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設定:プレミアム機能 — リモートレプリケーション 177
レプリケートされたペアのプライマリ仮想ディスクで仮想ディスクコピーを作成で
きますが、レプリケートされたペアのセカンダリ仮想ディスクの仮想ディスクコ
ピーは作成できません。代わりに、次の
2
つの方法のいずれかで、セカンダリ仮想
ディスクをコピーできます。
•
セカンダリ仮想ディスクをプライマリ役割に昇格させる。
注意:
仮想ディスクコピーの進行中にプライマリとセカンダリの役割交代を開始する
と、仮想ディスクコピーは失敗し、再スタートできません。
•
セカンダリ仮想ディスクのスナップショット仮想ディスクを作成してから、
スナップショット仮想ディスクの仮想ディスクコピーを実行してください。
仮想ディスク拡張とリモートレプリケーションの併用
仮想ディスクの拡張(
VDE
)を利用すると、既存の仮想ディスクの容量を増やす
ことができます。この容量の増加には、次のいずれかの使用可能空き容量が使用
されます。
•
標準仮想ディスクのディスクグループ、または。
•
スナップショットリポジトリ仮想ディスク。
VDE
操作を実行しても、ディスクグループ、仮想ディスク、または物理ディスク
上のデータへのアクセスは中断されません。
VDE
操作は、レプリケートされたペアのプライマリ仮想ディスクまたはセカンダ
リ仮想ディスクに対して実行できます。レプリケーションリポジトリ仮想ディス
クに対しては実行できません。拡張中の仮想ディスクに対して、その他のアク
ションを実行することはできません(通常のディスク
I/O
を除きます)。
メモ:
VDE 操作を実行するには、リモートレプリケーションが最適ステータスで
あることが必要です。論理ビューのプロパティペインに仮想ディスクのステータス
が表示されます。
必要なスイッチゾーニング設定
メモ:
ストレージアレイでは、サポートされるファイバチャネルスイッチのセット
は限られています。サポートされるスイッチとそれに必要なドライバ、
BIOS、およ
びファームウェアレベルの完全なリストについては、『
Configuring Fibre Channel
with the Dell MD3600f-Series Storage Array
』を参照してください。
ホストレベルでの潜在的な制約により、リモートレプリケーション設定にはファ
イバチャネルスイッチを含める必要があります。ファイバチャネルスイッチは、
1
つのホストアダプタがストレージアレイ内の
1
つの
RAID
コントローラモ
ジュールのみにアクセスするようにゾーニングします。また、すべてのゾーン設
定で、リモートレプリケーション機能に予約されているポートに別個のゾーンを
指定する必要があります。
メモ:
ファブリック内のスイッチを接続する(カスケードする)アップリンクポー
ト(
E_port)はゾーニングしないでください。