Dell PowerVault MD3800i および MD3820i シ リーズストレージアレイ 導入ガイド
メモ、注意、警告 メモ: メモでは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: 注意では、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法 を説明しています。 警告: 警告では、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2016 Dell Inc. 無断転載を禁じます。この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産 法で保護されています。Dell™、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。 本書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。 2015 - 10 Rev.
目次 1 はじめに...................................................................................................................6 システム要件..........................................................................................................................................6 管理ステーションの必要条件.......................................................................................................... 6 ストレージアレイについて..........................................................................................................
DNS サーバーを使用した Microsoft ホストネットワークのセットアップ...................................37 WINS サーバーを使用した Microsoft ホストネットワークのセットアップ................................. 37 Linux ホストのセットアップ............................................................................................................... 37 DHCP を使用した Linux ホストネットワークのセットアップ..................................................... 37 静的 IP アドレスを使用した Linux ホストネットワークのセットアップ..................................... 38 5 MD ストレージソフトウェアのアンインストール..............................
Windows Server Core バージョンを使用したホストサーバーからのターゲットストレージアレ イへの接続........................................................................................................................................... 52 Linux を使用したホストサーバーからのターゲットストレージアレイへの接続 .............................. 53 手順 8:帯域内管理のセットアップ....................................................................................................53 7 Internet Storage Naming Service の使用........................................................ 55 8 負荷分散..............
1 はじめに 本ガイドには、Dell PowerVault MD3800i および MD3820i ストレージアレイの導入についての情報が記載 されています。導入手順には次が含まれます。 • • • ハードウェアの取り付け Modular Disk Storage Manager(MDSM)ソフトウェアのインストール 初期システム設定 システム要件、ストレージアレイの構成、およびユーティリティを含むその他の情報が記載されています。 メモ: 製品マニュアルの詳細については、Dell.
タへのアクセス損失につながらないように、ホストとストレージアレイの間に複数の物理パスを確立するこ とも可能です。 ストレージアレイは、次で実行されている MDSM によって管理されます。 • ホストサーバー — ホストサーバーシステムでは、MDSM とストレージアレイは、帯域内または帯域外の 接続を使用して、管理要求とイベント情報の通信を行います。 • 管理ステーション — 管理ステーションでは、MDSM はストレージアレイ管理ポートへのイーサネット接 続、またはホストサーバーへのイーサネット接続を経由してストレージアレイと通信します。イーサネッ ト接続は、管理ステーションとストレージアレイ接続間で管理情報をやりとりします。 MDSM を使用することにより、ストレージアレイ内の物理ディスクをディスクグループ、またはダイナミッ クディスクグループと呼ばれる論理コンポーネントに構成し、それらのディスクグループを仮想ディスクに 分割することができます。ディスクグループはストレージアレイの未設定容量内に作成されます。仮想ディ スクはディスクグループの空き容量内に作成されます。 未設定容量は、ディスクグループに
• 『Dell PowerVault MD34XX/38XX Series Storage Arrays CLI Guide』(Dell PowerVault MD シリーズスト レージアレイ CLI ガイド)— MDSM CLI を使用したシステムの設定および管理についての情報が記載さ れています。 • 『Dell PowerVault MD3800i and MD3820i Storage Arrays Deployment Guide』(Dell PowerVault MD3800i および MD3820i ストレージアレイ導入ガイド)— SAN アーキテクチャでのストレージシステ ムの導入に関する情報が記載されています。 • 『Dell PowerVault MD34/38 Series Support Matrix』 (Dell PowerVault MD34/38 シリーズサポートマトリ クス)— ストレージアレイのためのソフトウェアおよびハードウェアの互換性マトリクスに関する情報 が記載されています。 8
2 ハードウェアの取り付け 本ガイドを使用する前に、マニュアルに記載されている手順を確認するようにしてください。 • 『Getting Started Guide』(はじめに) — お使いのストレージアレイに付属の 『Getting Started Guide』 (はじめに)には、システムの初期セットアップを設定するための情報が記載されています。 • 『Owner's Manual』(オーナーズマニュアル)— 『Owner's Manual』 (オーナーズマニュアル)には、 お使いのストレージソリューションをセットアップするために重要な概念が記載されています。 Dell.
• SAS 拡張ポート(2)— オプションの PowerVault MD1200 シリーズの拡張エンクロージャにストレージ アレイの接続して、ストレージ容量を追加することができます。1 度に使用できる SAS 出力拡張ポートは 1 個に限定されており、推奨される拡張ポートは、ポート 0 です。 PowerVault MD3800i および MD3820i シリーズストレージアレイは、それぞれ最大 120(プレミアム機能 のアクティブ化により有効化されている場合は 192)スロットまで拡張することができます。 ストレージアレイのケーブル接続 iSCSI インタフェースによって、異なるホストとコントローラ間の設定が可能になります。本章の図では、以 下のカテゴリによってグループ化されています。 • 直接接続構成(イーサネットスイッチ不使用) • ネットワーク接続(SAN)構成(イーサネットスイッチ使用) • すべてのプロトコルを使用する混在構成 冗長および非冗長構成 非冗長構成では、ホストからストレージアレイへのパスが 1 つしか提供されません。このタイプの構成は、 重要ではないデータストレージに
図 1.
図 2.
デュアルパスデータ構成 次の図では、最大 2 台のサーバーが RAID コントローラモジュールに直接接続されています。ホストサーバ ーにアレイへの 2 つ目のイーサネット接続がある場合は、アレイの 2 番目のコントローラにある iSCSI ポー トに接続することができます。この構成によって、各ホストが 2 つの独立した物理パスを持つことになり、 可用性が向上します。結果として、パスの 1 つが損失された場合でも完全な冗長性を確保することができま す。 図 3.
図 4.
図 5.
図 6.
図 7.
図 8.
混合環境 次の図は、ひとつのホストへの SAS 経由の直接接続、直接接続 iSCSI または IP SAN 経由の別のホストへの 接続がある混合環境を示しています。 図 9.
リモートレプリケーション リモートレプリケーションとは、ストレージアレイ間のデータのリアルタイムレプリケーションをオンライ ンで提供するストレージアレイプレミアム機能です。次の図は、リモートレプリケーション環境のセットア ップ方法の一例を示しています。リモートレプリケーションの詳細については、Dell.com/support で『MD Administrators Guide』(MD 管理者ガイド)を参照してください。 図 10.
PowerVault MD1200 シリーズ 拡張エンクロージャのケー ブル接続 PowerVault MD1200 シリーズ拡張エンクロージャを追加することにより、お使いの PowerVault MD3800i および MD3820i シリーズストレージアレイの容量を拡張することができます。拡張エンクロージャを最大 7 台使用することにより、物理ディスクのプールを最大 120 台(プレミアム機能のアクティブ化で有効にな っている場合は、192 台)の物理ディスクに拡張できます。 メモ: お使いの MD シリーズ RAID ストレージアレイに MD1200 拡張エンクロージャを接続するには、 次の図を参照してください。 図 11.
図 12.
a. ストレージアレイに対するすべての I/O 処理を停止し、ストレージアレイに接続されているホストシ ステムの電源を切ります。 b. ストレージアレイの電源を切ります。 c. 影響を受けるシステム内にある拡張エンクロージャの電源を切ります。 5. 拡張エンクロージャをストレージアレイにケーブル接続します。 a. サポートされている SAS ケーブルの MiniSAS HD 側を、MD1200 シリーズ拡張エンクロージャの SAS 出力ポート 0 に接続します。 b. SAS ケーブルのもう一方の端を MD1200 シリーズ拡張エンクロージャの入力ポートに接続します。 6. 次の手順で、接続されている装置の電源を入れます。 a. 拡張エンクロージャの電源を入れ、エンクロージャのステータス LED が青色に点灯するまで待ちま す。 b.
b. SAS ケーブルのもう一方の端を MD1200 シリーズ拡張エンクロージャの入力ポートに接続します。 4. 次の手順で、接続されている装置の電源を入れます。 a. 拡張エンクロージャの電源を入れ、エンクロージャのステータス LED が青色に点灯するまで待ちま す。 b. ストレージアレイの電源を入れ、ステータス LED が装置の準備ができたことを示すまで待ちます。 • ステータス LED が橙色に点灯している場合、ストレージアレイはまだオンライン状態になってい ません。 • ステータス LED が橙色に点滅している場合は、エラーが発生しています。エラーは MDSM を使 用して確認できます。 • ステータス LED が青色に点灯している場合は、ストレージアレイの準備が整っています。 c. ストレージアレイがオンラインで準備完了状態になったら、接続されているすべてのホストシステム の電源を入れます。 5. MDSM を使用し、必要に応じて接続されているすべての拡張エンクロージャファームウェアをアップデ ートします。 a.
3 PowerVault MD ストレージソフトウェアの インストール Dell PowerVault MD シリーズのリソースメディアには、Linux および Microsoft Windows 両方のオペレーテ ィングシステムのソフトウェアとドライバが含まれています。 メディアのルートには、ソフトウェアへの変更、アップデート、修正、パッチおよびその他 Linux および Windows オペレーティングシステムに重要なデータに関する readme.txt ファイルが入っています。また、 readme.txt ファイルには、文書アクセスへの要件、メディアのソフトウェアバージョンに関する情報、およ びソフトウェアを実行するためのシステム要件が記載されています。 Dell PowerVault システムでサポートされているハードウェアとソフトウェアの詳細に関しては、Dell.
PowerVault MD シリーズのリソースメディアでは、次の 3 つのインストールオプションが提供されていま す。 • グラフィカルインストール(推奨) — 多くのユーザーに推奨されるインストール手順です。インストー ラには、インストールするコンポーネントを選択できるグラフィカルウィザード方式のインタフェースが 表示されます。 • コンソールインストール — サポートされている Linux プラットフォームへの、X-Window 環境のインス トールを希望しない Linux ユーザーには、このオプションをお勧めします。 • サイレントインストール — スクリプトインストールを作成するユーザーには、このオプションが有用で す。 モジュラディスク設定ユーティリティ PowerVault MD Configuration Utility(MDCU)は、iSCSI モジュラーディスクストレージアレイの管理ポー トと iSCSI ホストポートの設定、およびセッション作成に対する統合されたアプローチを提供するユーティ リティです。ストレージアレイに接続されている各ホストサーバーでの iSCSI の設定には
メモ: このオプションは、Windows クライアントソフトウェアのインストールに限り適用可能で す。 6. インストール先を確認して、インストール を選択します。 7. インストールの完了後、プロンプト表示に従ってホストサーバーを再起動します。 8. 再起動の完了後、インストール中に自動起動を選択しなかった場合は、MDCU を手動で起動します。起 動は、次のどちらかの方法で行うことができます。 • Windows ベースのオペレーティングシステムでは、スタート → Dell → Modular Disk Configuration Utility の順にクリックします。 • 9. Linux ベースのオペレーティングシステムでは、デスクトップの Modular Disk Configuration Utility アイコンをダブルクリックします。 MDCU を使用して iSCSI イニシエータを確立します。 10. MD Storage Manager を起動してアレイを検出します。 11.
Linux システムでのサイレントインストール メモ: Red Hat Enterprise Linux 6 オペレーティングシステムで、次のスクリプトをルートディレクトリ から実行し、前提条件のパッケージ # md_prereq_install.sh をインストールします。 1. インストールメディアまたはイメージの /linux フォルダにある custom_silent.properties ファイルを、 ホストサーバー上の書き込み可能な場所にコピーします。 2. custom_silent.properties ファイルを修正して、使用する機能、モデル、およびインストールのオプシ ョンを反映した後、ファイルを保存します。 3. custom_silent.properties ファイルがユーザー固有のインストールを反映するように修正されたら、コ マンド mdss_install.bin –f / custom_silent.
4 インストール後のタスク ストレージアレイを初めて使用する場合は、使用前に次に示す順序で初期設定タスクを完了してください。 これらのタスクは MD Storage Manager を使用して実行します。 メモ: DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を使用しない場合、ストレージアレイと同じ物 理サブネット上で管理ステーションを使用した初期設定を行う必要があります。さらに、初期設定中、 少なくとも 1 つのネットワークアダプタをストレージアレイのデフォルト管理ポート(Controller 0 Port 0:192.168.129.101 または Controller 1 Port 1:192.168.129.
用語 定義 管理ステーション ホストサーバー / ストレージアレイの構成を管理す るシステム。 ストレージアレイ ホストサーバーによってアクセスされるストレージ データが格納されているエンクロージャ。 ターゲット ホストサーバーにインストールされている iSCSI イ ニシエータからの要求を受け入れ、それに応答する ストレージアレイ上の iSCSI ポート。 フロー制御 データの転送を一時的に停止するメカニズム。 iSCSI 設定ワークシート IPv4 設定 — ワークシート および IPv6 設定 — ワークシート は、設定を計画するために役立ちます。ホスト サーバーおよびストレージアレイの IP アドレスを一箇所に記録しておくことにより、セットアップの設定を より素早く効率的に行うことができます。 「iSCSI 用のネットワーク設定ガイドライン」には、Microsoft Windows および Linux 両環境のための一般的 なネットワークセットアップガイドラインが記載されています。ワークシートに記入する前に、ガイドライ ンの内容を確認することをお勧めします。 図 13.
複数のホストサーバーを使用するためにスペースが足りない場合は、複数のシートを使用してください。 表 2. A 静的 IP アドレスの設定 A 静的 IP アドレス(ホス トサーバー) サブネット (NIC ごとに異なってい る必要があります) デフォルトゲートウェイ iSCSI ポート 1 ___ . ___ . ___ . ___ ___ . ___ . ___ . ___ ___ . ___ . ___ . ___ iSCSI ポート 2 ___ . ___ . ___ . ___ ___ . ___ . ___ . ___ ___ . ___ . ___ . ___ 管理ポート ___ . ___ . ___ . ___ ___ . ___ . ___ . ___ ___ . ___ . ___ . ___ 管理ポート ___ . ___ . ___ . ___ ___ . ___ . ___ . ___ ___ . ___ . ___ .
図 14. IPv6 設定 — ワークシート 複数のホストサーバーを使用するためにスペースが足りない場合は、複数のシートを使用してください。 表 4. ホスト iSCSI ポート 1 と 2 の設定 A ホスト iSCSI ポート 1 ホスト iSCSI ポート 2 リンクローカル IP アド レス ___ . ___ . ___ . ___ リンクローカル IP アド レス ___ . ___ . ___ . ___ ルータブル IP アドレス ___ . ___ . ___ . ___ ルータブル IP アドレス ___ . ___ . ___ . ___ サブネットプレフィック ス ___ . ___ . ___ . ___ サブネットプレフィック ス ___ . ___ . ___ . ___ ___ . ___ . ___ . ___ Gateway(ゲートウェイ) ___ . ___ . ___ . ___ 表 5.
iSCSI コントローラ 0、入力 1 IP アドレス FE80: 0000: 0000 : 0000: ____ : ____ : ____ : ____ ルータブル IP アドレス 1 ____: ____: ____: ____: ____ : ____ : ____ : ____ ルータブル IP アドレス 2 ____: ____: ____: ____: ____ : ____ : ____ : ____ ルーター IP アドレス ____: ____: ____: ____: ____ : ____ : ____ : ____ iSCSI コントローラ 1、In 0 IP アドレス FE80: 0000: 0000 : 0000: ____ : ____ : ____ : ____ ルータブル IP アドレス 1 ____: ____: ____: ____: ____ : ____ : ____ : ____ ルータブル IP アドレス 2 ____: ____: ____: ____: ____ : ____ : ____ : ____ ルーター IP アドレス ____: _
によって、ユーザーはホストサーバーの iSCSI セッションをベストプラクティスに基づいて設定し、ストレ ージアレイの iSCSI ホストポートとの負荷バランスの取れたパスを実現することができます。ホストソフト ウェアのインストール中に 再起動後に MDCU を起動 を選択した場合は、次回のホストサーバー再起動後に ユーティリティが自動的に起動します。ユーティリティは手動で起動させることも可能です。 このユーティリティには文脈依存のオンラインヘルプがあり、ウィザードの各手順の指針となります。 MDCU は次の設定を実行します。 • ストレージアレイの設定 • ホストの設定 ストレージアレイの設定 ホスト iSCSI イニシエータと iSCSI ベースのストレージアレイ間で通信するためには、IP アドレスや認証方 法などの情報を使用して設定を行う必要あります。iSCSI イニシエータは、設定済みのストレージアレイとの 接続を行うため、最初にストレージアレイを iSCSI イニシエータが使用できるよう設定する必要があります。 このユティリティでは、設定するストレージアレイの管理ポートへのネットワークアクセ
設定プロセスを開始する前に ストレージアレイやホスト接続の設定を開始する前に、設定の計画に役立つ iSCSI 設定ワークシートを作成 することをお勧めします。お使いの設定により、ワークシートを複数使用することもできます。 ストレージアレイおよびホストの設定に関して、次のガイドラインに留意してください。 • • • • • 最適なパフォーマンスのため、ネットワーク設定を確認します。Dell.
ことが可能になります。ストレージ計画と MD Storage Manager の使用の詳細については、Dell.
DNS サーバーを使用した Microsoft ホストネットワークのセットアップ 1. コントロールパネル で、ネットワーク接続 または ネットワークと共有センター を選択して、ネットワ ーク接続の管理 をクリックします。 2. 設定するネットワーク接続を右クリックし、次に プロパティ を選択します。 3. 一般 タブ(ローカルエリア接続の場合)または ネットワーク タブ(その他すべての接続の場合)で、 インターネットプロトコル(TCP/IP)を選択し、プロパティ をクリックします。 4. DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する を選択するか、または優先および代替 DNS サーバーの IP アドレスを入力し、OK をクリックします。 WINS サーバーを使用した Microsoft ホストネットワークのセットアップ メモ: DHCP サーバーを使用して WINS サーバーの IP アドレスを割り当てる場合は、WINS サーバーの アドレスをユーザーが追加する必要はありません。 1. コントロールパネル で ネットワーク接続 を選択します。 2.
3. /etc/init.d/network restart を使用して、ネットワークサービスを再起動します。 静的 IP アドレスを使用した Linux ホストネットワークのセットアップ 静的 IP アドレスを使用する場合(root ユーザーのみ) 1. /etc/sysconfig/network ファイルを次のように編集します。 NETWORKING=yes HOSTNAME=mymachine.mycompany.com GATEWAY=255.255.255.0 2. 設定ファイルを設定する接続用に編集します。Red Hat Enterprise Linux の場合は /etc/sysconfig/ network-scripts/ifcfg-ethX、SUSE Enterprise Linux の場合は /etc/sysconfig/network/ifcfg-eth-idXX:XX:XX:XX:XX です。 BOOTPROTO=static BROADCAST=192.168.1.255 IPADDR=192.168.1.100 NETMASK=255.255.255.
MD ストレージソフトウェアのアンインス トール 5 Windows からの MD Storage ソフトウェアのアンインスト ール 1. コントロールパネル から、プログラムの追加と削除 をダブルクリックします。 2. プログラムの一覧から MD Storage ソフトウェア を選択します。 3. 変更と削除 をクリックします。 アンインストール完了 ウィンドウが表示されます。 4. 画面の指示に従います。 5. はい を選択してシステムを再起動し、完了 をクリックします。 Windows Server GUI バージョンからの MD ストレージソフトウェアのアンイン ストール 1. コントロールパネル から、プログラムと機能 をダブルクリックします。 2. プログラムの一覧から MD Storage ソフトウェア を選択します。 3. アンインストールと変更 をクリックします。 アンインストール完了 ウィンドウが表示されます。 4. 画面の指示に従います。 5.
インストール時に別のディレクトリを使用した場合は、アンインストールの手順を開始する前にそのデ ィレクトリに移動してください。 2. インストールディレクトリから、Uninstall Dell MD Storage Software ディレクトリを開き、Uninstall Dell MD Storage Software.
6 iSCSI の手動設定 次の項では、お使いのストレージアレイ上での iSCSI の設定が順番に説明されています。ただし、作業を始 める前に、お使いのホストサーバーまたはストレージアレイの環境において、これらの手順をそれぞれどこ で行うのかを理解することが重要です。次の表には、各 iSCSI 設定手順、およびそれらを行う箇所が説明さ れています。 表 7. ホストサーバーとストレージアレイ Microsoft または Linux の iSCSI イニシエータを使 用してホストサーバーで行う手順 MD Storage Manager を使用してストレージアレイ で行う手順 1. ストレージアレイを検出します。 2. ストレージアレイの iSCSI ポートを設定します。 3. iSCSI イニシエータからのターゲットの検出。 4. ホストアクセスの設定。 5. (オプション)ストレージアレイでのチャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル(CHAP)認証の設 定。 6. (オプション)ホストサーバーでの CHAP 認証の 設定。 7. ホストサーバーからストレージアレイへの接続。 8.
メモ: デフォルトゲートウェイは設定されていません。 メモ: DHCP が使用されていない場合は、ストレージアレイと同じ物理サブネット上にある管理ステー ションを使用して初期設定を実行します。さらに、初期設定中、ストレージアレイのデフォルト管理ポ ートと同じ IP サブネット上で、少なくとも 1 つのネットワークアダプタを設定してください。初期設 定後(管理ポートが MD Storage Manager を使用して設定済み)、管理ステーションの IP アドレスを以 前の設定に戻すことができます。 IPv6 管理ポートのデフォルト設定 ストレージアレイ管理ポートは、デフォルトで IPv 6 ステートレス自動設定用に有効化されています。設定 済みの IPv 6 ルーターがネットワーク上に存在する場合、ポートはそれらのリンクローカルアドレス、およ びルータブルアドレスに応答するよう自動的に設定されます。 管理ポートのリンクローカルアドレスを調べる 管理ポートのリンクローカルアドレスを調べるには、コントローラにある管理ポートの MAC ラベルを確認 してください。 メモ: この手順は、帯域外管理にのみ適用されます
ストレージアレイの自動検出 メモ: ファイアウォールのポート 3260 がアレイ検出用に開いていることを確認します。 1. MD Strage Manager(MDSM)を起動します。 これが最初にセットアップするストレージアレイである場合は、新規ストレージアレイの追加 ウィンド ウが表示されます。 2. 自動 を選択し、OK をクリックします。 検出プロセスの完了には数分かかる場合があります。検出プロセスが完了する前に検出ステータスウィ ンドウを閉じると、検出プロセスがキャンセルされます。 検出が完了すると、確認画面が表示されます。 3. 閉じる をクリックして、画面を閉じます。 ストレージアレイの手動検出 メモ: ポート番号がアレイの手動検出用に開いていることを確認します。 1. MDSM を起動します。 これが最初にセットアップするストレージアレイである場合は、新規ストレージアレイの追加 ウィンド ウが表示されます。 2. 手動 を選択し、OK をクリックします。 3.
表 8.
メモ: iSNS サーバーの TCP リスニングポートは、ストレージアレイコントローラが iSNS サー バーに接続するのに使用するポート番号です。これにより iSNS サーバーが iSCSI ターゲット およびストレージアレイのポータルを登録し、ホストサーバーのイニシエータが認識できるよ うになります。 • 4. ジャンボフレーム — 最大送信単位(MTU)が 1 フレームにつき 1500 バイトを超えると、ジャンボ イーサーネットフレームが作成されます。この設定はポートごとに調整できます。 すべてのポートについて ICMP PING 応答を有効にするには、ICMP PING 応答を有効にします を選択し ます。 5. すべての iSCSI ストレージアレイポートの設定が完了したら、OK をクリックします。 6.
Windows Server Core バージョンを使用した iSCSI イニシエータからのターゲ ットの検出の実行 1. sc\\< server_name >config msiscsi start=auto を使用して、iSCSI イニシエータサービスが自動的に開始 されるように設定します。 2. sc start msiscsi を使用して iSCSI サービスを開始します。 3. iscsicli QAddTargetPortal を使用して、ターゲットポー タルを追加します。 Linux を使用した iSCSI イニシエータからのターゲット検出の実行 Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server ディストリビューション向けの iSCSI イニシ エータの設定は、MDSM のインストール時にデフォルトでインストールされる /etc/iscsi/iscsid.
4. ホストポート識別子を追加する方法を選択します。 5. ホストのタイプを選択します。 6. ホストサーバーを他のホストサーバーと同じ仮想ディスクへのアクセスを共有するホストサーバーグル ープの一部とするかを選択します。ホストが Microsoft クラスターの一部である場合のみ、はい を選択 します。 7. 次へ をクリックします。 8.
表 9.
表 10.
6. ターゲットポータル で 追加 をクリックし、ストレージアレイ上の iSCSI ポートの IP アドレスまたは DNS 名(上記の手順で削除済み)を再入力します。 7.
4. 検出セッションの CHAP 認証をセットアップするには、 discovery.sendtargets.auth.authmethod = CHAP 行からコメントを削除します。 5. 次の行、discovery.sendtargets.auth.username = discovery.sendtargets.auth.password = を編集して、ター ゲットによるイニシエータの検出セッション CHAP 認証用のユーザー名とパスワードを設定します。 6. 相互 CHAP のために、イニシエータによるターゲットの検出セッション CHAP 認証用のユーザー名とパ スワードを設定するには、次の行、discovery.sendtargets.auth.username = discovery.sendtargets.auth.password_in = を編集します。 7.
6. 詳細 をクリックし、全般 タブで次の設定を行います。 • ローカルアダプタ — Microsoft iSCSI イニシエータ に設定する必要があります。 • ソース IP — 接続元となるホストサーバーのソース IP アドレスです。 • ターゲットポータル — 接続先となるストレージアレイコントローラの iSCSI ポートを選択します。 • データダイジェストとヘッダダイジェスト — オプションとして、トラブルシューティングに役立て るため、転送中にデータまたはヘッダ情報のダイジェストがコンパイルされるように指定できます。 • CHAP ログオン情報 — CHAP 認証が必要な場合は、このオプションを選択してターゲットのシーク レットを入力します。 • 相互認証の実行 — 相互 CHAP 認証が設定されている場合、このオプションを選択します。 メモ: IPSec はサポートされていません。 7.
• は、認証なしの場合は 0 に、ターゲット CHAP の場合は 1 に、相互 CHAP の場合は 2 にします。 メモ: 、、および はオプションのパラメータです。 CHAP が使用されていない場合は、アスタリスク(*)に置き換えることができます。 • Mapping_Count は 0 にします。これは、マッピングが指定されておらず、これ以上のパラメータの 指定は必要ないことを示します。 *** アスタリスク(*)は、パラメータのデフォルト値を示します。たとえば、コマンドのログが次のよ うになる場合があります。iscsicli PersistentLoginTarget iqn.198405.com.dell:powervault.6001372000ffe3332xx0000046 72edf2 3260 T 192.168.130.
メモ: ネットワーク通信用に使用している管理ステーションを、PowerVault システムホストポートと同 じ IP サブネットに設定します。 1. PowerVault ストレージアレイに対する iSCSI セッションを確立します。 2. SMagent サービスを再起動します。 3. MDSM を起動します。 これが管理用にセットアップする最初のストレージアレイである場合は、新規ストレージアレイの追加 ウィンドウが表示されます。そうでない場合は、新規 をクリックします。 4. 手動 を選択し、OK をクリックします。 5. 帯域内管理を選択し、MD Storage Manager ソフトウェアを実行しているホストサーバーのホストサー バー名または IP アドレスを入力します。 6.
Internet Storage Naming Service の使用 7 Microsoft Windows iSCSI 環境でのみサポートされる Internet Storage Naming Service(iSNS)サーバーは、 個々のストレージアレイを、特定のイニシエータおよびターゲット IP アドレスのリストで手動設定する必要 をなくします。iSNS は、その代わりにお使いの環境内にあるすべての iSCSI デバイスを自動で検出、管理、 設定します。インストールおよび設定を含む iSCSI の詳細に関しては、microsoft.
8 負荷分散 負荷分散ポリシー マルチパスドライバは、特定の RAID コントローラモジュール経由の仮想ディスクへの I/O パスを選択しま す。処理する新たな I/O をマルチパスドライバが受信すると、ドライバは、仮想ディスクを所有する現在の RAID コントローラモジュールへのパスを見つけようとします。仮想ディスクを所有する現在の RAID コン トローラモジュールへのパスを見つけられない場合、マルチパスドライバは、仮想ディスクの所有権を 2 番 目の RAID コントローラモジュールへ移行させます。仮想ディクスを所有する RAID コントローラモジュー ルへのパスが複数ある場合は、負荷分散ポリシーを選択して、どのパスが I/O をプロセスするかを決定する ことができます。複数の負荷分散ポリシー設定用オプションにより、混在ホストインタフェースの設定時に おける I/O パフォーマンスの最適化が可能になります。 メモ: 負荷分散ポリシーについての詳細は、お使いのオペレーティングシステムのマニュアルとアップ デートを参照してください。 次の負荷分散ポリシーのいずれか 1 つを選択して、I/O パフォーマンスを
最小パス荷重 最小パス荷重ポリシーは、仮想ディスクへのデータパスそれぞれに荷重係数を割り当てます。I/O 要求は、 仮想ディスクを所有する RAID コントローラモジュールへの荷重値が最も低いパスにルーティングされま す。同じ荷重値を持つ仮想ディスクへのデータパスが複数ある場合、サブセット付きラウンドロビンのパス 選択ポリシーが同じ荷重値を持つパス間での I/O 要求のルーティングに使用されます。最小パス荷重負荷分 散ポリシーは、Linux オペレーティングシステムではサポートされていません。 Windows Server オペレーティングシステムでの負荷バランスポリシーの変更 PowerVault MD シリーズストレージアレイとの負荷バランスは、次のいずれかを使用することによって、サ ブセット付きラウンドロビン(デフォルト)で実現できます。 • デバイスマネージャ • ディスク管理 Windows Server デバイスマネージャを使用した負荷バランスポリシーの変更 Windows Server のデバイスマネージャを使用して負荷バランスポリシーを変更するには、次の手順を実行し ます。 1.
1 つの TCP 接続での 2 つのセッションは、ホストから各コントローラに設定されます(1 つのポートにつき 1 セッション、合計 2 つのセッション)。マルチパスフェイルオーバードライバは、同じコントローラ上のポ ートに対するセッション全体の I/O アクセスを分散します。各コントローラに仮想ディスクがあるデュプレ ックス構成では、両コントローラの各 iSCSI データポートを使用してセッションを作成することにより、帯 域幅を増加させ、負荷分散を提供します。 58
Linux での iSCSI サービスの停止 9 次の手順に従って、Linux で iSCSI サービスを手動で停止します。iSCSI サービスをシャットダウンするには、 次の手順を実行します。 1. すべての I/O 処理を停止します。 2. 関連付けられたすべてのファイルシステムをアンマウントします。次のコマンドを実行して、iSCSI サー ビスを停止します。 /etc/init.
10 困ったときは デルへのお問い合わせ デルでは、オンラインおよび電話によるサポートとサービスオプションをいくつかご用意しています。アク ティブなインターネット接続がない場合は、 ご購入時の納品書、出荷伝票、請求書、またはデル製品カタロ グで連絡先をご確認いただけます。これらのサービスは国および製品によって異なり、お住まいの地域では 一部のサービスがご利用いただけない場合があります。販売、テクニカルサポート、またはカスタマーサー ビスの問題に関するデルへのお問い合わせは、 1. Dell.com/support にアクセスしてください。 2. お住まいの国を、ページ右下隅のドロップダウンメニューから選択します。 3. カスタマイズされたサポートを利用するには、次の手順に従います。 a. Enter your Service Tag(サービスタグの入力)フィールドに、お使いのシステムのサービスタグを 入力します。 b. Submit(送信)をクリックします。 さまざまなサポートのカテゴリのリストが掲載されているサポートページが表示されます。 4.