Owners Manual
計画: RAID コントローラ モジュール 35
ストレージアレイ温度感知シャットダウン
システムの温度が安全しきい値を超えると、システムは自動的にシャットダウン
されます。バッテリバックアップユニットは、停電が発生した場合、キャッシュ
を不揮発性メモリへオフロードするための電力を提供することにより、データの
損失を防ぎます。温度感知シャットダウンの発生時に、ストレージアレイに接続
された
MD1200
シリーズ拡張エンクロージャをシャットダウンする必要はあり
ません。
温度しきい値は、シャットダウンが行われる温度を決定します。このしきい値は
変更できません。
システムパスワードのリセット
ストレージアレイのパスワードを忘れた場合には、リセットすることができます。
パスワードをリセットするには、パスワードリセットスイッチを少なくとも
5
秒
間押し続けます。パスワードが削除されます。パスワードリセットスイッチの位置
は、図
3-1
を参照してください。
RAID
コントローラモジュールにより、パスワードを変更できます。パスワード
設定の詳細に関しては、
70
ページの「パスワードの設定」を参照してください。
メモ:
リセットスイッチはペン先などの小さな物を使用してアクセスできます。
キャッシュの機能と特徴
キャッシュミラーリング
キャッシュミラーリング機能は、プライマリコントローラからパートナーコント
ローラに、受け入れられたホスト書き込みデータをコピーします。この操作は、
正常に完了したというステータスがホストに返される前に、ホスト書き込みデー
タがパートナーコントローラに安全にミラーされることを保証するものです。コ
ントローラが故障した場合、残っているコントローラがすべてのミラーデータを
安全に保持します。キャッシュミラーリングはデフォルトで有効になっています。
表 3-2. シャットダウンしきい値タイプ
しきい値温度超過 イベント説明
公称障害しきい値 重大なイベントが設定されている。
最大エラーしきい値
3 分以内にシステム電源装置のシャットダウンが発
生する。
シャットダウンしきい値
5 秒以内にシステム電源装置のシャットダウンが発
生する。