Deployment Guide

HBA の故障、または RAID コントローラモジュールの故障や取り外しによるパス障害は、ストレージアレイ
に対するホストアクセス喪失を引き起こします。
冗長構成は、ホストサーバーとストレージアレイの間に個別のデータパスを確立し、各パスはストレージア
レイ内の個別の RAID コントローラモジュールに接続されます。冗長性は、両方の RAID コントローラが単独
でストレージアレイ内の全物理ディスクにアクセスできることから、パスの障害イベント時におけるデータ
へのアクセス喪失からホストサーバーを保護します。
SAN 接続のケーブル配線
SAN 接続ケーブル配線構成は、ホストサーバーとストレージアレイ間における最高水準の冗長性および代替
パス接続性を提供します。ファイバチャネル対応スイッチファブリックを使用した SAN 構成では、ストレー
ジアレイ上のデータに対する複数の冗長パスを確立することができます。
メモ: ストレージアレイでリモートレプリケーションプレミアム機能がアクティブ化されている場合
は、対応ファイバチャネルスイッチハードウェアを使用した
SAN 構成が必要です。リモートレプリケ
ーションに固有のケーブル配線要件については、リモートレプリケーションのケーブル配線例を参照し
てください。
SAN 接続のケーブル配線例
次の図は、サーバー 3 台と、ストレージアレイへの複数パスを確立するために 2 つの個別スイッチファブリ
ックを使用する混合 HBA ケーブル配線構成を示しています。各スイッチファブリックまたはゾーンのポー
ト対ポート接続は、テキストボックスで詳しく説明されています。
13