Owners Manual
設定:Linux の Device Mapper Multipath 203
設定:
Linux
の
Device Mapper
Multipath
概要
MD3600f
シリーズストレージアレイは、
Device Mapper
(
DM
)と呼ばれる
Linux
オペレーティングシステムソフトウェアフレームワークを使用して、
Linux
ホストサーバーでのマルチパス機能を実現しています。
DM Multipath
機
能は、ドライバとユーティリティを組み合わせることによって提供されます。本
章では、これらのユーティリティを使用して
Linux
システム上で
MD3600f
シ
リーズストレージアレイを有効にする手順について説明します。
メモ:
Device Mapper
テクノロジは、
MPP
と呼ばれる以前の専用テクノロジに代わ
るものです。
MPP
は、以前の
MD
世代である
MD3000
シリーズストレージアレイの
マルチパスの有効化に使用されていました。
メモ:
必要な
Device Mapper
ソフトウェアコンポーネントは、
Linux
ホストサー
バー上で
MD3600f
シリーズリソースメディアインストールプログラムを実行し、フ
ルまたはホスト
インストールオプションのいずれかを選択することによってサーバー
にインストールされます。インストール手順の詳細については、
dell.com/support/manuals
で『
Dell PowerVault MD3600f
および
MD3620f
スト
レージアレイ導入ガイド』を参照してください。
DM Multipath
を使用する利点は、次のとおりです。
•
パス障害を検出し、
I/O
を他の使用可能なパスに再ルーティングする。
•
パスの復旧後、障害の発生したパスを再確認する。
•
使用可能な複数のパスを活用して、パフォーマンスを最大化する。
•
パスおよびエラーの状態に基づいて、パスの使用方法を再設定する。
•
複数のデバイスノードを単一の論理マルチパスデバイスノードに統合する。
•
マルチパス化された新しい
LU
を識別し、新しいマルチパスノードを自動的
に設定する。
• /dev/mapper/
において
DM
デバイスのデバイス名に一貫性を提供する。