Owners Manual
設定:プレミアム機能 — リモートレプリケーション 191
5
RAID
コントローラモジュール所有者は、書き込み要求を送信したホストに
I/O
完了メッセージを送信します。ホストは引き続きプライマリ仮想ディス
クに書き込み要求を送信できますが、セカンダリ仮想ディスクへのデータ転
送は行われません。プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の
通信が回復するまで、セカンダリ仮想ディスクへの書き込みは一時停止され
ます。
プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスク間の接続が回復すると、レプ
リケートされたペアの再同期化が可能になります。
メモ:
プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスクが再同期化すると、通信
喪失後にプライマリ仮想ディスク上で変更されたデータだけがセカンダリ仮想ディ
スクに転送されます。
注意:
プライマリストレージアレイとセカンダリストレージアレイ間の再同期化が開
始された後で通信が喪失された場合の、データ損失の可能性を認識しておく必要があ
ります。災害回復時には、セカンダリ仮想ディスク上で新しいデータと古いデータが
混合され、データを使用できなくなる場合があります。
同期化優先度と同期化方法の変更
同期化優先度により、システムパフォーマンスと比較して、リモートレプリケー
ションのプライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスクの同期化にどの程度
の処理時間とリソースが割り当てられるかが定義されます。リモートレプリケー
ションの同期化優先度が高くなると、システムパフォーマンスが低下する場合が
あります。同期化優先度はいつでもリセットできます。
同期化優先度は、次の操作に影響する可能性があります。
•
コピーバックの実行
•
仮想ディスクの拡張(
VDE
)の実行
•
仮想ディスクの再構築
•
仮想ディスクの初期化
•
仮想ディスクのセグメントサイズの変更
•
ディスクグループのデフラグ
•
ディスクグループへの空き容量の追加
•
ディスクグループの
RAID
レベルの変更
既存のリモートレプリケーションの同期化優先度および同期化方法を変更するに
は、次の手順を実行します。
1
レプリケートされたペアのプライマリ仮想ディスクを含むストレージアレイ
の
AMW
、
論理
タブを右クリックします。
2
変更
→
同期化
設定を選択します。
同期化設定の変更
ダイアログが表示されます。