Deployment Guide
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iSCSI の手動設定
次の項では、お使いのストレージアレイ上での iSCSI の設定が順番に説明されています。ただし、作業を始
める前に、お使いのホストサーバーまたはストレージアレイの環境において、これらの手順をそれぞれどこ
で行うのかを理解することが重要です。次の表には、各
iSCSI 設定手順、およびそれらを行う箇所が説明さ
れています。
表 7. ホストサーバーとストレージアレイ
Microsoft または Linux の iSCSI イニシエータを使
用してホストサーバーで行う手順
MD Storage Manager を使用してストレージアレイ
で行う手順
1. ストレージアレイを検出します。
2. ストレージアレイの iSCSI ポートを設定します。
3. iSCSI イニシエータからのターゲットの検出。
4. ホストアクセスの設定。
5. (オプション)ストレージアレイでのチャレンジ
ハンドシェイク認証プロトコル
(CHAP)認証の設
定。
6. (オプション)ホストサーバーでの CHAP 認証の
設定。
7. ホストサーバーからストレージアレイへの接続。
8. (オプション)帯域内管理のセットアップ。
手順 1:ストレージアレイの検出(帯域外管理のみ)
この手順は、IPv 4 と IPv 6 で異なります。
IPv4 管理ポートのデフォルト設定
ストレージアレイの管理ポートは、デフォルトで DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)に設定さ
れています。お使いのストレージアレイ上のコントローラが DHCP サーバーから IP 設定を取得できない場
合は、約
3 分後にタイムアウトし、デフォルトの静的 IP アドレスにフォールバックします。
コントローラ 0 のデフォルトの IP 設定は次のとおりです。
Port 0:192.168.129.101
コントローラ 1 のデフォルトの IP 設定は次のとおりです。
Port 0:192.168.129.102
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