Owners Manual
160 設定:プレミアム機能 — 仮想ディスクコピー
MSCS
共有ディスク用仮想ディスクコピーの作成
Microsoft Cluster Server
(
MSCS
)共有ディスク用に仮想ディスクコピーを作
成するには、まず、仮想ディスクのスナップショットを作成し、次に、スナップ
ショット仮想ディスクを仮想ディスクコピーのソースとして使用します。
メモ:
スナップショット仮想ディスクを使用せずに、仮想ディスクのコピーを直接
MSCS
共有ディスクに作成しようとすると、以下のエラーにより失敗します。
選択した仮想ディスクがソース仮想ディスク候補ではないため、処理を完了
できません。
メモ:
スナップショット仮想ディスクを作成する際、スナップショット仮想ディスク
はクラスタ内の
1
つのノードにのみマップしてください。スナップショット仮想ディ
スクをホストグループまたはクラスタ内の両方のノードにマップした場合、両方の
ノードがデータに同時にアクセスすることにより、データが破損する可能性がありま
す。
仮想ディスクの読み取り
/
書き込み許可
仮想ディスクのコピー操作が完了すると、ターゲット仮想ディスクは自動的にホ
ストに対して読み取り専用になります。仮想ディスクのコピー操作のステータス
が
保留中
または
実行中
である間、またはコピーが完了する前に操作に失敗した
場合、ターゲット仮想ディスクは読み書き要求を拒否します。次の理由により、
ターゲット仮想ディスク上のデータを保持したい場合には、ターゲット仮想ディ
スクは読み取り専用のままにしておきます。
•
バックアップ目的でターゲット仮想ディスクを使用する場合。
•
スナップショット仮想ディスクが無効になった、または障害が発生した場合
に、ターゲット仮想ディスク上のデータをソース仮想ディスクにコピーバッ
クできるようにしたい場合。
仮想ディスクのコピーが完了した後、ターゲット仮想ディスク上のデータを保持
する必要がない場合には、ターゲット仮想ディスクの書き込み保護設定を、読み
取り
/
書き込みに変更してください。
ターゲット仮想ディスクの読み書き許可を設定するには、次の手順を実行します。
1
AMW
で、
仮想ディスク
→
コピーマネージャ
の順に選択します。
コピーマネージャ
ウィンドウが表示されます。
2
表で
1
つ、または複数のコピーペアを選択します。
3
次のアクションのうち、いずれかを実行します。
•
読み取り専用許可を有効にするには、
変更
→
ターゲット仮想ディスク
の許可
→
読み取り専用を有効にする
の順に選択します。
メモ:
ターゲット仮想ディスクで読み取り占用許可が有効な場合、ターゲッ
ト仮想ディスクに対する書き込み要求は拒否されます。
•
読み取り専用許可を無効にするには、
変更
→
ターゲット仮想ディスク
の許可
→
読み取り専用を無効にする
の順に選択します。