Setup Guide
はじめに 67
作業を開始する前に
メモ
: 本書において、Dell PowerVault MD3600i シリーズストレージアレイとは
Dell PowerVault MD3600i
および Dell PowerVault MD3620i の両方を指します。
Dell PowerVault MD1200 シリーズ拡張エンクロージャとは
Dell PowerVault MD1200
および Dell PowerVault MD1220 の両方を指します。
Dell PowerVault MD3600i
ストレージアレイをセットアップする前に、特定の
ベストプラクティスを考慮して、
RAID
エンクロージャが最高の効率で動作し、
完全な冗長性(必要な場合)が提供されることを確認することが必要です。
• PowerVault MD3600i
シリーズストレージアレイは、カテゴリ
6
またはそれ以上のケーブル、
10GBase-T
対応パッチパネル、およびス
イッチで構成された
10GBase-T
対応インフラストラクチャが必要な
10GBase-T
製品です。
•
既存の
1GBase-T
インフラストラクチャは、
10GBase-T
ネットワークと
相互接続する
10GBase-T
スイッチを介して、または
iSCSI
ポートを
1GBase-T
スピードで動作するように手動で設定することにより、使用す
ることができます。
Modular Disk
設定ユーティリティ(
MDCU
)を
使ってポートスピードを設定することも可能です。
MDCU
の詳細に関し
ては、
78
ページの「
MD
ストレージソフトウェアのインストール」
を参
照してください。
メモ
: オートネゴシエーションはサポートされておらず、動作スピードは手
動で設定する必要があります。
•
ネットワーク全体を通して、常にカテゴリ
6
(またはそれ以上)のイーサネッ
トケーブルを使用します。
• iSCSI
データ送信には、専用の
IP SAN
を使用することをお勧めします。管
理トラフィックを別の管理ネットワークに分離することもできます。
• iSCSI
を構成する前に、
iSCSI
構成ワークシートを完了してください。
69
ページの「
iSCSI
ワークシートの完了」
を参照してください。このワーク
シートは、物理ネットワーク情報を単一ソースに収集できるようになってい
ます。
• iSCSI
ワークシートを完了したら、ソリューションをセットアップする前に、
構成を図にしてみます。
•
データパスのひとつに障害が発生した場合、代わりのパスがホストサーバー
への行き来を提供できるように、常に冗長
iSCSI
データパスを構成します。
•
ホストに複数の
NIC
がインストールされている場合、管理と
iSCSI
データ
リンクには別々のサブセットを使用することをお勧めします。
•
ホストサーバーとストレージアレイ間のケーブルを接続する前に、各ポート
およびコネクタにラベルを貼っておきます。