Dell PowerVault MD Storage Array VMware Storage Replication Adapter (SRA) Installation and Configuration Manual Regulatory Model: E16S Series Regulatory Type: E16S001
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明して います。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2014 Dell Inc. 無断転載を禁じます。 この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産法 で保護されています。Dell™、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。本 書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。 2014 - 06 Rev.
Contents 1 VMware および Dell MD ストレージアレイを使用したデータリカバリ............... 5 SRM Overview.......................................................................................................................................................... 5 SRA の概要.............................................................................................................................................................. 6 2 Setting Up Your Environment.............................................................................
5 リカバリ計画のテストおよび実行.................................................................................. 28 リカバリ計画のテスト........................................................................................................................................28 リカバリ計画の実行..................................................................................................................................... 30 6 フェールバックの手順.....................................................................................................
1 VMware および Dell MD ストレージアレイを 使用したデータリカバリ サーバーリソースを統合し、より効率的に使用するため、これまで専用物理サーバー環境で実行されていた 多くのアプリケーションは、仮想マシン(VM)または VMware EXS ベースの仮想インフラストラクチャ内で 動作する仮想サーバーに移行されています。特に高パフォーマンスの、ブロックレベルのストレージが要求 される本番環境において、単独の専用サーバープラットフォームからの移行には次のような利点があります。 • より高い可用性 • 柔軟性の向上 • 拡張性 VMware の vCenter Site Recovery Manager(SRM)は、Dell PowerVault MD ストレージアレイのリモートレプリ ケーション機能を使用して、サーバーおよび仮想マシン、さらにこれらが使用するストレージとデータスト アに自動フェールオーバーを実行する、障害回復ソリューション(DRS)を提供します。この自動リカバリ ソリューションは次のようにデザインされています。 1.
Figure 1.
Setting Up Your Environment 2 This section details initial setup requirements for using VMware vCenter Site Recovery Manager (SRM) and the Dell MD storage array-based Storage Replication Adapter (SRA). Installation Prerequisites Implementing a successful recovery solution using VMware and the remote replication features of the Dell MD storage array requires specific installation and configuration tasks on the VMware application platform and MD storage array. The following VMware platforms are required.
保護サイトとリカバリサイトのインストール要件 本ガイドで説明しているリカバリのソリューションの設定の一部として、必要な VMware プラットフォーム を保護対象(プライマリサイト)とリカバリ(セカンダリサイト)の両方のホストサイトにインストールす る必要があります。詳細に関しては、「リカバリソリューションのコンポーネントのインストール」を参照 してください。 Dell MD Storage Array Installation Requirements SRM relies on the MD storage array's Remote Replication premium feature to maintain data replication between the protected site and the recovery site. Replication must be configured on the MD storage array before configuring SRM.
図 3. 複数の仮想ディスクのレプリケーション Setting Up Remote Replication On The MD Storage Array NOTE: You must activate the Remote Replication premium feature before performing the steps below. For step-bystep instructions on using MD Storage Manager (MDSM) to set up Remote Replication, see the Administrator's Guide for your array at dell.com/support/manuals. Before installing and configuring SRM, you must set up Remote Replication on each MD storage array used in the recovery solution.
図 4. ファイバ / iSCSI チャネルのマルチパス設定 Switch Zoning Requirements Switches used in a fibre-channel and iSCSI configuration must employ zoning. These switch zoning requirements must be observed: • Each host bus adapter (HBA) on the host server must connect to a separate switch zone; no more than one HBA may be connected to one logical switch zone. • Port 3 on each of the MD storage array controller is reserved for Remote Replication. This is required for fibrechannel only.
Installing The Recovery Solution Components 3 The recovery solution described in this guide is based on the concept of a protected main site (host server or virtual machine) connected to an identically configured recovery site ready to take over should the protected site become unavailable. For this type of failover to be possible, both sites must have independent installations of the required recovery solution components.
6. Install SRA on both vCenter SRM Servers. 7. In SRM, configure connections, set inventory mappings, assign datastores, configure array managers, create protection groups and recovery plans. 8. Test failover or failback between protected and recovery sites. The following sections describe each task in more detail. Where indicated, refer to the VMware documentation to install non-Dell platforms.
4. プラグインのインストールが完了したら、ウィンドウを閉じます。 vCenter SRM Plug-in が、保護およびリカバリサイトの両方にインストールされていることを確認しま す。 SRM がインストールされると、vSphere Client の ホームページの ソリューションとアプリケーション の下 に、サイトリカバリ アイコンが表示されます。このアイコン使用して、SRM を起動し、SRM でリカバリソ リューションを設定します。 図 5. vSphere Site Recovery Manager Downloading And Installing The MD Storage Replication Adapter SRA is available as a self-extracting, self-installing file from the Drivers and Download page at dell.com/support. To download SRA: 1. Go to dell.
Changing RAID Controller Passwords On The Storage Array The default SRA configuration assumes storage array passwords are not configured. If you need to use passwords on the storage arrays, modify the SraConfigurationData.xml file as described below: 1. Go to C:\Program Files (x86)\VMware\VMware vCenter Site Recovery Manager\scripts\SAN\Dell. 2. Using a standard text editor, open the SraConfigurationData.xml file. 3.
Configuring The Recovery Solution 4 Before configuring your recovery solution, make sure the following components have been successfully installed on both the protected and recovery sites: • Supported database server with ODBC properly configured • vCenter Server/vSphere Client • Site Recovery Manager (SRM) (on physical or virtual machine) • SRM vSphere Plug-in • Storage Replication Adapter (SRA) Starting Site Recovery Manager To begin configuring your recovery solution: 1.
Figure 7. Site Recovery View in vSphere NOTE: In the example screen above, the Sites pane shows the protected (190.160.120.15) and recovery (190.160.120.16) sites established previously when you installed vCenter. Do not continue with the steps shown in the section below until these installations are complete and are displayed in the vSphere view.
図 8. 設定タスクの選択 詳細については、vmware.com/support/pubs にある『VMware vSphere Basics』(VMware vSphere の基本)を参 照してください。 Site Recovery Manager の設定 リカバリソリューションの設定は、次のステップで構成されます。 • リカバリサイトと保護サイトの接続 • 双方向のペアリングをサポートするためのマッピングの設定 • データストアを保護サイトとリカバリサイトの両方に割り当て、フェイルオーバを容易にする • アレイマネージャの設定 • リモートレプリケーションのためのアレイペアの検出 • SRA を有効にする • 保護グループの作成(保護対象サイト) • リカバリ計画の作成(リカバリサイト) 保護対象サイトとリカバリサイトの接続 保護対象サイトとリカバリサイトを接続するには、次の手順を実行します。 1. vSphere クライアント を起動し、保護サイトの vCenter Server に接続します。 2.
5. リカバリサイトの vCenter Server でシステム管理者の資格情報を入力して、次へ をクリックします。 6. SRM の証明書を検証し、OK をクリックします。 7. SSL セキュリティ警告を確認し、証明書をインストールします。無視する をクリックして続行します。 メモ: 接続が確立すると、緑のチェックマークが完了したそれぞれのタスクの隣に表示されます。 未完了、または失敗と表示されたタスクがある場合、エラー状態を解決してから続行してくださ い。 8. 完了 をクリックし、接続ウィザードを完了します。 これらの手順を完了すると、保護対象サイトとリカバリサイトの間の双方向の接続が確立されていま す。 インベントリのマッピングのセットアップ 保護対象サイトとリカバリサイトの間の接続を行った後で、保護対象サイトとリカバリサイトの間に必要な リソース、フォルダ、およびネットワークを設定します。リカバリサイトに最初にプレースホルダの仮想マ シンを作成したときに、このマッピングが、デフォルトの場所およびネットワークとして使用されます。 1. リソースマッピング タブを選択します。 2.
図 10. マッピングの選択ウィンドウ 4. OK をクリックしてマッピングを完了します。 5. 必要に応じて、フォルダマッピング タブおよび ネットワークのマッピング タブででこれらの手順を繰 り返します。 プロセスが完了すると、保護対象サイトのリソースとリカバリサイトのリソース間に 1 対 1 のマッピン グが確立されています。 プレースホルダのデータストアの割り当て 保護グループ内の各仮想マシンに対して、SRM はフェールオーバーおよび再保護をサポートするために、 リカバリサイトでプレースホルダを確立します。リカバリソリューション設定の一部として、SRM がプレ ースホルダデータを保存するために使用するデータストアを識別する必要があります。 1.
図 11. プレースホルダのデータストア タブ 2. プレースホルダのデータストアの設定 をクリックします。 3.
図 12. プレースホルダのデータストア 4. OK をクリックして、選択を終了します。 Storage Array Manager の設定 保護サイトとリカバリサイトが接続されたら(詳細に関しては、「リカバリサイトと保護対象サイトとの接 続」のトピックを参照)、両側のストレージアレイマネージャを、SRM がリモートでレプリケーション済 みデータおよびを検出し、データストアグループを管理し、ストレージ動作を実行できるように、設定する 必要があります。 このステップでは、Storage Array Manager に関する次のような詳細情報を提供します。 • SRA タイプおよび表示名 • 保護対象およびリカバリ両方のサイトの、ストレージアレイの接続情報およびパスワード(使用する場 合) メモ: 通常、接続情報、パスワード、またはストレージアレイコンポーネントに変更のない限り、 Storage Array Manager を再設定する必要はありません。 Storage Array Manager を両側に設定するには、次の手順を実行します。 1.
図 13. Array Manager の追加 2. 3. 保護されたサイトのストレージアレイの 表示名 を入力します。次へ をクリックします。 ストレージアレイの接続パラメータ セクション: a. IP Addr 1 で、MD ストレージアレイの RAID コントローラ 0 の IP アドレスを入力します。 b. IP Addr 2 で、MD ストレージアレイの RAID コントローラ 1 の IP アドレスを入力します。 4. ピアストレージアレイの接続パラメータ セクション: 5. a. IP Addr 1 で、レプリケーションされた MD ストレージアレイの RAID コントローラ 0 の IP アドレスを 入力します。 b.
図 14. Array Manager のパラメータ 6. 次へ をクリックして情報を検証し、ストレージアレイを検出します。 7. OK をクリックして、保護対象サイトでの Array Manager の設定を完了します。 8. リカバリサイトでこの手順を繰り返します。 SRA を再スキャンして有効にする ストレージアレイが保護サイトとリカバリサイトの両方に検出された後: 1.
図 15. Array Managers ビュー 2. 保護サイト を選択して、SRA の再スキャン をクリックします。 3. リカバリサイト を選択して、SRA の再スキャン をクリックします。 4. Array Manager ビューで、保護対象 または リカバリ のいずれか 1 つのスピンドルを選択します。 5. アレイペア タブを選択します。 6. 有効にする をクリックして、保護対象サイトとリカバリサイトの両方で SRA を有効にします。 SRA は SRM にロードする必要があります。正しく表示されているか、サマリ タブをチェックします。 保護グループの作成 保護サイトの最後の設定ステップは、リカバリソリューションに含める仮想マシンの保護グループの作成で す。仮想マシンのフェールオーバーに関連するファイルを収集するため、SRM でデータストアグループと 保護グループを関連付けます。 1. 保護グループ ビューで、保護グループの作成 を選択します。 2.
図 16. 保護グループの作成 3. 保護グループのタイプ で、アレイベースのレプリケーション(SAN) オプションを選択します。 4. リストから 1 つ、または複数のデータストアのグループを選択し、 次へ をクリックします。 5. 保護グループの名前および説明(任意)を入力し、次へ をクリックします。 6. 完了 をクリックして、保護グループを作成します。 リカバリ計画の作成 ソリューションの構成の最後のステップは、リカバリサイトのリカバリ計画の作成です。 1. リカバリ計画 ビューで、リカバリ計画の作成 を選択します。 2.
図 17. リカバリ計画の作成 図 18.
3. 保護グループの選択 で、リカバリ計画の保護グループを選択します。 4. 次へ をクリックします。 5. 6. ネットワークのテスト で、リカバリ計画のテスト中の仮想マシンの接続先になるリカバリサイトのネ ットワークを選択します。 次へ をクリックします。 7. リカバリ計画の名前と任意で説明を入力して、次へ をクリックします。 8. 完了 をクリックして、リカバリ計画を作成します。 9. サマリ タブをクリックし、リカバリ計画の情報を確認します。 図 19.
リカバリ計画のテストおよび実行 5 リカバリ計画のテスト リカバリ計画の作成後、これをテストして正常に機能することを検証します。 1. リカバリ計画 ビューから、サマリ タブを選択します。 2. 左側のペインでリカバリ計画を選択し、テスト をクリックします。 3. 4. リカバリサイトに最近の変更を複製 を選択 し、リカバリサイトで保護対象の仮想マシンの最新のコピー があることを確認します。このオプションを選択すると、同期化が完了するまでに時間がかかる場合が あります。 確認ウィンドウを確認し、完了 をクリックします。 5. リカバリ手順 タブを選択して、リカバリ計画を監視します。 リカバリ計画のステップは、ストレージアレイ上での仮想ディスクのスナップショットの作成、EXS ホスト へのスナップショット仮想ディスクのマッピング、再スキャンによる新規デバイスの検出、仮想マシンの電 源投入、で構成されます。 図 20.
図 21.
図 22. リカバリ計画の履歴表示 リカバリ計画の実行 リカバリ計画の実行は、リカバリ計画のテストと同様に実行されます。ただし、次の点が異なります。 • リカバリアレイ上でリモートでレプリケートされた仮想ディスクは、プライマリステータスに昇格される • ソース仮想ディスクは、マップされたホストに対して読み取り専用になる • プライマリサイト上の仮想マシンの電源はオフになる • ネットワークリソースの構成はリカバリサイトで仮想マシンに適用される リカバリサイトと保護サイト間のイベントの通信は利用できず、リカバリ計画は実行され、次の動作が発生 します。 • • 影響を受ける仮想ディスクのリモートレプリケーション関係は壊れ、通信が再確立された時に完全な再同 期化が必要になる 保護対象サイトの仮想マシンは、電源がオフにならず、ネットワークリンクが再確立された時にネットワ ークの問題を引き起こす可能性がある リカバリ計画を実行するには、次の手順を実行します。 1. リカバリ計画 ビューから、サマリ タブを選択します。 2.
図 23. リカバリ計画実行の警告 3. 4. リカバリのタイプ で 計画された移行 または 障害復旧 を選択します。 メモ: 障害復旧 オプションを選択すると、リカバリが強制されるため、サイトが完全に失われてい る場合にのみ使用してください。問題が発生した場合、計画された移行 オプションが原因でリカ バリが停止します。 警告情報を確認し、リカバリ計画実行による結果を理解していることを確認して、オプションを選択し ます。続いて、次へ をクリックします。 5. 開始 をクリックして、リカバリ計画を実行します。 6.
フェールバックの手順 6 仮想マシンをリカバリサイトから元の保護サイトにフェールバックするには、対応する vCenter Server サイト で、アレイマネージャの設定、インベントリマッピング、および、リカバリ計画および保護グループの作成 手順と同じ手順を実行してください。 1. 2. 3. 4.
トラブルシューティングとその他の問題 7 本項では、インストール中に発生する可能性のある、よくあるトラブルシューティングに関する情報および その他の問題について説明します。 フェールオーバー中の再スキャンで仮想ディスクのマッピン グが検出されない ESX ホストで使用されているファイバチャネルカードのタイプと iSCSI の設定によっては、テストフェイルオ ーバー中に、データストアのボリュームを特定できないという意味のエラーが発生することがあります。EXS ホストの 設定 タブの下にある、ストレージアダプタ ビューから rescan all コマンドを実行して、仮想ディス クのマッピングが実際に検出された場合、C:\Program Files(x 86)\VMware\VMware vCenter Site Recovery Manager \config\vmware-dr.
図 26. SRM ログファイル このエラーは、仮想ディスクに LUN 番号がないことを示します。詳細に MDSM を調べると、以下の情報が表 示されます。 図 27. MDSM のマッピングビュー マッピング ビューには、仮想ディスクはマップ済みでもホストグループにはホストが割り当てられていな い、定義済みのホストグループが示されています。この SRA 設定は無効です。仮想ディスクのマッピングを ホストグループから削除するか、ホストグループにホストを割り当ててください。 同様の手順で、その他のエラーもデバッグできます。解決できない問題は、dell.com/support からデルサポー トにお問い合わせいただくか、同様の問題を VMware のコミュニティサイト http://communities.vmware.com/ index.
リファレンス情報 8 デルへのお問い合わせ メモ: お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、 請求書、またはデルの製品カタログで連絡先をご確認ください。 デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプションを複数提供しています。サポート やサービスの提供状況は国や製品ごとに異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもござい ます。デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせい ただけます。 1. dell.com/contactdell にアクセスします。 2. ページ左上角にあるドロップダウンメニューから、お住まいの国または地域を確認します。 3. サポートのカテゴリを、テクニカルサポート、カスタマーサポート、購入サポート、海外でのサポート から選択してください。 ご要望に応じて、適切なサービスまたはサポートのリンクを選択します。 4.
ベストプラクテ ィスガイド インストールと設定、非同期リモート複製およびスナップショットリポジトリのサイ ズ決定に関する情報を掲載しています。 VMware Support Information • vCenter SRM Documentation vmware.com/support/pubs/srm_pubs.html • vSphere Documentation (ESXi, ESX, and vCenter Server) vmware.com/support/pubs/vs_pubs.html • VMware Knowledge Base (Searchable Support Issues) kb.vmware.com/selfservice/microsites/microsite.do • VMware Communities (Help Forums) communities.vmware.com/index.jspa • VMware Compatibility Guide vmware.com/resources/compatibility/search.