Owners Manual
52 プランニング:MD3600f シリーズストレージアレイの用語および 概念
ホストサーバー対仮想ディスクのマッピング
ストレージアレイに接続されたホストサーバーは、ホストポートを通じてストレー
ジアレイの様々な仮想ディスクにアクセスします。個別のホストサーバーに対する
特定の仮想ディスクから
LUN
へのマッピングを定義することが可能です。さら
に、ホストサーバーを
1
つ、または複数の仮想ディスクへのアクセスを共有する
ホストグループの一部にすることもできます。
ホストサーバーから仮想ディスクへのマッピングを手動で設定することができま
す。ホストサーバーから仮想ディスクへのマッピングを設定する際には、次のガ
イドラインを考慮してください。
•
ストレージアレイ内の仮想ディスクごとに、ひとつのホストサーバーから仮
想ディスクへのマッピングを定義することができます。
•
ホストサーバーから仮想ディスクへのマッピングは、ストレージアレイの
RAID
コントローラモジュール間で共有されます。
•
仮想ディスクにアクセスするには、ホストグループまたはホストサーバーは
固有の
LUN
を使用する必要があります。
•
使用可能な
LUN
数は、オペレーティングシステムによって異なります。
ホストタイプ
ホストサーバーとは、ストレージアレイにアクセスするサーバーです。ホスト
サーバーは仮想ディスクにマップされています。ホストサーバーには次の属性が
あります。
•
ホスト名
—
ホストを一意的に識別する名前。
•
ホストグループ(クラスタソリューションのみで使用)
—
同じ仮想ディス
クへのアクセスを共有するために関連付けられた
2
つ以上のホストサーバー
です。
このホストグループは
MDSM
で作成できる論理エンティティです。ホスト
グループ内のホストサーバーはすべて同じオペレーティングシステムを実行
する必要があります。
•
ホストタイプ
—
ホストサーバーで実行されているオペレーティングシステ
ム。
スナップショット仮想ディスク
スナップショットは、仮想ディスクのポイントインタイムイメージです。スナップ
ショットは、スナップショットが作成された時の仮想ディスクのイメージを提供し
ます。ソース仮想ディスクがオンラインでユーザーがアクセスできる状態のまま、
アプリケーション(バックアップアプリケーションなど)がスナップショットにア
クセスしてデータを読み取ることができるようにスナップショットを作成します。
バックアップが完了すると、スナップショット仮想ディスクは必要なくなります。
仮想ディスクごとに最大
4
つのスナップショットを作成できます。