Deployment Guide
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インストール後のタスク
ストレージアレイを初めて使用する場合は、使用前に次に示す順序で初期設定タスクを完了してください。
これらのタスクは
MD Storage Manager を使用して実行します。
メモ: DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を使用しない場合、ストレージアレイと同じ物
理サブネット上で管理ステーションを使用した初期設定を行う必要があります。さらに、初期設定中、
少なくとも
1 つのネットワークアダプタをストレージアレイのデフォルト管理ポート(Controller 0
Port 0:192.168.129.101 または Controller 1 Port 1:192.168.129.102)と同じ IP サブネット上で
設定する必要があります。初期設定後、管理ポートが MD Storage Manager を使用して設定され、管理
ステーションの IP アドレスを元の設定に戻すことができます。
作業を開始する前に
メモ: iSCSI を設定する前に、本文書にある IPv4 または IPv6 iSCSI 設定ワークシートへの記入をお勧め
します。「iSCSI 設定ワークシート」を参照してください。設定手順を開始する前に、お使いのネットワ
ークについてこのタイプの情報を収集しておくと、作業をより効率的に完了させるために役立ちます。
iSCSI の設定用語
表 1. iSCSI の設定で使用される標準的な用語
用語 定義
チャレンジハンドシェイク認証プロトコル(CHAP) ホストサーバーとストレージアレイ両方の iSCSI デ
ータポートの使用を制限することにより、
iSCSI スト
レージシステムへのアクセスを制御するために使用
されるオプションのセキュリティプロトコルです。
サポートされる CHAP 認証の種類についての詳細
は、CHAP 認証についてを参照してください。
ホストまたはホストサーバー iSCSI ポートを経由してストレージアレイに接続さ
れているサーバー。
ホストサーバーポート ストレージアレイ上の iSCSI ポート(各コントローラ
に
2 個)。
iSCSI イニシエータ ホストサーバーとストレージアレイの通信を制御す
る iSCSI 固有のソフトウェア。ホストサーバーにイ
ンストールされます。
iSCSI ホストポート ストレージアレイ上の iSCSI ポート(各コントローラ
に
2 個)。
iSNS(Microsoft Internet Storage Naming Service)
一部の iSCSI デバイスで使用される自動検出、管理、
設定
(記憶域ネームサービス)ツール。
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