 # multipath –ll 出力はこの例に類似したものになり、この例では 1 つのマップされた仮想ディスクに対する出力が示されて います。 mpath1 (3600a0b80005ab177000017544a8d6b92) dm-0 DELL, MD3xxxx[size=5.
メモ: の値は、英数字のオペレーティングシステムに基づくフォーマットです。マップされる仮想デ ィスクに対応する値は、以前に実行した multipath コマンドを使用して表示できます。fdisk の詳細につい ては、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。 Device Mapper への新しいパーティションの追加 kpartx コマンドは、Device Mapper の利用可能パーティションのリストに新規の fdisk パーティションを追加 します。以下の例を参照してください。ここで、mpath はパーティションが作成されたデバイスノード です。 # kpartx –a /dev/mapper/mpath 成功した場合、コマンドは出力を表示しません。成功したことを確認して正確なパーティションの命名を表 示するために、次のコマンドを使用して割り当てられた完全なパーティション名を表示できます。 # cd /dev/mapper# ls 次は、一般的なマッピングフォーマットの例です。 • Red Hat Enterprise Linux(RHEL)ホストで、パーティションノ
メモ: データ整合性保護を確保するために、次の手順を使用して MD Series ストレージアレイに接続され ている Linux ホストサーバーを再起動します。 Linux ホストサーバーの再起動に関するベストプラクティス Device Mapper Multipath と MD Series ストレージアレイを使用して Linux ホストサーバーを再起動する際は、 下記の手順に従うことをお勧めします。 1. サーバーにマウントされている Device Mapper Multipath デバイスノードをすべてアンマウントします。 # umount <マウントされているマルチパスデバイスノード> 2. Device Mapper Multipath サービスを停止します。# /etc/init.d/multipathd stop 3.
コマンド 説明 • • ストレージアレイのフェールバックが必要である。 MD Series iSCSI ストレージアレイでは、再スキャンを有効にする ために iSCSI セッションを確立する必要があります。 制限事項および既知の問題 • no_path_retry または queue_if_no_path 機能が設定されている特定のエラー状態では、アプリ ケーションがハングすることがあります。このような状態を解決するには、影響を受けた各マルチパ スデバイスに対して次のコマンドを入力します。 dmsetup message [device] 0 "fail_if_no_path" ここで [device] は、マルチパスデバイス名です(たとえば mpath2。パスは指定しないでくださ い)。 • • • • • • • • ボリュームがアンマウントされる前に Device Mapper デバイスが削除された場合、I/O がハングするこ とがあります。 scsi_dh_rdac モジュールが initrd に含まれていない場合、デバイスの検出速度が低下し、syslog にバッファ I/O エラーメ
質問 回答 新しくマップされた LUN がマルチパ 任意のディレクトリで、rescan_dm_devs を実行します。これに スデバイスノードに割り当てられない よりデバイスが表示されます。 のはなぜですか? LUN を削除しましたが、マルチパスマ LUN を削除した後、マルチパスデバイスは引き続き利用可能です。 ッピングが引き続き利用可能です。 multipath –f を 実行してマルチパスマッピングを削除します。たとえば、/dev/ dm-1 に関連するデバイスが削除された場合、multipath – f /dev/dm-1 を実行して /dev/dm-1 を DM マッピングテーブルか ら削除する必要があります。マルチパスデーモンが停止 / 再開し た場合は、multipath –F を実行して、古いマッピングをすべて フラッシュします。 フェイルバックがアレイで正常に行わ レベルの低いドライバは、アレイとともに戻ってきたデバイスを自 れません。 動検出できないことがあります。rescan_dm_devs を実行して、 ホストサー
非対称論理ユニットアクセスの設定 14 お使いの MD シリーズ RAID ストレージアレイが非対称論理ユニットアクセス(ALUA)をサポートしている 場合、アクティブ - アクティブスループットにより I/O を RAID コントローラモジュールからコントローラが 所有していない仮想ディスクに渡すことができます。ALUA がない場合、特定の仮想ディスクがターゲットの データ要求を所有している RAID コントローラモジュールに送信するには、ホストマルチパスドライバが必要 です。コントローラモジュールが仮想ディスクを所有していない場合、要求は拒否されます。 ALUA パフォーマンスに関する考慮事項 ALUA により、デュアルコントローラ(二重)構成の MD シリーズストレージアレイは、どちらか一方の RAID コントローラモジュールで I/O 要求を処理することが可能になりますが、非所有 RAID コントローラモジュー ルが仮想ディスクにアクセスする際のパフォーマンスは低下します。最大のスループットを維持するため に、可能な場合、ホストドライバはコントローラファームウェアと通信して所有 RAID コント
ESX 4.1(アップデート 1 およびアップデート 2)での SATP ルールの手動による追 加 ESX 4.1(アップデート 1 およびアップデート 2)で SATP ルールを手動で追加するには、次の手順を実行しま す。 1. 次のコマンドを実行して、古いクレームルールを削除し、デルで必要なルールを設定します。 – # esxcli nmp satp deleterule –s VMW_SATP_LSI –V DELL –M array_PID – # esxcli nmp satp addrule –s VMW_SATP_ALUA –V DELL –M array_PID -c tpgs_off ここで、array_PID はお使いのストレージアレイのモデル / 製品 ID です。お使いのストレージの適切な array_PID を選択するには、次の表を参照してください。 表 8. ストレージアレイおよびモデル / 製品 ID(array_PID) 2.
ホストサーバーが MD ストレージアレイに ALUA を使用して いるかどうかの確認 ホストサーバーが ALUA プラグインを使用していることを確認するには、次の手順を実行します。 • ESX 4.1 の場合は、次のコマンドを実行します。#esxcli nmp device list • ESX/ESXi 5.
15 プレミアム機能 — リモートレプリケーショ ン MD ストレージアレイでは、次のタイプのリモートレプリケーションがサポートされています。 • リモートレプリケーション — ポイントインタイムイメージを使用して、ローカルサイトとリモート サイトの再同期化をバッチ処理する、標準的な非同期レプリケーション。このタイプのレプリケーシ ョンは、ファイバーチャネルストレージアレイと iSCSI ストレージアレイの両方でサポートされてい ます(ただし、これらの間ではサポートされません)。 • リモートレプリケーション(レガシー) — リアルタイムでローカルサイトのデータとリモートサイ トのデータを同期化する同期(または完全な書き込み)レプリケーション。このタイプのレプリケー ションは、ファイバーチャネルストレージアレイのみでサポートされています。 メモ: 本章では、標準的な非同期レプリケーションプレミアム機能についてのみ説明します。リモートレ プリケーション(同期)プレミアム機能については、 「プレミアム機能 — リモートレプリケーション(レ ガシー)」を参照してください。 非同期リモートレプリケーションに
• • 同期と同期の間に書き込まれるプライマリ仮想ディスクの領域を追跡するログ情報。これらのログ は、プライマリ仮想ディスクでのみ使用されますが、役割反転の場合に備えて、セカンダリ仮想ディ スクへも書き込まれます。 複製されたペアそれぞれの統計。 レプリケーションリポジトリは、複製されたペアを作成すると通常自動的に作成されますが、リポジトリを 手動で作成することもできます。 リモートレプリケーションのタイプ 次に、ストレージアレイでサポートされるリモートレプリケーションのプレミアム機能のタイプを示します。 • • リモートレプリケーション — 標準または非同期とも呼ばれ、iSCSI ベースおよびファイバチャネルベ ースのストレージアレイ両方でサポートされます(ローカルストレージアレイとリモートストレージ アレイの両方が同じデータプロトコルを使用する必要があります)。これには、デュアル RAID コン トローラ設定が必要です。 リモートレプリケーション(レガシー) — 同期または完全書き込みとも呼ばれ、ファイバチャネル ストレージアレイのみでサポートされます。 リモートレプリケーション機能の違い (
同期リモートレプリケーション(レガシー)は、ビジネス継続性を必要とする比較的少数のローカルシステ ム間でのレプリケーション用に設計されています。たとえば、データセンターなどの運用、ローカル障害復 旧、およびその他上層のアプリケーションなどがあります。 リモートレプリケーション(レガシー)から非同期リモートレプリケーションへ のアップグレード レガシーリモートレプリケーションプレミアム機能とレガシー以外のリモートレプリケーションプレミアム 機能の両方をサポートする RAID コントローラファームウェアバージョンをアップグレードする場合、RAID コントローラ内のすべてのレガシーリモートレプリケーション設定は影響を受けず、引き続き正常に機能し ます。 リモートレプリケーションの要件と制限事項 標準リモートレプリケーションプレミアム機能を使用するには、以下が必要です。 • • • • • • • 書き込みアクセスが許可されている 2 台のストレージアレイ。これらのストレージアレイの両方に、 それらの間でデータを複製するために十分な容量があることが必要です。 各ストレージには、デュアルコントローラのファイバチャ
リモートレプリケーションの設定 MD Storage Manager を使用したローカルおよびリモートのストレージアレイ間のリモートレプリケーション の設定は、次の手順からなります。 • • ローカルおよびリモートのストレージアレイ両方におけるリモートレプリケーションプレミアム機 能のアクティブ化 ローカルストレージアレイにおけるリモートレプリケーショングループの作成 • リモートレプリケーショングループへの仮想ディスクの複製ペアの追加 リモートレプリケーションプレミアム機能のアクティブ化 リモートレプリケーションをアクティブ化すると、各 RAID コントローラモジュールの特定のポートがデータ レプリケーション用に自動的に予約されます。ポートが予約されると、そのポートに対するレプリケーショ ンに関連しない I/O 要求はすべて拒否されます。リモートレプリケーション用に設定された RAID コントロー ラモジュールのみが予約されたポートと通信できます。 リモートレプリケーションプレミアム機能は、ローカルストレージアレイとリモートストレージアレイの両 方でアクティブ化される必要があります。 メモ: まずロ
– リモートレプリケーション(レガシー)機能がアクティブ化されている場合、2 つのレプリケー ションリポジトリが作成されます。 メモ: これらの手順を繰り返して、リモートストレージアレイでリモートレプリケーションプレミア ム機能をアクティブ化します。 リモートレプリケーションの非アクティブ化 リモートレプリケーションプレミアム機能を非アクティブ化すると、RAID コントローラモジュールのポート 制限がなくなります。 メモ: リモートレプリケーションプレミアム機能を非アクティブ化する前に、ローカルおよびリモートス トレージアレイから、既存のリモートレプリケーショングループと、複製された仮想ディスクペアをす べて削除します。 リモートレプリケーション機能を非アクティブ化するには、次の手順を実行します。 1. AMW から、コピーサービス → リモートレプリケーション → 非アクティブ化 を選択します。 2.
リモートレプリケーショングループの要件とガイドライン • • • • • リモートレプリケーションプレミアム機能は、レプリケーション設定で使用されるローカルストレー ジアレイとリモートストレージアレイの両方で有効化され、アクティブ化される必要があります。 ローカルストレージアレイとリモートストレージアレイの両方は、サポートされるファイバチャネル 接続または iSCSI 接続で接続される必要があります。 リモートストレージアレイには、ローカルストレージアレイにペアとして含める仮想ディスクの容量 以上の容量を持つ仮想ディスクが必要です。 デフォルトでは、新しいリモートレプリケーショングループは空の状態で作成されます。 – リモートレプリケーショングループに追加できるのは、複製されたペアのみです。 – 複製された各ペアがメンバーになれるのは、リモートレプリケーショングループのみです。 名前のないストレージアレイは、MD Storage Manager のリモートレプリケーションリポジトリビュー に名前なしとして表示されます。 リモートレプリケーショングループの作成 メモ: リモートレプリケーショングル
複製されたペアにおける仮想ディスクの選択ガイドライン 複製されたペアの作成の最初の手順は、仮想ディスクをローカルストレージアレイのリモート複製グループ に追加することから始まります。追加後、この仮想ディスクは、複製されたリモートペアのプライマリ仮想 ディスクになります。リモートストレージアレイの仮想ディスクが同じリモートレプリケーショングループ に追加されると、複製されたペアの作成プロセスが完了します。このリモートストレージ仮想ディスクは、 複製されたペアのセカンダリ仮想ディスクになります。 1 つはローカルストレージアレイ、もう 1 つはリモートストレージアレイに存在する 2 つの仮想ディスクは、 本質的に単一のエンティティとして機能し、2 つの個別の仮想ディスクではなく、連動するペアとして管理 できます。 複製されたペアにおける仮想ディスクの選択ガイドライン 次のガイドラインが適用されます。 • • • • • 複製されたペアで使用できるのは、標準仮想ディスクのみです。シンプロビジョニングされた仮想デ ィスクまたはスナップショット仮想ディスクは、どのようなタイプであっても使用できません。 レプリケーシ
– – 自動 — 自動 を選択し、終了 をクリックしてデフォルトの容量設定でレプリケーションリポジト リを作成します。 手動 — 手動 を選択し、次へ をクリックしてレプリケーションリポジトリのプロパティを定義し ます。次に、終了 をクリックします。 メモ: 通常、レプリケーションリポジトリは、仮想ディスクペアの作成時に自動的に作成されます。 手動によるリポジトリの作成は、物理ディスクの冗長性と最適な物理ディスク構成について理解し た上級ストレージ管理者に対してのみ推奨されます。通常は、自動の方法が推奨されます。 6. ペアが正常に作成されたことを示すメッセージが表示されたら、OK をクリックします。 リモートストレージアレイでのレプリケーションペアの作成 1. ローカルストレージアレイの AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. コピーサービス → リモートレプリケーション → リモートレプリケーション → レプリケーショングル ープ → レプリケーションペアの完了 を選択します。 リモートレプリケーションペアの完了 ウィンドウが表示されます。 3.
– 右ペインの 関連する複製されたペア 表から削除する複製されたペアを選択し、コピーサービス → リモートレプリケーション → リモートレプリケーション → レプリケーションペア → 削除 を選択します。 複製されたペアの削除の確認 ウィンドウが表示されます。 3.
16 プレミアム機能 — リモートレプリケーショ ン(レガシー) メモ: 次の項は、ファイバチャネル限定のリモートレプリケーションプレミアム機能に適用されるもので す。このプレミアム機能は、ファイバチャネルと iSCSI ベース両方の MD ストレージアレイで利用でき るリモートレプリケーションプレミアム機能と区別するためにレガシーと呼ばれます。この情報につ いては「プレミアム機能 — リモートレプリケーション」を参照してください。 MD ストレージアレイでは、次のタイプのリモートレプリケーションがサポートされます。 • • リモートレプリケーション — ローカルとリモートサイト間の再同期化を一括化するためにポイント インタイムイメージを使用する標準の非同期レプリケーションです。このタイプのレプリケーショ ンは、ファイバチャネルと iSCSI ストレージアレイの両方(ただし、双方間ではない)でサポートさ れます。 リモートレプリケーション(レガシー) — ローカルとリモートサイトのデータをリアルタイムで同 期化する同期(または完全書き込み)レプリケーションです。このタイプのレプリケーションはファ イバ
リモートレプリケーション(レガシー)のアクティブ化 メモ: リモートレプリケーション(レガシー)機能をご注文いただいた場合は、Dell PowerVault MD Series ストレージアレイにプレミアム機能アクティベーションカードが同梱されています。この機能をイン ストールして有効にするには、カード上の指示に従ってください。 プレミアム機能アクティベーションカード上の手順に従ってリモートレプリケーション(レガシー)機能の インストールを終えたら、ウィザードベースのプロセスを使用してこの機能をアクティブにする必要があり ます。アクティベーションの一環として、次のアクションが行われます。 • • • • • • ユーザーが指定するディスクグループまたはストレージアレイ上の既存の容量を使用して、2 つのレ プリケーションリポジトリ仮想ディスクが作成されます。 各 RAID コントローラ上で最も番号の大きいファイバチャネルホストポート(ポート 3)を現在使用し ているすべてのホストは、ログアウトされます。 各 RAID コントローラ上で最も番号の大きいファイバチャネルホストポート(ポート 3)は、レプリケ ーシ
プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスクのペア リモートレプリケーション(レガシー)機能をアクティブにして、FC ファブリックを設定した後は、個々の 仮想ディスクレプリケーションペアが作成されます。最大 16 組のレプリケーション仮想ディスクペアを確 立することができます。各ペアは、いずれも同じ容量を持つプライマリ(オンライン)仮想ディスクとセカ ンダリ(オフライン)仮想ディスクからなります。操作中は、プライマリ役割とセカンダリ役割を交換して、 関係を壊さずにレプリケーションされたデータセットをテストすることができます。関係を削除すると、独 立したコピーが作成されます。その場合、設定済みホストで両方の仮想ディスクをオンラインで使用できま す。 仮想ディスクのペアを作成する前に、次のことを検証します。 • • • リモートレプリケーションプレミアム機能がプライマリストレージアレイとセカンダリストレージ アレイにインストールされ、有効化およびアクティブ化されている。 レプリケーションする 2 つの仮想ディスクを含むストレージアレイが、ファイバチャネルファブリッ クインタフェースを介して接続されている。 セ
スナップショット仮想ディスクとリモートレプリケーション (レガシー) スナップショット仮想ディスクは、仮想ディスクのポイントインタイムイメージです。リモートレプリケー ションでは、スナップショット仮想ディスクをプライマリ仮想ディスクと同じサーバーにマウントしないで ください。 仮想ディスクコピーとリモートレプリケーション(レガシ ー) 仮想ディスクコピープレミアム機能を利用すると、同じストレージアレイ内のソース仮想ディスクからター ゲット仮想ディスクにデータをコピーできます。 リモートレプリケーションのプライマリ仮想ディスクは、仮想ディスクコピーのソース仮想ディスクまたは ターゲット仮想ディスクのいずれかにできます。 レプリケーションされたペアのプライマリ仮想ディスクで仮想ディスクのコピーを作成できますが、レプリ ケーションされたペアのセカンダリ仮想ディスクの仮想ディスクコピーを作成することはできません。代わ りに、次のいずれかの方法でセカンダリ仮想ディスクをコピーできます。 • • セカンダリ仮想ディスクをプライマリ役割に昇格させる。 注意: 仮想ディスクコピーの進行中にプライマリとセカンダリの役割交
メモ: ファブリック内のスイッチを接続する(カスケードする)アップリンクポート(E_port)はゾーニ ングしないでください。 スイッチゾーニング設定は、通常、ファイバチャネルスイッチのベンダーによって提供されるスイッチ管理 ソフトウェアの使用が設定されています。このソフトウェアはスイッチ自体に付属しているか、ベンダーの ウェブサイトからダウンロードされるかのどちらかです。 リモートレプリケーション(レガシー)のゾーニングガイド ライン ストレージアレイでリモートレプリケーションを有効にすると、RAID コントローラごとに 1 つのポートが自 動的にレプリケーションだけの専用になります。これらの専用ポート(RAID コントローラ 0 のポート 3 およ び RAID コントローラ 1 のポート 3)は、ファイバチャネルスイッチの別のゾーンにある必要があります。通 常、スイッチゾーニングは、以下のように設定する必要があります • RAID コントローラ 0 のファイバチャネルポート 3 はすべて共通ゾーンに入れます。 • RAID コントローラ 1 のファイバチャネルポート 3 はすべて共通ゾーンに入れ
• レプリケーションする仮想ディスクが存在するストレージアレイ同士が、ファイバチャネルスイッチ ファブリックを介して相互に接続されており、1 つの管理ステーションからアクセスできる。 プライマリまたはセカンダリ仮想ディスクが存在しない場合は、リモートレプリケーションの設定を開始す る前に作成しておく必要があります。「リモートレプリケーションプレミアム機能のアクティブ化とレプリ ケーション仮想ディスクの作成」を参照し、必要な手順を実行してください。 すべての仮想ディスクが作成されていれば、「リモートレプリケーションの作成」へ進みます。 リモートレプリケーション(レガシー)プレミアム機能のア クティブ化とレプリケーション仮想ディスクの作成 リモートレプリケーション(レガシー)機能をアクティブにし、必要な 2 つのレプリケーションリポジトリ 仮想ディスクを作成するには、次のいずれかの方法を使用できます。 • • 機能をアクティブにしてから、ストレージアレイの総設定容量を利用して 2 つのレプリケーション仮 想ディスクを作成する。または、 機能をアクティブにしてから、すでに存在するディスクグループの未設定容量
既存のディスクグループからのレプリケーションリポジトリ 仮想ディスクのアクティブ化および作成 レプリケーションリポジトリ仮想ディスクを作成するためにこの方法を使用すると、既存のディスクグルー プの空き容量が使用されます。デフォルトで、レプリケーションリポジトリ仮想ディスクにはそれぞれ 128 MB または 256 MB の容量があります。容量が不足しているディスクグループ上でレプリケーションリポジト リ仮想ディスクを作成したり、レプリケーションリポジトリ仮想ディスクのデフォルト容量を変更したりす ることはできません。 1. AMW のメニューバーで、ストレージ → 仮想ディスク → リモートレプリケーション → 作成 を選択しま す。 はじめに(リモートレプリケーションのアクティブ化) ウィザードが表示されます。 2. 既存のディスクグループの空き容量 を選択します。 3. 使用可能なディスクグループのリストから、レプリケーションリポジトリ仮想ディスクを含めるディス クグループを選択し、次へ をクリックします。 プレビュー(リモートレプリケーションのアクティブ化)ウィザードが表示されます。 4.
セカンダリ仮想ディスクの選択 注意: レプリケーションされた仮想ディスクのペアを作成すると、プライマリ仮想ディスクとセカンダリ 仮想ディス間で処理が開始されます。この処理により、セカンダリ仮想ディスク上の既存データはすべ て上書きされ、そのセカンダリ仮想ディスクは読み取り専用アクセスに設定されます。セカンダリ仮想 ディスクに既存のデータがある場合は、レプリケーションされた仮想ディスクのペアを作成する前に、 ディスクへの I/O をすべて停止し、データをバックアップし、セカンダリ仮想ディスクにマウントされ ているすべてのファイルシステムをアンマウントします。 1. リモートストレージアレイとプライマリ仮想ディスクを選択します。 2. セカンダリ仮想ディスクの選択(リモートレプリケーション(レガシー)の作成) ウィザードで、セカ ンダリ仮想ディスクを選択します。 セカンダリ仮想ディスクの容量は、プライマリ仮想ディスクの容量以上であることが必要です。 次へ をクリックします。 3.
• 同期化優先度が低いほどプロセスに割り当てられるリソースは減少しますが、通常の I/O パフォーマ ンスに対する影響も少なくなります。 選択した初期の同期化優先度と同期化方法は後で変更できます。リモートレプリケーションでの仮想ディス クの再同期化の詳細については、「仮想ディスクの再同期化」に進みます。 同期化優先度と同期化方法を設定するには、次の手順を実行します。 1. 2. 同期化設定の選択(リモートレプリケーション(レガシー)の作成) ウィザードのスライドバーで、同 期化優先度を選択します。 手動 または 自動 再同期化 を選択します。 – 3.
• リモートレプリケーションが完了または停止すると、セカンダリ仮想ディスクの所有権は、その優 先 RAID コントローラモジュールに戻されます。 • リモートレプリケーション中にプライマリ仮想ディスクの所有権が変更されると、セカンダリ仮想デ ィスクの所有権も変更されます。 RAID コントローラモジュールが次のいずれかの状況に当てはまる場合は、リモートレプリケーションを完了 できるよう、モジュールの所有権を代替の RAID コントローラモジュールに手動で変更する必要があります。 • リモートレプリケーションのステータスが 進行中 である場合。 • プライマリ仮想ディスクの優先 RAID コントローラモジュールで障害が発生した場合。 • フェイルオーバーで所有権が自動的に移行しない場合。 注意: データ損失の可能性を回避するには、仮想ディスクが使用中でないこと、または、ホスト にマルチパスドライバがインストールされていることを確認します。アプリケーションがいず れか一方の仮想ディスクを使用している間に、RAID コントローラモジュールの所有権または優 先パスを変更すると、I/O 処理は中断され
プロパティペインの表示 プロパティペインは、レプリケーションされたペアの 1 つの仮想ディスク、または 1 つのレプリケーション リポジトリ仮想ディスクについて、その物理的特性と論理的特性を示す表示専用画面です。 プロパティペインを表示するには、次の手順を実行します。 1. AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを選択します。 2. レプリケーションされたペアのプライマリ仮想ディスクまたはセカンダリ仮想ディスクを選択します。 プロパティペインに、選択された仮想ディスクのプロパティが表示されます。レプリケーション プロパ ティの下のレプリケーションステータスに、レプリケーションされたペアの同期ステータスが表示され ます。プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスクが同期化中の場合は、レプリケーションステ ータスに同期化中のアイコンが表示されます。詳細については、 「仮想ディスクステータスアイコン」を 参照してください。 セカンダリ仮想ディスクの論理的要素の表示 リモートレプリケーションのセカンダリ仮想ディスクの論理的要素を表示するには、次の手順を実行します。 1.
アイコン 状態 レプリケーションリポジトリ仮想ディスク プライマリ仮想ディスク セカンダリ仮想ディスク プライマリ仮想ディスク、同期化中 プライマリ仮想ディスク、レプリケーション一時停止 セカンダリ仮想ディスク、レプリケーション一時停止 プライマリ仮想ディスク、非同期 セカンダリ仮想ディスク、通信喪失による非同期 書き込みモードと整合性グループメンバーシップの変更 リモートレプリケーションの書き込みモードは、作成時に選択されます。ただし、書き込み整合性グループ におけるセカンダリ仮想ディスクのメンバーシップの変更と同様に、リモートレプリケーションの書き込み モードも後で変更することができます。書き込みモードと書き込み整合性グループの詳細については、オン ラインヘルプのトピックを参照してください。 書き込みモードと整合性グループメンバーシップを変更するには、次の手順を実行します。 1. プライマリ仮想ディスクを含むストレージアレイの AMW で、ストレージサービスおよびコピーサービ ス タブを選択します。 2.
– 書き込みモードは、以前の選択によって同期化または非同期化になります。 – セカンダリ仮想ディスクは、書き込み整合または書き込み非整合になります。 – 再同期化方法は、手動または自動になります。 仮想ディスクの再同期化 リモートレプリケーションには、2 つの再同期化方法があります。 • 手動再同期化 — 「仮想ディスクの手動再同期化」を参照してください。 • 自動再同期化 — 「仮想ディスクの自動再同期化」を参照してください。 リモートレプリケーションにおける同期化と再同期化の詳細については、次の項を参照してください。 • 「通常どおりに同期化された仮想ディスク」 • 「非同期の仮想ディスク」 • 「同期化優先度および同期化方法の設定」 • 「同期化優先度と同期化方法の変更」 • 「仮想ディスクの再同期化」 リモートレプリケーションでは、特に仮想ディスクを再同期化した後、プライマリ仮想ディスクとセカンダ リ仮想ディスクの間での通信の定期的なテストが必要な場合があります。通信のテストの詳細については、 「プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の通信のテスト」に進みます。 通常ど
メモ: プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスクが再同期化すると、通信喪失後にプライマリ仮 想ディスク上で変更されたデータだけがセカンダリ仮想ディスクに転送されます。 注意: プライマリストレージアレイとセカンダリストレージアレイ間で再同期化が開始した後で通信が 喪失した場合は、データ損失の可能性に留意してください。新しいデータが、セカンダリ仮想ディスク 上の古いデータと混在して、災害回復時にデータが使用できなくなる可能性があります。 同期化優先度と同期化方法の変更 同期化優先度は、システムパフォーマンスに対して、リモートレプリケーションのプライマリおよびセカン ダリ仮想ディスクに割り当てられている処理時間とリソースの量を定義します。リモートレプリケーション の同期化優先度を増やすと、システムパフォーマンスが低下する場合があります。同期化優先度はいつでも リセットできます。 同期化優先度は、次の操作に影響する可能性があります。 • コピーバックの実行 • 仮想ディスクの拡張(VDE)の実行 • 仮想ディスクの再構築 • 仮想ディスクの初期化 • 仮想ディスクのセグメントサイズの変更
• ストレージアレイに対して 要注意 ステータスが表示されます。 • データがプライマリ仮想ディスクに書き込まれます。 • プライマリ仮想ディスクへの書き込み要求がログに記録されます。 • RAID コントローラモジュールの所有者は、書き込み要求をホストに送信するために I/O 完了メッセー ジを送信します。ホストはプライマリ仮想ディスクへの書き込み要求の送信を続行できますが、セカ ンダリ仮想ディスクへのデータ転送は行われません。セカンダリ仮想ディスクへの書き込みは一時 停止され、プライマリおよびセカンダリ仮想ディスク間での通信の取り消しは保留になります。 プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の接続が回復すると、レプリケーションされたペアの 再同期化が可能になります。 メモ: プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスクが再同期化すると、通信喪失後にプライマリ仮 想ディスク上で変更されたデータだけがセカンダリ仮想ディスクに転送されます。 注意: プライマリストレージアレイとセカンダリストレージアレイの間で再同期化した後で通信に障害 が発生すると、データが損失する場合があります。セ
• • ダリ仮想ディスクとプライマリ仮想ディスクの役割を交換してから、新しいプライマリ仮想ディスク で仮想ディスクコピーを実行します。 仮想ディスクリモートレプリケーションの同期化中は、プライマリまたはセカンダリのいずれの仮想 ディスクでも仮想ディスクコピーは実行できません。 プライマリ仮想ディスクよりも容量の小さいセカンダリ仮想ディスクとの間で役割を交換すると、役 割の交換は成功しますが、新しいプライマリ仮想ディスクの使用可能容量は、セカンダリ仮想ディス クの総容量と等しくなります。 セカンダリ仮想ディスクの昇格とプライマリ仮想ディスクの降格 セカンダリ仮想ディスクをプライマリ仮想ディスクの役割に昇格させる、またはプライマリ仮想ディスクを セカンダリ仮想ディスクの役割に降格させるには、次の手順を実行します。 1. 変更する仮想ディスクがあるストレージアレイの AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブをク リックします。 2.
3. 1 つ、または複数のレプリケーションされたペアを選択します。レプリケーションされたペアをすべて 選択するには、すべて選択 をクリックします。 4. 再開 をクリックします。 レプリケーションされたペアの再開 - 確認 ダイアログが表示されます。 5.
1. プライマリ仮想ディスクまたはセカンダリ仮想ディスクのいずれかの AMW で、ストレージおよびコピ ーサービス タブを選択します。 2. 論理ペインで、仮想ディスクを右クリックします。 3.
仮想ディスクの削除 ダイアログが表示されます。 4. 削除する 1 つまたは複数の仮想ディスクを選択し、削除 をクリックします。 仮想ディスクの削除の確認 ダイアログが表示されます。 5. 確認 テキストボックスに Yes と入力し、OK をクリックします。 仮想ディスクの削除 - 進捗 バーが表示されます。 6. 削除が完了したら、OK をクリックします。 プライマリ仮想ディスクがストレージアレイから削除されます。レプリケーションされたペアのセカン ダリ仮想ディスクが、ストレージアレイの通常の標準仮想ディスクとなります。 メモ: プライマリディスクはストレージアレイから永続的に削除され、仮想ディスク上のデータはす べて永続的に失われます。 ストレージアレイからのレプリケーションされたペアのセカンダリ仮想ディスクの削除 1. セカンダリ仮想ディスクへのすべての I/O アクティビティを停止し、セカンダリ仮想ディスク上のファイ ルシステムをアンマウントします。 2. セカンダリ仮想ディスクを含むストレージアレイの AMW で、ストレージおよびコピーサービス タブを 選択します。 3.
3. 次の手順のいずれか 1 つを実行します。 – 4. レプリケーション関係を削除するには、1 つまたは複数のレプリケーションされたペアを選択し ます。 – レプリケーションされたペアをすべて選択するには、すべて選択 をクリックします。 削除 をクリックします。 レプリケーション関係の削除 - 確認 ダイアログが表示されます。 5.
管理ファームウェアのダウンロード 17 RAID コントローラと NVSRAM のパッケージのダウンロード 各ファームウェアファイルには、バージョン番号があります。バージョン番号は、ファームウェアがメジャ ーバージョンかマイナーバージョンかを示します。エンタープライズ管理ウィンドウ(EMW)を使用するこ とにより、メジャーファームウェアバージョンとマイナーファームウェアバージョンの両方をダウンロード し、アクティブ化できます。アレイ管理ウィンドウ(AMW)では、マイナーファームウェアバージョンだけ をダウンロードし、アクティブ化できます。 メモ: ファームウェアバージョンの形式は、aa.bb.cc.dd です。ここで、aa はメジャーファームウェアバ ージョンです。bb.cc.
メモ: RAID コントローラモジュールファームウェア 領域に、現在のファームウェアが一覧表示され ます。NVSRAM 領域には、現在の NVSRAM のバージョンが一覧表示されます。 3. ダウンロードするファイルの保存ディレクトリを指定するには、選択された RAID コントローラモジュー ルファームウェアファイル テキストボックスの横の ファイルの選択 をクリックします。 4. ファイルの選択 領域で、ダウンロードするファイルを選択します。 デフォルトでは、現在のストレージアレイ構成と互換性のあるダウンロード可能なファイルのみが表示 されます。 ダイアログの ファイルの選択 領域でファイルを選択すると、それに該当するファイル属性がある場合 は ファイル情報 領域に表示されます。これらの属性は、ファイルのバージョンを示しています。 5. ファームウェアと一緒に NVSRAM ファイルをダウンロードするには、次の手順を実行します。 a) RAID コントローラモジュールファームウェアと共に NVSRAM ファイルを転送します を選択します。 b) ファイルの選択 をクリックします。 6.
14. OK をクリックします。 15. RAID コントローラモジュールファームウェアと一緒に NVSRAM ファイルをダウンロードする場合、ファ イルの選択 領域で NVSRAM ファイルをファームウェアと一緒にダウンロードする を選択します。 ファームウェアファイルの情報 領域に、ファームウェアファイルのすべての属性が表示されます。これ らの属性は、ファームウェアファイルのバージョンを示しています。 NVSRAM ファイル情報 領域に、NVSRAM ファイルのすべての属性が表示されます。これらの属性は、 NVSRAM ファイルのバージョンを示しています。 16.
7. 次の操作のうち、いずれかを実行します。 – ツール → RAID コントローラモジュールファームウェアのアップグレード を選択する。 – セットアップ タブを選択し、RAID コントローラモジュールファームウェアのアップグレード を クリックする。 RAID コントローラモジュールファームウェアのアップグレード ウィンドウが表示されます。 ストレージアレイペインに、ストレージアレイが一覧表示されます。詳細ペインには、ストレージアレ イペインで選択されたストレージアレイの詳細が表示されます。 8. ストレージアレイペインで、NVSRAM ファームウェアをダウンロードするストレージアレイを選択しま す。 複数のストレージアレイを選択できます。 メモ: 詳細ペインでは、ストレージアレイの詳細が 1 度に 1 つだけ表示されます。ストレージアレイ ペインで複数のストレージアレイを選択した場合、詳細 ペインにそれらのストレージアレイの詳細 は表示されません。 9.
• • 物理ディスクファームウェアは、拡張エンクロージャ内の物理ディスクの場所を記録します。拡張エ ンクロージャから物理ディスクを取り出した場合、ディスクを元に戻すときには同じ物理ディスクス ロットに挿入する必要があります。そうでないと、物理ディスクファームウェアは RAID コントロー ラモジュールやその他のストレージアレイコンポーネントと通信することができません。 RAID 構成情報は物理ディスクファームウェアに保存され、他の RAID コンポーネントとの通信に使用 されます。 注意: アプリケーションエラーの危険性 — ファームウェアをダウンロードすると、アプリケーションエ ラーが発生することがあります。 ファームウェアをダウンロードする際は、次の重要なガイドラインに留意してアプリケーションエラーの危 険性を回避してください。 • • • • ファームウェアのダウンロードは、正しく実行しないと物理ディスクの破損や、データの損失を招く おそれがあります。ダウンロードを行う場合は、必ずテクニカルサポート担当者の指示に従ってくだ さい。 ダウンロードを実行する前に、ストレージアレイに対するすべての I
メモ: Linux の制限により、拡張エンクロージャ EMM ファームウェアの更新は、帯域外管理のみを使用し て実行する必要があります。このように実行しないと、ホストサーバーが無反応になり、再起動が必要 になることがあります。 ダウンロード可能なファームウェアファイルは、ストレージアレイに接続されている拡張エンクロージャの 拡張エンクロージャ EMM に転送できます。 注意: データ損失の可能性またはストレージアレイの破損の可能性 — 拡張エンクロージャ EMM ファー ムウェアを間違ってダウンロードすると、データ損失やストレージアレイの破損が起こることがありま す。ダウンロードは、テクニカルサポート担当者の指示に従って行う必要があります。 注意: 拡張エンクロージャ EMM が使用不可になる可能性 — 拡張エンクロージャ EMM ファームウェア のダウンロード中は、ストレージアレイの設定を変更しないでください。変更すると、ファームウェア のダウンロードが失敗し、選択された拡張エンクロージャが使用不可になることがあります。 1.
メディアエラーと読み取り不能セクタ 冗長 RAID レベル(RAID 1、RAID 5、または RAID 10)のディスクグループのメンバーである物理ディスクのデ ータへのアクセス中に RAID コントローラがメディアエラーを検出した場合、コントローラは、ディスクグル ープ内のピアディスクからデータを復元し、復元したデータを使用してエラーを修正しようとします。ピア ディスクへのアクセス中にコントローラでエラーが発生した場合は、データを復元できず、影響を受けたセ クタは、コントローラによって維持される読み取り不能セクタログに追加されます。これ以外で読み取り不 能セクタログに追加される状態は、次のとおりです。 • • 非冗長 RAID グループ(RAID 0、または劣化状態の RAID 1、RAID 5、もしくは RAID 10)のメンバーであ る物理ディスクへのアクセス中にメディアエラーが発生した。 再構築中に、ソースディスクでエラーが発生した。 メモ: 読み取り不能セクタのデータにアクセスできなくなった。 229
ファームウェアインベントリ 18 ストレージアレイは、RAID コントローラモジュール、物理ディスク、エンクロージャ管理モジュール(EMM) など、多数のコンポーネントで構成されています。これらの各コンポーネントにはファームウェアが搭載さ れています。ファームウェアのバージョンによっては、他のバージョンのファームウェアに依存するものも あります。ストレージアレイ内のすべてのファームウェアバージョンに関する情報を確認するには、ファー ムウェアインベントリを表示します。 ファームウェアインベントリに特定のストレージアレイの情報が含まれていない場合、そのストレージアレ イでファームウェアインベントリサービスを利用することはできません。 ファームウェアインベントリは、テキストファイルに保存することもできます。このファイルをテクニカル サポート担当者に送信し、分析してもらうことができます。ファームウェアに不整合があれば、テクニカル サポート担当者がこれを検出します。 ファームウェアインベントリの表示 1.
システムインタフェース 19 仮想ディスクサービス Microsoft 仮想ディスクサービス(VDS)は、Windows オペレーティングシステムのコンポーネントです。VDS コンポーネントは、サードパーティベンダー固有のソフトウェアモジュール(プロバイダと呼ばれます)を 使用してサードパーティ製ストレージリソース(MD Series ストレージアレイなど)にアクセスし、設定を行 います。VDS コンポーネントは、ディスクと他のストレージハードウェアを管理する単一インタフェースを 提供するアプリケーションプログラミングインタフェース(API)セットを公開します。MD Series VDS Provider により、Disk Manager を含む Windows ツールはストレージアレイ仮想ディスクにアクセスし、設定 を行えるようになります。 MD Series ストレージアレイ用の VDS Provider は MD シリーズリソース DVD に収録されています。VDS の詳 細については、microsoft.
メモ: Windows セットアップ中に VSS を登録するときは、登録グラフィカルユーザーインタフェース (GUI)によって、お使いのアレイの名前を提供するよう求められます。これは、GUI の設定がアレイ固 有であり、ホスト固有ではないためです。 ストレージ管理 VSS ハードウェアプロバイダのヒント: • 単一スナップショットセットを使用して作成できるスナップショット仮想ディスクの数は、RAID コン トローラモジュールの I/O 負荷によって異なります。I/O 負荷がほとんどない、またはまったくない場 合は、スナップショットセットの仮想ディスクの数を 8 に制限する必要があります。I/O 負荷が大きい 場合は、制限を 3 にする必要があります。 • MD Storage Manager で作成されたスナップショット仮想ディスクは、差分スナップショットです。プ レックススナップショットはサポートされていません。 VSS スナップショットのソース仮想ディスクとして使用する仮想ディスクの名前は 16 文字以下であ る必要があります。VSS ハードウェアプロバイダは、スナップショットおよびリポジトリ仮想デ
ストレージアレイソフトウェア 20 起動ルーチン アレイの起動ルーチンの間に、下の表に示すインジケータを視聴覚で確認してください。前面および背面パ ネルのインジケータについては、「ストレージアレイについて」を参照してください。 視聴覚よる確認内 容 処置 アラートメッセー ジ ストレージ管理マニュアルを参照してください。 物理ディスクへの 「困ったときは」を参照してください。 アクセス中に聞こ える聞き慣れない 一定した粉砕音 デバイスの状態 Enterprise Management Window(EMW)を開くと、Dell PowerVault Modular Disk Storage Manager(MD Storage Manager)が各管理対象ストレージアレイとの通信を確立し、現在のストレージアレイステータスを調べま す。現在のステータスは、管理対象ストレージアレイの横のアイコンによって表されます。 EMW のツリービューに表示されたステータスアイコンは、各ストレージアレイの概要ステータスを表しま す。ストレージアレイのステータスが要注意または修正中である場合は、管理操作を行う前にこ
状態 アイコン 説明 修正中ステータス 要注意ステータスは修正され、管理対象ストレージアレイは 現在、最適状態に移行中です。 サポートなし ノードは、現在このバージョンの MD Storage Manager によっ てサポートされていません。 ソフトウェアサポー トなし ストレージアレイは、MD Storage Manager でサポートされな くなったレベルのソフトウェアを実行しています。 テーブルビューに、各管理対象ストレージアレイが一度だけリストされます(ツリー ビューにある接続の数 は関係ありません)。MD Storage Manager がストレージアレイに接続すると、ハードウェアステータスを表 すアイコンが表示されます。ハードウェアステータスは、最適、要注意、または修正中のいずれかになりま す。ただし、ストレージ管理ステーションとツリービューに表示されたストレージアレイ間のすべてのネッ トワーク管理接続が無反応である場合、ストレージアレイステータスは無反応と表されます。 また、EMW のステータスバーおよび AMW のステータスバーで、アイコンは次のように動作します。 • •
状態 アイコン 説明 アラートを設定すると、子ノード にもアラートが設定されます。親 ノードレベルでアラートを設定 し、いずれかの帯域内ストレージ アレイ子ノードのステータスが要 アップグレードである場合、ツリ ービューの親ノードの横にアラー ト無効ステータスアイコンが表示 されます。 ストレージアレイの追加 各管理対象ストレージアレイの現 在のステータスが既知になるま で、ストレージアレイに接続中ア イコンがツリービューおよびテー ブルビューで表示されます。 ストレージアレイに接続中アイコ ンは、EMW のステータスバーおよ び AMW のステータスバーに表示 され、ヒントでストレージアレイ に接続中と示されます。 各ストレージアレイが接続された 場合、現在のステータスが取得さ れ、ツリービューとテーブルビュ ーに表示されます。該当するステ ータスは最適、要注意、修正中、 または無反応です。 ストレージアレイの追加 OK ストレージアレイの追加時に問題 が発生しませんでした。 MD Storage Manager は、引き続き ステータス変更イベントを確認し ます。 ストレージアレイの追加エラ
zip 圧縮されたアーカイブは、ホスト上の指定した場所に保存されます。アーカイブには、ストレージアレイ にある一方または両方の RAID コントローラからのトレースファイルと、trace_description.
– – ストレージアレイのすべての物理ディスクからデータを収集するには、監視 → 状態 → 物理ディ スクデータの収集 → すべての物理ディスク を選択します。 ハードウェア タブで選択された単一物理ディスクからデータを収集するには、監視 → 状態 → 物 理ディスクデータの収集 → 選択された物理ディスク を選択します。 物理ディスクデータの収集 ウィンドウが表示されます。 2. 3. ファイル名の指定 に物理ディスクデータファイル名を入力するか、参照 をクリックして以前に保存した ファイルを指定し、既存ファイルを上書きします。 ファイルのサフィックスを指定しない場合は、*.bin というサフィックスが自動的にファイルに追加され ます。 スタート をクリックします。 4. 物理ディスクデータの収集が完了し、入力した場所に保存されます。 OK をクリックします。 サポートデータ収集スケジュールの作成 サポートデータ収集スケジュールを作成するには、次の手順を実行します。 1.
4. – サポートデータ収集スケジュールを再開するには、再開 をクリックし、OK をクリックします。 OK をクリックします。 サポートデータ収集スケジュールの削除 サポートデータ収集スケジュールを削除するには、次の手順を実行します。 1. EMW で、ツール → サポートデータの収集 → スケジュールの作成 / 編集 を選択します。 サポートデータ収集のスケジュール ダイアログが表示されます。 2. ストレージアレイ テーブルで、1 つまたは複数のストレージアレイを選択します。 3. 削除 をクリックします。 4. 情報を確認し、はい をクリックします。 サポートデータ収集のスケジュール ダイアログが表示されます。 5.
3. イベントログを保存するには、名前を付けて保存 をクリックします。 イベントの保存 ダイアログが表示されたら該当するフォルダに移動し、適切な ファイル名 を入力して 保存 をクリックします。 4. イベントログからすべてのログエントリを消去するには、すべてクリア をクリックします。 5.
b) 検索 テキストボックスに検索語句を入力します。 語句が現在のタブにある場合は、ストレージアレイプロファイルの情報内で語句がハイライト表示さ れます。 メモ: 検索は現在のタブに制限されます。他のタブで語句を検索する場合は、タブを選択し、検 索 ボタンを再びクリックします。 c) 語句の次の候補を検索するには、検索 ボタンを再びクリックします。 5. ストレージアレイプロファイルを保存するには、次の手順を実行します。 a) 名前を付けて保存 をクリックします。 b) ストレージアレイプロファイルのすべてのセクションを保存するには、すべてのセクション を選択 します。 c) ストレージアレイプロファイルの特定のセクションの情報を保存するには、セクションを選択 を選 択し、保存したいセクションに対応するチェックボックスを選択します。 d) 適切なディレクトリを選択します。 e) ファイル名 に、お好きなファイル名を入力します。ファイルと、ファイルを開く特定のソフトウェ アアプリケーションを関連付けるために、ファイル拡張子(.
4. ストレージアレイに問題がある場合、問題を解決します。 5. ストレージアレイの管理状態に応じて、次のいずれかの手順を実行します。 6. – 帯域外管理ストレージアレイ — 手順 6 に進みます。 – 帯域内管理ストレージアレイ — 手順 12 に進みます。 帯域外管理ストレージアレイの場合は、ping コマンドを使用して RAID コントローラモジュールがネット ワーク経由でアクセス可能なことを確認し、RAID コントローラモジュールへ接続できることを確認しま す。次のいずれかのコマンドを入力して、 を押します。 7. – ping <ホスト名> – ping 検証が正常に行われた場合は手順 8、行われなかった場合は手順 9 を参照してください。 8. EMW から 無反応 ステータスのストレージアレイを削除し、ストレージアレイの追加 を選択してストレ ージアレイを再度追加します。 9.
帯域外管理ストレージアレイの場合、他のストレージ管理ステーションからストレージアレイ上で管理 操作が行われているかどうかを判断します。RAID コントローラモジュールが決定した制限は、次の接続 の試行への応答を停止する前に RAID コントローラモジュールに対して行われる可能性のある、 Transmission Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)接続の数まで存在します。実行されている管理操 作のタイプおよび一緒に行われている管理セッションの数により、RAID コントローラモジュールに対し て行われる TCP/IP 接続の数が決まります。一部の TCP/IP 接続が終了した後、RAID コントローラモジュー ルは他の接続の試行に応答するようになるため、この問題は自動修正されます。 23.
グループの点滅、物理ディスクポートの点滅、拡張エンクロージャの点滅、または物理ディスクの点滅) が現在呼び出されている場合、これらの LED の点滅も停止します。 5. 拡張エンクロージャの LED の点滅が停止しない場合は、AMW で ハードウェア → 点滅 → すべての表示 の停止 を選択します。 LED の点滅が正常に停止すると、確認のメッセージが表示されます。 6. OK をクリックします。 状態情報の取得 状態情報の取得 オプションを使用して、ストレージアレイの現在の状態について情報を取得し、テキストフ ァイルに保存します。取得した情報は、分析のためにテクニカルサポートに送信することができます。 注意: ストレージアレイが無反応状態になる可能性 — 状態の取得 オプションを使用すると、ストレージ アレイがホストおよびストレージ管理ステーションの両方に対して無反応になる可能性があります。 このオプションは、テクニカルサポート担当者の指示がある場合にのみ使用してください。 1. AMW で、監視 → 状態 → 状態情報の取得 を選択します。 2.
メモ: Windows のマウントパスポイントパスはドライブ文字です。 ユーティリティが次のディスクを区別できなかった場合、コマンドラインにエラーメッセージが表示されま す。 • ソース仮想ディスクとスナップショット仮想ディスク(たとえば、スナップショット仮想ディスクが 削除されていた場合) • 標準仮想ディスクと仮想ディスクのコピー(たとえば、仮想ディスクのコピーが削除されていた場 合) 識別できないデバイス MD Storage Manager が新しいストレージアレイにアクセスできない場合、識別できないノードまたはデバイ スが発生します。このエラーの原因には、ネットワーク接続の問題、ストレージアレイの停止、ストレージ アレイアレイの不在などがあります。 メモ: リカバリ手順を開始する前に、ホストコンテキストエージェントソフトウェアがインストールさ れ、動作していることを確認してください。ホストをストレージアレイに接続する前に、そのホストを 起動すると、ホストコンテキストエージェントソフトウェアはストレージアレイを検索できません。そ の場合は、ホストを確実に接続してから、ホストコンテキストエージェ
g) 最近コントローラの交換または追加を行っている場合は、新しいコントローラが検出されるようにホ ストコンテキストエージェントソフトウェアを再起動します。 問題がある場合は、ホストに適切な変更を行います。 4.
Linux での SMagent ソフトウェアの起動 Linux でホストコンテキストエージェントソフトウェアを起動または再起動するには、プロンプトで次のコマ ンドを入力します。 SMagent start SMagent ソフトウェアを初期化するには、しばらく時間がかかることがあります。カーソルが表示されます が、ターミナルウィンドウは応答しません。プログラムが起動されると、次のメッセージが表示されます。 SMagent が起動しました。 起動プロセスが完了すると、次のようなメッセージが表示されます。 Modular Disk Storage Manager Agent, Version 90.02.A6.14 Copyright (C) 2009-2010 Dell, Inc. All rights reserved.
困ったときは 21 デルへのお問い合わせ メモ: お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、 請求書、またはデルの製品カタログで連絡先をご確認ください。 デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプションを複数提供しています。サポート やサービスの提供状況は国や製品ごとに異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもござい ます。デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせい ただけます。 1. support.dell.com にアクセスします。 2. サポートカテゴリを選択します。 3. 米国在住以外のお客様は、support.dell.com ページ下の国コードを選択してください。All を選択するとす べての選択肢が表示されます。 必要なサービスまたはサポートのリンクを選択します。 4.