Dell PowerVault MD3600i および MD3620i ストレージアレイ 導入ガイド
メモ、注意、警告 メモ:コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意:手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があ ることを示しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 ___________________ © 2013 すべての著作権は Dell Inc. にあります。 本書に使用されている商標:Dell™、DELL のロゴ、PowerEdge™、PowerVault™、および OpenManage™ は、Dell Inc. の商標です。Intel® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。Microsoft®、Windows®、Windows Server®、MS-DOS® および Internet Explorer® は、米国およびその他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。Red Hat® およ び Red Hat Enterprise Linux® は、米国およびその他の国における Red Hat, Inc.
目次 1 はじめに . 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . システム要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 管理ステーションの必要条件 . . . . . . . . . . . . . . . 7 7 ストレージアレイについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 2 ハードウェアの取り付け . . . . . . . . . . . . . 11 ストレージ構成の計画 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 ストレージアレイの接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 ストレージアレイのケーブル接続 . 冗長および非冗長構成 . . . . 直接接続構成 . . . . . . . . . ネットワーク接続構成 . . . . 12 12 12 19 . . . . . . . . . . . . .
IPv4 設定 — ワークシート . IPv6 設定 — ワークシート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37 38 ストレージアレイの iSCSI の設定 . . . . . . . . . . . . . . . モジュラー型ディスク設定ユーティリティ(MDCU) を使用した自動設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41 接続確立後の手順 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44 iSCSI 用のネットワーク設定のガイドライン . . . . . . . . . 44 . . . . . . . . . 44 44 45 45 45 Microsoft Windows ホストのセットアップ . DHCP サーバーを使用する . . . . . . . 静的 IP アドレス指定を使用する . . . . DNS サーバーを使用する . . . . . . . WINS サーバーを使用する . . .
ストレージアレイの自動検知 . . . . . . . . . . . . . . ストレージアレイの手動検出 . . . . . . . . . . . . . . アレイのセットアップ . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55 56 56 手順 2:ストレージアレイの iSCSI ポートの設定 . . . . . . 57 手順 3:iSCSI イニシエータからのターゲットの検出 . . . . 59 手順 4:ホストアクセスの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . 61 CHAP 認証について . . CHAP について . ターゲット CHAP 相互 CHAP . . . . CHAP の定義 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61 61 62 62 62 手順 5:ストレージアレイにおける CHAP 認証の設定 (オプション) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
D 付録 — Linux における iSCSI サービスの 停止 6 目次 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
はじめに 本ガイドには、Dell PowerVault MD3600i および Dell PowerVault MD3620i ストレージアレイの導入に関する情報を記載しています。 導入プロセスには、次の手順が含まれます。 • • ハードウェアの取り付け Modular Disk Storage Manager(MDSM)ソフトウェアのインス トール • 初期システム設定 その他、システム要件、ストレージアレイの構成、ユーティリティに関する情 報が記載されています。 メモ : 製品マニュアルの詳細については、dell.
• Microsoft Windows、Red Hat Enterprise Linux、または SUSE Linux Enterprise Server。 メモ : 対応オペレーティングシステムには、ネイティブおよびゲストオペ レーティングシステムの両方が含まれます。 メモ : サポートされるハイパーバイザーは、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServer、および VMware です。対応バージョンについての情報は、 dell.
データは、RAID テクノロジを使用してストレージアレイ内の物理ディスクに 書き込まれます。データがどんな方法で物理ディスクに書き込まれるかは、 RAID のレベルによって決まります。RAID のレベルが異なれば、アクセスの 容易さ、冗長性、容量のレベルが異なります。ストレージアレイ上の各ディス クグループと仮想ディスクについて、特定の RAID レベルを設定できます。 RAID の使用およびストレージステーション内でのデータ管理の詳細について は、dell.
はじめに
ハードウェアの取り付け 本ガイドを使用する前に、次の手順を確認するようにしてください。 • 『Getting Started Guide』(はじめに)— トレージアレイに付属の 『Getting Started Guide』には、システムの初期セットアップを設定す るための情報が記載されています。 • 『Owner’s Manual』(オーナーズマニュアル)の計画の項 — 計画の項で は、ストレージソリューションのセットアップ前に知っておく必要のある 重要なコンセプトについて説明されています。 dell.
イーサネット管理ポートには、専用の管理ステーション(サーバーまたはスタ ンドアロンシステム)を取り付けることができます。SAS 出力ポートでスト レージアレイをオプションの Power VAult MD 1200 シリーズ拡張エンク ロージャに接続して、ストレージ容量を拡張することができます。 各 PowerVault MD1200 MD3600i シリーズストレージアレイは、最大 7 台 の MD1200 シリーズ拡張エンクロージャを使用することにより、最大 120 台 (プレミアム機能の有効化により可能な場合は 192 台)の物理ディスクを使用 するよう拡張できます。 ストレージアレイのケーブル接続 iSCSI インターフェースでは様々なホストとコントローラ間の設定を行うこと ができます。 本章の図は、次のカテゴリに従って分類されています。 • • 直接接続構成(イーサネットスイッチ不使用) ネットワーク接続(SAN)構成(イーサネットスイッチ使用) 冗長および非冗長構成 非冗長構成は、単一のホストからストレージアレイまでのパスをのみを提供す る構成です。この種類の構成は、重要でないデータストレー
図 2-1 に、シングルパスデータ構成を使用した RAID コントローラモジュール への非冗長ケーブル構成を示します。 図 2-1.
図 2-2 は、1 つのコントローラアレイに接続された 1 つのホストを示します。 図 2-2.
図 2-3 は、シングルデータパスを持つデュアルコントローラアレイ構成でサ ポートされる 4 台のスタンドアロンホストを示します。 図 2-3.
デュアルパスデータ構成 図 2-4 では、2 台までのサーバーを RAID コントローラモジュールに直接接続 しています。ホストサーバーにアレイに対する 2 つ目のイーサネット接続があ れば、アレイの 2 つ目のコントローラ上の iSCSI ポートに接続できます。この 構成では、各ホストに 2 つの別々の物理パスを設定することで可用性が向上 し、パスの 1 つに障害が発生しても完全な冗長性が保たれます。 図 2-5 では、2 台までのサーバーを RAID コントローラモジュールに直接接続 しています。各クラスタノードには冗長パスがあるため、1 つのパスに障害が 発生しても別のパス経由でストレージアレイにアクセスすることができます。 16 ハードウェアの取り付け
図 2-4.
図 2-5.
ネットワーク接続構成 業界標準の 10G または 1G イーサネットスイッチ経由で、ホストサーバーを RAID コントローラモジュールの iSCSI ポートに接続することもできます。 イーサネットスイッチを使用する iSCSI 構成は一般に、IP-SAN と呼ばれます。 IP SAN の使用により、PowerVault MD3600i シリーズストレージアレイは 最大 64 のホストを同時にサポートすることができます。この構成は、シング ルパスまたはデュアルパスのデータ構成、およびシングルまたはデュアルのコ ントローラモジュールをサポートします。 図 2-6 は、ネットワーク経由で 1 台の RAID コントローラモジュールに(複数 のセッションを使用して)最大 64 台のスタンドアロンサーバーを接続した状 態を示します。ネットワークに対して第二のイーサネット接続を持っているホ ストの場合、各ホストに 2 つの別々の物理パスを持てるため、パスの 1 つに障 害が発生しても完全な冗長性が保たれます。冗長性を高めるために、スイッチ を 2 台使用することをお勧めしますが、単一のスイッチによる構成もサポート され
図 2-6.
図 2-7.
図 2-8.
図 2-9.
PowerVault MD1200 シリーズ 拡張エンクロー ジャのケーブル接続 PowerVault MD1200 シリーズ 拡張エンクロージャを追加して、 PowerVault MD3600i シリーズストレージアレイの容量を拡張することがで きます。物理ディスクプールは、最大 7 台の拡張エンクロージャを使用するこ とにより、最大 120 台(プレミアム機能の有効化により可能な場合は 192 台) の物理ディスクを使用するよう拡張できます。 以前に構成された PowerVault MD1200 シリーズ拡張エンクロージャで 拡張する 拡張エンクロージャが Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)H800 ア ダプタに直接接続され、構成されている場合は、この手順を使います。PERC H800 アダプタ上で作成された仮想ディスクからのデータは、PowerVault MD3600i シリーズストレージアレイ、または PowerVault MD3600i シリー ズストレージアレイに接続された PowerVault MD1200 シリーズ拡張エンク ロージャに直接移行するこ
b MDSM を使用して、ストレージアレイ RAID コントローラモジュー ルのファームウェアと NVSRAM を dell.
新しい PowerVault MD1200 シリーズ拡張エンクロージャで拡張する 新しい PowerVault MD1200 シリーズ 拡張エンクロージャを PowerVault MD3600i シリーズストレージアレイに接続するには、次の手順を実行します。 新しい PowerVault MD1200 シリーズ拡張エンクロージャを PowerVault MD3200 シリーズストレージアレイに接続するには、次の手順を実行します。 1 拡張エンクロージャを追加する前に、ストレージアレイソフトウェアがイ ンストールされ、最新バージョンであることを確認します。詳細について は、dell.
c • ステータス LED が橙色に点滅している場合は、エラーが発生し ています。エラーは MDSM を使用して確認できます。 • ステータス LED が青色に点灯している場合、ストレージアレイ は準備ができた状態です。 ストレージアレイがオンラインで準備ができた状態になったら、接続 されているすべてのホストシステムの電源を入れます。 5 MDSM を使用し、必要に応じて接続されているすべての拡張エンクロー ジャファームウェアをアップデートします。 a エンタープライズ管理ウィンドウで、アップデートしたいエンクロー ジャを選択して、アレイ管理ウィンドウ(AMW)を起動します。 b 詳細設定 → メンテナンス → ダウンロード → EMM ファームウェア とクリックします。 c すべて選択 を選択し、接続された拡張エンクロージャすべてを同時 にアップデートします。 ハードウェアの取り付け 27
ハードウェアの取り付け
PowerVault MD ストレージソフト ウェアのインストール Dell PowerVault MD シリーズのリソースメディアには、Linux および Microsoft Windows 両方のオペレーティングシステムのソフトウェアとドラ イバが含まれています。 メディアのルートには、Linux と Windows の両方に適用されるソフトウェア の変更、アップデート、修正プログラム、パッチ、およびその他の重要なデー タが収録されている readme.txt ファイルが入っています。readme.txt ファイルにはまた、マニュアルを参照するための必要条件が指定されているほ か、メディアに収録されているソフトウェアのバージョンに関する情報、ソフ トウェアの実行に必要なシステム要件が記載されています。 Dell PowerVault システム用にサポートされているハードウェアとソフトウェ アの詳細については、dell.com/support/manuals で『Support Matrix』 (サポートマトリクス)を参照してください。 メモ : dell.
メモ : DHCP が使用されていない場合、管理ステーションの初期設定はストレージア レイと同じ物理サブネットで行う必要があります。また、初期設定中に、少なくとも 1 つのネットワークアダプタをストレージアレイのデフォルト管理ポート (192.168.128.101 または 192.168.128.
4 インストール設定 ドロップダウンメニューから、次のインストールオプ ションのいずれかを選択します。 • 完全(推奨)— MD Storage Manager(クライアント)ソフトウェア、 ホストベースのストレージエージェント、マルチパスドライバ、および ハードウェアプロバイダをインストールします。 • ホストのみ — ホストベースのストレージエージェントおよびマルチパ スドライバをインストールします。 • 管理 — 管理ソフトウェアおよびハードウェアプロバイダをインストー ルします。 • カスタム — 特定のコンポーネントを選択することができます。 5 このホストサーバー用のデータストレージとして機能するようにセットアッ プしている PowerVault MD ストレージアレイのモデルを選択します。 6 イベント監視サービスを、ホストサーバーの再起動時に自動で開始するか、 手動で開始するかを選択します。 メモ : このオプションは、Windows クライアントソフトウェアのインストールに 限り適用可能です。 7 インストール先を確認して、インストール をクリックします。 8 インス
コンソールインストール メモ : コンソールインストールは、グラフィカル環境を実行していない Linux シス テムにのみ適用されます。 リソースメディアのルートにある autorun スクリプトは、グラフィカル環境 が実行されていない場合にこれを検知し、インストーラをテキストベースモー ドで自動的に開始します。このモードでは、MDCU 固有のオプションを除き、 グラフィカルインストールと同じオプションが選択できます。MDCU を使用す るには、グラフィカル環境が必要です。 メモ : コンソールモードのインストーラは、MDCU をインストールするオプショ ンを提供しますが、MDCU を使用するにはグラフィカル環境が必要です。 サイレントインストール Windows システムでサイレントインストールを実行するには、次の手順に従 います。 1 インストールメディアまたはイメージの /windows フォルダにある custom_silent.properties ファイルを、ホストサーバー上の書き込 み可能な場所にコピーします。 2 custom_silent.
3 custom_silent.properties ファイルを修正したら、次のコマンドを 実行してインストールを開始します。 ./mdss_install.bin –f /custom_silent.
PowerVault MD ストレージソフトウェアのインストール
インストール後のタスク ストレージアレイを初めて使用する場合は、使用前に次に示す順序で初期設定 タスクを完了してください。これらのタスクは、MD Storage Manager を使 用して実行します。 メモ : DHCP(ダイナミックホスト設定プロトコル)が使用されていない場合、管理 ステーションの初期設定はストレージアレイと同じ物理サブネットで行う必要があり ます。また、初期設定中に、少なくとも 1 つのネットワークアダプタをストレージ アレイのデフォルト管理ポート(192.168.128.101 または 192.168.128.
表 4-1.
IPv4 設定 — ワークシート ホストサーバー A 相互 CHAP シークレット 192.168.131.101 (デフォルトは In 1) 192.168.128.101(管理ネットワークポート) 192.168.130.101 (デフォルトは In 0) PowerVault MD36x0i B ターゲット CHAP シーク レット 192.168.130.102 (デフォルトは In 0) 192.168.128.102(管理ネットワークポート) 192.168.131.102 (デフォルトは In 1) 複数のホストサーバーを使用するためにスペースが足りない場合は、複数のシートを使用してください。 A サブネット 静的 IP アドレス(ホストサーバー) (NIC ごとに異なっている 必要があります) デフォルトゲートウェイ iSCSI ポート 1 ___ .___ .___ .___ ___ .___ .___ .___ ___ .___ .___ .___ iSCSI ポート 2 ___ .___ .___ .___ ___ .___ .___ .
IPv6 設定 — ワークシート ホストサーバー A 相互 CHAP シークレット ターゲット B CHAP シーク レット PowerVault MD36x0i 複数のホストサーバーを使用するためにスペースが足りない場合は、複数のシートを使用して ください。 A リンクローカル IP アドレス リンクローカル IP アドレス ___ .___ .___ .___ ___ .___ .___ .___ ___ .___ .___ .___ サブネットプレフ ィックス ___ .___ .___ .___ サブネットプレフ ィックス ___ .___ .___ .___ ゲートウェイ ___ .___ .___ .___ ゲートウェイ ___ .___ .___ .___ iSCSI コントローラ 0、In 0 IP アドレス ルーティング可能な IP アドレス 1 ルーティング可能な IP アドレス 2 ルーター IP アドレス 38 ___ .___ .___ .
iSCSI コントローラ 0、In 1 IP アドレス FE80 :0000 :0000 :0000 :____ :____ :____ :____ ルーティング可能な IP アドレス 1 ____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ ルーティング可能な IP アドレス 2 ____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ ルーター IP アドレス ____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ iSCSI コントローラ 1、In 0 IP アドレス ルーティング可能な IP アドレス 1 ルーティング可能な IP アドレス 2 ルーター IP アドレス FE80 :0000 :0000 :0000 :____ :____ :____ :____ ____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ ____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ :____ ____ :____
ストレージアレイの iSCSI の設定 次の項では、ストレージアレイの iSCSI を設定する詳しい手順が説明されてい ます。ただし、作業を開始する前に、お使いのホストサーバー / ストレージア レイ環境と関連して、各手順がどこで行われるのかを理解しておくことが重要 です。 次の表は、iSCSI 設定の各手順と、それらが行われる場所を示しています。 表 4-2.
モジュラー型ディスク設定ユーティリティ(MDCU)を使用した自動設定 メモ : MDCU がインストールされていない場合は、MD シリーズのリソースメディ アからインストールすることができます。 MDCU はウィザード駆動型のインタフェースを活用し、ホストサーバーおよび iSCSI ベースのストレージアレイによる iSCSI ネットワークの設定に総括的なア プローチを提供します。このユーティリティではこのほか、ベストプラクティス に基づいてホストサーバーの iSCSI セッションを設定し、ストレージアレイ iSCSI ホストポートとの間で経路の負荷分散を達成することができます。ホスト ソフトウェアのインストール中に 再起動後に MDCU を起動 を選択すると、次 にホストサーバーを再起動した後にユーティリティは自動で起動します。この ユーティリティは手動で起動することも可能です。 このユーティリティはコンテキスト対応のオンラインヘルプで、ウィザードの 各手順を示します。 MDCU は、次を実行します。 • ストレージアレイの設定 • ホストの設定 ストレージアレイの設定 ホスト iSCSI イニシエー
ホスト設定(ホスト接続設定) iSCSI ベースのストレージアレイの設定が済んだら、続いて、ストレージアレイ へのアクセスが必要なすべてのホストでこのユーティリティを実行します。ネッ トワーク構成によって、ホストがストレージアレイの管理に使用するホストと同 じになる場合と、まったく別のネットワーク上のホストになる場合があります。 ユーティリティを実行しているマシンに iSCSI イニシエータがない場合、または 必要なドライバコンポーネントがインストールされていない場合、ホスト設定 オプションは無効になります。オプションが無効になると、ユーティリティに も無効になったことを伝えるメッセージが表示されます。iSCSI ベースのスト レージアレイに接続されていない(または、アレイへの接続を希望しない)ホ ストでユーティリティを実行している場合、この情報は無視してかまいません。 この手順には基本的に次の手順が含まれます。 1 2 3 4 5 6 接続のための利用可能なストレージアレイを検出する。 ストレージアレイを選択する。 CHAP シークレットを指定する。 ホストのイニシエータがログインに使用する iSC
• 各ホストネットワークインタフェースが、ストレージアレイコントローラ ごとに iSCSI セッションを 1 つのみ確立することを推奨します。 メモ : ユーティリティは、利用可能なホストネットワークインタフェースおよびス トレージアレイの iSCSI ホストポートとの接続に基づいて、 可能な限りホスト接続のガイドラインに従おうとします。 MDCU を使用してストレージアレイを設定する MDCU を使用して iSCSI ベースのストレージアレイを設定するには、次の手順 を実行します。 1 設定するストレージアレイの管理ポートにアクセスしているサーバーか ら、ユーティリティを起動します(自動的に起動されない場合)。 Windows の場合は、スタート → すべてのプログラム → Dell→ MD Storage ソフトウェア → Modular Disk 設定ユーティリティ の順 にクリックします。 Linux では、デスクトップで MDCU アイコンをクリックするか、ターミナ ルウィンドウで /opt/dell/mdstoragesoftware/mdconfigurationutility ディレ
接続確立後の手順 ホストサーバーとストレージアレイ間で iSCSI 接続が確立された後、MD Storage Manager を使用してストレージアレイ上で仮想ディスクを作成する ことができ、ホストサーバーがこれらの仮想ディスクを利用することが可能に なります。ストレージ計画、および MD Storage Manager の使用についての 詳細は、dell.
静的 IP アドレス指定を使用する 1 コントロールパネル で、ネットワーク接続 または ネットワークと共有セ ンター を選択して、ネットワーク接続の管理 をクリックします。 2 設定するネットワーク接続を右クリックし、次に プロパティ をクリックし ます。 3 一般 タブ(ローカルエリア接続の場合)または ネットワーク タブ(その他 すべての接続の場合)で、インターネットプロトコル(TCP/IP)を選択し、 プロパティ をクリックします。 4 次の IP アドレスを使用する を選択し、IP アドレス、サブネットマスクア ドレス、およびデフォルトゲートウェイアドレスを入力します。 DNS サーバーを使用する 1 コントロールパネル で、ネットワーク接続 または ネットワークと共有セ ンター を選択して、ネットワーク接続の管理 をクリックします。 2 設定するネットワーク接続を右クリックし、次に プロパティ をクリックし ます。 3 一般 タブ(ローカルエリア接続の場合)または ネットワーク タブ(その他 すべての接続の場合)で、インターネットプロトコル(TCP/IP)を選択し、 プロパティ
7 Lmhosts ファイルにインポートするファイルの場所を指定するには、 LMHOSTS のインポート を選択し、開く ダイアログボックス内のファイル を選択します。 8 NetBIOS over TCP/IP を有効または無効にします。 Windows Server 2008 Core バージョンを使用している場合は、netsh イン タフェースコマンドを使用してホストサーバーの iSCSI ポートを設定します。 Linux ホストのセットアップ Linux ホストのネットワークをセットアップするには、ストレージアレイに接 続する各 iSCSI ポートの IP アドレスとネットマスクを設定する必要がありま す。具体的な手順は、DHCP を使用して TCP/IP を設定するか、または静的 IP アドレスを使用して TCP/IP を設定するかによって異なります。 メモ : サーバーの IP アドレスは、ストレージアレイの管理ポート、および iSCSI ポートと同じ IP サブネットへのネットワーク通信用に設定する必要があります。 DHCP を使用する DHCP を使用する場合(root ユーザーのみ)
2 設定したい接続について、設定ファイルを次のように編集します。 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethX(Red Hat? Enterprise Linux? の場合)または /etc/sysconfig/network/ifcfg-eth-idXX:XX:XX:XX:XX(SUSE? Enterprise Linux の場合) BOOTPROTO=static BROADCAST=192.168.1.255 IPADDR= 192.168.1.100 NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=192.168.1.0 ONBOOT=yes TYPE=Ethernet HWADDR=XX:XX:XX:XX:XX:XX GATEWAY=192.168.1.1 3 次のコマンドを使用してネットワークサービスを再起動します。 /etc/init.
インストール後のタスク
MD Storage ソフトウェアのアン インストール Windows からの MD Storage ソフトウェアのア ンインストール プログラムの変更または削除 機能を使って、Microsoft Windows オペレーティングシステム(Windows Server 2008 を除く)から Dell PowerVault Modular Disk Storage ソフトウェア(MDSS) をアンインストールします。 1 コントロールパネル から、プログラムの追加と削除 をダブルクリックし ます。 2 プログラムの一覧から Dell MD36xxi Storage ソフトウェア を選択し ます。 3 変更と削除 をクリックします。 アンインストール完了 ウィンドウが表示されます。 4 画面の指示に従います。 5 はい を選択してシステムを再起動し、完了 をクリックします。 Windows Server 2008 GUI バージョンから Modular Disk Storage ソフト ウェアをアンインストールするには、次の手順で行います。 1 コントロールパネル から、プログラムと機能 をダ
2 インストールディレクトリから次のコマンドを入力して を押し ます。 Dell MD Storage ソフトウェアのアンインストール 3 アンインストール ウィンドウで 次へ をクリックし、画面の指示に従い ます。 4 はい を選択してシステムを再起動し、完了 をクリックします。 Linux からの MD Storage ソフトウェアのアン インストール 1 デフォルトでは、MD Storage Manager は /opt/dell/mdstoragemanager ディレクトリにインストールされて います。 インストール時に別のディレクトリを使用した場合は、アンインストールの 手順を開始する前にそのディレクトリに移動してください。 2 インストールディレクトリから、Uninstall Dell MD Storage Software ディレクトリを開き、Uninstall Dell MD Storage Software.
困ったときは システムサービスタグの位置 お使いのシステムは固有のエクスプレスサービスコードとサービスタグ番号で 識別されます。エクスプレスサービスコードおよびサービスタグは、システム 前面の情報タグを引き出すと、そこに記載されています。この情報は、デルが 受けたサポート宛ての電話を、適切な担当者に転送するために使用されます。 デルへのお問い合わせ メモ : デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプションを 複数提供しています。お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない 場合は、購入時の納品書、出荷伝票、請求書、またはデルの製品カタログで連絡先 をご確認ください。サポートやサービスの提供状況は国や製品ごとに異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもございます。 セールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスの問題については、 次の手順でデルにお問い合わせいただけます。 1 dell.
困ったときは
付録 — iSCSI の手動設定 次の項では、ストレージアレイの iSCSI を設定する詳しい手順が説明されてい ます。ただし、作業を開始する前に、お使いのホストサーバーまたはストレー ジアレイ環境との関係で、各手順をどこで行うのかを理解しておくことが重要 です。 表 A-1 に、iSCSI 設定の各手順と、それらをどこで行うのかを示します。 表 A-1.
手順 1:ストレージアレイの検出 (帯域外管理のみ) IPv4 管理ポートのデフォルト設定 デフォルトで、ストレージアレイ管理ポートは DHCP(ダイナミックホスト設 定プロトコル)に設定されています。ストレージアレイのコントローラが DHCP サーバーから IP 設定を取得できない場合、約 3 分後にタイムアウトに なり、デフォルトの静的 IP アドレスに戻ります。デフォルトの IP 設定は次の とおりです。 Controller 0: IP: 192.168.128.101 Subnet Mask: 255.255.255.0 Controller 1: IP: 192.168.128.102 Subnet Mask: 255.255.255.0 メモ : デフォルトゲートウェイは設定されていません。 メモ : DHCP が使用されていない場合、ストレージアレイと同じ物理サブネット上に ある管理ステーションを利用して初期設定を行います。また、初期設定中に、少なく とも 1 つのネットワークアダプタをストレージアレイのデフォルト管理ポート (192.168.128.101 または 192.168.128.
メモ : この手順は帯域外管理のみに適用されます。帯域内管理をセットアップする 場合は、この手順を実行してから、71 ページの「手順 8:帯域内管理のセット アップ (オプション) 」に進む必要があります。 ストレージアレイの検出は自動でも手動でも可能です。どちらかを選択し、次 の手順を完了してください。 ストレージアレイの自動検知 1 MDSM を起動します。 これが管理用にセットアップする最初のストレージアレイである場合は、 新規ストレージアレイの追加 ウィンドウが表示されます。 2 自動 を選択し、OK をクリックします。 検知が完了するのに数分かかることがあります。検出処理が完了する前に 検出のステータスウィンドウを閉じると、検出処理がキャンセルされます。 検知が完了すると、確認画面が表示されます。 3 閉じる をクリックして、画面を閉じます。 付録 — iSCSI の手動設定 55
ストレージアレイの手動検出 1 MDSM を起動します。 これが管理用にセットアップする最初のストレージアレイである場合は、 新規ストレージアレイの追加 ウィンドウが表示されます。 2 手動 を選択し、OK をクリックします。 3 帯域外管理 を選択し、iSCSI ストレージアレイコントローラのホストサー バー名または IP アドレスを入力します。 4 追加 をクリックします。 これで帯域外管理が正常に設定されました。 検知が完了すると、確認画面が表示されます。 5 閉じる をクリックして、画面を閉じます。 アレイのセットアップ 1 検出が完了すると、検出された最初のストレージアレイの名前が MDSM の サマリ タブの下に表示されます。 2 新しく検出されたストレージアレイのデフォルト名は、無題 です。別の 名前が表示された場合は、名前の隣の下矢印をクリックし、ドロップダウ ンリスト内の 無題 を選択します。 3 初期セットアップタスク オプションをクリックして、残りのインストー ル後のタスクへのリンクを確認します。各タスクの詳細については、 『Owner’s Manual』(オーナーズマニュ
表 A-2.
ストレージアレイの iSCSI ポートを設定するには、次の手順を実行します。 1 MDSM から、AMW の セットアップ タブに移動します。 2 イーサネット管理ポートの設定 をクリクし、iSCSI ホストポートを設定 する を選択します。 3 ストレージアレイの iSCSI ポートを設定します。 メモ : DHCP はサポートされていますが、静的 IPv4 アドレスの割り当てをお勧め します。 詳細設定 ボタンをクリックすると、(構成に応じて)次の設定が使用でき ます。 • 仮想 LAN(VLAN)のサポート — VLAN とは、LAN の同じセグメン トに接続されて同じスイッチとルーターによってサポートされているか のように動作する複数のシステムから成るネットワークのことです。 VLAN として設定すると、デバイスを別の場所に移動しても再設定の必 要がありません。ストレージアレイで VLAN を使用するには、ネット ワーク管理者から VLAN ID を取得してください。 • イーサネットの優先度 — このパラメータは、ネットワークアクセスの 優先度を決めるために設定します。 • TCP
手順 3:iSCSI イニシエータからのターゲットの 検出 この手順により、ホストサーバーに接続されているストレージアレイの iSCSI ポートが識別されます。お使いのオペレーティングシステムに(Windows ま たは Linux)に対応する手順一連を次の項から選んでください。 Microsoft Windows Server 2003 または Windows Server 2008 GUI バー ジョン を使用している場合 1 スタート → プログラム → Microsoft iSCSI イニシエータ または ス タート → すべてのプログラム → 管理ツール → iSCSI イニシエータ の順 に選択します。 2 検出 タブをクリックします。 3 ターゲットポータル で、追加 をクリックし、ストレージアレイの iSCSI ポートの IP アドレスまたは DNS 名を入力します。 4 iSCSI ストレージアレイがカスタム TCP ポートを使用している場合には、 ポート 番号を変更します。デフォルトは 3260 です。 5 詳細設定 をクリックし、一般 タブで次の値を設定します。 • ローカ
Windows Server 2008 Core バージョンを使用している場合 1 iSCSI イニシエータサービスを自動開始するように設定します。 sc \\< サーバー名 > config msiscsi start=auto 2 iSCSI サービスを開始:sc start msiscsi 3 ターゲットポータルを追加します。 iscsicli QAddTargetPortal Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、SUSE Linux Enterprise Server 10、または SUSE Linux Enterprise Server 11 を使用し ている場合 Red Hat Enterprise Linux 5 および SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 ディストリビューション用の iSCSI イニシエータの設定は、 /etc/iscsi/iscsid.
6 ターゲットの検出後に、次のコマンドを使用して手動でログインします。 iscsiadm -m node –l このログインは、自動開始が有効になっている場合には、起動時に自動的 に行われます。 7 次のコマンドを実行して、セッションから手動でログアウトします。 iscsiadm -m node -T -p -u 手順 4:ホストアクセスの設定 この手順では、どのホストサーバーがストレージアレイの仮想ディスクにアク セスするかを指定します。仮想ディスクをホストサーバーにマップする前、ま たは、新しいホストサーバーをストレージアレイに接続するたびに、この手順 を実行するようにしてください。 1 MDSM を起動します。 2 アレイ管理ウィンドウに移動し、ホストの手動定義 をクリックします。 3 ホスト名の入力 で、仮想ディスクのマッピング用のホストサーバーを入 力します。 これは、必ずしも、ネットワークに対してホストサーバーの ID を示すた めに使われる名前ではなく、非公式の名前でかまいません。 4 ホストポート識別子を追加する方法を
ターゲット CHAP ターゲット CHAP では、ストレージアレイは、ホストサーバー上で CHAP シークレット経由で iSCSI イニシエータによって発行されたすべてのアクセス 要求を認証します。ターゲット CHAP 認証をセットアップするには、ストレー ジアレイに CHAP シークレットを入力し、次に、ホストサーバーがストレージ アレイへのアクセスを試みるときに毎回そのシークレットを送信するように、 ホストサーバー上の各 iSCSI イニシエータを設定します。 相互 CHAP ターゲット CHAP に加えて、相互 CHAP もセットアップできます。後者では、 ストレージアレイと iSCSI イニシエータの両方が互いに認証します。相互 CHAP をセットアップするには、接続を確立するためにストレージアレイがホストサー バーに送信する必要がある CHAP シークレットを使用して、iSCSI イニシエータ を設定します。この双方向の認証プロセスでは、ホストサーバーとストレージア レイの両方が、接続が許可される前に相手方の認証を受けなければならない情報 を送信します。 CHAP はオプション機能であり、iS
手順 5:ストレージアレイにおける CHAP 認証 の設定(オプション) どの種類の CHAP 認証を設定する場合も(ターゲットのみ、またはターゲット と相互の両方)、この手順と 63 ページの「手順 5:ストレージアレイにおける CHAP 認証の設定(オプション)」を完了する必要があります。 どの種類の CHAP も設定しない場合は、これらの手順を省略して 68 ページの 「手順 7:ホストサーバーからストレージアレイへの接続」に進んでください。 メモ : 相互 CHAP 認証を設定する場合は、最初にターゲット CHAP を設定してく ださい。 iSCSI 設定においては、ターゲットという語は常にストレージアレイを指します。 ストレージアレイのターゲット CHAP 認証の設定 1 MDSM で iSCSI タブをクリックし、ターゲット認証の変更 をクリック します。 表 A-4 で説明する CHAP 設定のうちいずれか 1 つを選択します。 2 CHAP シークレットを設定するには、CHAP を選択し、CHAP シーク レット を選択します。 3 ターゲットの CHAP シークレットを入力します(
表 A-4.
Windows Server 2008 GUI バージョンを使用している場合 1 スタート → プログラム → Microsoft iSCSI イニシエータ または スタート → すべてのプログラム → 管理ツール → iSCSI イニシエータ の順に選択します。 2 相互 CHAP 認証を使用しない場合は、手順 4 に進みます。 3 相互 CHAP 認証を使用する場合は、一般 タブをクリックして シークレッ ト を選択します。セキュアシークレットの入力 で、ストレージアレイ用 に入力した相互 CHAP シークレットを入力します。 4 検出 タブをクリックします。 5 ターゲットポータル で、ストレージアレイの iSCSI ポートの IP アドレス を選択し、削除 をクリックします。 ターゲットの検出中にストレージアレイに設定した iSCSI ポートが表示さ れなくなります。 6 ターゲットポータル で 追加 をクリックし、ストレージアレイの iSCSI ポートの IP アドレスまたは DNS 名(上記の手順で削除) を再入力します。 7 詳細 をクリックし、全般 タブで次の値を設定します。 •
Windows Server 2008 Core バージョンを使用している場合。 1 iSCSI イニシエータサービスを、自動で起動するよう設定(未設定の場 合):sc \\ config msiscsi start= auto 2 必要に応じて iSCSI サービスを開始:sc start msiscsi. 3 相互 CHAP 認証を使用しない場合は、手順 5 に進みます。 4 ストレージアレイ用に入力した相互 CHAP シークレットを入力: iscsicli CHAPSecret 5 ターゲットの検出中にストレージアレイに設定したターゲットポータルを 削除します。 iscsicli RemoveTargetPortal 6 CHAP が定義されているターゲットポータルを追加します。 iscsicli QAddTargetPortal [CHAP_username] [CHAP_password] [C
3 相互 CHAP 認証を使用している場合、イニシエータによるターゲットの CHAP 認証に使用するユーザー名とパスワードを設定するには、次の行を 編集します。 node.session.auth.username_in= node.session.auth.password_in = 4 検出セッションの CHAP 認証をセットアップするには、最初に次の行か らコメントを削除します。 discovery.sendtargets.auth.authmethod = CHAP 5 ターゲットによるイニシエータの検出セッションの CHAP 認証に使用す るユーザー名とパスワードを設定するには、次の行を編集します。 discovery.sendtargets.auth.username = discovery.sendtargets.auth.
discovery.sendtargets.auth.password = password_1 discovery.sendtargets.auth.username = iqn.198405.com.dell:powervault.123456 discovery.sendtargets.auth.
3 4 5 6 ログオン をクリックします。 システムの起動時にこの接続を自動的に回復する を選択します。 マルチパスの有効化 を選択します。 詳細 をクリックし、全般 タブで次の設定を行います。 • ローカルアダプタ — Microsoft iSCSI イニシエータ に設定する必要 があります。 • ソース IP — 接続元にしたいホストサーバーのソース IP アドレスを入 力します。 • ターゲットポータル — 接続先とするストレージアレイコントローラの iSCSI ポートを選択します。 データダイジェストとヘッダダイジェスト — オプションとして、トラ • ブルシューティングに役立つように、送信中にデータまたはヘッダ情報 のダイジェストがコンパイルされるように指定できます。 • CHAP ログオン情報 — CHAP 認証が必要な場合は、このオプションを 選択して ターゲットのシークレット を入力します。 • 相互認証の実行 — 相互 CHAP 認証が設定されている場合、 このオプションを選択します。 メモ : IPSec はサポートされていません。 7 OK をクリックします
Windows Server 2008 Core バージョンを使用している場合。 1 iSCSI イニシエータサービスを、自動で起動するよう設定(未設定の場 合):sc \\ config msiscsi start= auto 2 必要に応じて iSCSI サービスを開始:sc start msiscsi 3 ターゲットにログオンします。 iscsicli PersistentLoginTarget * * * * * * * * * ここで、 – < ターゲット名 > は、ターゲットリストに表示されているターゲット名 です。scsicli ListTargets コマンドを使用すると、ターゲットリストを 表示できます。 – は T にします。こ
ターゲットに対するアクティブなセッションを表示するには、次のコマンドを 使用します。 iscsicli SessionList ストレージアレイコントローラのフェイルオーバーをサポートするには、ホス トサーバーは各コントローラの少なくとも 1 つの iSCSI ポートに接続されてい る必要があります。フェールオーバーターゲットとして構築するストレージア レイの各 iSCSI ポートに対して、手順 3 を繰り返します。ターゲットポータル のアドレス は、接続する各ポートごとに異なります。 PersistentLoginTarget は、システムが再起動するまでターゲットへのログイ ンを開始しません。ターゲットへの即時ログインを行うには、 PersistentLoginTarget の代わりに LoginTarget を使用します。 メモ : ここで使用したコマンドの詳細については、『Microsoft iSCSI Software Initiator 2.x User’s Guide』 (Microsoft iSCSI Software Initiator 2.
Controller 0, Port 0: IP: 192.168.132.101 Controller 0, Port 1: IP: 192.168.133.101 Controller 1, Port 0: IP: 192.168.130.102 Controller 1, Port 1: IP: 192.168.131.102 Controller 1, Port 0: IP: 192.168.132.102 Controller 1, Port 1: IP: 192.168.133.
付録 — インターネット記憶領域 ネームサービス の使用 iSNS(インターネット記憶領域ネームサービス)サーバー(Microsoft Windows iSCSI 環境でのみサポート)を使用すれば、イニシエータとターゲット IP アドレス固有のリストに従って個々のストレージアレイを手動で設定する必要 がなくなります。iSNS が環境内のすべての iSCSI デバイスの検知、管理、設定を 自動的に行います。 インストールと設定を含む iSNS の詳細については、microsoft.
付録 — インターネット記憶領域ネームサービス の使用
付録 — 負荷バランス 負荷分散ポリシー マルチパスドライバは、特定の RAID コントローラモジュールを経由して仮想 ディスクへの I/O パスを選択します。マルチパスドライバは処理する新しい I/O を受信すると、仮想ディスクを所有する現在の RAID コントローラモジュール へのパスを探そうとします。仮想ディスクを所有する現在の RAID コントロー ラモジュールへのパスが見つからない場合、マルチパスドライバは仮想ディス クの所有権をセカンダリ RAID コントローラモジュールに移行します。仮想 ディスクを所有する RAID コントローラモジュールへのパスが複数存在する場 合は、負荷バランスポリシーを選択して、I/O の処理に使用するパスを決めるこ とができます。負荷バランスポリシーを設定するいくつかのオプションにより、 複数のホストインタフェースが設定されている場合の I/O パフォーマンスを最 適化することができます。 次の負荷バランスポリシーのいずれか 1 つを選択して、I/O パフォーマンスを 最適化できます。 • • • サブセット付きラウンドロビン サブセット付き最小のキューの深さ サブ
サブセット付き最小のキューの深さ サブセット付き最小のキューの深さポリシーは、最小 I/O または最小要求ポリ シーとも呼ばれています。このポリシーは、キューに入っている未処理の I/O 要 求が最も少ないデータパスへ、次の I/O 要求を送信します。 このポリシーでは、I/O 要求は単にキュー内のコマンドとなります。コマンドの 種類またはコマンドに関連するブロックの数は考慮されません。 サブセット付き最小のキューの深さポリシーでは、大きいブロック要求と小さ いブロック要求が同等に扱われます。選択されるデータパスは、仮想ディスク を所有する RAID コントローラモジュールのパスグループに含まれるパスの 1 つです。 サブセット付き最小パス加重 サブセット付き最小パス加重ポリシーでは、仮想ディスクへの各データパスに 加重ファクターを割り当てます。I/O 要求は、加重値が最も低いパスを経由し て、仮想ディスクを所有する RAID コントローラモジュールへ送信されます。 仮想ディスクへの複数のデータパスの加重値が同じ場合は、加重値が同じパス の間でサブセット付きラウンドロビンのパス選択ポリシーを使用して、I/O
Windows Server 2008 ディスク管理を使って負荷バランスポリシーを変更す るには、次の手順を実行します。 1 ホストのデスクトップで マイコンピュータ を右クリックして、管理 をク リックし、コンピュータの管理 ダイアログボックスを開きます。 2 ディスクの管理 をクリックして、ホストに接続されている仮想ディスクの 一覧を表示します。 3 負荷バランスポリシーを設定する仮想ディスクを右クリックして、プロパ ティ をクリックします。 4 MPIO タブから、この仮想ディスクに設定する負荷バランスポリシーを選 択します。 複数の iSCSI セッションによる帯域幅の拡大 二重構成の PowerVault MD3600i シリーズストレージアレイは、2 つの非対 称型 active/active 冗長コントローラをサポートします。各コントローラには、 iSCSI をサポートする 10 Gbps イーサネットポートが 2 つ装備されています。 同じコントローラ上の 2 つのポートの帯域幅は、統合することにより最適なパ フォーマンスを提供することができます。コントローラによって所有されてい
図 C-1.
付録 — Linux における iSCSI サー ビスの停止 Linux において iSCSI サービスを手動で停止するには、下記の手順に従ってく ださい。 iSCSI サーバーをシャットダウンするには、次の手順を実行します。 1 すべての I/O 処理を停止します。 2 関連付けられたすべてのファイルシステムをアンマウントします。次のコマ ンドを実行して、iSCSI サービスを停止します。 /etc/init.
付録 — Linux における iSCSI サービスの停止