Dell PowerVault MD3860f ストレージアレイ オーナーズマニュアル 規制モデル: E08J Series 規制タイプ: E08J001
メモ、注意、警告 メモ: メモでは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: 注意では、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法 を説明しています。 警告: 警告では、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2015 Dell Inc. 無断転載を禁じます。この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産 法で保護されています。Dell™、および Dell のロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。 本書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。 2015 - 10 Rev.
目次 1 システムについて................................................................................................... 6 はじめに................................................................................................................................................. 6 Dell PowerVault Modular Disk Storage Manager ................................................................................ 6 関連マニュアル..............................................................................................................
物理ディスクドロワーからの物理ディスクの取り外し................................................................30 物理ディスクドロワーへの物理ディスクの取り付け.................................................................... 31 SAS チェーンケーブル..........................................................................................................................31 SAS チェーンケーブルの取り外し................................................................................................. 32 SAS チェーンケーブルの取り付け......................................................
ECC エラー.....................................................................................................................................51 PCI エラー...................................................................................................................................... 51 5 技術仕様................................................................................................................ 52 6 困ったときは.............................................................................................
1 システムについて はじめに 注意: この文書にある手順を実行する前に、 『Safety, Environmental, and Regulatory Information』 (安 全、環境および規制情報)マニュアルで、重要な安全情報を参照してください。 Dell PowerVault MD3860f RAID ストレージアレイ(16 Gbps ファイバチャネル)は、最大 60 台の 3.5 イン チまたは 2.5 インチ物理ディスクを格納できる 4U ラック取り付けシステムです。お使いのストレージエン クロージャを最大 2 台の MD3060e SAS ベースの拡張エンクロージャとデイジーチェーン接続することに より、物理ディスクの台数を最大 120 台(プレミアム機能キットでは 180 台)に拡張することが可能です。 メモ: Dell MD Series 高密度ストレージアレイは、追加物理ディスクサポートプレミアム機能 のインス トール後、2 台の拡張エンクロージャ(物理ディスク 180 台)をサポートするようになります。追加物 理ディスクサポートプレミアム機能 キーのご注文は、dell.
• ラックの取り付け手順 — ラックへのシステムの取り付け方法が説明されています。この文書は、お使い のラックソリューションにも同梱されています。 • 『Dell PowerVault MD Series Storage Arrays Administrator's Guide』(Dell PowerVault MD Series ストレ ージアレイ管理者ガイド)— MDSM GUI を使用したシステムの設定および管理についての情報が記載さ れています。 • 『Dell PowerVault MD Series Storage Arrays CLI Guide』(Dell PowerVault MD シリーズストレージアレ イ CLI ガイド)— MDSM CLI を使用したシステムの設定および管理についての情報が記載されています。 • 『Dell PowerVault MD3860f シリーズストレージアレイ導入ガイド』— SAN アーキテクチャでのストレー ジシステムの導入に関する情報が記載されています。 • 『Dell PowerVault MD34xx and 38xx Series Suppor
前面パネル インジケータ 図 2. 前面ベゼル インジケータ 図 3.
表 1.
項目 インジケータ アイコン 説明 • • • 8 ドライブアクティビティ インジケータ ケーブルが接続されてい ない。 ケーブルが接続されてお り、すべてのレーンがリ ンクアップ ステータスで ある。 ケーブルが接続されてお り、すべてのレーンがリ ンクダウン ステータスで ある。 メモ: 関連物理ディスクは、 ドライブアクティ ビティインジケータ上部に表示されている番号 (0~11)で示されます。 例えば、物理ディスク ドロワー上の物理ディスク 2 の場合、 ドライブ アクティビティインジケータは、 その上部に 2 と表示します。 緑色 電源がオンで、物理ディスク が正常に動作していること を 示します。 緑色の点滅 その物理ディスクの I/O ア クティビティを示します。.
図 4. 背面パネルの機能 1. 冷却ファンモジュール(2) 2. 電源装置のスイッチ(2) 3. USB ポート 4. RAID コントローラモジュール(2) 5. 電源装置モジュール(2) 冷却ファン モジュール LED インジケータコード 図 5.
表 2.
表 3.
物理 ディスク LED インジケータ 図 7. 物理 ディスク LED インジケータ 表 4.
2 コントローラモジュール RAID コントローラモジュール RAID コントローラモジュールは、高機能性、高度な仮想ディスク設定、 およびフォールトトレラントなデ ィスクサブシステム管理を提供します。 各 RAID コントローラモジュールには高可用性のための 4 GB のミ ラーキャッシュが含まれており、 バッテリ駆動のキャッシュオフロードメカニズムで保護されています。 メモ: 8 GB ミラーキャッシュは、 オプション機能です。 RAID コントローラモジュールは、 次のデータパスとエンクロージャ管理機能を提供します。 • エンクロージャの環境要素の監視と制御(温度、 ファン、電源装置、およびエンクロージャの LED) • 物理ディスクへのアクセス制御 • エンクロージャの属性と状態をホストサーバーおよび 管理ステーションに通信 MD3860f Fibre Channel RAID コントローラ モジュールの 機能とインジケータ 図 8.
表 5.
項目 インジケータ、ボタン、 アイコン またはコネクタ 説明 メモ: 2015 年 9 月以降に出荷されたシステムでは、パ スワードリセット スイッチを使用することはできませ ん。 コントローラファームウェアのバージョン 08.20.09.60 以降では パスワードリセットスイッチ機 能が無効になっています。 14 バッテリ障害インジケー タ バッテリ障害インジケータは、 バッテリバックアップユニ ットまたはバッテリに障害が発生した場合に橙色に点灯し ます。 ホスト チャネル LED リンクレートインジケータの表示 各 FC ポートの上には、1 組の LED インジケータがあります。 各 LED ペアの状態を適用することにより、ど の FC ポートのステータスでも 判定することができます。 表 6.
図 9. 光ファイバケーブルの接続 1. FC 入力スロット(4) 2. SFP+ トランシーバ 3. 光ファイバケーブル 4. ゲート RAID コントローラ拡張ポートは SAS 拡張接続をサポートします。次の図に SAS ケーブルと SFF-8088 コネ クタを示します。 図 10. SAS ケーブル 1. ミニ SAS コネクタ 3. ミニ SAS HD コネクタ 2.
メモ: MD3060e 拡張エンクロージャのホットプラグはサポートされていません。 MD3060e 拡張 モジュール機能とインジケータ 図 11. MD3060e 拡張 モジュール機能とインジケータ 表 7.
項目 インジケータ、ボタン、ま アイコン たはコネクタ 説明 オフ 拡張モジュールをシステムから安 全に取り外しできないことを 示し ます。 RAID コントローラ モジュール - 追加機能 バッテリバックアップユニット 各 RAID コントローラモジュールには、2 セルリチウムイオンナノポリマーバッテリバックアップユニット (BBU)が 搭載されています。このバックアップユニットは、停電発生時に RAID コントローラ モジュール に電力を供給します。 メモ: 仮想ディスクには、 コントローラファームウェアがバッテリの状態に基づいてデータキャッシュ 設定を変更します。 バッテリが欠落している、または十分に充電されていない場合、 コントローラは キャッシュをフラッシュして、すべての仮想ディスクの 書き込みキャッシュ 属性を ライトスルー に設 定します。 バッテリ交換後、ライトバック が再有効化されます。 ストレージアレイ サーマルシャットダウン システム の温度が安全しきい値を超えると、システムは自動的にシャットダウンします。 バッテリバックア ップユニットは、停電時に不揮発性メモリへのオフロード
メモ: iSCSI ベースのシステムをお使いの場合には、Modular Disk Configuration Utility を使用して シ ステムのパスワードをリセットできます。 メモ: リセットスイッチは ペン先などの小さな物を使用して操作できます。 メモ: 2015 年 9 月以降に出荷されたシステムでは、パスワードリセット スイッチを使用することはで きません。 コントローラファームウェアのバージョン 08.20.09.
3 システムコンポーネントの取り付けと取り 外し 推奨する工具 本項の手順を実行するには、以下のものが必要です。 • #2 プラスドライバ • T8 および T15 のトルクスドライバ • アースされた静電気防止用リストバンド 前面ベゼルの取り外しと取り付け 前面ベゼルの取り付け ディスクドロワーが不慮に外れてしまうことを防ぐため、システムに前面ベゼルを取り付けてディスクドロ ワーを固定する必要があります。 1. ベゼルの背面にあるスロットを、シャーシの前面にあるガイドドピンに合わせます。 2. ベゼルが正しく装着され、ラッチが所定の位置にカチッとはまり込むまで、ベゼルをシャーシ内に押入 れます。 図 12. 前面ベゼルの取り外しと取り付け 1. 22 リリースラッチ(2) 2.
3. ガイドピン(4) 前面ベゼルの取り外し ディスクドロワーにアクセスするには、前面ベゼルを取り外す必要があります。前面ベゼルは、システムへ の物理ディスクの取り付けと取り外しを可能にします。 1. 前面ベゼル側面の一方にあるリリースラッチを押します。 2.
3. 物理ディスクコネクタ(12) 5. 物理ディスクドロワーリリースタブ(2) 4. SAS ケーブル接続(2) 物理ディスクドロワーを開く 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 前面ベゼルを取り外します。 2. リリースラッチをつかみ、物理ディスクのドロワーがスロットから解放されるまで、システムから離れ る方向に回転させます。 3. 物理ディスクのドロワーを持ち、シャーシから引き出します。 図 14. ディスクドロワーの開閉 1. 24 物理ディスクドロワー 2.
物理ディスクドロワーを閉じる 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクドロワーを持ち、正しく装着されるまでシャーシ内へ押し込みます。 2. リリースラッチを持ち、ラッチが所定の位置にロックされるまで、システムに向かって回転させます。 3.
図 15. 物理ディスクドロワーの取り外しと取り付け 1. 物理ディスクドロワー 2. リリースタブ 物理ディスクドロワーの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクドロワーをシャーシのスロットに合わせます。 2. ドロワーが正しく装着され、リリースタブが所定の位置にカチッと収まるまで、物理ディスクドロワー をシャーシ内に挿入します。 3. 物理ディスクドロワー内に、物理ディスクを横方向に取り付けていきます。 メモ: 物理ディスクを取り外したときのメモをもとに、各物理ディスクが以前取り付けられていた のと同じ場所に物理ディスクを取り付けます。 4.
メモ: すべての SAS チェーンケーブルが、すべてのドロワーにしっかり接続されていることを確認 してください。 6. 前面ベゼルを取り付けます。 7. MD Strage Manager を使用して、新しい物理ディスクドロワーが認識されており、正しく動作している ことを確認します。 物理ディスク お使いのシステムは、 2 台の追加 MD3060e 拡張エンクロージャをデイジーチェーン接続することにより、 エンクロージャごとに最大 60 台の 2.5 インチまたは 3.5 インチ SAS およびニアライン SAS 物理ディスク、 および 2.
物理ディスクキャリアからの物理ディスクの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクキャリアのピンが物理ディスク片側の穴から外れるまで、物理ディスクキャリアの片側端 を押し出します。 2. 物理ディスクを持ち、物理ディスクを傾けながら物理ディスクキャリアから取り出します。 図 17. 2.5 インチ物理ディスクキャリアからの 2.5 インチ物理ディスクの取り出しと取り付け 28 1. 2.5 インチ物理ドライブケージ 2. ガイドピン(4) 3. リリースハンドル 4. 物理ディスク上の穴(4) 5. 2.5 インチ物理ディスクのキャリア 6. 2.
図 18. 3.5 インチ物理ディスクキャリアからの 3.5 インチ物理ディスクの取り出しと取り付け 1. 3.5 インチ物理ディスク 2. リリースハンドル 3. 物理ディスク上の穴(4) 4. 側面サイドガイドピン(4) 5. 3.5 インチ物理ディスクのキャリア 6. 底部ガイドピン(2) 物理ディスクキャリアへの物理ディスクの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクを物理ディスクキャリア内に斜めに挿入します。 2. 物理ディスクの一方の側面(該当する場合は底面)の穴を、物理ディスクキャリアの対応する側面のピ ンに合わせます。 3.
物理ディスクドロワーからの物理ディスクの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 前面ベゼルを取り外します。 2. 問題のある物理ディスクが取り付けられている物理ディスクドロワーを識別します。 3. その物理ディスクドロワーを開きます。 4.
7. リリースタブ(12) 物理ディスクドロワーへの物理ディスクの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクキャリアハンドルを垂直になるよう上方向に回転させます。 2. 2 個の凸型ボタンを物理ディスクドロワーの切れ込みに合わせ、物理ディスクを物理ディスクドロワー 内に下ろします。 メモ: 物理ディスクは、左から右、前面から背面の順番に取り付けるようにします。 3. 物理ディスクが正しくコネクタに装着され、物理ディスクキャリアハンドルが所定の場所にカチッとは め込まれるまで、物理ディスクキャリアハンドルを下方向に回転させます。 4.
3. SAS チェーンケーブル(物理ディスクドロワーご とに 2 本) SAS チェーンケーブルの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1.
図 21. SAS チェーンケーブルの取り外しと取り付け 1. 左の冷却ファンモジュールベイ 2. 右の冷却ファンモジュールベイ 3. ミッドプレーン上の SAS ケーブルコネクタ (物理ディスクドロワーごとに 2 個) 4. ミッドプレーンへの SAS ケーブルコネク タ(垂直向き) 5. SAS チェーンケーブル(物理ディスクドロ ワーごとに 2 本) 6. リリースタブ(水平向き) 7. 物理ディスクドロワーへの SAS ケーブルコ ネクタ(水平向き) 8.
注意: SAS ケーブルチェーンのホットスワップを行う場合は、ストレージエンクロージャの過熱を 避けるため、一方で行う手順を 10 分以内に完了するようにしてください。 2. 新しい物理ディスクドロワーの SAS チェーンケーブルを確認します。 3. チェーンケーブルマウントブラケット(水平向き)を物理ディスクドロワーに接続します。 4. チェーンケーブルマウントブラケット(垂直向き)をミッドプレーンに接続します。 5. 冷却ファンモジュールを取り付けます。 6.
図 22. RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュールの取り外しと取り付け 1. RAID コントローラモジュールまたは拡張 モジュール 3. リリースタブ 2. リリースレバー RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュールの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュールが所定の位置に装着されるまで、ベイに挿入しま す。 2. カチッと所定の位置に収まるまで、リリースレバーをシャーシの方向に押します。 3.
RAID コントローラモジュールを開く 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. シャーシから RAID コントローラモジュールを取り外します。 2. RAID コントローラモジュールの側面からネジを取り外します。 3. くぼみ部分を押しながら、カバーを矢印方向にスライドさせ、RAID コントローラモジュールから持ち上 げて外します。 図 23. RAID コントローラモジュールの開閉 1. ネジ(2) 3. RAID コントローラモジュール 2.
SFP+ トランシーバの交換 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 SFP+ トランシーバは、ファイバチャネルケーブルを MD3860f ストレージエンクロージャに接続するために 使用されます。 1. 故障した SFP+ トランシーバを確認し、識別します。 2. SFP+ トランシーバからインタフェースケーブルを外します。 3. 故障した SFP+ トランシーバーをコントローラから取り外します。 図 24. SFP+ トランシーバの交換 1. FC 入力スロット(4) 2. SFP+ トランシーバ 3. 光ファイバケーブル 4. ゲート 4.
RAID コントローラモジュールバックアップバッテリユニットの 取り外し 停電発生時におけるバックアップ電源の可用性を確実にするため、 障害の発生したバッテリバックアップユ ニットは直ちに交換する必要が あります。 CAUTION: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアル で許可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指 示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められて いない修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの 「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. バッテリバックアップユニットの障害が発生したコントローラを 確認します。 NOTE: 影響を受けるコントローラのバッテリ障害インジケータが橙色に点灯します。 2. 影響を受けるコントローラをオフラインにします。 3. アレイに接続されているすべてのケーブルを 外します。 4. RAID コントローラモジュールを取り外します。 5.
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. バックアップバッテリユニットを RAID コントローラモジュールの スロットに合わせます。 2. バックアップバッテリユニットを RAID コントローラモジュールのコネクタに向かって スライドさせま す。 3. バックアップバッテリユニットを RAID コントローラモジュールに固定している ネジを締めます。 4. RAID コントローラモジュールを閉じます。 5. RAID コントローラモジュールを取り付けます。 6. すべてのケーブルを RAID コントローラとストレージアレイに 接続します。 7.
図 26. 電源装置モジュールの取り外しと取り付け 1. 電源装置 2. リリースラッチ(2) 電源装置モジュールの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 取り付ける電源装置モジュールの電源スイッチが オフ の位置になっていることを確認してください。 1. 新しい電源装置を、完全に装着されまるまでシャーシ内に挿入します。 2. 電源装置モジュールが所定の場所にロックされるまで、両方のリリースレバーをシャーシに向かって回 転させます。 3.
冷却ファンモジュール お使いのシステムはホットスワップ可能な冷却ファンモジュール 2 台をサポートします。 冷却ファンモジュールの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 注意: 冷却ファンはホットスワップ対応です。システムの電源が入っている間にも適切な冷却を維持す るため、ファンは一度に一台のみを交換するようにしてください。 メモ: 各冷却ファンモジュールの取り外し手順は同じです。 冷却ファンモジュールを取り外す前に、サービスアクション許可 インジケータが青色に点灯していることを 確認してください。詳細については、「冷却ファンモジュール LED インジケータコード」を参照してくださ い。 メモ: サービ
図 27. 冷却ファンモジュールの取り外しと取り付け 1. 冷却ファンモジュールのリリースラッチ 3. 冷却ファンモジュール 2. 冷却ファンモジュールハンドル 冷却ファンモジュールの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. シャーシ背面のスロットに冷却ファンモジュールを合わせます。 2. 冷却ファンモジュールが適切に装着されるまで、スロット内に挿入します。 3.
4 システムのトラブルシューティング 作業にあたっての注意 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 ストレージアレイ起動エラーのトラブルシューティング メモ: RAID コントローラを交換する必要がある場合は常に、アレイに電源が入っているときに交換用コ ントローラをホットプラグします。すべての新規ハードドライブはアレイにホットプラグする必要が あります。別の(外部)アレイからのドライブまたは RAID コントローラは使用しないでください。 お使いのシステムが起動時にフリーズする場合、次の状況を確認します。 • • • アレイが一連のビープ音を発する。 アレイの障害 LED が点灯する。 ハードディスクドライブに
メモ: RAID コントローラモジュール内の SFP トランシーバーの交換を行う前に、静電気防止用具を装 着し、交換用の SFP+(small form-factor pluggable) トランシーバーを用意してください。また、エ ンクロージャの初期セットアップ情報を参照して、LED 定義を確認してください。 注意: パフォーマンスの劣化を回避するため、光学ファイバケーブルを曲げる、折る、はさむ、足で踏 むなどのことを行わないでください。光ファイバケーブルを曲げざるを得ないときは、5 cm(2 イン チ)以上の曲半径をもたせてください。 1. 可能であれば、MD ストレージマネージャを使用して、新しいストレージアレイプロファイルの作成、 保存、および印刷を行ってください。 2. Recovery Guru の診断結果により障害の起きた RAID コントローラモジュールの交換を行う場合は手順 3 に進んでください。それ以外の場合は、Recovery Guru を実行して障害の起きたコンポーネントを特 定してください。 3.
図 28. SFP+ モジュールの取り外し 1. SFP トランシーバ 2. 光ファイバケーブル 7. 新しい SFP+ トランシーバーをインタフェースポートに取り付けます。トランシーバが適切に装着され ていることを確認してください。 8. 光ファイバケーブルを再度取り付けます。 9.
注意: データの損失を防ぐため、ホストサーバーの電源を切ってからアレイの電源を切ることをお勧め します。 1.
拡張エンクロージャ管理モジュールのトラブルシューティン グ 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 注意: データの損失を防ぐため、ホストサーバの電源を切ってからエンクロージャアレイの電源を切る ことをお勧めします。 EMM ステータス LED が橙色に点滅(シーケンスごとに 5 回ずつ)している場合は、両方の EMM で、ファ ームウェアをサポートされている最新のファームウェアにアップデートしてください。EMM ファームウェ アのアップデートの詳細については、dell.
RAID コントローラモジュールのトラブルシューティング 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 注意: 非冗長構成の場合、データ損失を防ぐため、アレイの電源を切る前にホストサーバの電源を切る ことをお勧めします。 FC 入力ポートの LED が両方とも消灯している場合 1. ホストサーバー、ストレージアレイ、および拡張エンクロージャの電源をオフにします。 2. RAID コントローラモジュールを装着しなおし、ストレージアレイおよびホストサーバーのケーブルを再 接続します。 3. ストレージアレイを再起動して、アレイが完全に起動されるまで待ちます。 4. ホストサーバーの電源を入れます。 5.
アレイおよび拡張エンクロージャ 接続のトラブルシューテ ィング 1. 次の点を確認します。 • SAS OUT ステータス LED が緑色である 2. すべてのケーブルが選択したアレイモードに従って正しく取り付けられていることを確認します。 3. ホストサーバー、ストレージアレイ、および拡張エンクロージャの電源をオフにします。 4. RAID コントローラモジュールを装着しなおし、ストレージアレイおよびホストサーバーのケーブルを再 接続します。 5. 拡張アレイ、その次にストレージアレイの電源を入れ、システムが完全に起動されるまで待ちます。 6. ホストサーバーの電源を入れます。 7. ケーブルが接続されているすべてのポートの LED をチェックします。LED が両方とも消灯しているポ ートがあれば、それらの光ファイバケーブルを交換します。 問題が解決しない場合は、「困ったときは」を参照してください。 メモ: ストレージアレイまたは拡張エンクロージャのケーブルをリセットする前に、ホストサーバ ーをオフにする必要があります。 8.
• 物理ディスク • RAID コントローラモジュール • 電源装置モジュール • 冷却ファンモジュール 2. すべてのケーブルが正しく接続されていることと、コネクタに曲がったピンがないことを確認します。 3. Dell PowerVault Modular Disk(MD)Storage Manager で利用できる診断を実行します。 4. AMW で、Hardware(ハードウェア)タブの Hardware(ハードウェア)ペインからコンポーネントを 選択します。 5.
無効なストレージアレイ RAID コントローラモジュールは、Dell 対応のストレージアレイでのみサポートされます。ストレージアレイ への取り付け後、コントローラは一連の検証チェックを実行します。コントローラモジュールがこれらの初 期テストを完了し、コントローラが正常に起動されている最中、アレイステータス LED は橙色に常時点灯し ます。RAID コントローラモジュールが Dell 非対応のストレージアレイを検出した場合、コントローラは起 動しません。無効なアレイがある場合でも、RAID コントローラモジュールはそれを警告するイベントを生成 しませんが、アレイステータス LED が橙色に点滅して、障害状態を示します。 ECC エラー RAID コントローラのファームウェアは、RAID コントローラモジュールが冗長構成であるか否かを問わず、 ECC エラーを検出し、単一ビットの ECC エラーから回復することができます。冗長コントローラが装備さ れたストレージアレイは、ピアの RAID コントローラモジュールが必要に応じて引き継ぐことができるので、 複数ビットの ECC エラーからも回復できます。 RAID
5 技術仕様 表 9. 物理ディスク 物理ディスク 最大 60 台の 3.5 インチ または 2.5 インチの SAS、ま たはニアライン SAS 物理ディスク、または 2.5 インチ の SAS SSD 表 10. RAID コントローラモジュール RAID コントローラモジュール 2 台のホットスワップ可能なモジュール (温度セン サー付き) コントローラ ごとに 4 GB または 8 GB のキャッシ ュ Dell PowerVault MD3860f ストレージ アレイ ホスト対コントローラの 16 Gbps FC 接続 および 2 つの 12 Gbps SAS 接続を提供 表 11.
表 12.
表 14. 環境 メモ: 特定のシステム構成での その他の環境条件の詳細については、 dell.com/ environmental_datasheets を参照してください。 温度 動作時 連続使用:10~35 °C (50~95 °F) (相対湿度 20~80 パ ーセント、最大露点 26 °C の場合)。 高度 900 m (2952.75 フィート)超での最大許容 乾球温度低下 1 °C/300 m(1 °F/550 フィート)。 メモ: サポートされている 拡張動作温度範囲と設定 については、dell.com/support/manuals で 『Owner's Manual』 (オーナーズマニュアル)を参照 してください。 保管時 1 時間当たり最大 20 °C の温度変化で -40~65 °C (-40 ~149 °F) 相対湿度 動作時 1 時間当たり最大 10 パーセント の湿度変化で 20~80 パーセント(結露しないこと) 保管時 最大湿球温度 38 °C (100.4 °F)で 5~95 パーセント 最大振動 動作時 動作方向で 0.
6 困ったときは システムサービスタグの位置 お使いのシステムは一意のエクスプレスサービスコードおよびサービスタグ番号によって識別されます。エ クスプレスサービスコードおよびサービスタグは、物理 DR Series システム前面で情報タグを引き出して確 認します。これは、GUI のサポートタブでも確認できます。この情報は、サポートの問い合わせ電話をデル が適切な担当者に転送するために使用されます。 デルへのお問い合わせ デルでは、オンラインおよび電話によるサポートとサービスオプションをいくつかご用意しています。アク ティブなインターネット接続がない場合は、 ご購入時の納品書、出荷伝票、請求書、またはデル製品カタロ グで連絡先をご確認いただけます。これらのサービスは国および製品によって異なり、お住まいの地域では 一部のサービスがご利用いただけない場合があります。販売、テクニカルサポート、またはカスタマーサー ビスの問題に関するデルへのお問い合わせは、 1. Dell.com/support にアクセスしてください。 2. お住まいの国を、ページ右下隅のドロップダウンメニューから選択します。 3.