Owners Manual
110 設定:ディスクグループおよび 仮想ディスク
セキュリティキーの検証
セキュリティキーが保存されているファイルは、
セキュリティキーの検証
ダイア
ログで検証されます。
RAID
コントローラモジュールのファームウェアは、セ
キュリティキーの転送、アーカイブ、またはバックアップを行うため、セキュリ
ティキーを暗号化(ラップ)してファイルに保存します。このファイルを復号化
して元のセキュリティキーを取り出すには、パスフレーズを入力して対応する
ファイルを識別する必要があります。
ストレージアレイの
RAID
コントローラモジュールが正しいセキュリティキーを
提供する場合にのみ、セキュリティ有効な物理ディスクからデータを読み取るこ
とが可能です。セキュリティ有効の物理ディスクをひとつのストレージアレイか
ら別のストレージアレイに移動する場合、該当するセキュリティキーも新しいス
トレージアレイにインポートする必要があります。そうしなかった場合は、移動
したセキュリティ有効の物理ディスクのデータにはアクセスできなくなります。
セキュリティキーの検証の詳細については、『
PowerVault Modular Disk
Storage Manager
』オンラインヘルプのトピックを参照してください。
セキュアな物理ディスクのアンロック
セキュリティ有効のディスクグループをエクスポートして、関連する物理ディス
クを別のストレージアレイに移動させることができます。これらの物理ディスク
を新しいストレージアレイに取り付けた後、物理ディスクからデータを読み込ん
だり書き込んだりする前に、物理ディスクをアンロックする必要があります。物
理ディスクをアンロックするには、元のストレージアレイからのセキュリティ
キーを入力する必要があります。新しいストレージアレイのセキュリティキーは
元のものとは異なり、物理ディスクをアンロックすることはできません。
元のストレージアレイに保存されたセキュリティキーファイルからのセキュリ
ティキーを入力する必要があります。このファイルからセキュリティキーを抽出
するには、このセキュリティキーファイルを暗号化するために使用したパスフ
レーズを入力する必要があります。
詳細は『
PowerVault Modular Disk Storage Manager
オンラインヘルプ』ト
ピックを参照してください。
セキュアな物理ディスクの削除
AMW
でディスクグループの一部であるセキュリティ有効の物理ディスクを選択
すると、物理ディスクメニューで
Secure Erase
メニューアイテムが有効化され
ます。この
Secure Erase
の手順を使用して、物理ディスクを再プロビジョンで
きます。物理ディスク上のデータすべてを削除し、セキュリティ属性をリセット
する場合は、
Secure Erase
オプションを利用できます。
注意:
データアクセス損失の可能性
– Secure Erase
オプションは、現在物理ディスク
にあるデータすべてを削除します。この操作は取り消せません。