Owners Manual
90 設定:ホストについて
RAID
コントローラモジュールまたはケーブルなどのコンポーネントで障害が発
生したり、優先
RAID
コントローラモジュールへのデータパス上でエラーが発生
したりした場合、仮想ディスクの所有権が、非優先の代替
RAID
コントローラモ
ジュールに移動して処理を行います。この処理はフェイルオーバーと呼ばれてい
ます。
Microsoft Multi-Path IO
(
MPIO
)および
Linux Device Mapper
(
DM
)など
のマルチパスフレームワーク用のドライバは、ストレージアレイにアクセスし、
I/O
パスフェイルオーバーを提供するホストシステムにインストールされます。
Linux DM
の詳細については、
203
ページの「設定:
Linux
の
Device Mapper
Multipath
」
を参照してください。
MPIO
の詳細については、
microsoft.com
を参照してください。
メモ:
シングルポートクラスタ構成など、ストレージシステムに 1 つのパスしか
ないような構成の場合でも、ホスト上には、必ずマルチパスドライバがインストー
ルされている必要があります。
フェイルオーバー中、仮想ディスク転送は重要なイベントとして記録され、スト
レージアレイにアラート宛先が設定されている場合には、アラート通知が自動的
に送信されます。
ホストポート識別子の管理
ストレージアレイに追加されたホストポート識別子を管理できます。次が可能で
す。
•
追加
—
新しいホストポート識別子を特定のホストに追加する、または関連
付けます。
•
編集
—
ホストポート識別子のエイリアスまたはユーザーラベルを変更しま
す。ホストポート識別子を新しいホストに移動(関連付け)できます。
•
置換
—
特定のホストポート識別子を別のホストポート識別子で置き換えま
す。
•
削除
—
特定のホストポート識別子と関連付けられているホストとの関連を
削除します。
メモ:
ユーザーラベルはホスト名と同じにすることはできません。ホスト名に
HBA
ポート番号を付加したものを使用することをお勧めします。たとえば、
Server1-HBA-0 のようにします。