Dell PowerVault MD3860i ストレージアレイ オーナーズマニュアル 規制モデル: E08J Series 規制タイプ: E08J001
メモ、注意、警告 メモ: メモでは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: 注意では、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法 を説明しています。 警告: 警告では、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2015 Dell Inc. 無断転載を禁じます。この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産 法で保護されています。Dell™、および Dell のロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。 本書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。 2015 - 10 Rev.
目次 1 システムについて................................................................................................... 6 はじめに................................................................................................................................................. 6 Dell PowerVault Modular Disk Storage Manager ................................................................................ 6 関連マニュアル..............................................................................................................
SAS チェーンケーブル......................................................................................................................... 29 SAS チェーンケーブルの取り外し.................................................................................................30 SAS チェーンケーブルの取り付け................................................................................................. 31 RAID コントローラ モジュール...........................................................................................................
システムサービスタグの位置..............................................................................................................50 デルへのお問い合わせ.........................................................................................................................50 マニュアルのフィードバック..............................................................................................................
1 システムについて はじめに 注意: この文書にある手順を実行する前に、 『Safety, Environmental, and Regulatory Information』 (安 全、環境および規制情報)マニュアルで、重要な安全情報を参照してください。 Dell PowerVault MD3860i RAID ストレージアレイ(10 Gbps iSCSI)は、最大 60 台の 3.5 インチまたは 2.5 インチ物理ディスクを格納できる 4U ラック取り付けシステムです。お使いのストレージエンクロージャを 最大 2 台の MD3060e SAS ベースの拡張エンクロージャとデイジーチェーン接続することにより、物理ディ スクの台数を最大 120 台(プレミアム機能キットでは 180 台)に拡張することが可能です。 メモ: Dell MD Series 高密度ストレージアレイは、追加物理ディスクサポートプレミアム機能 のインス トール後、2 台の拡張エンクロージャ(物理ディスク 180 台)をサポートするようになります。追加物 理ディスクサポートプレミアム機能 キーのご注文は、dell.
• ラックの取り付け手順 — ラックへのシステムの取り付け方法が説明されています。この文書は、お使い のラックソリューションにも同梱されています。 • 『Dell PowerVault MD Series Storage Arrays Administrator's Guide』(Dell PowerVault MD Series ストレ ージアレイ管理者ガイド)— MDSM GUI を使用したシステムの設定および管理についての情報が記載さ れています。 • 『Dell PowerVault MD Series Storage Arrays CLI Guide』(Dell PowerVault MD シリーズストレージアレ イ CLI ガイド)— MDSM CLI を使用したシステムの設定および管理についての情報が記載されています。 • 『Dell PowerVault MD3860i シリーズストレージアレイ導入ガイド』— SAN アーキテクチャでのストレー ジシステムの導入に関する情報が記載されています。 • 『Dell PowerVault MD34xx and 38xx Series Suppor
前面パネル インジケータ 図 2. 前面ベゼル インジケータ 図 3.
表 1.
項目 インジケータ アイコン 説明 • • • 8 ドライブアクティビティ インジケータ ケーブルが接続されてい ない。 ケーブルが接続されてお り、すべてのレーンがリ ンクアップ ステータスで ある。 ケーブルが接続されてお り、すべてのレーンがリ ンクダウン ステータスで ある。 メモ: 関連物理ディスクは、 ドライブアクティ ビティインジケータ上部に表示されている番号 (0~11)で示されます。 例えば、物理ディスク ドロワー上の物理ディスク 2 の場合、 ドライブ アクティビティインジケータは、 その上部に 2 と表示します。 緑色 電源がオンで、物理ディスク が正常に動作していること を 示します。 緑色の点滅 その物理ディスクの I/O ア クティビティを示します。.
図 4. 背面パネルの機能 1. 冷却ファンモジュール(2) 2. 電源装置のスイッチ(2) 3. USB ポート 4. RAID コントローラモジュール(2) 5. 電源装置モジュール(2) 冷却ファン モジュール LED インジケータコード 図 5.
表 2.
表 3.
物理 ディスク LED インジケータ 図 7. 物理 ディスク LED インジケータ 表 4.
2 コントローラモジュール RAID コントローラモジュール RAID コントローラモジュールは、高機能性、高度な仮想ディスク設定、 およびフォールトトレラントなデ ィスクサブシステム管理を提供します。 各 RAID コントローラモジュールには高可用性のための 4 GB のミ ラーキャッシュが含まれており、 バッテリ駆動のキャッシュオフロードメカニズムで保護されています。 メモ: 8 GB ミラーキャッシュは、 オプション機能です。 RAID コントローラモジュールは、 次のデータパスとエンクロージャ管理機能を提供します。 • エンクロージャの環境要素の監視と制御(温度、 ファン、電源装置、およびエンクロージャの LED) • 物理ディスクへのアクセス制御 • エンクロージャの属性と状態をホストサーバーおよび 管理ステーションに通信 MD3860i iSCSI RAID コントローラ モジュールの機能とイン ジケータ 図 8.
表 5. MD3860i iSCSI RAID コントローラモジュールの機能とインジケータ 項目 インジケータ、ボタン、ま アイコン たはコネクタ 説明 1 イーサネット管理ポート エンクロージャの帯域外管理に 100/1000 Mbps イーサ ネット接続を提供します。 2 予約済みイーサネットポ ート 予約済のポートです。 3 12 Gbps SAS 入力ポート (2) ホスト対コントローラの SAS 接続を提供します。 4 USB ポート 予約済のポートです。 5 ミニ USB ポート デルサポート専用です。 6 パスワードリセットスイ ッチ このスイッチを押すと、パスワードがリセットされま す。 メモ: 2015 年 9 月以降に出荷されたシステムでは、 パスワードリセット スイッチを使用することはで きません。 コントローラファームウェアのバージ ョン 08.20.09.
項目 インジケータ、ボタン、ま アイコン たはコネクタ 説明 メモ: 2015 年 9 月以降に出荷されたシステムでは、 パスワードリセット スイッチを使用することはで きません。 コントローラファームウェアのバージ ョン 08.20.09.60 以降では パスワードリセットス イッチ機能が無効になっています。 14 バッテリ障害インジケー タ バッテリ障害インジケータは、バッテリバックアップユ ニットまたはバッテリに障害が発生した場合に橙色に 点灯します。 拡張コントローラモジュール 拡張コントローラモジュールを使用して、ストレージ容量を最大 120 台(プレミアム機能では 180 台)のデ ィスクに拡張できます。これは、お使いのストレージエンクロージャを最大 2 台の MD3060e 拡張エンクロ ージャにデイジーチェーン接続することで行います。 メモ: MD3060e 拡張エンクロージャのホットプラグはサポートされていません。 MD3060e 拡張 モジュール機能とインジケータ 図 9. MD3060e 拡張 モジュール機能とインジケータ 表 6.
項目 インジケータ、ボタン、ま アイコン たはコネクタ 説明 6 診断 LED 数値ディスプレイは、2 つの 7 セグメント LED で構成され、 エンクロージャの識別と診断に関する情報を提供します。 7 コントローラ電源インジ ケータ コントローラ電源インジケータは、 コントローラの電源が オンのときに緑色に点灯します。 8 サービスアクション必須 インジケータ (システム) サービスアクション必須 インジケータは、システムのコン ポーネントの 1 つに障害が発生したときに橙色に 点灯しま す。 9 サービスアクション許可 インジケータ 注意: 拡張モジュールを システムから取り外す場合 は、サービスアクション許可インジケータが 青色に点 灯している場合にのみ行ってください。サービスアク ション許可インジケータがオフの状態で拡張モジュー ルを取り外すと、 システムを損傷する可能性がありま す。 青色 拡張モジュールをシステムから安 全に取り外しできることを 示しま す。 オフ 拡張モジュールをシステムから安 全に取り外しできないことを 示し ます。 RAID コントローラ
表 7. シャットダウンしきい値 タイプ しきい値温度超過 イベント説明 公称障害しきい値 重大イベントが設定済み 最大障害しきい値 3 分以内にシステム電源装置のシャットダウンが 発 生 シャットダウンしきい値 5 秒以内にシステム電源装置のシャットダウンが 発 生 システムパスワードの リセット パスワードをリセットするには、パスワードリセットスイッチを 5 秒間以上押し下げたままにします。 パス ワードが削除されます。MD Storage Manager を使用してパスワードを 変更できます。 パスワード設定の詳細については、 dell.
3 システムコンポーネントの取り付けと取り 外し 推奨する工具 本項の手順を実行するには、以下のものが必要です。 • #2 プラスドライバ • T8 および T15 のトルクスドライバ • アースされた静電気防止用リストバンド 前面ベゼルの取り外しと取り付け 前面ベゼルの取り付け ディスクドロワーが不慮に外れてしまうことを防ぐため、システムに前面ベゼルを取り付けてディスクドロ ワーを固定する必要があります。 1. ベゼルの背面にあるスロットを、シャーシの前面にあるガイドドピンに合わせます。 2. ベゼルが正しく装着され、ラッチが所定の位置にカチッとはまり込むまで、ベゼルをシャーシ内に押入 れます。 図 10. 前面ベゼルの取り外しと取り付け 1. 20 リリースラッチ(2) 2.
3. ガイドピン(4) 前面ベゼルの取り外し ディスクドロワーにアクセスするには、前面ベゼルを取り外す必要があります。前面ベゼルは、システムへ の物理ディスクの取り付けと取り外しを可能にします。 1. 前面ベゼル側面の一方にあるリリースラッチを押します。 2.
3. 物理ディスクコネクタ(12) 5. 物理ディスクドロワーリリースタブ(2) 4. SAS ケーブル接続(2) 物理ディスクドロワーを開く 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 前面ベゼルを取り外します。 2. リリースラッチをつかみ、物理ディスクのドロワーがスロットから解放されるまで、システムから離れ る方向に回転させます。 3. 物理ディスクのドロワーを持ち、シャーシから引き出します。 図 12. ディスクドロワーの開閉 1. 22 物理ディスクドロワー 2.
物理ディスクドロワーを閉じる 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクドロワーを持ち、正しく装着されるまでシャーシ内へ押し込みます。 2. リリースラッチを持ち、ラッチが所定の位置にロックされるまで、システムに向かって回転させます。 3.
図 13. 物理ディスクドロワーの取り外しと取り付け 1. 物理ディスクドロワー 2. リリースタブ 物理ディスクドロワーの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクドロワーをシャーシのスロットに合わせます。 2. ドロワーが正しく装着され、リリースタブが所定の位置にカチッと収まるまで、物理ディスクドロワー をシャーシ内に挿入します。 3. 物理ディスクドロワー内に、物理ディスクを横方向に取り付けていきます。 メモ: 物理ディスクを取り外したときのメモをもとに、各物理ディスクが以前取り付けられていた のと同じ場所に物理ディスクを取り付けます。 4.
メモ: すべての SAS チェーンケーブルが、すべてのドロワーにしっかり接続されていることを確認 してください。 6. 前面ベゼルを取り付けます。 7. MD Strage Manager を使用して、新しい物理ディスクドロワーが認識されており、正しく動作している ことを確認します。 物理ディスク お使いのシステムは、 2 台の追加 MD3060e 拡張エンクロージャをデイジーチェーン接続することにより、 エンクロージャごとに最大 60 台の 2.5 インチまたは 3.5 インチ SAS およびニアライン SAS 物理ディスク、 および 2.
物理ディスクキャリアからの物理ディスクの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクキャリアのピンが物理ディスク片側の穴から外れるまで、物理ディスクキャリアの片側端 を押し出します。 2. 物理ディスクを持ち、物理ディスクを傾けながら物理ディスクキャリアから取り出します。 図 15. 2.5 インチ物理ディスクキャリアからの 2.5 インチ物理ディスクの取り出しと取り付け 26 1. 2.5 インチ物理ドライブケージ 2. ガイドピン(4) 3. リリースハンドル 4. 物理ディスク上の穴(4) 5. 2.5 インチ物理ディスクのキャリア 6. 2.
図 16. 3.5 インチ物理ディスクキャリアからの 3.5 インチ物理ディスクの取り出しと取り付け 1. 3.5 インチ物理ディスク 2. リリースハンドル 3. 物理ディスク上の穴(4) 4. 側面サイドガイドピン(4) 5. 3.5 インチ物理ディスクのキャリア 6. 底部ガイドピン(2) 物理ディスクキャリアへの物理ディスクの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクを物理ディスクキャリア内に斜めに挿入します。 2. 物理ディスクの一方の側面(該当する場合は底面)の穴を、物理ディスクキャリアの対応する側面のピ ンに合わせます。 3.
物理ディスクドロワーからの物理ディスクの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 前面ベゼルを取り外します。 2. 問題のある物理ディスクが取り付けられている物理ディスクドロワーを識別します。 3. その物理ディスクドロワーを開きます。 4.
7. リリースタブ(12) 物理ディスクドロワーへの物理ディスクの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. 物理ディスクキャリアハンドルを垂直になるよう上方向に回転させます。 2. 2 個の凸型ボタンを物理ディスクドロワーの切れ込みに合わせ、物理ディスクを物理ディスクドロワー 内に下ろします。 メモ: 物理ディスクは、左から右、前面から背面の順番に取り付けるようにします。 3. 物理ディスクが正しくコネクタに装着され、物理ディスクキャリアハンドルが所定の場所にカチッとは め込まれるまで、物理ディスクキャリアハンドルを下方向に回転させます。 4.
3. SAS チェーンケーブル(物理ディスクドロワーご とに 2 本) SAS チェーンケーブルの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1.
図 19. SAS チェーンケーブルの取り外しと取り付け 1. 左の冷却ファンモジュールベイ 2. 右の冷却ファンモジュールベイ 3. ミッドプレーン上の SAS ケーブルコネクタ (物理ディスクドロワーごとに 2 個) 4. ミッドプレーンへの SAS ケーブルコネク タ(垂直向き) 5. SAS チェーンケーブル(物理ディスクドロ ワーごとに 2 本) 6. リリースタブ(水平向き) 7. 物理ディスクドロワーへの SAS ケーブルコ ネクタ(水平向き) 8.
注意: SAS ケーブルチェーンのホットスワップを行う場合は、ストレージエンクロージャの過熱を 避けるため、一方で行う手順を 10 分以内に完了するようにしてください。 2. 新しい物理ディスクドロワーの SAS チェーンケーブルを確認します。 3. チェーンケーブルマウントブラケット(水平向き)を物理ディスクドロワーに接続します。 4. チェーンケーブルマウントブラケット(垂直向き)をミッドプレーンに接続します。 5. 冷却ファンモジュールを取り付けます。 6.
図 20. RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュールの取り外しと取り付け 1. RAID コントローラモジュールまたは拡張 モジュール 3. リリースタブ 2. リリースレバー RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュールの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. RAID コントローラモジュールまたは拡張モジュールが所定の位置に装着されるまで、ベイに挿入しま す。 2. カチッと所定の位置に収まるまで、リリースレバーをシャーシの方向に押します。 3.
RAID コントローラモジュールを開く 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. シャーシから RAID コントローラモジュールを取り外します。 2. RAID コントローラモジュールの側面からネジを取り外します。 3. くぼみ部分を押しながら、カバーを矢印方向にスライドさせ、RAID コントローラモジュールから持ち上 げて外します。 図 21. RAID コントローラモジュールの開閉 1. ネジ(2) 3. RAID コントローラモジュール 2.
RAID コントローラ モジュールバックアップバッテリユニッ ト バッテリバックアップユニットは、停電発生時の場合に RAID コントローラに バックアップ電源を供給しま す。これは、コントローラキャッシュ内に保存された 内容の永続的ストレージへの移動を促進するため、最 低でも 30 分間の電源 バックアップを保証します。 RAID コントローラモジュールバックアップバッテリユニットの 取り外し 停電発生時におけるバックアップ電源の可用性を確実にするため、 障害の発生したバッテリバックアップユ ニットは直ちに交換する必要が あります。 CAUTION: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアル で許可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指 示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められて いない修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの 「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1.
RAID コントローラ モジュールバックアップバッテリユニットの取り付け コントローラのキャッシュメモリ内のデータのセキュリティを確保するため、 RAID コントローラバッテリ バックアップユニットは直ちに交換する 必要があります。 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. バックアップバッテリユニットを RAID コントローラモジュールの スロットに合わせます。 2. バックアップバッテリユニットを RAID コントローラモジュールのコネクタに向かって スライドさせま す。 3. バックアップバッテリユニットを RAID コントローラモジュールに固定している ネジを締めます。 4.
メモ: 電源装置モジュールに障害が発生すると、サービスアクション必須 インジケータが橙色に点 灯します。 2. 電源と取り外す予定の電源装置モジュールから電源ケーブルを外し、ケーブルをケーブル固定ストラッ プから外します。 3. 電源装置モジュールがスロットから解放されるまで、2 つのリリースレバーを引いて、シャーシから離 れる方向に回転させます。 4. 電源装置モジュールを持ち、スライドさせてシャーシから取り出します。 図 23. 電源装置モジュールの取り外しと取り付け 1. 電源装置 2.
注意: 電源ケーブルを接続するときは、ケーブルをケーブル固定ストラップで固定してください。 メモ: 新しい電源装置モジュールを取り付けたり、ホットスワップを行う際は、システムが電源装 置モジュールを認識し、そのステータスを判断するまで数秒待ちます。電源装置のステータスイン ジケータが緑色に変わり、電源装置が正常に動作していることを示します。 冷却ファンモジュール お使いのシステムはホットスワップ可能な冷却ファンモジュール 2 台をサポートします。 冷却ファンモジュールの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 注意: 冷却ファンはホットスワップ対応です。システムの電源が入っている間にも適切な冷却を維持す
図 24. 冷却ファンモジュールの取り外しと取り付け 1. 冷却ファンモジュールのリリースラッチ 3. 冷却ファンモジュール 2. 冷却ファンモジュールハンドル 冷却ファンモジュールの取り付け 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. シャーシ背面のスロットに冷却ファンモジュールを合わせます。 2. 冷却ファンモジュールが適切に装着されるまで、スロット内に挿入します。 3.
4 システムのトラブルシューティング 作業にあたっての注意 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 ストレージアレイ起動エラーのトラブルシューティング メモ: RAID コントローラを交換する必要がある場合は常に、アレイに電源が入っているときに交換用コ ントローラをホットプラグします。すべての新規ハードドライブはアレイにホットプラグする必要が あります。別の(外部)アレイからのドライブまたは RAID コントローラは使用しないでください。 お使いのシステムが起動時にフリーズする場合、次の状況を確認します。 • アレイが一連のビープ音を発する。 • アレイの障害 LED が点灯する。 • ハードディスクド
電源装置モジュールのトラブルシューティング 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 注意: データの損失を防ぐため、ホストサーバーの電源を切ってからアレイの電源を切ることをお勧め します。 1.
拡張エンクロージャ管理モジュールのトラブルシューティン グ 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 注意: データの損失を防ぐため、ホストサーバの電源を切ってからエンクロージャアレイの電源を切る ことをお勧めします。 EMM ステータス LED が橙色に点滅(シーケンスごとに 5 回ずつ)している場合は、両方の EMM で、ファ ームウェアをサポートされている最新のファームウェアにアップデートしてください。EMM ファームウェ アのアップデートの詳細については、dell.
物理ディスクのトラブルシューティング 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. ストレージアレイのプロファイルをチェックして、最新のファームウェアがインストールされているこ とを確認してください。詳細については、dell.com/support/manuals で『Support Matrix』(サポート マトリックス)を参照してください。 2. 物理ディスクをシステムから取り外します。 メモ: システムから障害のある物理ディスクを取り外す前に、物理ディスクインジケータを確認す る必要があります。 3. 物理ディスクおよびミッドプレーンをチェックし、コネクタに損傷がないことを確認します。 4.
濡れたストレージアレイのトラブルシューティング 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許 可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示に よってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていな い修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全 にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。 1. アレイの電源を切り、すべてのケーブルを取り外します。 2. アレイから以下のコンポーネントを取り外します。 • 物理ディスク • RAID コントローラモジュール • 電源装置モジュール • 冷却ファンモジュール 3. システムを完全に乾燥させます(少なくとも 24 時間)。 4. 手順 2 で取り外したコンポーネントを取り付けます。 5.
重大な状態 RAID コントローラモジュールが、アレイの即時的な障害および / またはデータの損失の原因となり得る致命 的な障害を検出すると、ストレージアレイは重大なイベントを生成します。次のいずれかが発生した場合、 ストレージアレイは重大状態となります。 • • • • • 複数のファンの故障 ミッドプレーン温度センサのいずれかが重大範囲内 ミッドプレーン / 電源装置モジュールの障害 2 つ以上の温度センサが読み取り不可 ピアポートの検出失敗、またはピアポートと通信不可 メモ: 両方の RAID コントローラモジュールが同時に故障すると、エンクロージャはどのエンクロージ ャコンポーネントに関しても、重大、または重大でないイベント警告のいずれも発行できなくなりま す。 重大でない状態 重大でない状態とは、即時的な故障の原因とはならないイベントまたはステータスですが、ストレージアレ イの信頼性を継続するために修正する必要があります。重要でないイベントの例には、次が含まれます。 • • • • • 電源装置モジュールの 1 台が故障 冷却ファンモジュールの 1 台が故障 冗長設定内の RAID コントロー
場合は、そのピア RAID コントローラモジュールにフェイルオーバーし、それによってダーティーキャッシ ュのフラッシュが開始されます。 46
5 技術仕様 表 8. 物理ディスク 物理ディスク 最大 60 台の 3.5 インチ または 2.5 インチの SAS、ま たはニアライン SAS 物理ディスク、または 2.5 インチ の SAS SSD 表 9. RAID コントローラモジュール RAID コントローラモジュール 2 台のホットスワップ可能なモジュール (温度セン サー付き) コントローラ ごとに 4 GB または 8 GB のキャッシ ュ Dell PowerVault MD3860i ストレージアレイ ホスト対コントローラの 10 Gbps iSCSI 接続 およ び 2 つの 12 Gbps SAS 接続を提供 表 10.
メモ: 同じホストへの SAS と iSCSI 接続は サポ ートされていません。 メモ: 同じホスト への SAS と 接続は サポート されていません。 2 つの SAS 出力 ポートのうち、最初のポートを追加 PowerVault MD3060e 拡張エンクロージャへの拡 張 用に使用することが推奨されています。サポー トされる拡張ポートは、 常時 1 つのみです。 メモ: SAS コネクタは SFF-8644 に 準拠してい ます。 シリアルコネクタ(デバッグ ポート) 6 ピンミニシリアル ポート 1 個 メモ: テクニカル サポート専用です。 管理イーサネットコネクタ エンクロージャの帯域外管理用に 100/1000 Mbps イーサネット 接続 1 つ。2 個目の イーサネットポ ートは予約済みです。 iSCSI コネクタ ホスト接続 用 10 Gbps iSCSI IN コネクタ 2 個 メモ: FC ポートへの直接 接続はサポートされ ていません。ホスト接続は FC スイッチを使用 する 必要があります。 表 12.
表 13. 環境 メモ: 特定のシステム構成での その他の環境条件の詳細については、 dell.com/ environmental_datasheets を参照してください。 温度 動作時 連続使用:10~35 °C (50~95 °F) (相対湿度 20~80 パ ーセント、最大露点 26 °C の場合)。 高度 900 m (2952.75 フィート)超での最大許容 乾球温度低下 1 °C/300 m(1 °F/550 フィート)。 メモ: サポートされている 拡張動作温度範囲と設定 については、dell.com/support/manuals で 『Owner's Manual』 (オーナーズマニュアル)を参照 してください。 保管時 1 時間当たり最大 20 °C の温度変化で -40~65 °C (-40 ~149 °F) 相対湿度 動作時 1 時間当たり最大 10 パーセント の湿度変化で 20~80 パーセント(結露しないこと) 保管時 最大湿球温度 38 °C (100.4 °F)で 5~95 パーセント 最大振動 動作時 動作方向で 0.
6 困ったときは システムサービスタグの位置 お使いのシステムは一意のエクスプレスサービスコードおよびサービスタグ番号によって識別されます。エ クスプレスサービスコードおよびサービスタグは、物理 DR Series システム前面で情報タグを引き出して確 認します。これは、GUI のサポートタブでも確認できます。この情報は、サポートの問い合わせ電話をデル が適切な担当者に転送するために使用されます。 デルへのお問い合わせ デルでは、オンラインおよび電話によるサポートとサービスオプションをいくつかご用意しています。アク ティブなインターネット接続がない場合は、 ご購入時の納品書、出荷伝票、請求書、またはデル製品カタロ グで連絡先をご確認いただけます。これらのサービスは国および製品によって異なり、お住まいの地域では 一部のサービスがご利用いただけない場合があります。販売、テクニカルサポート、またはカスタマーサー ビスの問題に関するデルへのお問い合わせは、 1. Dell.com/support にアクセスしてください。 2. お住まいの国を、ページ右下隅のドロップダウンメニューから選択します。 3.