Deployment Guide
• SAS 拡張ポート(2)— オプションの PowerVault MD1200 シリーズの拡張エンクロージャにストレージ
アレイの接続して、ストレージ容量を追加することができます。
1 度に使用できる SAS 出力拡張ポートは
1 個に限定されており、推奨される拡張ポートは、ポート 0 です。
PowerVault MD3800i および MD3820i シリーズストレージアレイは、それぞれ最大 120(プレミアム機能
のアクティブ化により有効化されている場合は
192)スロットまで拡張することができます。
ストレージアレイのケーブル接続
iSCSI インタフェースによって、異なるホストとコントローラ間の設定が可能になります。本章の図では、以
下のカテゴリによってグループ化されています。
• 直接接続構成(イーサネットスイッチ不使用)
• ネットワーク接続(SAN)構成(イーサネットスイッチ使用)
• すべてのプロトコルを使用する混在構成
冗長および非冗長構成
非冗長構成では、ホストからストレージアレイへのパスが 1 つしか提供されません。このタイプの構成は、
重要ではないデータストレージにのみ推奨されます。ケーブルや RAID コントローラモジュールの故障また
は取り外しによるパスの障害は、ストレージアレイ上のストレージに対するホストのアクセスが失われる結
果となります。
冗長性は、ホストとストレージアレイ間に複数の個別のデータパスを取り付けることによって確立され、こ
のとき各パスはストレージアレイに取り付けられた 2 台の RAID コントローラモジュールのうち 1 台に接続
されます。冗長構成では両方の RAID コントローラモジュールがストレージアレイ内のすべてのディスクに
アクセスできることから、パスの障害イベント時におけるデータへのアクセス喪失からホストを保護します。
直接接続構成
ホストサーバーのイーサネットポートを、ストレージアレイの RAID コントローラモジュールの iSCSI ポート
に直接接続することができます。
シングルパスデータ構成
シングルパス構成では、単一の物理イーサネットポート経由で、異種ホストのグループをストレージアレイ
に接続することができます。ポートが 1 つしかないため、各 iSCSI ポータルが複数の接続をサポートしてい
ても、冗長性はありません。この構成はシングルコントローラモードとデュアルコントローラモードの両方
でサポートされています。
次の図は、シングルパスデータ構成を使用した RAID コントローラモジュールへ非冗長ケーブル配線構成を
示しています。
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