Owners Manual
106 設定:ディスクグループおよび 仮想ディスク
別のディスクグループまたは別のストレージアレイでドライブを再利用できるよ
う、セキュリティ有効の物理ディスクを削除することが可能です。セキュリティ
有効の物理ディスクを削除するときには、データが読まれないことを確実にして
ください。
物理
タブで選択した物理ディスクがすべてセキュリティ有効であり、
そのうちのいずれもディスクグループに含まれていない場合、
Secure Erase
オ
プションが
物理ディスク
メニューに表示されます。
ストレージアレイのパスワードは、不正ユーザーによる破壊的な操作の可能性か
らストレージアレイを保護します。ストレージアレイのパスワードは自己暗号化
ディスクとは別のもので、セキュリティキーのコピーを保護するために使用する
パスフレーズと混同しないようにする必要があります。ストレージアレイパス
ワードを設定することをお勧めします。
セキュリティキーの作成
セキュリティキーを作成する場合、そのキーはアレイによって生成され、セキュ
アに保存されます。セキュリティキーは読み取ったり、表示したりすることがで
きません。
メモ:
セキュリティキーのコピーは、システムの不具合、または別のストレージアレ
イへの移動に備えて、バックアップのために他のストレージメディアへ保存する必要
があります。
入力するパスフレーズは、他のメディアでの保存のためのセキュリティキーを暗
号化および複合化するために使用されます。セキュリティキーを作成するときは、
セキュリティキー識別子を作成するための情報も入力します。セキュリティキー
と異なり、セキュリティキー識別子は読み取ったり表示したりすることが可能で
す。セキュリティキー識別子は物理ディスクまたは可搬式メディアにも保存され
ます。セキュリティキー識別子はストレージアレイがどのキーを使用しているの
かを識別するために使用されます。
セキュリティキーを作成するには次の手順を実行してください。
1
AMW
ツールバーで、
ストレージアレイ
→
物理ディスクのセキュリティ
→
セキュリティキーの作成
と選択します。
セキュリティキーの作成
ウィンドウが表示されます。
2
セキュリティキー識別子
で、セキュリティキー識別子の一部となる文字列
を入力します。
スペース、句読点、またはシンボルなしで、最高
189
の英数文字を入力で
きます。追加の文字が自動的に生成され、入力した文字列の末尾に付け加え
られます。生成された文字は、セキュリティキー識別子が固有であることを
確実にします。
3
パスの末尾にファイル名を追加してデフォルトのパスを編集するか、
参照
をクリックして必要なフォルダへ進み、そのフォルダ名を入力します。