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設定:プレミアム機能 — リモートレプリケーション 173
設定:プレミアム機能
—
リモート
レプリケーション
リモートレプリケーションプレミアム機能は、別々の場所にある
2
つのストレー
ジアレイ間のデータのリアルタイムレプリケーションを可能にします。リモートレ
プリケーションを使用すると、レプリケートされた仮想ディスクのペアを
1
台の
ストレージアレイに最大
16
個作成できます。
レプリケートされた仮想ディスクのペアは、ストレージアレイに作成された論理
データストレージ構造の
2
つの標準仮想ディスクから作成されます。標準仮想
ディスクがメンバーになれるのは、レプリケートされる
1
つのペアのみです。
1
つのペアは、ローカルストレージアレイのプライマリ仮想ディスクと、リモート
ストレージアレイのセカンダリ仮想ディスクで構成されます。ホストによってプ
ライマリ仮想ディスクに書き込まれたデータは、プライマリストレージアレイか
らセカンダリ仮想ディスクに直接レプリケートされます。レプリケーション時に
使用されるホストサーバーまたはアプリケーションリソースはありません。デー
タは、同期的または非同期的に書き込むことができます。
災害、通信の喪失、またはローカルストレージアレイにおける致命的な障害が発
生した場合は、リモートストレージアレイのセカンダリ仮想ディスクの役割をプ
ライマリ仮想ディスクに昇格させて、ビジネス業務を維持する責任を引き継ぐこ
とができます。
仮想ディスクの作成とリモートレプリケーション実装の詳細な手順については、
178
ページの「リモートレプリケーションの設定と管理」
を参照してください。
リモートレプリケーションに必要なスイッチ可能ホストアクセス設定
リモートレプリケーションを使用するローカルストレージアレイやリモートスト
レージアレイからのホストサーバーへのアクセスは、サポートされているファイ
バチャネルスイッチの設定を通じて確立する必要があります。ホストサーバーと
Dell PowerVault MD
ストレージアレイ間の直接接続設定はサポートされていま
せん。
スイッチ環境の設定の詳細については、
177
ページの「必要なスイッチゾーニン
グ設定」
を参照してください。
リモートレプリケーションのアクティブ化
メモ:
リモートレプリケーション機能をご注文いただいた場合、プレミアム機能ア
クティベーションカードが
Dell PowerVault MD ストレージアレイに同梱されてい
ます。この機能をインストールして有効にするには、カード上の指示に従ってくだ
さい。