Owners Manual
158 設定:プレミアム機能 — 仮想ディスクコピー
仮想ディスクコピーを使用する理由には、次のようなものがあります。
•
アクセス改善のためにデータをコピーする
—
仮想ディスクに対するスト
レージ要件が変わるにつれ、仮想ディスクコピーを使用して、同じストレー
ジアレイ内の、容量が大きいドライブを使用しているディスクグループの仮
想ディスクにデータをコピーすることができます。アクセス領域を大きくす
るためにデータをコピーする場合には、容量が大きい物理ディスクにデータ
を移動します(たとえば
61 GB
から
146 GB
へ)。
•
スナップショット仮想ディスクのデータをソース仮想ディスクに復元する
—
仮想ディスクコピー機能を使用して、まずスナップショット仮想ディス
クからデータを復元し、それから、スナップショット仮想ディスクからの
データを元のソース仮想ディスクにコピーすることができます。
•
バックアップコピーを作成する
—
仮想ディスクのコピー
機能により、同一
ストレージアレイ内の
1
つの仮想ディスク(ソース仮想ディスク)から別
の仮想ディスク(ターゲット仮想ディスク)にデータをコピーすることで、
仮想ディスクのバックアップを作成できます。これにより、ホストの書き込
み動作に対してソース仮想ディスクが利用できない時間が最小限に抑えられ
ます。その後、ターゲット仮想ディスクを、ソース仮想ディスクのバック
アップとして使用したり、システムテスト用のリソースとして使用したり、
テープドライブなど別のメディアへのデータのコピー用に使用することがで
きます。
メモ:
バックアップコピーからデータを回復する
—
ホスト対仮想ディスクのマッピ
ングの編集
機能を使用して、上記で説明したバックアップ仮想ディスクからデータを
回復することができます。
マッピング
オプションにより、元のソース仮想ディスクを
そのホストからアンマップし、同じホストにバックアップ仮想ディスクをマップでき
ます。
仮想ディスクコピーのタイプ
オフラインまたはオンライン仮想ディスクコピーのいずれかを実行することが可
能です。いずれのタイプの仮想ディスクコピー操作中も、データ整合性を確実に
するためにターゲット仮想ディスクへの
I/O
すべてが一時停止されます。仮想
ディスクのコピー操作が完了すると、ターゲット仮想ディスクは自動的にホスト
に対して読み取り専用になります。