Dell PowerVault MD3800f および MD3820f シ リーズストレージアレイ 導入ガイド
メモ、注意、警告 メモ: メモでは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: 注意では、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法 を説明しています。 警告: 警告では、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2016 Dell Inc. 無断転載を禁じます。この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産 法で保護されています。Dell™、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。 本書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。 2016 - 02 Rev.
目次 1 はじめに...................................................................................................................5 システム要件..........................................................................................................................................5 管理ステーションの必要条件...........................................................................................................5 ストレージアレイについて..........................................................................................................
インストール後のタスク..................................................................................... 27 ストレージアレイ検出の検証.............................................................................................................. 27 初期セットアップタスク............................................................................................................... 28 5 MD ストレージソフトウェアのアンインストール...........................................29 Windows からの MD Storage ソフトウェアのアンインストール...............................................
1 はじめに 本書では、Dell PowerVault MD3800f および MD3820f Fibre Channel ストレージアレイの導入に関する情報 が記述されています。導入プロセスには、以下が含まれています。 • ハードウェアの取り付け • Modular Disk Storage Manager(MDSM)ソフトウェアのインストール • 初期システム設定 その他、システム要件、ストレージアレイの構成、ユーティリティに関する情報が記載されています。 メモ: 製品マニュアルの詳細については、Dell.
タへのアクセス損失につながらないように、ホストとストレージアレイの間に複数の物理パスを確立するこ とも可能です。 ストレージアレイは、次で実行されている MDSM によって管理されます。 • ホストサーバー — ホストサーバーシステムでは、MDSM とストレージアレイは、帯域内または帯域外の 接続を使用して、管理要求とイベント情報の通信を行います。 • 管理ステーション — 管理ステーションでは、MDSM はストレージアレイ管理ポートへのイーサネット接 続、またはホストサーバーへのイーサネット接続を経由してストレージアレイと通信します。イーサネッ ト接続は、管理ステーションとストレージアレイ接続間で管理情報をやりとりします。 MDSM を使用することにより、ストレージアレイ内の物理ディスクをディスクグループ、またはダイナミッ クディスクグループと呼ばれる論理コンポーネントに構成し、それらのディスクグループを仮想ディスクに 分割することができます。ディスクグループはストレージアレイの未設定容量内に作成されます。仮想ディ スクはディスクグループの空き容量内に作成されます。 未設定容量は、ディスクグループに
• 『Dell PowerVault MD34XX/38XX Series Storage Arrays CLI Guide』(Dell PowerVault MD シリーズスト レージアレイ CLI ガイド)— MDSM CLI を使用したシステムの設定および管理についての情報が記載さ れています。 • 『Dell PowerVault MD3800i and MD3820i Storage Arrays Deployment Guide』(Dell PowerVault MD3800i および MD3820i ストレージアレイ導入ガイド)— SAN アーキテクチャでのストレージシステ ムの導入に関する情報が記載されています。 • 『Dell PowerVault MD34/38 Series Support Matrix』 (Dell PowerVault MD34/38 シリーズサポートマトリ クス)— ストレージアレイのためのソフトウェアおよびハードウェアの互換性マトリクスに関する情報 が記載されています。 7
2 ハードウェアの取り付け 本ガイドを使用する前に、マニュアルに記載されている手順を確認するようにしてください。 • 『Getting Started Guide』(はじめに) — ストレージアレイに付属の 『Getting Started Guide』(はじめ に)には、システムの初期セットアップを設定するための情報が記載されています。 • 『Owner's Manual』 (オーナーズマニュアル)の「計画」の項 — 計画の項には、お使いのストレージソリ ューションを設定する際に必要となる重要なコンセプトについての情報が記載されています。 Dell.
• SAS 拡張ポート(2)— オプションの PowerVault MD1200 シリーズの拡張エンクロージャにストレージ アレイの接続して、ストレージ容量を追加することができます。1 度に使用できる SAS 出力拡張ポートは 1 個に限定されており、推奨される拡張ポートは、ポート 0 です。 各 PowerVault MD3800f および MD3820f シリーズのストレージアレイは、物理スロットを最大 120 台(プ レミアム機能を有効にしている場合は 192 台)まで拡張できます。 Dell MD シリーズストレージアレイでの Fibre Channel の設 定 本項には、ホストサーバーとストレージアレイ間における Fibre Channel 通信の設定についての情報が記載 されています。ラック構成、電源ケーブル配線、および推奨される取り扱い手順などの基本的なセットアッ プ情報については、Dell.
その他の情報 本書に加え、HBA およびファイバチャネルスイッチハードウェアに付属のマニュアルで、ストレージアレイ のファイバチャネルのセットアップを完了するために必要な、ベンダー固有の情報を参照してください。 サポートされる Fibre Channel HBA の取り付け ストレージアレイは特定の Fibre Channel HBA 一式をサポートし、それぞれが固有のドライバおよびファー ムウェアレベルを必要とします。対応 HBA のリストは、Dell.
図 1.
イッチ、およびストレージアレイで特定のポートを共にゾーニングすることにより、スイッチがそのゾーン に含まれているデバイスのみをホストサーバーに認識させるので、接続されていてもゾーン外にあるデバイ スをホストサーバーがクエリするためにかかっていた時間を削減することができます。 スイッチゾーニングのガイドライン ストレージアレイには、Fibre Channel スイッチのゾーニングを設定する際に従う必要のある、特定の要件が あります。 • お使いのホストサーバーとストレージアレイの接続に Fibre Channel スイッチが使用されている場合は、 ゾーニングを行う必要があります。ゾーニングされていないスイッチ、またはオープンスイッチを使用す ることはできません。 • WWN ポートゾーニングが推奨されます。ハードゾーニング(デバイス ID によるゾーニング)もサポー トされますが、LUN マスキングは WWN 識別子を使用します。WWN ポートとハードゾーニングされた ポートは、同じゾーンに混在させることができます。 • マルチポート HBA がサポートされています。マルチポート HBA 内の各ポー
HBA の故障、または RAID コントローラモジュールの故障や取り外しによるパス障害は、ストレージアレイ に対するホストアクセス喪失を引き起こします。 冗長構成は、ホストサーバーとストレージアレイの間に個別のデータパスを確立し、各パスはストレージア レイ内の個別の RAID コントローラモジュールに接続されます。冗長性は、両方の RAID コントローラが単独 でストレージアレイ内の全物理ディスクにアクセスできることから、パスの障害イベント時におけるデータ へのアクセス喪失からホストサーバーを保護します。 SAN 接続のケーブル配線 SAN 接続ケーブル配線構成は、ホストサーバーとストレージアレイ間における最高水準の冗長性および代替 パス接続性を提供します。ファイバチャネル対応スイッチファブリックを使用した SAN 構成では、ストレー ジアレイ上のデータに対する複数の冗長パスを確立することができます。 メモ: ストレージアレイでリモートレプリケーションプレミアム機能がアクティブ化されている場合 は、対応ファイバチャネルスイッチハードウェアを使用した SAN 構成が必要です。リモートレプリケ ーションに固有の
図 2. 複数パスを使用してストレージアレイに接続されている 3 台の SAN 接続ホストサーバー 表 1.
スイッチファブリック A スイッチファブリック B Zone2_Server2_HBA_0 Zone5_Server2_HBA_1 Server2_HBA_0 Server2_HBA_1 Array1_Ctrl-0-0 Array1_Ctrl-0-1 Array1_Ctrl-0-3 Array1_Ctrl-0-2 Array1_Ctrl-1-0 Array1_Ctrl-1-1 Array1_Ctrl-1-2 Array1_Ctrl-1-3 Zone3_Server3_HBA_0 Zone6_Server3_HBA_1 Server3_HBA_0 Server3_HBA_1 Array1_Ctrl-0-0 Array1_Ctrl-0-1 Array1_Ctrl-0-3 Array1_Ctrl-0-2 Array1_Ctrl-1-0 Array1_Ctrl-1-1 Array1_Ctrl-1-2 Array1_Ctrl-1-3 リモートレプリケーションのケーブル配線例 リモートレプリケーションは、ストレージアレイ間のデータのオンライン、リアルタイムレプリケーショ
図 3. リモートレプリケーションのケーブル配線 表 2.
スイッチファブリック A スイッチファブリック B Server2_HBA_1_0 Server2_HBA_1_1 Array1_Ctrl-0-0 Array1_Ctrl-0-1 Array1_Ctrl-1-0 Array1_Ctrl-0-2 Array1_Ctrl-1-2 Array1_Ctrl-1-1 Zone4_Server3_HBA_0_1 Zone9_Server3_HBA_0_0 Server3_HBA_0_1 Server3_HBA_0_0 Array2_Ctrl-0-1 Array2_Ctrl-0-0 Array2_Ctrl-0-2 Array2_Ctrl-1-0 Array2_Ctrl-1-1 Array2_Ctrl-1-2 Zone5_Server3_HBA_1_1 Zone10_Server3_HBA_1_0 Server3_HBA_1_1 Server3_HBA_1_0 Array2_Ctrl-0-1 Array2_Ctrl-0-0 Array2_Ctrl-0-2 Array2_Ctrl-1-0 Array2_Ctrl-1-1
図 4.
図 5.
図 6.
a. ストレージアレイに対するすべての I/O 処理を停止し、ストレージアレイに接続されているホストシ ステムの電源を切ります。 b. ストレージアレイの電源を切ります。 c. 影響を受けるシステム内にある拡張エンクロージャの電源を切ります。 5. 拡張エンクロージャをストレージアレイにケーブル接続します。 a. サポートされている SAS ケーブルの MiniSAS HD 側を、MD1200 シリーズ拡張エンクロージャの SAS 出力ポート 0 に接続します。 b. SAS ケーブルのもう一方の端を MD1200 シリーズ拡張エンクロージャの入力ポートに接続します。 6. 次の手順で、接続されている装置の電源を入れます。 a. 拡張エンクロージャの電源を入れ、エンクロージャのステータス LED が青色に点灯するまで待ちま す。 b.
b. SAS ケーブルのもう一方の端を MD1200 シリーズ拡張エンクロージャの入力ポートに接続します。 4. 次の手順で、接続されている装置の電源を入れます。 a. 拡張エンクロージャの電源を入れ、エンクロージャのステータス LED が青色に点灯するまで待ちま す。 b. ストレージアレイの電源を入れ、ステータス LED が装置の準備ができたことを示すまで待ちます。 • ステータス LED が橙色に点灯している場合、ストレージアレイはまだオンライン状態になってい ません。 • ステータス LED が橙色に点滅している場合は、エラーが発生しています。エラーは MDSM を使 用して確認できます。 • ステータス LED が青色に点灯している場合は、ストレージアレイの準備が整っています。 c. ストレージアレイがオンラインで準備完了状態になったら、接続されているすべてのホストシステム の電源を入れます。 5. MDSM を使用し、必要に応じて接続されているすべての拡張エンクロージャファームウェアをアップデ ートします。 a.
3 PowerVault MD ストレージソフトウェアの インストール Dell PowerVault MD シリーズのリソースメディアには、Linux および Microsoft Windows 両方のオペレーテ ィングシステムのソフトウェアとドライバが含まれています。 メディアのルートには、ソフトウェアへの変更、アップデート、修正、パッチおよびその他 Linux および Windows オペレーティングシステムに重要なデータに関する readme.txt ファイルが入っています。また、 readme.txt ファイルには、文書アクセスへの要件、メディアのソフトウェアバージョンに関する情報、およ びソフトウェアを実行するためのシステム要件が記載されています。 Dell PowerVault システムでサポートされているハードウェアとソフトウェアの詳細に関しては、Dell.
PowerVault MD シリーズのリソースメディアでは、次の 3 つのインストールオプションが提供されていま す。 • グラフィカルインストール(推奨) — 多くのユーザーに推奨されるインストール手順です。インストー ラには、インストールするコンポーネントを選択できるグラフィカルウィザード方式のインタフェースが 表示されます。 • コンソールインストール — サポートされている Linux プラットフォームへの、X-Window 環境のインス トールを希望しない Linux ユーザーには、このオプションをお勧めします。 • サイレントインストール — スクリプトインストールを作成するユーザーには、このオプションが有用で す。 ホストバスアダプタおよびドライバのインストール この手順を続行する前に、『Configuring Fibre Channel With the Dell MD Series Storage Arrays』(Dell MD シリーズストレージアレイでのファイバチャネルの設定)マニュアルをお読みください。 1. ホストバスアダプタ(HBA)のインストール 2.
6. インストール先を確認して、インストール を選択します。 7. インストールの完了後、プロンプト表示に従ってホストサーバーを再起動します。 8. MD Storage Manager を起動してアレイを検出します。 9. 必要に応じて、ストレージアレイと同時に購入したプレミアム機能を有効にします。プレミアム機能を 購入した場合は、ストレージアレイに同梱されているアクティベーションカードを参照してください。 メモ: MD Storage Manager インストーラは、お使いのストレージアレイを動作させるために必要 なドライバ、ファームウェア、およびオペレーティングシステムのパッチ / ホットフィックスを自 動的にインストールします。これらのドライバおよびファームウェアは、Dell.com/support から も入手可能です。これに加えて、ユーザー特有のストレージアレイに必要な追加設定および / また はソフトウェアについて、Dell.
3. custom_silent.properties ファイルがユーザー固有のインストールを反映するように修正されたら、コ マンド mdss_install.bin –f / custom_silent.
4 インストール後のタスク Dell PowerVault ストレージアレイを初めて使用する際には、次の順序で初期設定を行います。この作業に は、MD Storage Manager(MDSM)のソフトウェアを使用します。 1. 帯域外管理には、IP アドレス、サブネットワークマスク(サブネットマスク)、およびゲートウェイを含 め、各 RAID コントローラモジュールにつきネットワーク構成を設定する必要があります。 メモ: DHCP サーバーを使用してネットワーク構成を設定できます 2. 3.
Linux の場合は、手動 ボタンをクリックし、OK をクリックします。 4. アレイが依然として 無反応 のステータスを示す場合は、デルにお問い合わせください。 初期セットアップタスク ここにタスクのコンテキストを入力します(オプション)。ここに導入コンテンツが入ります。 1. 最初に検出されたストレージアレイの名前が、EMW の デバイス タブに表示されています。ローカルネ ットワーク上で検出されたすべてのストレージアレイのリストを表示するには、EMW の デバイス ペイ ンで、発見されたストレージアレイのタブを展開します。 2. 新しく取り付けられた MDxxxxx シリーズストレージアレイのデフォルト名は、名前なし となっていま す。MDSM Storage Manager に別の名前が表示された場合は、名前の横にある下矢印ボタンをクリック して、ドロップダウンリストから、名前なし をクリックします。 3. 検出されたアレイをダブルクリックしてアレイの管理ウィンドウを開き、アレイの設定を編集します。 4.
MD ストレージソフトウェアのアンインス トール 5 Windows からの MD Storage ソフトウェアのアンインスト ール 1. コントロールパネル から、プログラムの追加と削除 をダブルクリックします。 2. プログラムの一覧から MD Storage ソフトウェア を選択します。 3. 変更と削除 をクリックします。 アンインストール完了 ウィンドウが表示されます。 4. 画面の指示に従います。 5. はい を選択してシステムを再起動し、完了 をクリックします。 Windows Server GUI バージョンからの MD ストレージソフトウェアのアンイン ストール 1. コントロールパネル から、プログラムと機能 をダブルクリックします。 2. プログラムの一覧から MD Storage ソフトウェア を選択します。 3. アンインストールと変更 をクリックします。 アンインストール完了 ウィンドウが表示されます。 4. 画面の指示に従います。 5.
インストール時に別のディレクトリを使用した場合は、アンインストールの手順を開始する前にそのデ ィレクトリに移動してください。 2. インストールディレクトリから、Uninstall Dell MD Storage Software ディレクトリを開き、Uninstall Dell MD Storage Software.
6 負荷分散 負荷分散ポリシー マルチパスドライバは、特定の RAID コントローラモジュール経由の仮想ディスクへの I/O パスを選択しま す。処理する新たな I/O をマルチパスドライバが受信すると、ドライバは、仮想ディスクを所有する現在の RAID コントローラモジュールへのパスを見つけようとします。仮想ディスクを所有する現在の RAID コン トローラモジュールへのパスを見つけられない場合、マルチパスドライバは、仮想ディスクの所有権を 2 番 目の RAID コントローラモジュールへ移行させます。仮想ディクスを所有する RAID コントローラモジュー ルへのパスが複数ある場合は、負荷分散ポリシーを選択して、どのパスが I/O をプロセスするかを決定する ことができます。複数の負荷分散ポリシー設定用オプションにより、混在ホストインタフェースの設定時に おける I/O パフォーマンスの最適化が可能になります。 メモ: 負荷分散ポリシーについての詳細は、お使いのオペレーティングシステムのマニュアルとアップ デートを参照してください。 次の負荷分散ポリシーのいずれか 1 つを選択して、I/O パフォーマンスを
最小パス荷重 最小パス荷重ポリシーは、仮想ディスクへのデータパスそれぞれに荷重係数を割り当てます。I/O 要求は、 仮想ディスクを所有する RAID コントローラモジュールへの荷重値が最も低いパスにルーティングされま す。同じ荷重値を持つ仮想ディスクへのデータパスが複数ある場合、サブセット付きラウンドロビンのパス 選択ポリシーが同じ荷重値を持つパス間での I/O 要求のルーティングに使用されます。最小パス荷重負荷分 散ポリシーは、Linux オペレーティングシステムではサポートされていません。 Windows Server オペレーティングシステムでの負荷バランスポリシーの変更 PowerVault MD シリーズストレージアレイとの負荷バランスは、次のいずれかを使用することによって、サ ブセット付きラウンドロビン(デフォルト)で実現できます。 • デバイスマネージャ • ディスク管理 Windows Server デバイスマネージャを使用した負荷バランスポリシーの変更 Windows Server のデバイスマネージャを使用して負荷バランスポリシーを変更するには、次の手順を実行し ます。 1.
7 SFP+ モジュールおよび光ファイバケーブル での作業 各ストレージ RAID コントローラには、最大 4 つの FC ホストポートがあります。ホストポートをホストま たはスイッチに接続するのに SFP+(Small-Form-Factor Pluggable)モジュールが使用されています。SFP+ モジュールをポートに挿入し、その後、光ファイバケーブルを SFP+ モジュールに挿入します。光ファイバ ケーブルのもう一端は、ホストの FC HBA かスイッチのいずれかの光学インタフェースコネクタに接続しま す。SFP+ モジュールはレーザー製品です。 警告: データ処理環境では、クラス 1 以上の出力レベルのレーザー製品を有するシステムリンクで送信 する機材が許可されています。光ファイバケーブルの末端や開いた状態のレセプタクルを直視しない ようにしてください。 SFP+ モジュールの使用ガイドライン ストレージアレイには、SFP+ モジュールが必要です。SFP+ モジュールは、電子信号を、RAID コントロー ラモジュールへの FC 送信に必要な光信号に変換します。SFP+ モジュールを取り付けてか
「SFP+ モジュールおよび光ファイバケーブルでの作業」を参照してください 2. SFP+ モジュールのラッチのロックを解除します。ワイヤタブが付いている SFP+ モジュールの場合は、 ワイヤラッチを外側に引いて SFP+ モジュールのロックを解除します。 3. SFP+ モジュールのラッチを解除した状態で、SFP+ モジュールを取り出します。ワイヤタブ付きの SFP + モジュールでは、ワイヤラッチをつかんで、SFP+ モジュールをポートから引き抜きます。 4. SFP+ モジュールとホストポートに保護キャップを取り付けます。 5. SFP+ モジュールを静電気防止梱包材に収めます。 SFP+ モジュールの取り付け SFP+ モジュールを取り付けるには、次の手順を実行します。 1. すべての FC 入力ポートに SFP+ モジュールが取り付けられている場合は、手順 5 に進みます。 2. SFP+ モジュールを静電気防止梱包材から取り出します。 3.
ファイバチャネルケーブルの取り付け 警告: データ処理環境では、クラス 1 以上の出力レベルのレーザー製品を有するシステムリンクで送信 する機材が許可されています。開いているケースや光ファイバケーブルの端をのぞいたりしないでく ださい。 「Guidelines for Using Fiber Optic Cables」(光ファイバケーブルの使用ガイドライン)を参照してから、FC ケーブルを取り付けてください。 1. 該当する場合、SFP+ モジュールから保護キャップを取り外し、将来使用するために保管しておきます。 2. ケーブルの一端から、2 つの保護キャップを取り外し、将来使用するために保管しておきます。 3. ストレージアレイに取り付けられている SFP+ モジュールにケーブルを挿入します。ケーブルコネクタ には、正しく取り付けられるように溝が付いています。コネクタを持って、所定の位置にカチッと収ま るまでケーブルを押し込んでください。 4. もう一方のケーブル末端から、2 つの保護キャップを取り外し、将来使用するために保管しておきます。 5.
8 ハードウェア配線のベストプラクティス 静電気に敏感な部品の取り扱い 静電気によって、メモリーモジュール、システム基板、その他の静電気に敏感な部品が損傷することがあり ます。部品への損傷を防ぐために、以下の注意に従ってください。 • すべての部品を静電気防止梱包材に移して保管します。 • 部品を静電気防止パッケージから取り出す前に、それらの部品をアースされた表面に置きます。 • アースされた表面には、静電気消散マットまたはアースされた作業台が含まれます。 • 適切にアースをしてから、静電気に敏感な部品を扱うようにします。身体をアースするには、アース用の リストストラップやブーツストラップを着用します。 • 部品を扱うときは、端をつかむようにして、はんだ接合部や、ピン、プリントされている回路を触らない ようにします。 • 導電性のフィールド交換用工具を使用します。 リモートレプリケーションのためのホスト配線 リモートレプリケーションのプレミアム機能によって、遠隔地域にあるストレージアレイ同士のリアルタイ ムなレプリケーションをオンラインで実現できます。1 台のストレージアレイで壊滅的な
シングルコントローラおよびデュアルコントローラのトポロ ジ 1 台の RAID コントローラモジュールのみを搭載した RAID エンクロージャのトポロジを作成するときは、単 一のエンクロージャ管理モジュール(EMM)1 台のみが搭載された拡張エンクロージャを接続します。2 台 の EMM が搭載された拡張エンクロージャをシングルコントローラ RAID エンクロージャに接続しないでく ださい。 ケーブルのラベル付け ケーブルの配線は強固なストレージアレイを構築する上で重要な作業の 1 つです。ケーブルにラベル付けを することにより、システムのコンポーネントやドライブチャネルを識別できます。ケーブルを正しく識別で きると、システムの保守が容易になります。各ケーブルの両端にラベル付けしてください。オフィスで使用 する粘着性のラベルを各ケーブルの端で半分に折って使用することができます。ラベルにケーブルの接続先 を識別できる情報を書き込みます。色づけされたケーブルストラップ等で、特定のコンポーネントやドライ ブチャネルに関連のあるすべてのグループをまとめることによって、さらに識別を容易にすることもできま す。 コンポ
9 困ったときは デルへのお問い合わせ デルでは、オンラインおよび電話によるサポートとサービスオプションをいくつかご用意しています。アク ティブなインターネット接続がない場合は、 ご購入時の納品書、出荷伝票、請求書、またはデル製品カタロ グで連絡先をご確認いただけます。これらのサービスは国および製品によって異なり、お住まいの地域では 一部のサービスがご利用いただけない場合があります。販売、テクニカルサポート、またはカスタマーサー ビスの問題に関するデルへのお問い合わせは、 1. Dell.com/support にアクセスしてください。 2. お住まいの国を、ページ右下隅のドロップダウンメニューから選択します。 3. カスタマイズされたサポートを利用するには、次の手順に従います。 a. Enter your Service Tag(サービスタグの入力)フィールドに、お使いのシステムのサービスタグを 入力します。 b. Submit(送信)をクリックします。 さまざまなサポートのカテゴリのリストが掲載されているサポートページが表示されます。 4.